JP2546912B2 - 交流増幅器 - Google Patents

交流増幅器

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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、例えば光結合回路における受光回路の交流
成分信号の増幅用に用いられる交流増幅器に関するもの
である。
<従来の技術> この種の従来の一般的な交流増幅器は、第3図に示す
ような構成になっている。即ち、例えば直流成分に交流
成分が重畳した光信号をフォトダイオードFDにより受光
して光電変化し、この光電変換した電流信号を負荷抵抗
R1により電圧に変換した後に、コンデンサC1と抵抗R2か
らなる微分回路DCにより直流成分を分離して交流成分の
みを抽出し、出力電圧V0として出力するようになってい
る。尚、直流駆動電源Vccと接地端との間に接続された
2個のトランジスタQ1,Q2および抵抗R3,R4は、フォトダ
イオードFDにバイアスをかけ且つ該ダイオードFDに流れ
る光電流を増幅するよう機能する。
<発明が解決しようとする課題> ところで、前述の交流増幅器において、感度を上げる
場合の手段としては、負荷抵抗R1の抵抗値を大きくする
ことが一般に行われる。然し乍ら、負荷抵抗R1における
電圧変動範囲(電圧振幅)は、この増幅器自体の出力電
圧V0の変動範囲に限られるため、負荷抵抗R1の抵抗値を
大きくした場合には、フォトダイオードFDつまり負荷抵
抗R1に流れる入力光電流のダイナミックレンジが小さく
なる不都合が生じる。例えば、負荷抵抗R1に流し得る最
大の光電流IMAXは、負荷抵抗R1の抵抗値を500kΩ、NPN
トランジスタQ1,Q2の順方向電圧VBEを0.7V、直流駆動電
源Vccの直流電圧を5Vとすると、 IMAX=(5−2×0.7)/5000=7.2μA と極めて小さくなる。
また、前記交流増幅器をモノリシック集積回路化する
場合において、光信号の入力可能な交流成分周波数を微
分回路DCのカットオフ周波数fcを低く設定しようとする
と、微分回路DCのコンデンサC1の容量を大きく、従って
該コンデンサC1の形状を大きくするしかなく、小型化で
きない問題がある。例えば、微分回路DCのカットオフ周
波数fcを160kHzに設定する場合に必要なコンデンサC1の
容量cは、微分回路DCの抵抗R2の抵抗値を10kΩとする
と、 160000=1/2π×c×10000からc=100pF と比較的大きくなる。
本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされた
ものであり、高感度とした場合にも入力光電流のダイナ
ミックレンジを大きく保ち、モノリシック集積回路化に
際し小型化できるような交流増幅器を提供することを技
術的課題とするものである。
<課題を解決するための手段> 上記の技術的課題を解決するために、本発明の交流増
幅器は、交流成分と直流成分が混在した光信号を光電変
換した後に、この電気信号から交流成分のみを抽出して
増幅する交流増幅器において、光信号を受光して電気信
号に変換する2個の光電変換素子と、それぞれの光電変
換素子に接続されたトランジスタおよびこれらのトラン
ジスタのうち一方のトランジスタのベースとコレクタの
間に接続されたコンデンサにより、上記電気信号から交
流成分のみを抽出する積分機能を備えたカレントミラー
回路と、このカレントミラー回路の出力電流を電圧に変
換する電圧変換回路とを具備してなることによって特徴
付けられている。
また、この交流増幅器において、上記の光電変換素子
および電圧変換回路を備えるとともに、光電変換素子の
後段に、その光電変換素子に接続され、互いに等しい電
流を出力する同一特性の2個のカレントミラー回路と、
これらのカレントミラー回路からの出力電流がそれぞれ
導入される2個のトランジスタおよびこれらのトランジ
スタのうち一方のトランジスタのベースとコレクタの間
に接続されたコンデンサを備えたカレントミラー回路と
を具備した構成としてもよい。
<作用> 電圧変換回路つまり光電変換素子に流し得る最大の光
電流は、従来の交流増幅器とは異なり電圧変換回路の例
