JP2546646Y2 - 射出成形機の型締装置 - Google Patents
射出成形機の型締装置Info
- Publication number
- JP2546646Y2 JP2546646Y2 JP7369792U JP7369792U JP2546646Y2 JP 2546646 Y2 JP2546646 Y2 JP 2546646Y2 JP 7369792 U JP7369792 U JP 7369792U JP 7369792 U JP7369792 U JP 7369792U JP 2546646 Y2 JP2546646 Y2 JP 2546646Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mold
- plate
- pressure
- fixed
- mold clamping
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、金型の開閉と圧締を行
う射出成形機の型締装置に関するものである。
う射出成形機の型締装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】射出成形機の型締装置は、固定金型を取
り付ける固定盤と、固定金型に対向する可動金型を取り
付けるとともに型開閉シリンダを介してタイバー上を固
定盤に対して移動可能な可動盤と、型合わせした両金型
に型締力を付与する型締シリンダを備え、金型の開閉と
圧締を行うようになっている。
り付ける固定盤と、固定金型に対向する可動金型を取り
付けるとともに型開閉シリンダを介してタイバー上を固
定盤に対して移動可能な可動盤と、型合わせした両金型
に型締力を付与する型締シリンダを備え、金型の開閉と
圧締を行うようになっている。
【0003】このような型締装置は、その機構上から直
圧式型締機構とトグル式型締機構に大別することができ
るが、射出成形機の軽量化や作動油の使用量を削減する
等の理由からそれらの型締機構に関して種々のものが提
案されている。
圧式型締機構とトグル式型締機構に大別することができ
るが、射出成形機の軽量化や作動油の使用量を削減する
等の理由からそれらの型締機構に関して種々のものが提
案されている。
【0004】例えば、可動金型を支持する可動盤を型開
閉シリンダで行い、可動盤を強圧して型締を行う型締シ
リンダを別個に設ける方式で、大きな型締力を発生する
型締シリンダ部分と、型を開閉させる型開閉装置とロッ
ク装置の3つの部分から概略構成されている直圧式型締
機構がある。
閉シリンダで行い、可動盤を強圧して型締を行う型締シ
リンダを別個に設ける方式で、大きな型締力を発生する
型締シリンダ部分と、型を開閉させる型開閉装置とロッ
ク装置の3つの部分から概略構成されている直圧式型締
機構がある。
【0005】この種の装置は、例えば特公平4−282
02号公報に開示されており、その従来例の構成を図5
および図6で示すことにする。
02号公報に開示されており、その従来例の構成を図5
および図6で示すことにする。
【0006】図5の装置は、固定盤3と可動盤6の他に
支持プレート30を備え、これらに支持されたタイバー
4を型締シリンダ31のピストンロッドとして使用する
構造で、ブーストシリンダ32を作動して可動盤6を固
定盤3に接近させ、その移動中に可動盤6はストップリ
ング33に衝合することによりタイバー4とともに移動
し、この移動中にロックナット34をタイバー4に噛み
合わせて可動盤6とタイバーの溝34とを係合させ、ブ
ーストシリンダ32のストローク終了時に型締シリンダ
31を作動させる構成となっている。
支持プレート30を備え、これらに支持されたタイバー
4を型締シリンダ31のピストンロッドとして使用する
構造で、ブーストシリンダ32を作動して可動盤6を固
定盤3に接近させ、その移動中に可動盤6はストップリ
ング33に衝合することによりタイバー4とともに移動
し、この移動中にロックナット34をタイバー4に噛み
合わせて可動盤6とタイバーの溝34とを係合させ、ブ
ーストシリンダ32のストローク終了時に型締シリンダ
31を作動させる構成となっている。
【0007】図6では、可動盤6に固定したタイバー4
を固定盤3に摺動可能に貫挿させ、固定盤側に型締シリ
