JP2546082Y2 - 引出形遮断器の位置表示機構 - Google Patents

引出形遮断器の位置表示機構

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JP2546082Y2
JP2546082Y2 JP7531491U JP7531491U JP2546082Y2 JP 2546082 Y2 JP2546082 Y2 JP 2546082Y2 JP 7531491 U JP7531491 U JP 7531491U JP 7531491 U JP7531491 U JP 7531491U JP 2546082 Y2 JP2546082 Y2 JP 2546082Y2
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circuit breaker
indicator
screw
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伸作 山先
尊義 石川
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Mitsubishi Electric Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、引出枠とこの引出枠
に引出し,挿入自在に装着される遮断器とからなり、か
つ前記遮断器の断路状態,試験状態,接続状態の各位置
を表示する引出形遮断器の位置表示機構に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来の引出形遮断器の位置表示機構は、
遮断器の引出し動作と位置を表示するインジケータの動
作とが連繋部材により直結されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来の引出形遮断器の
位置表示機構は、遮断器の引出し動作と位置を表示する
インジケータの動作とが連繋部材により直結されている
ので、仮にインジケータが動作不能になると、遮断器の
引出し動作に支障をきたすか、はては前記連繋部材が破
壊されていまうという問題点があった。
【0004】この考案はかかる問題点を解消するために
なされたもので、仮にインジケータが動作不能になって
も遮断器の引出し動作に支障をきたすことなく装置の破
壊が防止できる信頼性の高い引出形遮断器の位置表示機
構を得ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この考案に係る引出形遮
断器の位置表示機構は、引出枠に設けられるインサート
スクリューと、遮断器に定位置で回転するように挿着さ
れかつ引出ハンドルによって回動されて前記インサート
スクリューと螺合するメインスクリューと、このメイン
スクリューの軸線方向に沿って移行するように保持され
かつ一端はインジケータカムに係合すると共に他端は前
記メインスクリューの先端近くまで延びて試験位置の手
前から接続位置までの間前記インサートスクリューに当
接して前記遮断器の移動に伴って前記インサートスクリ
ューにより移行される連結ピンと、前記インジケータカ
ムを回転可能に支持する支軸と、この支軸に回転可能に
支持されかつ一端にピンを有する連動板と、この連動板
のピンと前記インジケータカムの突部とが常時係合する
ように両者を付勢する連動板用引きバネと、前記引出枠
の側面に沿って移行するように設けられかつ前記連動板
のピンにより各位置にセットされるインジケータとを備
えたものである。
【0006】
【作用】この考案においては、遮断器の移動に伴ってイ
ンサートスクリューにより移行される連結ピンにより、
インジケータカムそしてこれと連動板用引きバネにより
一体化した連動板が回動されて、連動板のピンによりイ
ンジケータが移行するので、各位置にインジケータがセ
ットされて各位置表示がなされる。その際、仮にインジ
ケータが動作不能になって連動板が回動しなくても、連
動板用引きバネに抗してインジケータカムが回動するの
で、連結ピンの動作つまり遮断器の引出し動作は正常に
行われる。
【0007】
【実施例】この考案の一実施例を図1〜図15について
説明する。図1は断路状態にある引出形遮断器を示す概
略側面図、図2は接続状態にある引出形遮断器を示す概
略側面図である。図において、1は引出枠、2は引出枠
1に引出し,挿入自在に装着される遮断器、3は引出枠
1に設置される引出枠側導体、4は引出枠側導体3に設
けられるジャンクション、5は遮断器2に突設される遮
断器側導体、6は引出枠1に突設されるインサートスク
リュー(雌ねじ部材)、7は遮断器2に定位置で回転す
るように挿着されるメインスクリュー(雄ねじ部材)で
ある。
【0008】図3は図1の引出形遮断器の引出機構を示
す横断平面図、図4は図3の縦断側面図、図5は図3の
引出機構のロック状態を示す横断平面図、図6は図5の
縦断側面図、図7は図3の引出機構のメインスクリュー
とスクリューロックとの関係を示す図、図8はロックプ
レートを示す図、図9はインジケータカバーを示す図、
図10はロックプレートとインジケータカバーとの係合
状態(図4の状態)を示す図である。
【0009】図において、8は遮断器2のフレーム、9
はフレーム8に固定される引出機構フレーム、10はメ
インスクリュー7の中間部に形成した鍔部で、フレーム
8に係合してメインスクリュー7の前進を規制する。1
1はメインスクリュー7の中間部でかつ鍔部10よりも
後方に突設したピンで、引出機構フレーム9の桟9aに
係合してメインスクリュー7の後進を規制する。12は
引出機構フレーム9に前後方向に移動するように挿入さ
れたスクリューロックで、中央にメインスクリュー7が
回動可能に貫通する穴12aを有している。13はスク
リューロック12を鍔部10とピン11との間に付勢状
態で保持するスクリューロックバネ、14はスクリュー
ロック12の後面に設けた凹部で、ピン11が係合する
位置関係を有している。15は引出機構フレーム9に固
定したインジケータカバーで、引出ハンドル(図示せ
ず)を挿入するための丸穴15aと後記するロックプレ
ートが突出するための角穴15bと各表示孔15cとを
有している。16は引出機構フレーム9に前後方向に移
動するように設けられたロックプレートで、一端16a
がインジケータカバー15の角穴15bから突出する方
向にロックプレートバネ17により付勢されていると共
にこのロックプレートバネ17に抗して一端16aを押
し込んだ状態では他端16bによりスクリューロック1
2をスクリューロックバネ13に抗して前進させたまま
段部16cが角穴15bの内周縁に係合している。
【0010】図11は図1の引出形遮断器の位置表示機
構を示す平面図、図12は接続状態を表示する状態を示
す図11と同じ平面図、図13は図11に示す試験状態
と図12に示す接続状態との中間状態を示す図11と同
じ平面図、図14はインジケータを示す図、図15はイ
