JP2546253B2 - 塗料用ノンワツクス型不飽和ポリエステル樹脂組成物 - Google Patents
塗料用ノンワツクス型不飽和ポリエステル樹脂組成物Info
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- JP2546253B2 JP2546253B2 JP62037725A JP3772587A JP2546253B2 JP 2546253 B2 JP2546253 B2 JP 2546253B2 JP 62037725 A JP62037725 A JP 62037725A JP 3772587 A JP3772587 A JP 3772587A JP 2546253 B2 JP2546253 B2 JP 2546253B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、特定の不飽和ポリエステル樹脂、スチレン
モノマー、特定の多官能（メタ）アクリル系化合物から
なる塗膜硬度、光沢の改良された塗料用ノンワックス型
不飽和ポリエステル樹脂組成物に関する。
モノマー、特定の多官能（メタ）アクリル系化合物から
なる塗膜硬度、光沢の改良された塗料用ノンワックス型
不飽和ポリエステル樹脂組成物に関する。
木工家具等の塗装に供されるノンワックス型空気硬化
性不飽和ポリエステル樹脂（以下これをNW型ポリエステ
ルと略記する）は、ワックス型（以下それをWAX型ポリ
エステルと略記する）に比べて、塗装作業性及び研削加
工性に優れるためシェアーを拡大してきた。
性不飽和ポリエステル樹脂（以下これをNW型ポリエステ
ルと略記する）は、ワックス型（以下それをWAX型ポリ
エステルと略記する）に比べて、塗装作業性及び研削加
工性に優れるためシェアーを拡大してきた。
しかしながら、このNW型ポリエステルは、塗膜の表面
硬度が低く、かつ、バフ研摩処理を施した場合も表面の
光沢が低く充分な鏡面仕上りが得られないという欠陥を
有している。
硬度が低く、かつ、バフ研摩処理を施した場合も表面の
光沢が低く充分な鏡面仕上りが得られないという欠陥を
有している。
本発明者らは、WAX型ポリエステルと同等あるいは、
それ以上の塗膜表面硬度を有し、かつバフ研摩により良
好な光沢が得られるNW型ポリエステルに関して鋭意研究
の結果本発明を完成するに至ったものである。
それ以上の塗膜表面硬度を有し、かつバフ研摩により良
好な光沢が得られるNW型ポリエステルに関して鋭意研究
の結果本発明を完成するに至ったものである。
すなわち、本発明は（Ａ）（Ｉ）式で示されるアリル
エーテル基か（II）式で示されるβ−PMAAの一方又は、
双方を含有し、かつ固形分中の不飽和基当量が100〜450
有する不飽和ポリエステル10〜45重量部（Ｂ）スチレン
モノマー15〜60重量部、（Ｃ）（III）式で示される多
官能（メタ）アクリル系化合物15〜75重量部からなる塗
料用ノンワックス型不飽和ポリエステル樹脂を提供する
ものである。
エーテル基か（II）式で示されるβ−PMAAの一方又は、
双方を含有し、かつ固形分中の不飽和基当量が100〜450
有する不飽和ポリエステル10〜45重量部（Ｂ）スチレン
モノマー15〜60重量部、（Ｃ）（III）式で示される多
官能（メタ）アクリル系化合物15〜75重量部からなる塗
料用ノンワックス型不飽和ポリエステル樹脂を提供する
ものである。
（Ｉ） アリルエーテル基 Ｏ−CH2−CH＝CH2 （II） β−PMAA単位 一般式（III） 本発明組成物をうるに際して、用いられる前記不飽和
ポリエステル（Ａ）とは、必須原料として（Ｉ）式で示
すアリルエーテル基を含有する化合物、あるいは（II）
式で示すβ−PMAA単位含有化合物のいずれか単独また
は、両者を含有する化合物又は混合物、不飽和多塩基酸
とアルコール成分とを用い必要に応じ、飽和多塩基酸と
の組み合わせにより得られるエステル化重合物を総称す
るものである。
ポリエステル（Ａ）とは、必須原料として（Ｉ）式で示
すアリルエーテル基を含有する化合物、あるいは（II）
式で示すβ−PMAA単位含有化合物のいずれか単独また