えば抵抗値とは無関係となってカレントミラー回路に流
し得る最大の電流値によって決定する。このカレントミ
ラー回路は、原理的にはトランジスタのベース電流がベ
ース抵抗に流れることによる該トランジスタのコレクタ
電位の上昇が直流駆動電源の直流電圧近くに達するまで
動作可能であるが、実用レベルから考慮して低く設定し
たとしても、光電流の最大値は、従来に比し格段に大き
くなるので、例えば電圧変換回路の抵抗値を大きくして
高感度に設定しても、入力光電流のダイナミックレンジ
を格段に大きく保つことができる。
また、前記実施例増幅器をモノリシック集積回路化す
るに際してカットオフ周波数fcを低く設定した場合、積
分効果をもたせるためにカレントミラー回路に設けられ
たコンデンサC2の容量は、ミラー効果によってトランジ
スタの電流増幅率倍されるので、このカレントミラー回
路のカットオフ周波数を低く設定しても、コンデンサC2
の容量を大きくする必要がなく、大幅に小型化できる。
<実施例> 以下、本発明の好ましい実施例について図面を参照し
ながら詳細に説明する。
本発明の一実施例を示した第1図において、第3図と
実質的に同機能のものには同一の符号を付してその説明
を簡略化し、本発明の要旨の理解を容易にする。そし
て、第3図と相違する点は、光電流から交流成分のみを
抽出する手段として、第3図の微分回路DCに代えて、一
方のトランジスタQ4のエミッタとベースとの間にコンデ
ンサC2を接続して積分機能を備えたカレントミラー回路
ICM1を設け、このカレントミラー回路ICM1を設けたこと
に伴って同一特性の2個のフォトトランジスタFD1,FD2
を当該カレントミラー回路ICM1に接続したのみである。
尚、カレントミラー回路ICM1は、トランジスタQ3,Q4お
よび抵抗R5,R6による衆知の回路構成に対し、一方のト
ランジスタQ4のコレクタとベースとの間にコンデンサC2
を接続してなる。
次に、前記実施例の動作について説明する。光信号を
受けて両フォトトランジスタFD1,FD2にそれぞれ発生す
る光電流I1,I2は、これらが共にカレントミラー回路IC
M1に接続されていることにより等しく、この光電流I1
I2の各々の直流成分をIDCとし、交流成分をIACとする
と、I1(I2)=IDC+IACとなる。一方の光電流I1はその
ままトランジスタQ3に流れるが、トランジスタQ4のコレ
クタとベース間に接続されたコンデンサC2が積分動作を
行うために、トランジスタQ4には他方の光電流I2の直流
成分IDCのみが流れる。いま、トランジスタQ4に流れる
電流をI3とすると、I3=IDCとなり、負荷抵抗R1に流れ
る電流I4は、I2=I3+I4を変形すると、I4=I2−I3
(IDC+IAC)−IDC=IACとなる。即ち、負荷抵抗R1に
は、光電流I1と同一の光電流I2の交流成分IACのみが流
れ、この負荷抵抗R1の抵抗値をr1とすると、出力電圧V0
は、V0=r1×IACとなり、交流成分のみが抽出される。
ところで、前記実施例について、負荷抵抗R1に流し得
る最大の光電流I1,I2は、負荷抵抗R1の抵抗値に拘わら
ずカレントミラー回路ICM1に流し得る最大の電流値によ
って決定する。このカレントミラー回路ICM1は、原理的
にはトランジスタQ3のベース電流が抵抗R5に流れること
による該トランジスタQ3のコレクタ電位の上昇が直流駆
動電源Vccの直流電圧近くに達するまで動作可能である
が、実用レベルから考慮して、抵抗R5の両端電圧を最大
0.1V程度まで上昇させると仮定した場合、光電流I1,I2
の最大値IMAXは、抵抗R5の抵抗値を10kΩとし、トラン
ジスタQ3の電流増幅率を100とすると、IMAX=(0.1Ω×
10kΩ)×100=1mAとなり、第3図で述べた最大の光電
流である7.2μAに対し約140倍となり、高感度とした場
合にも入力光電流のダイナミックレンジを格段に大きく
保つことができる。
また、前記実施例増幅器をモノリシック集積回路化す
るに際してカットオフ周波数fcを第3図で述べた160kHz
に設定した時のコンデンサC2の容量について説明する
と、該コンデンサC2の容量cは、ミラー効果によってト
ランジスタQ4の電流増幅率倍されるので、このカレント