ンダの進退ラム35をタイバー4と同軸配置しかつロッ
ク部材36を備えるロックプレート37をラム35と一
体に設け、タイバー4に並設した同調バー38に係止す
るカラー39が可動盤6の移動によりロックプレート3
7に係合し、さらにロックプレート37を押圧して金型
が密着閉合した状態でロック部材36をタイバー4に係
止させ、型締シリンダのラム35を作動させて型締力を
発生するようになっている。
を固定盤3に摺動可能に貫挿させ、固定盤側に型締シリ
ンダの進退ラム35をタイバー4と同軸配置しかつロッ
ク部材36を備えるロックプレート37をラム35と一
体に設け、タイバー4に並設した同調バー38に係止す
るカラー39が可動盤6の移動によりロックプレート3
7に係合し、さらにロックプレート37を押圧して金型
が密着閉合した状態でロック部材36をタイバー4に係
止させ、型締シリンダのラム35を作動させて型締力を
発生するようになっている。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】これらの装置では、複
数のタイバーが固定されずに移動するとともに、それら
複数のタイバーのそれぞれに対してロック部材を設け
る。また、型締力は固定盤および可動盤、すなわち台盤
の端部(四隅)から金型に直接作用する構造となってい
る。そのため、装置全体の保心および剛性と構造の簡素
化において必ずしも十分ではなかった。
数のタイバーが固定されずに移動するとともに、それら
複数のタイバーのそれぞれに対してロック部材を設け
る。また、型締力は固定盤および可動盤、すなわち台盤
の端部(四隅)から金型に直接作用する構造となってい
る。そのため、装置全体の保心および剛性と構造の簡素
化において必ずしも十分ではなかった。
【0009】このような事情に鑑みて、本考案は型締圧
が金型の中心部に作用して可動盤と固定盤との芯ずれを
防止するとともに型締機構を簡素化した射出成形機の型
締装置を提供することを目的としている。
が金型の中心部に作用して可動盤と固定盤との芯ずれを
防止するとともに型締機構を簡素化した射出成形機の型
締装置を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本考案は、 複数のタイバーの一端側を固定する固
定盤と、前記タイバーの他端側に連結したピストンが嵌
挿される増圧シリンダを備えるとともに前記固定盤に対
して進退可能に配置される増圧プレートと、前記固定盤
と増圧プレートの間に配置され前記タイバーに沿って摺
動可能な可動盤と、この可動盤を進退動させる型開閉シ
リンダとを備える射出成形機の型締装置であって、前記
可動盤に一端が固定され、前記増圧プレートを貫通して
型締装置の中心軸線上に延在するロックバーと、前記増
圧プレートに固定され、ロックバーの軸方向に形成した
ラック溝にかみ合う割りナットを径方向に移動自在にす
る割りナット締付け手段とを備えていることを特徴とし
ている。
め、本考案は、 複数のタイバーの一端側を固定する固
定盤と、前記タイバーの他端側に連結したピストンが嵌
挿される増圧シリンダを備えるとともに前記固定盤に対
して進退可能に配置される増圧プレートと、前記固定盤
と増圧プレートの間に配置され前記タイバーに沿って摺
動可能な可動盤と、この可動盤を進退動させる型開閉シ
リンダとを備える射出成形機の型締装置であって、前記
可動盤に一端が固定され、前記増圧プレートを貫通して
型締装置の中心軸線上に延在するロックバーと、前記増
圧プレートに固定され、ロックバーの軸方向に形成した
ラック溝にかみ合う割りナットを径方向に移動自在にす
る割りナット締付け手段とを備えていることを特徴とし
ている。
【0011】
【作用】このような構成から、増圧プレートに設けられ
る増圧シリンダには、タイバーの他端側に連結したピス
トンが嵌挿されており、タイバーピストンとして機能す
るタイバーは、固定盤と増圧プレート間に差し渡され
て、その一端側が固定盤に確実に固定される。そして、
型締シリンダとしての増圧シリンダは金型が取り付けら
れる固定盤および可動盤に配置されていないので、固定
盤に対する可動盤の移動がスムーズであり、しかも型締
力は増圧プレートからロックバーを介して可動盤の中心
