JP2545418Y2 - 押入れ用収納箱 - Google Patents

押入れ用収納箱

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JP2545418Y2
JP2545418Y2 JP1991096440U JP9644091U JP2545418Y2 JP 2545418 Y2 JP2545418 Y2 JP 2545418Y2 JP 1991096440 U JP1991096440 U JP 1991096440U JP 9644091 U JP9644091 U JP 9644091U JP 2545418 Y2 JP2545418 Y2 JP 2545418Y2
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勝治郎 丸山
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勝治郎 丸山
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は備え付け家具態様とな
る押入れ用収納箱に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、日本の建物の中で使い道に複雑
なものとして押入れがある。この押入れは普通奥行きが
深いためフトン等を入れる以外、効率的な利用を図るこ
とが難しいものである。この押入れの利用方法として
は、例えば既製品となる市販の押入れ用小型整理タンス
とか収納箱,棚等を購入し、これを単に押入れに搬入し
並べただけの有効利用とすることが知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記のように
市販の収納箱を単に押入れに搬入しただけでは体裁の良
い配置を取ることができない。特に、6尺,9尺等の如
き間口の大きい押入れ構成で体裁の良い配置をとること
が難しく、どうしても家具調感覚を受ける収納箱又はタ
ンス形態にはほど遠いものである。また、新築,改築時
等にあって押入れ自体に建具として収納箱,収納タンス
を形成する所謂備え付け家具態様もあるが、この種の誂
えタイプでは費用が嵩さみ簡単に備えることもできな
い。なお、既製家具的に各種押入れに入る寸法をもつ収
納箱を形成しておいてもよいが、実際には押入れの大き
さも前記のように地域により異なるため、即各種押入れ
に備え付けられるものでない。例えば、家屋でも関東
間,関西間,団地サイズ等によって間口,奥行きが異な
り、且つ戸も折戸方式とかフスマ方式態様等の構造によ
ってもセット位置が異なってくる。従って、収納箱を予
め量産しておくこともままならない。
【0004】本考案は上記実情に鑑み、整理タンス状の
収納箱本体と幅調整用目地板を組合わせる幅調整式とす
ることで各種押入れに対応し、上記課題を解決する押入
れ用収納箱を提供することを目的としたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、複数個の引き
出し口を設け両側枠端に目地板用の縦方向案内溝を形成
した前枠部と、前枠部の両側枠後面に組合わす内面に複
数本の引き出し案内段部を配設した後端を調整する2枚
の側板と、前枠部の上枠後面に組合わす後端を調整する
上部棧と、前記両側板の後端下部間に介在する後台輸と
を筐体組みし奥行き調整自在なタンス型箱本体を形成
し、この箱本体の前記案内溝に上下に一部切り離し自在
のずれ止用溝目地板棧を付けた幅調整用目地板を溝嵌合
すると共に、該目地板の他端を柱にパッキング用支持縦
棧を介し係止するか又は並設せる他の箱本体の案内溝に
溝嵌合する取付けとし、且つ前記箱本体の上面に所定幅
に切断の中仕切り兼天板を貼り付け、前記引き出し口に
引き出しを挿入するものである。
【0006】
【作用】上記のような構成のため、押入れ内の所定位置
にタンス型箱本体を搬入し、該箱本体の前枠部の両側に
設けた案内溝に、押入れ端の柱又は並設する箱本体との
