JP2545554B2 - モノ−および/またはポリグリシジル化合物の製造方法 - Google Patents

モノ−および/またはポリグリシジル化合物の製造方法

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JP2545554B2 JP62256445A JP25644587A JP2545554B2 JP 2545554 B2 JP2545554 B2 JP 2545554B2 JP 62256445 A JP62256445 A JP 62256445A JP 25644587 A JP25644587 A JP 25644587A JP 2545554 B2 JP2545554 B2 JP 2545554B2
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G59/00Polycondensates containing more than one epoxy group per molecule; Macromolecules obtained by polymerising compounds containing more than one epoxy group per molecule using curing agents or catalysts which react with the epoxy groups

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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、モノ−および/またはポリグリシジル化合
物の新規製造方法に関する。
従来の技術 この種のグリシジル化合物の利用分野は、電子部品の
製造である。この分野では、部品の小形化の増加に基づ
き、このグリシジル化合物の純度に対する要求がますま
す増加している。特に、加水分解性塩素化合物のできる
だけ低い含量を有するグリシジル化合物を製造する努力
がなされた。それというのもこの化合物ほ湿分または熱
負荷が作用する際に塩化物イオンを分離して腐食損害を
惹起するためである。
この種の望ましくないハロゲン化合物は、従来技術に
従つてエピハロゲンヒドリン、有利にはエピクロロヒド
リンを、たとえばフエノール、芳香族アミンまたはカル
ボン酸のような求核反応物質と反応させることによりグ
リシジル化合物を合成する場合、今までは必然的に生成
する。
他方では、低塩素含量を有する高純度エポキシ樹脂を
製造する試みはなかつたわけではない。
米国特許第4485221号ならびに同第4447598号明細書に
は、エポキシ樹脂の望ましくない塩素含有副生成物を強
アルカリ溶液、たとえばt−ブタノール中のカリウム−
t−ブチレートを用いる後処理によるかまたは適当な溶
剤混合物、メチルエチルケトンとトルオール中でのアル
カリの使用によつて分解するための方法が記載されてい
る。これらの方法の欠点は、この場合に適用される強ア
ルカリ処理が望ましくない副反応を生起することであ
る: エポキシ基の高分子不溶性副生成物へのアニオン重
合。
脂肪族OH基へのエポキシ基の付加反応。
エポキシ基のグリコールへのアルカリ性加水分解。
エポキシド樹脂が低品質(低い熱形状安定性、高い親
水性および粘度)で得られる。さらに、収率の減少は低
い経済性をもたらす。
西ドイツ国特許出願公告第1618275号明細書には、第
4級アンモニウム塩で接触される、求核反応物質、たと
えばフエノールへのエピクロルヒドリンの付加反応が記
載されている。ハロゲン化水素脱離工程は、炭酸アンモ
ニウムで飽和された水酸化アルカリ溶液を使用し極めて
温和な条件下で行なわれる。
この場合、わずか500〜1000ppmの加水分解性塩素含量
を有する樹脂が得られるが、この方法は実用的ではな
い。その理由は65℃の低い反応温度に基づき付加反応は
極めて緩慢に進行するからである。
西ドイツ国特許出願公開第3402247号明細書および欧
州特許出願公開第0121260号明細書による方法の実施態
様では、反応は相間移動触媒を使用して不均一な反応混
合物中で、同様に温和で、それとともに選択的な反応条
件下で行なわれる。相間移動触媒としては、たとえばベ
ンジルトリエチルアンモニウムクロリドのような第4級
アンモニウム化合物を使用する。しかし、この種の方法
の後処理では、所望のような、加水分解性塩素の極めて
低い含量を有するエポキシ樹脂は生じなかつた。
西ドイツ国特許出願公開第3330042号および同第33153
65号明細書には、エピクロルヒドリンとたとえばo−ク
レゾール−ノボラツク樹脂のような求核反応性化合物と
の置換反応の間、補助溶剤としてたとえばジオキサンの
ような線状または環状エーテル、および第4級アンモニ
ウム塩の使用下に、塩素の少ないエポキシ樹脂を製造す
ることが記載されている。化学的工程におけるエーテル
の使用は、過酸化物の生成およびそれと関連せる爆発の
危険のため、高い作業安全性が要求されることを別とし
て、この合成法は100〜500ppm程度の加水分解性塩素の
含量を有するエポキシ樹脂を生じるにすぎないが、該樹
脂はもはや前記の要求を満足しない。
発明が解決しようとする問題点 本発明の課題は、経済的な方法で一方ではその品質が
損なわれておらず、他方では、それをミクロ電子部品に
使用する際になお許容することができる。特に100ppmよ
り下である加水分解性塩素含量を有するグリシジル化合