部に伝わるために金型の型合わせに対して芯ずれを起こ
すような力が働かない。
る増圧シリンダには、タイバーの他端側に連結したピス
トンが嵌挿されており、タイバーピストンとして機能す
るタイバーは、固定盤と増圧プレート間に差し渡され
て、その一端側が固定盤に確実に固定される。そして、
型締シリンダとしての増圧シリンダは金型が取り付けら
れる固定盤および可動盤に配置されていないので、固定
盤に対する可動盤の移動がスムーズであり、しかも型締
力は増圧プレートからロックバーを介して可動盤の中心
部に伝わるために金型の型合わせに対して芯ずれを起こ
すような力が働かない。
【0012】さらに型締力を加える前のロックバーのロ
ックは一組の割りナットのみで行えるので、ロック装置
が簡単でかつ位置決めも安定する。
ックは一組の割りナットのみで行えるので、ロック装置
が簡単でかつ位置決めも安定する。
【0013】
【実施例】本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
図1および図2は、本考案における射出成形機の型締装
置1における開き位置と閉じ位置を示すものであり、そ
の構成機能上、金型を開閉させる型開閉装置と、型締力
を発生する型締シリンダ部と、ロック装置の3つの部分
から構成されている。
図1および図2は、本考案における射出成形機の型締装
置1における開き位置と閉じ位置を示すものであり、そ
の構成機能上、金型を開閉させる型開閉装置と、型締力
を発生する型締シリンダ部と、ロック装置の3つの部分
から構成されている。
【0014】型開閉装置は、射出成形機本体のベース2
上に立設する固定盤3と、この固定盤3の四隅に一端側
4aがタイバーナット5で固定される4本の平行配置さ
れたタイバー4と、この固定盤3に対面配置されタイバ
ー4に沿って摺動する可動盤6と、可動盤6の上部ブラ
ケット7にピストンロッド8の先端を連結しタイバー4
の他端側4bに配置された増圧プレート9にシリンダ本
体10が固定される型開閉シリンダ11とを備え、固定
盤3に固定金型12を、可動盤6に可動金型13を取り
付けて金型を開閉できるようになっている。
上に立設する固定盤3と、この固定盤3の四隅に一端側
4aがタイバーナット5で固定される4本の平行配置さ
れたタイバー4と、この固定盤3に対面配置されタイバ
ー4に沿って摺動する可動盤6と、可動盤6の上部ブラ
ケット7にピストンロッド8の先端を連結しタイバー4
の他端側4bに配置された増圧プレート9にシリンダ本
体10が固定される型開閉シリンダ11とを備え、固定
盤3に固定金型12を、可動盤6に可動金型13を取り
付けて金型を開閉できるようになっている。
【0015】型締シリンダ部は、可動盤6を中間にして
固定盤3と対向する位置に設けられ、各タイバー4の他
端側4bを摺接可能に支持する増圧プレート9と、この
増圧プレート9内の四隅に形成され、4本の各タイバー
の他端部4bに連結したピストン14を嵌挿する増圧シ
リンダ15からなる。
固定盤3と対向する位置に設けられ、各タイバー4の他
端側4bを摺接可能に支持する増圧プレート9と、この
増圧プレート9内の四隅に形成され、4本の各タイバー
の他端部4bに連結したピストン14を嵌挿する増圧シ
リンダ15からなる。
【0016】ロック装置は、可動盤6に一端が固定さ
れ、増圧プレート9を貫通して型締装置の中心軸線o上
に延在するロックバー16と、増圧プレートの貫通孔9
aの前側にロックバー16の外周を囲んで取り付けられ
た割りナット締付け手段17とを有している。
れ、増圧プレート9を貫通して型締装置の中心軸線o上
に延在するロックバー16と、増圧プレートの貫通孔9
aの前側にロックバー16の外周を囲んで取り付けられ
た割りナット締付け手段17とを有している。
【0017】そして、図3においてロック状態(軸線o
の上側部分)と開放状態(軸線oの下側部分)をともに
示す構成から明らかなように、ロックバー16の外周面
には軸方向に沿って等ピッチで円環状に形成された環状
歯18が設けられており、割りナット締付け手段17に
は、環状歯18にかみ合う一対の係合部19を有する割
りナット20と、これをロックバー16の径方向に移動
自在に案内するガイドフレーム21に取り付けた割りナ
ット開閉シリンダ22とを有している。なお、環状歯1
