JP2544709Y2 - 剥被装置 - Google Patents

剥被装置

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JP2544709Y2
JP2544709Y2 JP1208191U JP1208191U JP2544709Y2 JP 2544709 Y2 JP2544709 Y2 JP 2544709Y2 JP 1208191 U JP1208191 U JP 1208191U JP 1208191 U JP1208191 U JP 1208191U JP 2544709 Y2 JP2544709 Y2 JP 2544709Y2
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hose
holder
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convex
tongue
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JP1208191U
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JPH04102725U (ja
Inventor
正 坪井
晃 新竹
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横浜ハイデックス株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は高圧ホース等の継手金
具装着部の外被を除去する剥被装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、高圧ホース等の継手金具装着部の
外被を除去するには、図3に示すように作業台20上に
設置された電動機21により回転させる回転ブラシ、グ
ラインダ又は専用刃具等22を具備した大掛かりな装置
を用い、しかも剥被するホース23の外径等の相違によ
り適宜、回転ブラシ、グラインダ、あるいは専用刃具等
22を交換して使い分けていた。
【0003】ところで、上記従来の剥被装置は回転ブラ
シ等22や電動機21等を用い、またそのため装置が大
きくなり、重量が重くなるとともに電気配線24等を必
要とし一定の場所に固定して使用しなければならず簡単
に持ち運びができなかった。
【0004】また、ホース23の外径に合わせて回転ブ
ラシ等22を交換するなどのため多くの部品を必要とす
るとともに交換の手間が掛かるなどの問題があった。
【0005】また上記したようにグラインダなどを用い
る装置で剥被作業を行なうため、剥被された外被が粉末
状又は粒状になり環境衛生維持のために集塵機を必要と
するという問題があった。
【0006】またワイヤ製の回転ブラシやグラインダ等
22の回転時にホース23の補強ワイヤとの接触で火花
が発生するため、除去された粉末状の外被屑が発火し火
災の危険があり、またこれを防止するための装置の設置
が必要となるという問題があった。
【0007】また上記問題点を解消した状態でホース外
被除去を行なうには経済的に相当高価となり、少量のホ
ース外被除去にはコスト高になるという問題があった。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】この考案は構造簡単で
部品点数が少なく、軽量でどこでも持ち運びができ、環
境衛生維持装置や火災防止装置も不要で、かつ一つの装
置で外径の異なるホースに適用できコスト安となる剥被
装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本考案の剥被装置は上記
目的達成のため、ホルダーと、このホルダーの先端に設
けられホース外周部を挟む凹状把持部と凸状把持部とが
互いに漸次拡開した開口部を有するトングと、前記トン
グの凹状把持部及び凸状把持部と協同してホースを支持
するとともにホース外被を剥ぐ刃具と、前記ホルダーに
回動可能に取付けられるとともに前記刃具をホースの外
径に合わせて移動させるリンクと、前記リンクを移動、
固定する調節機構とからなる構成としたものである。
【0010】
【実施例】本考案に係る剥被装置の実施例を図面を参照
しながら説明する。図1はこの剥被装置の側面図、図2
は刃具の平面図である。図中符号1はホルダーで、この
ホルダー1の先端にはトング2が設けられている。
【0011】前記トング2は側面視で凹曲状に形成され
た凹状把持部2aと側面視で凸曲状に形成された凸状把
持部2bとを有し、凹状把持部2aと凸状把持部2bと
の間には漸次拡開したホースを挟む開口部2cが形成さ
れている。
【0012】符号3はホース外被を剥ぐ刃具である。刃
具3は図2に示すように平面視で略中抜きのばち形に形
成されており、刃具3には前面側上下の刃部3a、3a
と基端側の取付孔3bとが形成されている。そして上側
刃部3aは前記トング2の凹状把持部2aと凸状把持部
2bと協同して開口部2cに配設されたホースAを3点
で支持している。
【0013】また前記刃具3の後端側には略三角形状の
リンク4が前記取付孔3bに挿通されたボルト5により
軸着されている。前記リンク4の一角部は前記ホルダー
1にピン6を介して回動可能に軸着されているととも
に、リンク4の先端側一角は刃具3の下面から突出して
おり、この突出部4aに形成された挿通孔4bに挿通さ
れた支持ピン7によりその下面から支持されている。そ
して刃部3aはピン6を中心に回動し、ホースAに接す
る接点cはホースAの外径が変わっても、凹状把持部2
aと凸状把持部2bとの間の中心線B上に常に位置する
ように形成されており、この刃部3aのホースAとの接
点cと、凹状把持部2a及び凸状把持部2bがホースA
に接する接点a,bとは常に正三角形状となるように形
成されている。
【0014】またリンク4の他の角部にはピン8を介し
て調節機構9が取付けられている。前記調節機構9は、
周知の機構で、前記ピン8にその先端部を回動可能に取
付けられスプリング等で互いに固定、開放できるレバー
10a,10bからなる複合レバー10と、先端部を複
合レバー10の前半部でピン8の後部側にピン11によ
り回動可能に取付けられるとともにその後端部をホルダ
ー1内の嵌合溝(図示せず)に摺動自在に嵌合された連
結リンク12と、ホルダー1の後端部に取付けられて連
結リンク12の後部を前後に移動調整する調節ねじ13
とから構成されている。そしてこれらの調節機構9は刃
