JP2544597B2 - スク―タ型自動二輪車 - Google Patents
スク―タ型自動二輪車Info
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- 239000006096 absorbing agent Substances 0.000 claims description 15
- 230000035939 shock Effects 0.000 claims description 15
- 239000002828 fuel tank Substances 0.000 description 2
- 238000007689 inspection Methods 0.000 description 1
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 1
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 1
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はスクータ型自動二輪車に関し、特に荷物収納
空間を確保する構造に関するものである。
空間を確保する構造に関するものである。
〔従来の技術〕 スクータは、椅子に腰かけるような姿勢で乗れ、婦人
や年少者でも容易に乗車できることなどから、近年、通
勤や買物など大衆の足として広く利用されている。
や年少者でも容易に乗車できることなどから、近年、通
勤や買物など大衆の足として広く利用されている。
この種のスクータは、ハンドルとシートとの間に足載
せ部が形成され、この足載せ部より後方に、後部に後輪
を支持したユニットスイング式エンジンが配置されてい
た。
せ部が形成され、この足載せ部より後方に、後部に後輪
を支持したユニットスイング式エンジンが配置されてい
た。
しかるに、従来のスクータでは、車体の限られた空間
に補機類等が搭載されており、大きな荷物積載空間を確
保することが困難であった。また、シート後方にリヤキ
ャリアを延在させ、このリヤキャリア上に荷物を積載す
るようにしたスクータもあるが、そのようにしたので
は、車体重心が高くなってしまう。
に補機類等が搭載されており、大きな荷物積載空間を確
保することが困難であった。また、シート後方にリヤキ
ャリアを延在させ、このリヤキャリア上に荷物を積載す
るようにしたスクータもあるが、そのようにしたので
は、車体重心が高くなってしまう。
本発明はこのような事情に鑑みなされたもので、大容
量の荷物空間を確保しても車体重心が高くなるを抑える
ことができるスクータ型自動二輪車を提供するものであ
る。
量の荷物空間を確保しても車体重心が高くなるを抑える
ことができるスクータ型自動二輪車を提供するものであ
る。
本発明に係るスクータ型自動二輪車は、ハンドルとシ
ートとの間に形成された低床な足載せ部から後方へ向か
ってシート下方に延在する車体フレームを有し、前記足
載せ部の後方に、後端に後輪を支持しかつ前部を前記車
体フレームに上下揺動自在に支持させたユニットスイン
グ式エンジンを配置し、このユニットスイング式エンジ
ンと車体フレームとの間に緩衝器を介装したスクータ型
自動二輪車において、前記シートの後部を上方に起立さ
せ、かつ前記車体フレームを、足載せ部の後部から斜め
上後方へ延びてシート下方に延在するメインフレーム
と、このメインフレームより細径に形成されメインフレ
ームの後端部に連結された左右一対の補助フレームとに
よって形成し、前記メインフレームに前記緩衝器の上端
を支持させ、前記補助フレームを、メインフレームから
後方へ延びて後輪上端付近に延在する後方延在部と、メ
インフレームから斜め上後方に延在しシート後部下縁に
沿って傾斜する上方延在部とから構成し、左右の後方延
在部を前記緩衝器の上端より下方に位置づけ、これら左
右の後方延在部どうしの間隔を後輪より幅拡とするとと
もに、左右の上方延在部どうしをこれらの上端部どうし
の間隔が下端部より幅狭になって略シート幅になるよう
に形成してこの上端部にシート後部を支持させ、これら
の後方延在部と上方延在部との間を荷物空間としたもの
である。
ートとの間に形成された低床な足載せ部から後方へ向か
ってシート下方に延在する車体フレームを有し、前記足
載せ部の後方に、後端に後輪を支持しかつ前部を前記車
体フレームに上下揺動自在に支持させたユニットスイン
グ式エンジンを配置し、このユニットスイング式エンジ
ンと車体フレームとの間に緩衝器を介装したスクータ型
自動二輪車において、前記シートの後部を上方に起立さ