8と係合部19は軸方向における断面が鋸歯状に形成さ
れて係合する形式が多く用いられているが、同一の機能
を有する他の形式であってもよい。
の上側部分)と開放状態(軸線oの下側部分)をともに
示す構成から明らかなように、ロックバー16の外周面
には軸方向に沿って等ピッチで円環状に形成された環状
歯18が設けられており、割りナット締付け手段17に
は、環状歯18にかみ合う一対の係合部19を有する割
りナット20と、これをロックバー16の径方向に移動
自在に案内するガイドフレーム21に取り付けた割りナ
ット開閉シリンダ22とを有している。なお、環状歯1
8と係合部19は軸方向における断面が鋸歯状に形成さ
れて係合する形式が多く用いられているが、同一の機能
を有する他の形式であってもよい。
【0018】また、図4に示すように、ガイドフレーム
21の回りには複数のボルト孔23が設けられ、このフ
レーム21を締付けボルトで増圧プレート9に固定でき
るようになっている。割りナット開閉シリンダ22はフ
レーム21に対向して配置され、それぞれが別個に割り
ナット20を開閉するが、割りナット20が一体に連動
して開閉できるように構成してもよい。
21の回りには複数のボルト孔23が設けられ、このフ
レーム21を締付けボルトで増圧プレート9に固定でき
るようになっている。割りナット開閉シリンダ22はフ
レーム21に対向して配置され、それぞれが別個に割り
ナット20を開閉するが、割りナット20が一体に連動
して開閉できるように構成してもよい。
【0019】このように構成された型締装置に要求され
る基本的な機能は、金型を閉じることであり、さらに閉
じた金型を金型キャビティに射出される樹脂圧により金
型が開かないように金型を圧締することである。そして
成形が完了した後、成形品が金型に付着している力に打
ち勝って金型を開くことである。
る基本的な機能は、金型を閉じることであり、さらに閉
じた金型を金型キャビティに射出される樹脂圧により金
型が開かないように金型を圧締することである。そして
成形が完了した後、成形品が金型に付着している力に打
ち勝って金型を開くことである。
【0020】また、他の付随的機能として、射出成形機
の成形サイクルの短縮化の要求から金型の高速開閉動作
があり、金型保護のため型が閉じる寸前では低速にて型
を閉じ、また成形品保護のため金型が閉じた状態から開
くときには低速にて開くようになっている。
の成形サイクルの短縮化の要求から金型の高速開閉動作
があり、金型保護のため型が閉じる寸前では低速にて型
を閉じ、また成形品保護のため金型が閉じた状態から開
くときには低速にて開くようになっている。
【0021】要するに、可動盤は、高速型閉−低速型閉
−圧締め−低速型開−高速型開−低速型開の作動を繰り
返す。次に本考案の装置に対応させてこの型閉および型
締動作の手順を説明する。
−圧締め−低速型開−高速型開−低速型開の作動を繰り
返す。次に本考案の装置に対応させてこの型閉および型
締動作の手順を説明する。
【0022】図1のニュートラル時には、割りナット2
0は割りナット開閉シリンダ22により開状態になり、
ロックバー16は自由、増圧プレート9の増圧シリンダ
15はC側に圧油を作用させている。
0は割りナット開閉シリンダ22により開状態になり、
ロックバー16は自由、増圧プレート9の増圧シリンダ
15はC側に圧油を作用させている。
【0023】先ず、型閉時(高速、低速)には、割りナ
ット20は開き状態を保つ。そして型開閉シリンダ11
の油圧口Aに作動油が入ると、可動金型13を取り付け
た可動盤6が、固定金型12を取り付けた固定盤3に向
かって移動し、高速型閉と低速型閉のステップを進行さ
せて両金型の型合わせが完了する。
ット20は開き状態を保つ。そして型開閉シリンダ11
の油圧口Aに作動油が入ると、可動金型13を取り付け
た可動盤6が、固定金型12を取り付けた固定盤3に向
かって移動し、高速型閉と低速型閉のステップを進行さ
せて両金型の型合わせが完了する。
【0024】図2の増圧・型締時には、割りナット開閉
シリンダ22により、可動盤6とともに前進したロック
バー16の環状歯18に割りナット20を係合させてロ
ックバー16をロックし、増圧プレート9とロックバー