は、両者を含有する化合物又は混合物、不飽和多塩基酸
とアルコール成分とを用い必要に応じ、飽和多塩基酸と
の組み合わせにより得られるエステル化重合物を総称す
るものである。
このうち（Ｉ）式で示すアリルエーテル基含有化合物
としては、公知慣用のものがいずれも使用出来るが、そ
のうちでも代表的なものには、エチレングリコールモノ
アリルエーテル、ジエチレングリコールモノアリルエー
テル、トリエチレングリコールモノアリルエーテル、ポ
リエチレングリコールモノアリルエーテル、プロピレン
グリコールモノアリルエーテル、ジプロピレングリコー
ルモノアリルエーテル、トリプロピレングリコールモノ
アリルエーテル、ポリプロピレングリコールモノアリル
エーテル、1,2−ブチレングリコールモノアリルエーテ
ル、1,3−ブチレングリコールモノアリルエーテル、ヘ
キシレングリコールモノアリルエーテル、オクチレング
リコールモノアリルエーテル、トリメチロールプロパン
モノアリルエーテル、トリメチロールプロパンジアリル
エーテル、グリセリンモノアリルエーテル、グリセリン
ジアリルエーテル、ペンタエリスリトールモノアリルエ
ーテル、ペンタエリスリトールジアリルエーテルもしく
はペンタエリスリトールトリアリルエーテルなどの多価
アルコール類のアリルエーテル化合物；あるいはアリル
グリシジルエーテルなどの如きオキシラン環を有するア
リルエーテル化合物などがある。
としては、公知慣用のものがいずれも使用出来るが、そ
のうちでも代表的なものには、エチレングリコールモノ
アリルエーテル、ジエチレングリコールモノアリルエー
テル、トリエチレングリコールモノアリルエーテル、ポ
リエチレングリコールモノアリルエーテル、プロピレン
グリコールモノアリルエーテル、ジプロピレングリコー
ルモノアリルエーテル、トリプロピレングリコールモノ
アリルエーテル、ポリプロピレングリコールモノアリル
エーテル、1,2−ブチレングリコールモノアリルエーテ
ル、1,3−ブチレングリコールモノアリルエーテル、ヘ
キシレングリコールモノアリルエーテル、オクチレング
リコールモノアリルエーテル、トリメチロールプロパン
モノアリルエーテル、トリメチロールプロパンジアリル
エーテル、グリセリンモノアリルエーテル、グリセリン
ジアリルエーテル、ペンタエリスリトールモノアリルエ
ーテル、ペンタエリスリトールジアリルエーテルもしく
はペンタエリスリトールトリアリルエーテルなどの多価
アルコール類のアリルエーテル化合物；あるいはアリル
グリシジルエーテルなどの如きオキシラン環を有するア
リルエーテル化合物などがある。
また上記の式（II）で表わされるβ−PMAA単位とは、
下記する如き式（II′）および（II″）で表わされるシ
ス−３−メチル−４−シクロヘキセン−シス、シス−1,
2−ジカルボン酸（β−PMAと略記する）およびシス−３
−メチル−４−シクロヘキセン−シス、シス−1,2−ジ
カルボン酸無水物（β−PMAAと略記する）と指称するも
のであって、これらは、トランス−ピペリレンとマレイ
ン酸無水物との付加物、あるいは該付加物中の酸無水基
が開環したものである。
下記する如き式（II′）および（II″）で表わされるシ
ス−３−メチル−４−シクロヘキセン−シス、シス−1,
2−ジカルボン酸（β−PMAと略記する）およびシス−３
−メチル−４−シクロヘキセン−シス、シス−1,2−ジ
カルボン酸無水物（β−PMAAと略記する）と指称するも
のであって、これらは、トランス−ピペリレンとマレイ
ン酸無水物との付加物、あるいは該付加物中の酸無水基
が開環したものである。
当該不飽和ポリエステル（Ａ）のさらにもう一つの成
分として、エチレングリコール、ジエチレングリコー
ル、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコー
ル、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、
トリプロピレングリコール、ポリプロピレングリコー
ル、1,3−ブチレングリコール、2,3−ブチレングリコー
ル、1,4−ブチレングリコール、ネオペンチルグリコー
ル、ヘキシレングリコール、オクチレングリコール、ト