間隔幅をもった幅調整用目地板を差し込みし、該目地板
の先端を柱に係止して固定し、且つ枠型箱本体の上部に
中仕切り兼天板を貼り箱体とし、各引き出し口に引き出
しを挿入すれば備え付け収納箱となる。この引き出しに
適宜の詰め物を行えばよい。
【0007】
【実施例】以下、本考案を実施例の図面に基づいて説明
すれば、次の通りである。
【0008】図1乃至図5は半間間口の押入れ使用の収
納箱を示し、1は所定段数の引き出し口2を設けた半枠
部3と、内面に引き出し案内段部4を配設し表面に化粧
貼り5aを施した側板5を2枚と、後台輸6及び上部棧
7とを筐体組合わせして形成の押入れ幅より少し短い幅
もつタンス型箱本体で、該箱本体1の前枠部3の両側
に設けた縦方向の案内溝8に、少なくとも該案内溝8と
対向する押入れ端の柱9との間隔幅aが目隠しされる幅
もった幅調整用目地板10の一端を差し込みすると共
に、幅調整用目地板10の他端を柱9の裏面位置に固定
したパッキング使用の支持縦棧11へ係止し所定箇所に
位置決めされた配置とする。12は箱本体1の上面に貼
り付けた市販の厚合板等よりなる中仕切り兼天板であ
る。13は中間に仕切り板13aを配設した所定幅をも
つ複数個の引き出しで、該各引き出し13を箱本体1の
引き出し口2に挿入自在とし、これら全体構成で簡易
備え付けの押入れ用収納箱14となる。
【0009】次にこの作用を説明すると、押入れAへ備
え付ける収納箱14の搬入に際し、この箱本体1は前枠
部3と引き出し案内段部4付きの2枚の側板5と、両側
板5の後端下部間に介在する後台輸6及び上部棧7をホ
ゾ嵌合等をもって簡易組み立てする構造となっているた
め(図3,図4参照)、現場において箱組みしてもよ
く、又は別途で予め箱組みしたものを用いてもよい。な
お、この収納箱14は半間開口に対応する寸法を主体と
する。
【0010】ここにおいて、先ずこの枠体構造となる箱
本体1を押入れAの中央位置に搬入し(図6に示すよう
な半間押入れにあって)、該箱本体1の前枠部3の両側
に有する所定深さの案内溝8に、対向の押入れA端の柱
9との間隔幅aより少し長い幅を呈する幅調整用目地板
10の一端を差し込み、該目地板10の先端を柱9に予
め取り付けた支持縦棧11にクギ打ち等の固定手段(図
示せず)をもって係止し箱本体1を位置決めする。この
場合、目地板10の背面上下には目地板棧10aが有
り、該目地板棧10a端を案内溝8の深さに応じて一部
端を切り離し、該案内溝8の奥端まで目地板10の先端
が差し込まれるようにし、セットずれをなくす(図7参
照)。この後、箱本体1の上面に押入れ幅をもつ中棚兼
用となる厚合板等の中仕切り兼天板12を貼り付けてタ
ンス状収納箱14とする。また、押入れAの奥行き方向
にあっては、奥行き寸法に応じて側板5の後部及び上部
棧7の横棧部7aを堺とした縦棧部7bの後部分を適宜
裁断して調整するものである。ここで、正面位置となる
各引き出し口2へ引き出し13を差し込みし、該引き出
し13に適宜の収納物を詰めればよい。
【0011】図8,図9は1間間口使用となる他の実施
例を示す。この場合は、所定の押入れAの中央に2個の
箱本体1,1を適宜間隔bを介して並設し、該箱本体
1,1の対向せる前枠部3,3の案内溝8,8に所定幅
をもつ幅調整用目地板10′を差し込み、且つ前枠部
3,3の外側の案内溝8,8には前記同様押入れAの端
の柱9に設けた支持縦棧11に係止する。即ち、この箱
本体1の単一は半間間口に対応する幅をもつため、1間
間口使用では2個配置する構成とする。従って、ここに
用いる中仕切り兼天板12は1間間口に対応する幅をも
った1枚板を使用し、該天板12を並設の箱本体1,1
の上面に載置して固定し、引き出し口2へは引き出し1
3を差し込みすればよい。
【0012】また、例えば図10に示す他の実施例の如
く1間間口にあって2個使用の収納箱14において、上
方空間を広くしコート等の如き長い洋服を吊り下げ得る
態様とする場合は、片側の収納箱14を、高さの低い収