せ、かつ前記車体フレームを、足載せ部の後部から斜め
上後方へ延びてシート下方に延在するメインフレーム
と、このメインフレームより細径に形成されメインフレ
ームの後端部に連結された左右一対の補助フレームとに
よって形成し、前記メインフレームに前記緩衝器の上端
を支持させ、前記補助フレームを、メインフレームから
後方へ延びて後輪上端付近に延在する後方延在部と、メ
インフレームから斜め上後方に延在しシート後部下縁に
沿って傾斜する上方延在部とから構成し、左右の後方延
在部を前記緩衝器の上端より下方に位置づけ、これら左
右の後方延在部どうしの間隔を後輪より幅拡とするとと
もに、左右の上方延在部どうしをこれらの上端部どうし
の間隔が下端部より幅狭になって略シート幅になるよう
に形成してこの上端部にシート後部を支持させ、これら
の後方延在部と上方延在部との間を荷物空間としたもの
である。
シート後部が起立し、しかも、占有空間の少ない補助
フレームの後方延在部が後輪上方の最も低い位置に配置
され、かつ上方延在部がシート後部下縁に沿って延びて
シート後部を支持するので、相対的に大径なメインフレ
ームを荷物空間の上方あるいは下方に延在させなくてよ
いから、上下に大きな荷物空間がシートの下側に得られ
る。
フレームの後方延在部が後輪上方の最も低い位置に配置
され、かつ上方延在部がシート後部下縁に沿って延びて
シート後部を支持するので、相対的に大径なメインフレ
ームを荷物空間の上方あるいは下方に延在させなくてよ
いから、上下に大きな荷物空間がシートの下側に得られ
る。
さらに、緩衝器の上端を相対的に高い位置に位置づけ
ながら荷物空間の底となる補助フレームの後方延在部を
低位置に配設できる。
ながら荷物空間の底となる補助フレームの後方延在部を
低位置に配設できる。
以下、本発明の一実施例を図により詳細に説明する。
第1図は本発明に係るスクータ型自動二輪車の要部を示
す側面図、第2図は同じく平面図、第3図はスクータを
示す側面図で、これらの図において符号1で示すものは
スクータを示し、このスクータ1は操向ハンドル2とシ
ート3との間に低床な略板状の足載せ台4を備えてお
り、シート3の前方に空間が形成されている。また、シ
ート3はその後部が上方に向けて起立されている。
第1図は本発明に係るスクータ型自動二輪車の要部を示
す側面図、第2図は同じく平面図、第3図はスクータを
示す側面図で、これらの図において符号1で示すものは
スクータを示し、このスクータ1は操向ハンドル2とシ
ート3との間に低床な略板状の足載せ台4を備えてお
り、シート3の前方に空間が形成されている。また、シ
ート3はその後部が上方に向けて起立されている。
5はスクータ1の前後方向に延在する一本の管体から
なるメインフレームであり、前部は前記足載せ台4の下
側を前方向に延在し図示しない操向軸管が設けられてい
る。この操向軸管には、前輪6を懸架するフメントフォ
ーク7が転向自在に支持されている。一方、メインフレ
ーム5の後部は足載せ台4の下側を通って足載せ台4の
後部から斜め上後方に延び、シート3の下方において再
び後方に向かうように屈曲されてシート下方であってユ
ニットスイング式エンジン8で懸架された後輪9の上方
にまで延在されている。また、このメインフレーム5
は、後端に後輪9の上方を被覆する円弧状の泥よけ10が
取付けられている。
なるメインフレームであり、前部は前記足載せ台4の下
側を前方向に延在し図示しない操向軸管が設けられてい
る。この操向軸管には、前輪6を懸架するフメントフォ
ーク7が転向自在に支持されている。一方、メインフレ
ーム5の後部は足載せ台4の下側を通って足載せ台4の
後部から斜め上後方に延び、シート3の下方において再
び後方に向かうように屈曲されてシート下方であってユ
ニットスイング式エンジン8で懸架された後輪9の上方
にまで延在されている。また、このメインフレーム5
は、後端に後輪9の上方を被覆する円弧状の泥よけ10が
取付けられている。
11は前記シート3の前部に対応してメインフレーム5
に突設された支柱、12はシート3の後部に対応してメイ
ンフレーム5に突設された補助フレームである。この補
助フレーム12と前記メインフレーム5とによって車体フ
レームが形成されている。前記支柱11と補助フレーム12
間、換言すればシート3の着座位置下方には、燃料タン
ク13やオイルタンク14、バッテリ15などの補機類が介装
されている。これら補機類は、前記メインフレーム5や
ユニットスイング式エンジン8などと共に樹脂製のサイ
ドカバー16で被覆されている。このサイドカバー16はシ
ート3の下方に配され、左右に分割して成形されてい
る。
に突設された支柱、12はシート3の後部に対応してメイ