リメチロールプロパン、グリセリン、ペンタエリスリト
ール、ハイドロキノンのエチレンオキサイドもしくはプ
ロピレンオキサイド付加物、ビスフェノールＡのエチレ
ンオキサイドもしくはプロピレンオキサイド付加物、水
添ビスフェノールＡ、トリシクロデカンジメチロールな
どの公知慣用の多価アルコール類；メチルセロソルブ、
エチルセロソルブ、ブチルセロソルブ、メチルカルビト
ール、エチルカルビトール、ブチルカルビトール、ジデ
カノールなどの公知慣用の一価アルコール類；フタル
酸、無水フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、ジメ
チルテレフタル酸、モノクロルフタル酸、ジクロルフタ
ル酸、トリクロロフタル酸、ヘット酸、テトラブロムフ
タル酸、セバチン酸、コハク酸、アジピン酸、グルタル
酸、ピメリン酸、トリメリット酸、ピロメリット酸、安
息香酸などの公知慣用の飽和酸等を適宜用いることがで
きる。
分として、エチレングリコール、ジエチレングリコー
ル、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコー
ル、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、
トリプロピレングリコール、ポリプロピレングリコー
ル、1,3−ブチレングリコール、2,3−ブチレングリコー
ル、1,4−ブチレングリコール、ネオペンチルグリコー
ル、ヘキシレングリコール、オクチレングリコール、ト
リメチロールプロパン、グリセリン、ペンタエリスリト
ール、ハイドロキノンのエチレンオキサイドもしくはプ
ロピレンオキサイド付加物、ビスフェノールＡのエチレ
ンオキサイドもしくはプロピレンオキサイド付加物、水
添ビスフェノールＡ、トリシクロデカンジメチロールな
どの公知慣用の多価アルコール類；メチルセロソルブ、
エチルセロソルブ、ブチルセロソルブ、メチルカルビト
ール、エチルカルビトール、ブチルカルビトール、ジデ
カノールなどの公知慣用の一価アルコール類；フタル
酸、無水フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、ジメ
チルテレフタル酸、モノクロルフタル酸、ジクロルフタ
ル酸、トリクロロフタル酸、ヘット酸、テトラブロムフ
タル酸、セバチン酸、コハク酸、アジピン酸、グルタル
酸、ピメリン酸、トリメリット酸、ピロメリット酸、安
息香酸などの公知慣用の飽和酸等を適宜用いることがで
きる。
当該不飽和ポリエステル（Ａ）のもう一つの成分であ
る不飽和酸又はその無水物としては、マレイン酸、無水
マレイン酸、フマール酸、イタコン酸、シトラコン酸、
メサコン酸などの如き公知慣用のα，β−不飽和多塩基
酸またはそれらの無水物の中から選ばれるものであり、
これら不飽和酸の含有量の高いものが好ましく、不飽和
基当量が100〜450の範囲で、より好ましくは200〜325の
範囲が良く、（Ａ）が組成物中に10〜45重量部使用され
る。
る不飽和酸又はその無水物としては、マレイン酸、無水
マレイン酸、フマール酸、イタコン酸、シトラコン酸、
メサコン酸などの如き公知慣用のα，β−不飽和多塩基
酸またはそれらの無水物の中から選ばれるものであり、
これら不飽和酸の含有量の高いものが好ましく、不飽和
基当量が100〜450の範囲で、より好ましくは200〜325の
範囲が良く、（Ａ）が組成物中に10〜45重量部使用され
る。
不飽和基当量100より小さいものは合成不可能で、450
より大なるものは塗膜が高硬度とならず、又（Ａ）の使
用量が10重量部より少ないと硬化性が悪く、45重量部よ
り多いと塗膜の硬度が高くなり難い。
より大なるものは塗膜が高硬度とならず、又（Ａ）の使
用量が10重量部より少ないと硬化性が悪く、45重量部よ
り多いと塗膜の硬度が高くなり難い。
本発明で用いられるスチレンモノマー（Ｂ）は、樹脂
組成物の塗装作業性、即ち低粘度化及び揺変性付与の
点、硬化性即ち高硬度化できる点で重要であり、15〜60
重量部、好ましくは20〜60重量部使用される。使用量が
15重量部より少ないと硬化性が劣り、60重量部より多い