16とを一体化する。次に、増圧プレート9の増圧シリ
ンダ15の油圧口Dに圧油を作用させ、増圧プレート
9、割りナット20、ロックバー16を介して可動盤6
に力を伝え、型締力を発生する。
シリンダ22により、可動盤6とともに前進したロック
バー16の環状歯18に割りナット20を係合させてロ
ックバー16をロックし、増圧プレート9とロックバー
16とを一体化する。次に、増圧プレート9の増圧シリ
ンダ15の油圧口Dに圧油を作用させ、増圧プレート
9、割りナット20、ロックバー16を介して可動盤6
に力を伝え、型締力を発生する。
【0025】圧力抜き・型開き時には(図1,2参
照)、増圧プレート9の増圧シリンダ15の油圧口Dの
圧油を開放し、割りナット開閉シリンダ22により割り
ナット20を開き状態にする。そして、型開閉シリンダ
11の油圧口Bより圧油を作用させ、可動盤6を開くこ
とにより一連の型開閉動作の1サイクルが完了する。
照)、増圧プレート9の増圧シリンダ15の油圧口Dの
圧油を開放し、割りナット開閉シリンダ22により割り
ナット20を開き状態にする。そして、型開閉シリンダ
11の油圧口Bより圧油を作用させ、可動盤6を開くこ
とにより一連の型開閉動作の1サイクルが完了する。
【0026】
【考案の効果】以上説明したことから明らかなように、
本考案の型締装置は、その中心軸線上にロックバーを設
け、これを一組の割りナットでロックするので、ロック
構造を簡素化することができる。
本考案の型締装置は、その中心軸線上にロックバーを設
け、これを一組の割りナットでロックするので、ロック
構造を簡素化することができる。
【0027】また、可動盤を支持する各タイバーの一端
側は固定盤に固定されるので、金型の型合わせ後の心ず
れの恐れがない。しかも各タイバーの他端側に連結した
ピストンを嵌挿する増圧シリンダにより、型締力がロッ
クバーを介して可動盤の中心部に伝達されて型締圧が金
型の中心部に均等に作用するので、可動動盤に対する曲
げ強度を軽減でき、その結果、可動盤の板厚を薄くする
ことができる。
側は固定盤に固定されるので、金型の型合わせ後の心ず
れの恐れがない。しかも各タイバーの他端側に連結した
ピストンを嵌挿する増圧シリンダにより、型締力がロッ
クバーを介して可動盤の中心部に伝達されて型締圧が金
型の中心部に均等に作用するので、可動動盤に対する曲
げ強度を軽減でき、その結果、可動盤の板厚を薄くする
ことができる。
【0028】さらに、増圧シリンダの配置構成により、
省スペースを図ることができる。
省スペースを図ることができる。
【図1】本考案の射出成形機の型締装置の型開き位置を
示す概略構成図である。
示す概略構成図である。
【図2】図1の装置における型閉じ位置を示す本考案の
概略構成図である。
概略構成図である。
【図3】本考案に係る型締装置のロック装置部分をかみ
合い状態を示す一部拡大断面図である。
合い状態を示す一部拡大断面図である。
【図4】図3におけるロック装置の正面図である。
【図5】従来例の型締装置を示す概略構成図である。
【図6】他の従来例の型締装置を示す概略構成図であ
る。
る。
1 型締装置 3 固定盤 4 タイバー 6 可動盤 9 増圧プレート 11 型開閉シリンダ 15 増圧シリンダ 16 ロックバー 17 割りナット締付け手段 18 環状歯
Claims (1)
- 【請求項1】複数のタイバーの一端側を固定する固定盤
と、前記タイバーの他端側に連結したピストンが嵌挿さ
れる増圧シリンダを備えるとともに前記固定盤に対して
進退可能に配置される増圧プレートと、前記固定盤と増
圧プレートの間に配置され前記タイバーに沿って摺動可
能な可動盤と、この可動盤を進退動させる型開閉シリン
ダとを備える射出成形機の型締装置であって、 前記可動盤に一端が固定され、前記増圧プレートを貫通
して型締装置の中心軸線上に延在したロックバーと、前
記増圧プレートに固定され、ロックバーの軸方向に形成
する環状歯にかみ合う割りナットを径方向に移動自在に
する割りナット締付け手段とを備えていることを特徴と