納箱14′(例えば、引き出し13個数を2段用のも
の)を使用する。即ち、この場合は、1間間口の押入れ
Aに対し引き出し13が4段の標準タイプの収納箱14
を1個と、縦長空間Aaが構成される背の低い収納箱1
4′を1個用いる。この並設となる収納箱14,14′
の対向する前枠部3,3の案内溝8,8中に前記同様に
幅調整用目地板10′を介在し(但し、この目地板1
0′の高さは背の低い収納箱14′に対応する長さのも
のを用いる)、一方、収納箱14,14′の両外側の案
内溝8,8には、両側の柱9,9の支持縦棧11,11
に係止する幅調整用目地板10,10の一端を差し込む
ものである。最後に各収納箱14,14′の上面に所定
幅の中仕切り兼天板12,12を貼り付ければよい。
【0013】なお、上記態様は押入れAの扉が引き戸タ
イプ(図示せず)の場合であり、折り戸タイプでは収納
箱14と収納箱の間に間隙を形成する目地板10を用い
ず、直接突き合う配置とする。また、規格外の間口(例
えば、0.65間かと0.75間など)への態様では、
収納箱14の幅も少し狭く形成されるものを用いるとは
自在である。
【0014】
【考案の効果】上記のように、本考案の押入れ用収納箱
は、押入れ幅より狭い幅をもつタンス型箱本体の前枠部
の両側に有する案内溝と押入れ柱又は並設の箱本体の案
内溝間に幅調整用目地板を介在するようにしたため、幅
調整用目地板の幅の設定だけで各種押入れに対しても確
実に備え付けられ、正面から見て不必要な隙間を招かな
い設置となり、恰も誂えた備え付け家具状の収納箱とな
り体裁が良い。しかも、この収納箱は箱本体の案内溝と
幅調整用目地板の溝嵌合と柱の係合だけの簡略係止でよ
いため、組立て施工が簡単で現場施工が容易となる。更
に、幅選定の目地板と案内溝の係合で位置決めをするた
め、押入れの扉が引き戸とか折り戸に応じ収納箱の配置
を変えることが自在で、引き出しのつかえを招く虞れの
ない等に実用的効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を示す正面図である。
【図2】同要部を示す平面図である。
【図3】同箱本体の分離斜視図である。
【図4】同引き出しの分離斜視図である。
【図5】同幅調整用目地板の説明図であり、(A)は正
面図、(B)は側面図を示す。
【図6】半間間口に備えた正面図である。
【図7】目地板と案内溝との係合関係を示す説明図であ
る。
【図8】1間間口使用となる他の実施例を示す正面図で
ある。
【図9】同要部を示す平面図でる。
【図10】押入れの片側を縦長空間とした他の実施例の
正面図である。
【符号の説明】
1 箱本体 2 引き出し口 3 前枠部 4 案内段部 8 案内溝 9 柱 10 幅調整用目地板 12 中仕切り兼天板 13 引き出し

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個の引き出し口を設け両側枠端に目
    地板用の縦方向案内溝を形成した前枠部と、前枠部の両
    側枠後面に組合わす内面に複数本の引き出し案内段部を
    配設した後端を調整する2枚の側板と、前枠部の上枠後
    面に組合わす後端を調整する上部棧と、前記両側板の後
    端下部間に介在する後台輸とを筐体組みし奥行き調整自
    在なタンス型箱本体を形成し、この箱本体の前記案内溝
    に上下に一部切り離し自在のずれ止用溝目地板棧を付け
    た幅調整用目地板を溝嵌合すると共に、該目地板の他端
    を柱にパッキング用支持縦棧を介し係止するか又は並設
    せる他の箱本体の案内溝に溝嵌合する取付けとし、且つ
    前記箱本体の上面に所定幅に切断の中仕切り兼天板を貼
    り付け、前記引き出し口に引き出しを挿入する押入れ用
    収納箱。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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