と高硬度のものが得られず又、粘度が低く、塗装用樹脂
としての使用上好ましくない。スチレンモノマーを他の
モノマーに代えた場合前記の塗装作業性、硬化性の点で
問題がある。
組成物の塗装作業性、即ち低粘度化及び揺変性付与の
点、硬化性即ち高硬度化できる点で重要であり、15〜60
重量部、好ましくは20〜60重量部使用される。使用量が
15重量部より少ないと硬化性が劣り、60重量部より多い
と高硬度のものが得られず又、粘度が低く、塗装用樹脂
としての使用上好ましくない。スチレンモノマーを他の
モノマーに代えた場合前記の塗装作業性、硬化性の点で
問題がある。
本発明で用いる前記一般式（III）で表わされる多官
能（メタ）アクリル化合物（Ｃ）の具体例としては、ト
リメチロールメタンテトラ（メタ）アクリレート、ペン
タエリスリトールテトラ（メタ）アクリレート、ジペン
タエリスリトールテトラ（メタ）アクリレート、ジペン
タエリスリトールペンタ（メタ）アクリレート、ジペン
タエリスリトールヘキサ（メタ）アクリレート等が挙げ
られるが、なかでも好ましいのはトリメチロールメタン
テトラ（メタ）アクリレート、ペンタペンタエリスリト
ールテトラアクリレート、ジペンタエリスリトールテト
ラアクリレート、ジペンタエリスリトールペンタアクリ
レート、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレートで
あり、特に好ましいのはジペンタエリスリトールペンタ
アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレ
ートである。又これらを組合わせて使用しても良い。本
発明の多官能（メタ）アクリル化合物（Ｃ）の不飽和基
当量は、好ましくは250以下、特に好ましくは130以下で
ある。
能（メタ）アクリル化合物（Ｃ）の具体例としては、ト
リメチロールメタンテトラ（メタ）アクリレート、ペン
タエリスリトールテトラ（メタ）アクリレート、ジペン
タエリスリトールテトラ（メタ）アクリレート、ジペン
タエリスリトールペンタ（メタ）アクリレート、ジペン
タエリスリトールヘキサ（メタ）アクリレート等が挙げ
られるが、なかでも好ましいのはトリメチロールメタン
テトラ（メタ）アクリレート、ペンタペンタエリスリト
ールテトラアクリレート、ジペンタエリスリトールテト
ラアクリレート、ジペンタエリスリトールペンタアクリ
レート、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレートで
あり、特に好ましいのはジペンタエリスリトールペンタ
アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレ
ートである。又これらを組合わせて使用しても良い。本
発明の多官能（メタ）アクリル化合物（Ｃ）の不飽和基
当量は、好ましくは250以下、特に好ましくは130以下で
ある。
又、本発明での多官能（メタ）アクリル化合物は15〜
75重量部好ましくは20〜70重量部使用される。使用量が
15重量部より少ないと高硬度のものが得られず、75重量
部より多いと硬化性、塗装作業性が劣り好ましくない。
75重量部好ましくは20〜70重量部使用される。使用量が
15重量部より少ないと高硬度のものが得られず、75重量
部より多いと硬化性、塗装作業性が劣り好ましくない。
以上に述べたような構成になる本発明組成物を硬化さ
せるには、メチルエチルケトンパーオキサイド、シクロ
ヘキサノンパーオキサイド、クメンハイドロパーオキサ
イド、ベンゾイルパーオキサイド、tert−ブチルハイド
ロパーベンゾエート、ラウロイルパーオキサイドなどの
有機過酸化物；あるいはアゾビスイソブチロニトリルな
どの有機アゾ化合物の如き公知慣用の硬化触媒を用いる
べきであり、またこのさいに、ナフテン酸コバルト、オ
クテン酸コバルトなどの有機金属塩類；あるいはジメチ
ルアニリン、ジエチルアニリンなどの芳香族アミン類の
如き公知慣用の硬化促進剤を併用することができる。
せるには、メチルエチルケトンパーオキサイド、シクロ
ヘキサノンパーオキサイド、クメンハイドロパーオキサ