ンフレーム5に突設された補助フレームである。この補
助フレーム12と前記メインフレーム5とによって車体フ
レームが形成されている。前記支柱11と補助フレーム12
間、換言すればシート3の着座位置下方には、燃料タン
ク13やオイルタンク14、バッテリ15などの補機類が介装
されている。これら補機類は、前記メインフレーム5や
ユニットスイング式エンジン8などと共に樹脂製のサイ
ドカバー16で被覆されている。このサイドカバー16はシ
ート3の下方に配され、左右に分割して成形されてい
る。
前記支柱11の上端部には、両側にサイドカバー16が取
付けられ上面にシート3を支承する支承部17を有するブ
ラケット18が設けられている。19はメインフレーム5の
後端に幅方向に固定されたブラケットである。このブラ
ケット19には、第1図に示すように、前記ユニットスイ
ング式エンジン8と車体フレームとの間に介装する緩衝
器8aの上端を支持させている。
付けられ上面にシート3を支承する支承部17を有するブ
ラケット18が設けられている。19はメインフレーム5の
後端に幅方向に固定されたブラケットである。このブラ
ケット19には、第1図に示すように、前記ユニットスイ
ング式エンジン8と車体フレームとの間に介装する緩衝
器8aの上端を支持させている。
前記補助フレーム12は略L字状、さらに詳細に述べる
と後方に向かうにしたがって2辺の間隔が広がる略横向
きV字状に形成された一対の管体からなり、幅方向に間
隔をおいて対向している。そして、この補助フレーム12
の一端の後方延在部12aは、前記ブラケット19を介して
メインフレーム5に取付けられ、このブラケット19から
車体の後方へ延ばされて後輪9の上端付近に延在してい
る。他端の上方延在部12bは、前記後方延在部12aの前端
部から上方へ立上ってシート3の下縁部に至りかつこの
シート下縁部に沿って斜め上後方に向けて傾斜して延び
ている。なお、後方延在部12aの後端部はサイドカバー1
6の後端にまで延在されている。
と後方に向かうにしたがって2辺の間隔が広がる略横向
きV字状に形成された一対の管体からなり、幅方向に間
隔をおいて対向している。そして、この補助フレーム12
の一端の後方延在部12aは、前記ブラケット19を介して
メインフレーム5に取付けられ、このブラケット19から
車体の後方へ延ばされて後輪9の上端付近に延在してい
る。他端の上方延在部12bは、前記後方延在部12aの前端
部から上方へ立上ってシート3の下縁部に至りかつこの
シート下縁部に沿って斜め上後方に向けて傾斜して延び
ている。なお、後方延在部12aの後端部はサイドカバー1
6の後端にまで延在されている。
また、この補助フレーム12の径はメインフレーム5よ
り細く、左右の補助フレーム12におけるメインフレーム
5から後方に延在する各々の後方延在部12aどうしの間
隔は、後輪9より幅拡とされている。さらに、これらの
後方延在部12aは、第1図に示すように、前記緩衝器8a
の上端より下方に位置づけられている。
り細く、左右の補助フレーム12におけるメインフレーム
5から後方に延在する各々の後方延在部12aどうしの間
隔は、後輪9より幅拡とされている。さらに、これらの
後方延在部12aは、第1図に示すように、前記緩衝器8a
の上端より下方に位置づけられている。
左右の上方延在部12bは、これらの上端部どうしの間
隔が下端部より幅狭になるように形成されている。この
上端部に後述するようにシート後部を支持させている。
前記上方延在部12bの上端部どうしの幅はシート3の後
端幅よりも狭くなるように、実施例においては僅かに狭
くなるように設定されている。なお、この幅は、手先の
幅よりも大きく、シート3を横方向に揺動させることな
く支持できるような幅であればよい。
隔が下端部より幅狭になるように形成されている。この
上端部に後述するようにシート後部を支持させている。
前記上方延在部12bの上端部どうしの幅はシート3の後
端幅よりも狭くなるように、実施例においては僅かに狭
くなるように設定されている。なお、この幅は、手先の
幅よりも大きく、シート3を横方向に揺動させることな
く支持できるような幅であればよい。
20はシート3を枢支する枢支棒で、この枢支棒20は例
えばボルト等からなり補助フレーム12の上端部に横架さ
れている。21はこの枢支棒20上に回転自在に嵌装されU
字状を呈するアーム21aを有する連結部材であり、その
アーム21aの先端にシート3の底部材3aの後端がねじ等
により連結されている。すなわち、シート3は連結部材
21を介して枢支棒20に枢支されると共に、連結部材21お