具3をホースAの外径に適合させる機能を有するととも
にホルダー1、リンク4、ピン6、11、連結リンク1
2及び複合レバー10等とでいわゆる倍力機構の機能を
有するものである。
【0015】次にこの実施例の剥被装置の使用態様につ
いて説明する。先ずトング2の開口部2c、すなわち凹
状把持部2aと凸状把持部2bとの間にホースAの剥被
部分を挟み、次いで調節ねじ13を回して連結リンク1
2を前進させ複合レバー10及びリンク4を介して刃具
3の刃部3aをホースAの外径に適合させて刃部3aを
ホースAの外表面に接触させる。この状態で複合レバー
10の後端側をホルダー1側に締め(矢印イ)刃具3を
固定するとともに、凹状把持部2a、凸状把持部2bと
ともに協同してホースAを固定する。そしてこの剥被装
置、あるいはホースAのいずれかを回動させるだけでホ
ースAの外被を剥ぐことができる。
【0016】上記したようにこの実施例の剥被装置は、
トング2が凹状把持部2a、凸状把持部2bとで漸次拡
径した開口部2cを有するので、異なる外径のホースで
も部品を交換することなく挟むことができるとともに、
刃部3aが常に開口部中心線B上に位置し、かつ接点
a、b、cが常に正三角形状をなすように形成されてい
るので、安定したホースAの挟持状態が得られ、しかも
力学的にも安定した状態で剥被作業を行なうことができ
る。
【0017】またトング2の開口部2cにホースAの剥
被部分を挟み調節ねじ13を回転させるだけで簡単にホ
ースAをセットでき、ホースA又は剥被装置を回転させ
るだけでホースAの剥被部分を剥ぐことができる。
【0018】また電動機、回転ブラシ、グラインダ等の
重量のある大掛かりな部品を使用することなく、一つの
装置あるいは刃具3で各種の異なる外径のホースに適用
できるため軽量かつ安価となり、しかも電気配線を使用
しないので携帯便利で持ち運びができ作業場所が固定さ
れることがない。
【0019】また回転ブラシやグラインダ等を使用しな
いので剥れた外被も粉末状とならず環境状態もよく、ま
た火花等が発生するおそれもないので集塵装置や防火装
置等も不要である。
【0020】上記のように簡便かつ構造が簡単で、しか
もその他の装置等が不要なため、コスト高とならず安価
なコストで製品を供給でき経済的効用も大なるものであ
る。
【0021】なお凹状把持部2a、凸状把持部2b,ト
ング2、あるいは刃具3並びにリンク4の形状等はこの
実施例に限られるものではなく、刃部3aの支点6を中
心とする軌跡もこの実施例に限られるものではない。ま
た調節機構9もこの実施例に限られず、調節ねじ13も
刃具3の移動を調節できるものであればその機構構造は
問わない。
【0022】
【考案の効果】以上説明したようにこの考案に係る剥被
装置は、ホルダーと、このホルダーの先端に設けられホ
ース外周部を挟む凹状把持部と凸状把持部とが互いに漸
次拡開した開口部を有するトングと、前記トングの凹状
把持部及び凸状把持部と協同してホースを支持するとと
もにホース外被を剥ぐ刃具と、前記ホルダーに回動可能
に取付けられるとともに前記刃具をホースの外径に合わ
せて移動させるリンクと、前記リンクを移動、固定する
調節機構とからなる構成としたので、凹状把持部と凸状
把持部とで漸次拡径した開口部にホースAの剥被部分を
挟み調節ねじを回転させるだけで簡単にホースをセット
でき、しかもホース又は剥被装置を回転させるだけでホ
ースの剥被部分を剥ぐことができる。
【0023】また電動機、回転ブラシ、グラインダ等の
重量のある大掛かりな部品を使用することなく一つの装
置あるいは刃具で各種の外径の異なるホースに適用でき
るため軽量かつ安価となり、しかも電気配線を使用しな
いので携帯便利で持ち運びができ作業場所が固定される
ことがない。
【0024】また回転ブラシやグラインダ等を使用しな
いので剥れた外被も粉末状とならず環境状態もよく、ま
た火花等が発生するおそれもないので、それらの集塵装
置や防火装置等も不要である。
【0025】上記のように簡便かつ構造が簡単で、しか
もその他の装置等が不要なため、コスト高とならず安価
なコストで製品を供給でき経済的効用も大となるなどの
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る剥被装置の側面図である。
【図2】刃具の平面図である。
【図3】従来例を示す図である。
【符号の説明】
1 ホルダー 2 トング 2a 凹状把持部 2b 凸状把持部 2c 開口部 3 刃具 4 リンク 9 調節機構

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホルダーと、このホルダーの先端に設け
    られホース外周部を挟む凹状把持部と凸状把持部とが互
    いに漸次拡開した開口部を有するトングと、前記トング
    の凹状把持部及び凸状把持部と協同してホースを支持す
    るとともにホース外被を剥ぐ刃具と、前記ホルダーに回
    動可能に取付けられるとともに前記刃具をホースの外径
    に合わせて移動させるリンクと、前記リンクを移動、固
    定する調節機構とからなることを特徴とする剥被装置。
JP1208191U 1991-02-12 1991-02-12 剥被装置 Expired - Lifetime JP2544709Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1208191U JP2544709Y2 (ja) 1991-02-12 1991-02-12 剥被装置

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JP1208191U JP2544709Y2 (ja) 1991-02-12 1991-02-12 剥被装置

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Publication Number Publication Date
JPH04102725U JPH04102725U (ja) 1992-09-04
JP2544709Y2 true JP2544709Y2 (ja) 1997-08-20

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ID=31745808

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