イド、ベンゾイルパーオキサイド、tert−ブチルハイド
ロパーベンゾエート、ラウロイルパーオキサイドなどの
有機過酸化物；あるいはアゾビスイソブチロニトリルな
どの有機アゾ化合物の如き公知慣用の硬化触媒を用いる
べきであり、またこのさいに、ナフテン酸コバルト、オ
クテン酸コバルトなどの有機金属塩類；あるいはジメチ
ルアニリン、ジエチルアニリンなどの芳香族アミン類の
如き公知慣用の硬化促進剤を併用することができる。
更に本発明組成物に対しては、炭酸カルシウム、タル
ク、マイカ、クレー、シリカパウダー、コロイダルシリ
カ、アスベスト粉末、硫酸バリウム、水酸化アルミニウ
ム、ステアリン酸亜鉛、チタン白、亜鉛華、ベンガラま
たはアゾ顔料などの各種充填剤や顔料；ハイドロキノ
ン、ベンゾキノン、トルハイドロキノン、ｐ−tert−ブ
チルカテコールなどの重合禁止剤；トルエン、キシレ
ン、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノー
ル、酢酸エチル、酢酸ブチル、アセトン、メチルエチル
ケトンなどの希釈ないしは溶剤類などを添加したり併用
したりすることもできる。
ク、マイカ、クレー、シリカパウダー、コロイダルシリ
カ、アスベスト粉末、硫酸バリウム、水酸化アルミニウ
ム、ステアリン酸亜鉛、チタン白、亜鉛華、ベンガラま
たはアゾ顔料などの各種充填剤や顔料；ハイドロキノ
ン、ベンゾキノン、トルハイドロキノン、ｐ−tert−ブ
チルカテコールなどの重合禁止剤；トルエン、キシレ
ン、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノー
ル、酢酸エチル、酢酸ブチル、アセトン、メチルエチル
ケトンなどの希釈ないしは溶剤類などを添加したり併用
したりすることもできる。
かくして得られた本発明の組成物は高い塗膜硬度、光
沢性により家具、楽器、床、台所、浴室などの木工製品
の塗装用またはトップコートとして利用出来る。
沢性により家具、楽器、床、台所、浴室などの木工製品
の塗装用またはトップコートとして利用出来る。
次に実施例により本発明をさらに詳細に説明するが本
実施例のみに限定されるものではない。
実施例のみに限定されるものではない。
尚、文中の「％」及び「部」は、重量基準である。
実施例−１ 無水マレイン酸196g（２モル）、ジエチレングリコー
ル159g（1.5モル）、ペンタエリスリトールトリアリル
エーテル253g（１モル）、ハイドロキノン0.04gを公知
の条件で加熱脱水縮合反応させて、酸価20KOHmg/gの不
飽和ポリエステル〔Ｉ〕を得た。かかる不飽和ポリエス
テル〔Ｉ〕は、不飽和基当量が約285であった。
ル159g（1.5モル）、ペンタエリスリトールトリアリル
エーテル253g（１モル）、ハイドロキノン0.04gを公知
の条件で加熱脱水縮合反応させて、酸価20KOHmg/gの不
飽和ポリエステル〔Ｉ〕を得た。かかる不飽和ポリエス
テル〔Ｉ〕は、不飽和基当量が約285であった。
次いで、不飽和ポリエステル〔Ｉ〕40部にスチレンモ
ノマー20部、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレー
ト40部を混合溶解して組成物（Ａ−１）を得た。
ノマー20部、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレー
ト40部を混合溶解して組成物（Ａ−１）を得た。
実施例−２ β−PMAA166g（１モル）、無水マレイン酸196g（２モ
ル）、ジエチレングリコール318g（３モル）、ハイドロ
キノン0.03gを不活性ガス気流中で200℃にて加熱脱水縮
合反応させて、酸価18の不飽和ポリエステル〔II〕を得
た。
ル）、ジエチレングリコール318g（３モル）、ハイドロ
キノン0.03gを不活性ガス気流中で200℃にて加熱脱水縮
合反応させて、酸価18の不飽和ポリエステル〔II〕を得
た。
かかる不飽和ポリエステル〔II〕は、不飽和当量が約
313であった。
313であった。
次いで不飽和ポリエステル〔II〕40部にスチレンモノ