よび枢支棒20を介して補助フレーム12の上方延在部12b
に枢着されている。換言すれば、シート3は枢支棒20を
支点として回動自在に取付けられている。
えばボルト等からなり補助フレーム12の上端部に横架さ
れている。21はこの枢支棒20上に回転自在に嵌装されU
字状を呈するアーム21aを有する連結部材であり、その
アーム21aの先端にシート3の底部材3aの後端がねじ等
により連結されている。すなわち、シート3は連結部材
21を介して枢支棒20に枢支されると共に、連結部材21お
よび枢支棒20を介して補助フレーム12の上方延在部12b
に枢着されている。換言すれば、シート3は枢支棒20を
支点として回動自在に取付けられている。
22はシート3の前端部に対応して前記ブラケット18に
設けられたシートロックで、シート3の前端部を着脱自
在にメインフレーム5側に係着している。23はシート3
の後方に設けられ、補助フレーム12の上端部を嵌脱自在
に被覆するシートカバーである。このシートカバー23の
背面には、前記枢支棒20の少なくとも下側を連結部材21
を介して後方に向かって外部に開放する開口23aが形成
されている。
設けられたシートロックで、シート3の前端部を着脱自
在にメインフレーム5側に係着している。23はシート3
の後方に設けられ、補助フレーム12の上端部を嵌脱自在
に被覆するシートカバーである。このシートカバー23の
背面には、前記枢支棒20の少なくとも下側を連結部材21
を介して後方に向かって外部に開放する開口23aが形成
されている。
24はサイドカバー16の後端に取付けられた尾灯、25は
シート3の後方のシート3より低い位置に後下がりに設
けられたキャリアである。このキャリア25は補助フレー
ム12およびサイドカバー16を取付けるブラケット26に連
結されている。このため、シート3の起立部、すなわち
補助フレーム12の上方延在部12bと後方延在部12aとの間
に荷物空間が形成されることになる。
シート3の後方のシート3より低い位置に後下がりに設
けられたキャリアである。このキャリア25は補助フレー
ム12およびサイドカバー16を取付けるブラケット26に連
結されている。このため、シート3の起立部、すなわち
補助フレーム12の上方延在部12bと後方延在部12aとの間
に荷物空間が形成されることになる。
このように構成されたスクータ型自動二輪車は、荷物
空間の実質的な底なる補助フレーム12の後方延在部12a
がメインフレーム5より細い管体によって形成されてそ
の占有空間が少なくされ、かつそれが後輪9の上方の最
も低い位置に配置されており、しかも、起立させたシー
ト3の後部を、シート後部下縁に後方延在部12aと同様
に細い上部延在部12を沿わせてこれに支持させているた
め、相対的に大径なメインフレーム5を荷物空間の上方
あるいは下方に延在させなくてよい。したがって、上下
に大きな荷物空間がシート3の下側に得られる。
空間の実質的な底なる補助フレーム12の後方延在部12a
がメインフレーム5より細い管体によって形成されてそ
の占有空間が少なくされ、かつそれが後輪9の上方の最
も低い位置に配置されており、しかも、起立させたシー
ト3の後部を、シート後部下縁に後方延在部12aと同様
に細い上部延在部12を沿わせてこれに支持させているた
め、相対的に大径なメインフレーム5を荷物空間の上方
あるいは下方に延在させなくてよい。したがって、上下
に大きな荷物空間がシート3の下側に得られる。
また、荷物空間の底を構成する補助フレーム12の後方
延在部12aがシート3の下方で後輪9に近接するような
低位置に位置づけられているから、荷物空間が広くなる
ばかりか荷物を積載した状態でも車体重心が低くなる。
しかも、緩衝器8aの上端をメインフレーム5に支持させ
てこの上端より下方に前記後方延在部12aを位置づけた
ので、緩衝器8aの上端を相対的に高い位置に位置づけな
がら荷物空間の底となる補助フレーム12の後方延在部12
aを低位置に配設できる。
延在部12aがシート3の下方で後輪9に近接するような
低位置に位置づけられているから、荷物空間が広くなる
ばかりか荷物を積載した状態でも車体重心が低くなる。
しかも、緩衝器8aの上端をメインフレーム5に支持させ
てこの上端より下方に前記後方延在部12aを位置づけた
ので、緩衝器8aの上端を相対的に高い位置に位置づけな
がら荷物空間の底となる補助フレーム12の後方延在部12
aを低位置に配設できる。
加えて、大容量の荷物空間を確保するためにシート3
の後部を起立させたので、着座位置を低位置とすること
ができる。
の後部を起立させたので、着座位置を低位置とすること
ができる。