ンジケータの動作不能状態を示す図である。図におい
て、18はインジケータカバー15内にあって引出機構
フレーム9に沿って摺動するインジケータで、断路状態
の表示18aと試験状態の表示18bと接続状態の表示
18cとを有している。19は引出機構フレーム9に支
軸20により回転可能に支持されるインジケータカム
で、カム溝19aを有している。21は支軸20に回転
可能に支持される連動板で、ピン21aによりインジケ
ータ18と係合している。22は連動板用引きバネで、
インジケータカム19の突部19bと連動板21のピン
21aとが常時係合するように両者を付勢している。2
3はメインスクリュー7に沿って前後方向に移行するよ
うに配置される連結ピンで、一端23aはカム溝19a
に係合すると共に他端23bはメインスクリュー7の先
端近くまで延長されてインサートスクリュー6の先端に
当たる位置関係を有している。
【0011】次に動作について説明する。図1に示す引
出形遮断器2の断路状態では、メインスクリュー7がイ
ンサートスクリュー6に噛み合いを始める状態であるの
で、図3に示すように連結ピン23の他端23bがイン
サートスクリュー6に当接せず、連結ピン23,インジ
ケータカム19,連動板21,インジケータ18が動作
しないでインジケータ18の断路状態の表示18aがイ
ンジケータカバー15の上段表示孔15cから臨める状
態にある。
【0012】この断路状態において、図5,図6に示す
ようにロックプレート16の一端16aをロックプレー
トバネ17により突出させると、図5および図7中想像
線で示すようにロックプレート16の他端16bから解
放されたスクリューロック12がスクリューロックバネ
13により押圧されてピン11が凹部14に係合するの
で、インジケータカバー15の丸穴15aから挿入する
引出ハンドルによってメインスクリュー7を回動するこ
とができず、ロック状態となる。
【0013】図5,図6に示すロック状態から、ロック
プレート16の一端16aをロックプレートバネ17に
抗して押し込めば、ロックプレートバネ17の力により
段部16cが図10に示すように角穴15bの内周縁に
係合した状態で保持される。このようにロックプレート
16が保持された状態では、図3,図4,図7中実線で
示すようにロックプレート16の他端16bがスクリュ
ーロック12をスクリューロックバネ13に抗して前進
させるので、ピン11と凹部14との係合が外れ、ロッ
ク解除の状態となる。
【0014】図1,図3,図4に示すロックの解除され
た断路状態から、引出ハンドルによってメインスクリュ
ー7を右回転させると、メインスクリュー7がインサー
トスクリュー6に螺入することによって遮断器2が挿入
されてゆく。途中インサートスクリュー6に連結ピン2
3の他端23bが当たって連結ピン23が押しやられ、
連動板用引きバネ22により一体化したインジケータカ
ム19及び連動板21が反時計方向に回動されてインジ
ケータ18が移行し、図11に示す試験状態となる。こ
の試験状態ではインジケータ18の試験状態の表示18
bがインジケータカバー15の中段表示孔15cから臨
める状態にある。
【0015】この試験状態においても、ロックプレート
16の一端16aをロックプレートバネ17により突出
させると、前記と同様の動作によりロック状態となる。
つまり、試験状態でロックされることになる。
【0016】ロックの解除された試験状態から再び,あ
るいは断路状態から継続して、引出ハンドルによってメ
インスクリュー7を右回転させると、メインスクリュー
7がインサートスクリュー6に螺入することによって遮
断器2がさらに挿入されてゆく。そして、図2に示す接
続状態となる。この接続状態では遮断器側導体5がジャ
ンクション4を介して引出枠側導体3に接続されてい
る。
【0017】図2に示す接続状態では、図12に示すよ
うに連結ピン23が最後方まで押しやられてインジケー
タカム19及び連動板21が反時計方向に最大回動され
てインジケータ18が移行しているので、インジケータ
18の接続状態の表示18cがインジケータカバー15
の下段表示孔15cから臨める状態にある。
【0018】この接続状態においても、ロックプレート
16の一端16aをロックプレートバネ17により突出
させると、前記と同様の動作によりロック状態となる。
つまり、接続状態でロックされることになる。図2に示
す接続状態から、引出ハンドルによりメインスクリュー
7を左回転させると、遮断器2が引出されてゆく。
【0019】今、連結ピン23によってインジケータカ
ム19が図13の状態から図12の状態に回動(反時計
方向)されるときに、万一インジケータ18が動作不能
になった(例えば部品の変形によりすべりにくくなる)
ときでも、図15に示すようにインジケータ18によっ
て連動板21が回動しなくても連動板用引きバネ22に
抗してインジケータカム19が回動する(突部19bと
ピン21aとが離れる)ので、連結ピン23の動作つま
り遮断器2の引出し動作は正常に行われる。なお、図示
しないが連結ピン23によって図11に示す状態にイン
ジケータカム19が回動されるときも、インジケータ1
8の動作不能に対し同様の効果が得られる。
【0020】
【考案の効果】以上のように、この考案によれば仮にイ
ンジケータが動作不能になっても遮断器の引出し動作に
支障をきたすことなく装置の破壊が防止できる高い信頼
性が得られるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を示す断路状態の概略側面
図である。
【図2】接続状態を示す概略側面図である。
【図3】図1の引出機構を示す横断平面図である。
【図4】図3の縦断側面図である。
【図5】図3の引出機構のロック状態を示す横断平面図
である。
【図6】図5の縦断側面図である。
【図7】図3のメインスクリューとスクリューロックと
の関係を示す図である。
【図8】ロックプレートを示す図である。
【図9】インジケータカバーを示す図である。
【図10】ロックプレートとインジケータカバーとの係
合状態を示す図である。
【図11】図1の位置表示機構を示す平面図である。
【図12】接続状態を表示する状態を示す図11と同じ
平面図である。
【図13】図11に示す試験状態と図12に示す接続状
態との中間状態を示す図11と同じ平面図である。
【図14】インジケータを示す図である。
【図15】インジケータの動作不能状態を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 引出枠 2 遮断器 3 引出枠側導体 4 ジャンクション 5 遮断器側導体 6 インサートスクリュー 7 メインスクリュー 11 ピン 12 スクリューロック 13 スクリューロックバネ 16 ロックプレート 17 ロックプレートバネ 18 インジケータ 19 インジケータカム 19b インジケータカムの突部 20 支軸 21 連動板 21a ピン 22 連動板用引きバネ 23 連結ピン 23a 連結ピンの一端 23b 連結ピンの他端