マー20部、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート
40部を混合溶解して組成物（Ｂ−１）を得た。
マー20部、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート
40部を混合溶解して組成物（Ｂ−１）を得た。
実施例−３ β−PMAA249gr（1.5モル）、DEG742g（７モル）、フ
マール酸986gr（8.5モル）、アリルセロソルブ612gr
（６モル）、ハイドロキノン0.04grを不活性ガス気流中
で180℃にて、加熱脱水縮合反応させて、酸価25の不飽
和ポリエステル〔III〕を得た。かかる不飽和ポリエス
テル〔III〕は、不飽和基当量が約262であった。
マール酸986gr（8.5モル）、アリルセロソルブ612gr
（６モル）、ハイドロキノン0.04grを不活性ガス気流中
で180℃にて、加熱脱水縮合反応させて、酸価25の不飽
和ポリエステル〔III〕を得た。かかる不飽和ポリエス
テル〔III〕は、不飽和基当量が約262であった。
次いで、不飽和ポリエステル〔III〕40部にスチレン
モノマー20部、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレ
ート40部を混合溶解して組成物（Ｃ−１）を得た。
モノマー20部、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレ
ート40部を混合溶解して組成物（Ｃ−１）を得た。
実施例−４ 実施例−１で得た不飽和ポリエステル〔Ｉ〕40部、ス
チレンモノマー20部、ジペンタエリスリトールヘキサア
クリレート40部を混合し、更にステアリン酸亜鉛４部、
タルク２部、アエロジル300 1部を加え、３本ロールで
混練して組成物（Ａ−２）を得た。
チレンモノマー20部、ジペンタエリスリトールヘキサア
クリレート40部を混合し、更にステアリン酸亜鉛４部、
タルク２部、アエロジル300 1部を加え、３本ロールで
混練して組成物（Ａ−２）を得た。
比較例−１ 実施例−１で得た不飽和ポリエステル〔Ｉ〕60部、ス
チレンモノマー40部を混合溶解して、組成物（Ａ−３）
を得た。
チレンモノマー40部を混合溶解して、組成物（Ａ−３）
を得た。
比較例−２ 実施例−１で得た不飽和ポリエステル〔Ｉ〕60部、ジ
ペンタエリスリトールヘキサアクリレート40部を混合溶
解して、組成物（Ａ−４）を得た。
ペンタエリスリトールヘキサアクリレート40部を混合溶
解して、組成物（Ａ−４）を得た。
比較例−３ 実施例−２で得た不飽和ポリエステル〔II〕60部、ス
チレンモノマー40部を混合溶解して、組成物（Ｂ−２）
を得た。
チレンモノマー40部を混合溶解して、組成物（Ｂ−２）
を得た。
比較例−４ 実施例−２で得た不飽和ポリエステル〔II〕40部、ス
チレンモノマー60部を混合溶解して、組成物（Ｂ−３）
を得た。
チレンモノマー60部を混合溶解して、組成物（Ｂ−３）
を得た。
比較例−５ 実施例−３で得た不飽和ポリエステル〔III）60部、
スチレンモノマー40部を混合溶解して組成物（Ｃ−２）
を得た。
スチレンモノマー40部を混合溶解して組成物（Ｃ−２）
を得た。
実施例１〜３で得られた不飽和ポリエステル〔Ｉ〕〜
〔III〕の組成一覧表を表−１に示す。
〔III〕の組成一覧表を表−１に示す。
実施例１〜４及び比較例１〜５の樹脂液100gに対し
て、セルロースアセテートブチレート0.1部、６％ナフ
テン酸コバルト１部を加え、更に55％メチルエチルケト
ンパーオキサイドを加えてガラス板上に膜厚約300ミク
ロンとなる様にスプレー塗装した。
て、セルロースアセテートブチレート0.1部、６％ナフ
テン酸コバルト１部を加え、更に55％メチルエチルケト
ンパーオキサイドを加えてガラス板上に膜厚約300ミク
ロンとなる様にスプレー塗装した。
得られた塗膜の乾燥性、鉛筆硬度、バフ艶出し時の光
沢を調べた。
沢を調べた。
評価方法は、室温25℃の時の指触乾燥時間と塗装して
から24時間後の鉛筆硬度及び＃400,＃600のサンドペー
パーで表面をサンディング後ラビングコンパウンドでバ