物を製造することである。
問題点を解決するための手段 かかる課題は、特許請求の範囲第1項から第4項によ
る方法により解決される。
従来技術によるグリシジル化合物の合成の際に使用さ
れるエピハロゲンヒドリン、特にエピクロルヒドリン、
99〜99.8%の極めて高い純度を有する。
極めてわずかな程度に存在するエピクロルヒドリン不
純物の分析でなかんずく、エポキシ樹脂合成における従
来の認識により全く反応しないと見なされていた低分子
の塩素含有炭化水素約10〜25%が認められた。
ところで意外にも、この低分子の塩素含有炭化水素が
グリシジル化合物中の加水分解性塩素含量の原因となつ
ていることが見出された。
さらに、自体公知の方法で1価または多価フエノー
ル、芳香族アミンまたはカルボン酸を、主として前記の
低分子ハロゲン炭化水素を含有しない等級のエピハロゲ
ンヒドリン、殊にエピクロルヒドリンと反応させる場合
に、10〜60ppmの加水分解性塩素(DIN53 188と同様に測
定)の含量を有するモノ−および/またはポリグリシジ
ル化合物が得られることが見出された。これら等級のエ
ピハロゲンヒドリンは99.7〜99.99%、特に99.8〜99.95
%までの純度を有する。
こうして得られたポリグリシジル化合物はエポキシ樹
脂として、モノグリシジル化合物は場合によつてこれら
エポキシ樹脂の反応性希釈剤として、電気部品および電
子部品の製造の際に有利に使用される。これらは架橋状
態で、卓越した機械的および電気的特性を有する重合体
を形成し、かつ極端な気候条件においても、それによつ
て絶縁されかつ被覆された部品に対する持続的保護を生
じる。
本発明のもう1つの利点は、反応を付加的な出資なし
で従来の装置中で実施することができることである。こ
れにより、高い経済性および製造安全性が生じる。
実施例 例1: 内部温度計、滴下漏斗、攪拌機及び分離器を備えた1l
の反応器中に、オルト−クレソールノボラック118g(6
の平均官能価を有するフェノール性OH基1モル)を、少
なくとも99.95%のガスクロマトグラフィーにより測定
した純度を有する高純度のエピクロロヒドリン740g(フ
ェノール性OH基1モル当たり8モル)中に溶かした。8
時間の間に、48%の水酸化ナトリウム溶液83.3gを均一
に70℃の底部温度で、210mbarの圧力で滴下した。
反応時間の間に、沸騰したエピクロロヒドリン及び水
が分離器を介して分離され、エピクロロヒドリン相は連
続的に反応系へ返送される。この場合、この水相はバッ
チから除去される。
反応の終了の後に、使用されないエピクロロヒドリン
を留去し、反応生成物をトルエン中に溶かした。固体の
食塩を濾別した。
反応生成物の濾過された溶液は110℃まで加熱され、
残留水を共沸で除去した。溶液の温度を次いで105℃に
調節した。次に、攪拌しながら、48%の苛性ソーダ5.4g
を10分で均一に供給し、この反応を105℃で20分間行っ
た。引き続き、水相を分離し、有機層を熱水で数回洗浄
した。トルエンを留去した。DIN55188により測定して20
ppmの加水分解可能な塩素の含有量を有するオルトクレ
ソールノボラックのグリシジルエーテルが得られた。
例2:(比較例) 例1と同様に作業するが、99.5%の純度を有するエピ
クロロヒドリンを使用した。これは、副生成物として特
にモノ−及びポリクロロプロペン誘導体を含有してい
た。
得られたエポキシ樹脂は210ppmの加水分解可能な塩素
の含有量を示した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ロルフ・ヘルツオーク ドイツ連邦共和国ボツトロープ・ベート ーヴエンシユトラーセ 12アー (72)発明者 ギユンター・ラインシユ ドイツ連邦共和国デインスラーケン・ヒ ユーゲルシユトラーセ 24

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エピクロロヒドリンと1価又は多価フェノ
    ール、芳香族アミン又はカルボン酸との反応によってモ
    ノ−及び/又はポリグリシジル化合物を製造する方法に
    おいて、反応に、99.7〜99.99%の純度を有するエピク
    ロロヒドリンを使用することを特徴とする、モノ−及び
    /又はポリグリシジル化合物の製造方法。
  2. 【請求項2】99.8〜99.95%の純度を有するエピクロロ
    ヒドリンを使用する、特許請求の範囲第1項記載の方
    法。
JP62256445A 1986-10-17 1987-10-13 モノ−および/またはポリグリシジル化合物の製造方法 Expired - Fee Related JP2545554B2 (ja)

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DE3781858D1 (de) 1992-10-29
DE3635383A1 (de) 1988-04-21
EP0263927B1 (de) 1992-09-23
ES2001835A4 (es) 1988-07-01
GR880300081T1 (en) 1988-10-21
EP0263927A3 (en) 1989-01-18
JPS63104970A (ja) 1988-05-10
ATE80899T1 (de) 1992-10-15
ES2001835T3 (es) 1994-07-16
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