ミラー回路ICM1のカットオフ周波数fcを前述の通り160k
Ωとし、抵抗R6の抵抗値を10KΩとし、トランジスタQ4
の電流増幅率を100とすると、fc=1/(2π×c×100×
10kΩ)の式から、c=1pFとなり、第3図において述べ
た100pFに対し1/100となり、コンデンサC2を大幅に小型
化できる。
第2図は本発明の他の実施例を示し、コンデンサC3を
付設して積分機能を備えたカレントミラー回路ICM2を、
PNP形トランジスタQ5,Q6で構成し、フォトダイオードFD
を1個で構成したものである。カレントミラー回路ICM2
の抵抗R7,R8およびコンデンサC3は、第1図の抵抗R5,R6
およびコンデンサC2と同等のものである。このカレント
ミラー回路ICM2の各PNP形トランジスタQ5,Q6にそれぞれ
同一の電流を流すために、トランジスタQ7〜Q10を用い
て構成した同一特性のカレントミラー回路CM1,CM2を設
け、この各カレントミラー回路CM1,CM2を駆動するため
のダイオードDと、フォトダイオードFDの光電流を増幅
するためのアンプAを設けている。この構成の実施例で
は先に示した第1図に対応する実施例と同様の効果を得
ることができる。さらに、この実施例は先の実施例と比
較して、カレントミラー回路CM1,CM2が追加された構成
であるものの、光電変換素子が1個少ない構成であり、
光電変換素子のほうが大きなスペースをとることを考慮
すれば、小型化にさらに寄与することができる。
<発明の効果> 以上のように本発明の交流増幅器によると、交流成分
の抽出手段として、積分機能を備えたカレントミラー回
路を設けたので、高感度とした場合にも入力光電流のダ
イナミックレンジを格段に大きくすることができる。
また、モノリシック集積回路化する場合においてカッ
トオフ周波数を低く設定しても、コンデンサとして容量
の小さいものを使用できるので、大幅な小型化を達成す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の電気回路図、 第2図は本発明の他の実施例の電気回路図、 第3図は従来の交流増幅器の電気回路図である。 FD,FD1,FD2…フォトダイオード(光電変換素子) ICM1,ICM2…カレントミラー回路 R1…負荷抵抗(電圧変換回路) I1,I2…光電流 IDC…直流成分 IAC…交流成分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04B 10/28

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】交流成分と直流成分が混在した光信号を光
    電変換した後に、この電気信号から交流成分のみを抽出
    して増幅する交流増幅器において、光信号を受光して電
    気信号に変換する2個の光電変換素子と、それぞれの光
    電変換素子に接続されたトランジスタおよびこれらのト
    ランジスタのうち一方のトランジスタのベースとコレク
    タの間に接続されたコンデンサにより、上記電気信号か
    ら交流成分のみを抽出する積分機能を備えたカレントミ
    ラー回路と、このカレントミラー回路の出力電流を電圧
    に変換する電圧変換回路とを具備してなることを特徴と
    する交流増幅器。
  2. 【請求項2】交流成分と直流成分が混在した光信号を光
    電変換した後に、この電気信号から交流成分のみを抽出
    して増幅する交流増幅器において、光信号を受光して電
    気信号に変換する光電変換素子と、その光電変換素子に
    接続され、互いに等しい電流を出力する同一特性の2個
    のカレントミラー回路と、これらのカレントミラー回路
    からの出力電流がそれぞれ導入される2個のトランジス
    タおよびこれらのトランジスタのうち一方のトランジス
    タのベースとコレクタの間に接続されたコンデンサを備
    えたカレントミラー回路と、このカレントミラー回路の
    出力電流を電圧に変換する電圧変換回路とを具備してな
    ることを特徴とする交流増幅器。
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