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 引出枠と、この引出枠に引出し,挿入自
    在に装着される遮断器と、この遮断器に突設される遮断
    器側導体と、前記引出枠に設けられて前記遮断器側導体
    がジャンクションを介して接続される引出枠側導体とを
    有する引出形遮断器において、 前記引出枠に設けられるインサートスクリュー、前記遮
    断器に定位置で回転するように挿着されかつ外部からの
    引出ハンドルによって回動されて前記インサートスクリ
    ューと螺合するメインスクリュー、このメインスクリュ
    ーの軸線方向に沿って移行するように前記引出枠側に保
    持されかつ一端はインジケータカムに係合すると共に他
    端は前記メインスクリューの先端近くまで延びて試験位
    置の手前から接続位置までの間前記インサートスクリュ
    ーに当接して前記遮断器の移動に伴って前記インサート
    スクリューにより移行される連結ピン、前記インジケー
    タカムを回転可能に支持する支軸、この支軸に回転可能
    に支持されかつ一端にピンを有する連動板、この連動板
    のピンと前記インジケータカムの突部とが常時係合する
    ように両者を付勢する連動板用引きバネ、および前記引
    出枠の側面に沿って移行するように設けられかつ前記連
    動板のピンにより各位置にセットされるインジケータを
    備えたことを特徴とする引出形遮断器の位置表示機構。
JP7531491U 1991-09-19 1991-09-19 引出形遮断器の位置表示機構 Expired - Lifetime JP2546082Y2 (ja)

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JPH0529211U JPH0529211U (ja) 1993-04-16
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JPH0529211U (ja) 1993-04-16

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