する型締装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7369792U JP2546646Y2 (ja) | 1992-09-29 | 1992-09-29 | 射出成形機の型締装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7369792U JP2546646Y2 (ja) | 1992-09-29 | 1992-09-29 | 射出成形機の型締装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0629820U JPH0629820U (ja) | 1994-04-19 |
JP2546646Y2 true JP2546646Y2 (ja) | 1997-09-03 |
Family
ID=13525670
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7369792U Expired - Lifetime JP2546646Y2 (ja) | 1992-09-29 | 1992-09-29 | 射出成形機の型締装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2546646Y2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101506810B1 (ko) * | 2013-09-30 | 2015-03-27 | 와이케이케이 가부시끼가이샤 | 다이캐스트 머신의 형 체결 장치 |
JP6298024B2 (ja) * | 2015-08-27 | 2018-03-20 | 日精樹脂工業株式会社 | 型締装置 |
CN114889201A (zh) * | 2022-05-11 | 2022-08-12 | 太原理工大学 | 一种液压驱动锁模系统及其控制方法 |
CN118371687A (zh) * | 2024-06-27 | 2024-07-23 | 泰瑞机器股份有限公司 | 压铸机锁模装置 |
-
1992
- 1992-09-29 JP JP7369792U patent/JP2546646Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0629820U (ja) | 1994-04-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR100188562B1 (ko) | 국부가압식 사출성형기 | |
JPH0351207B2 (ja) | ||
US4106885A (en) | Hydraulic moulding presses | |
JP2546646Y2 (ja) | 射出成形機の型締装置 | |
JP3276883B2 (ja) | 射出成形機等の複合型締装置 | |
JP4089789B2 (ja) | 高速ロッキング式クランプ装置 | |
JP3423337B2 (ja) | 型締装置の型厚調整装置 | |
JP3299140B2 (ja) | 射出成形機等の複合型締装置 | |
JP4203872B2 (ja) | 射出成形機の型締装置 | |
JP2851321B2 (ja) | 射出成形金型 | |
JPH08117959A (ja) | ダイカストマシンの型締装置 | |
JP2675425B2 (ja) | 射出成形機の型締装置 | |
JPH06328518A (ja) | 金型におけるロック装置 | |
JPH08243717A (ja) | 成形装置の型締装置 | |
JPH08238557A (ja) | 成形装置の型締装置 | |
JPH0428202B2 (ja) | ||
JP3822755B2 (ja) | タイバー引き抜き方法及びトグル式型締装置 | |
JP2799733B2 (ja) | 射出成形機等の型締制御方法 | |
JP3023709U (ja) | 射出圧縮成形用型閉停止装置 | |
KR0178173B1 (ko) | 금형체결장치 | |
JP2004188728A (ja) | 型締装置 | |
JP2770655B2 (ja) | 射出成形用型締装置 | |
JPH08323767A (ja) | 型締装置 | |
JPH105970A (ja) | 射出成形装置の型締装置 | |
JPH0767697B2 (ja) | 型締装置 |