フ艶出しを行った後の光沢を目視比較した。
から24時間後の鉛筆硬度及び＃400,＃600のサンドペー
パーで表面をサンディング後ラビングコンパウンドでバ
フ艶出しを行った後の光沢を目視比較した。
結果を表−２に示す。
表−２からわかる様に本発明のものは、従来のNW型不
飽和ポリエステル樹脂塗料に比べて高い塗膜硬化及び光
沢性に優れていることを確認した。
飽和ポリエステル樹脂塗料に比べて高い塗膜硬化及び光
沢性に優れていることを確認した。
Claims (1)
- 【請求項１】（Ａ）下記（Ｉ）式で示されるアリルエー
テル基か、下記（II）式で示されるβ−PMAA単位を各々
単独かあるいは両者を含有し、かつ不飽和基を100〜450
当量含有する不飽和ポリエステル10〜45重量部、（Ｂ）
スチレンモノマー15〜60重量部、（Ｃ）下記（III）式
で示される多官能（メタ）アクリル系化合物15〜75重量
部からなる塗料用ノンワックス型不飽和ポリエステル樹
脂組成物。 （Ｉ） アリルエーテル基 −Ｏ−CH2−CH＝CH2 （II） シス−３−メチル−４−シクロヘキセン−シ
ス、シス−1,2−ジカルボン酸無水物 （β−PMAA）単位 一般式（III）
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62037725A JP2546253B2 (ja) | 1987-02-23 | 1987-02-23 | 塗料用ノンワツクス型不飽和ポリエステル樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62037725A JP2546253B2 (ja) | 1987-02-23 | 1987-02-23 | 塗料用ノンワツクス型不飽和ポリエステル樹脂組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63205348A JPS63205348A (ja) | 1988-08-24 |
| JP2546253B2 true JP2546253B2 (ja) | 1996-10-23 |
Family
ID=12505476
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62037725A Expired - Lifetime JP2546253B2 (ja) | 1987-02-23 | 1987-02-23 | 塗料用ノンワツクス型不飽和ポリエステル樹脂組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2546253B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP3144353A1 (en) * | 2015-09-15 | 2017-03-22 | Allnex Belgium, S.A. | Radiation curable compositions for low gloss coatings |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS601901A (ja) * | 1983-06-16 | 1985-01-08 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 同軸型帯域通過濾波器 |
| JPS60115608A (ja) * | 1983-11-25 | 1985-06-22 | Sanken Kako Kk | 熱硬化性樹脂組成物 |
-
1987
- 1987-02-23 JP JP62037725A patent/JP2546253B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63205348A (ja) | 1988-08-24 |
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| EXPY | Cancellation because of completion of term |