また、上述したスクータ型自動二輪車では、補助フレ
ーム12の上方延在部12bに横架した枢支棒20でシート3
を枢支しているから、シート3を枢支棒20を支点として
回動させ、点検や燃料補給などのために、燃料タンク13
やバッテリ15など補機類の上方を開閉することができ
る。
ーム12の上方延在部12bに横架した枢支棒20でシート3
を枢支しているから、シート3を枢支棒20を支点として
回動させ、点検や燃料補給などのために、燃料タンク13
やバッテリ15など補機類の上方を開閉することができ
る。
さらに、シート3を枢支する枢支棒20の下側がシート
カバー23の開口23aで後方に向かって外部に開放されて
いるので、この開口23aから手先を挿入し、枢支棒20の
下側を連続部材21を介して支承することができる。ここ
で、枢支棒20はシート3を支持する部材であり、強度を
有しているので、駐車時には、この枢支棒20を利用して
車体を引き上げることができる。
カバー23の開口23aで後方に向かって外部に開放されて
いるので、この開口23aから手先を挿入し、枢支棒20の
下側を連続部材21を介して支承することができる。ここ
で、枢支棒20はシート3を支持する部材であり、強度を
有しているので、駐車時には、この枢支棒20を利用して
車体を引き上げることができる。
このため、特別な部材を必要とすることなく、シート
3を枢支する枢支棒20でスタンディングハンドルを形成
することができる。
3を枢支する枢支棒20でスタンディングハンドルを形成
することができる。
なお、上記実施例においては、補助フレーム12を一対
の管体から形成した例について説明したが、本発明はこ
れに限定されるものではなく、プレート状の部材から形
成することもできる。また、補助フレーム12を略横向き
V字状に形成すると、シート3に加わる乗員荷重を上方
延在部にて支えることができ、かつスタンディングハン
ドル等を上方延在部に支持させることができる。しか
も、後方延在部で積載荷物の荷重を受けることができ
る。
の管体から形成した例について説明したが、本発明はこ
れに限定されるものではなく、プレート状の部材から形
成することもできる。また、補助フレーム12を略横向き
V字状に形成すると、シート3に加わる乗員荷重を上方
延在部にて支えることができ、かつスタンディングハン
ドル等を上方延在部に支持させることができる。しか
も、後方延在部で積載荷物の荷重を受けることができ
る。
すなわち、補助フレーム12は、上下に各々必要機能を
有しながら大きな荷物空間が得られるフレームとなる。
有しながら大きな荷物空間が得られるフレームとなる。
以上説明したように本発明に係るスクータ型自動二輪
車は、ハンドルとシートとの間に形成された低床な足載
せ部から後方へ向かってシート下方に延在する車体フレ
ームを有し、前記足載せ部の後方に、後端に後輪を支持
しかつ前部を前記車体フレームに上下揺動自在に支持さ
せたユニットスイング式エンジンを配置し、このユニッ
トスイング式エンジンと車体フレームとの間に緩衝器を
介装したてスクータ型自動二輪車において、前記シート
の後部を上方に起立させ、かつ前記車体フレームを、足
載せ部の後部から斜め上後方へ延びてシート下方に延在
するメインフレームと、このメインフレームより細径に
形成されメインフレームの後端部に連結された左右一対
の補助フレームとによって形成し、前記メインフレーム
に前記緩衝器の上端を支持させ、前記補助フレームを、
メインフレームから後方へ延びて後輪上端付近に延在す
る後方延在部と、メインフレームから斜め上後方に延在
しシート後部下縁に沿って傾斜する上方延在部とから構
成し、左右の後方延在部を前記緩衝器の上端より下方に
位置づけ、これら左右の後方延在部どうしの間隔を後輪
より幅拡とするとともに、左右の上方延在部どうしをこ
れらの上端部どうしの間隔が下端部より幅狭になって略
シート幅になるように形成してこの上端部にシート後部
を支持させ、これらの後方延在部と上方延在部との間を
荷物空間としたため、シート後部が起立し、しかも、占
有空間の少ない補助フレームの後方延在部が後輪上方の
最も低い位置に配置され、かつ上方延在部がシート後部
下縁に沿って延びてシート後部を支持するので、相対的
に大径なメインフレームを荷物空間の上方あるいは下方
に延在させなくてよいから、上下に大きな荷物空間がシ
ートの下側に得られる。
車は、ハンドルとシートとの間に形成された低床な足載
せ部から後方へ向かってシート下方に延在する車体フレ
ームを有し、前記足載せ部の後方に、後端に後輪を支持
しかつ前部を前記車体フレームに上下揺動自在に支持さ
せたユニットスイング式エンジンを配置し、このユニッ
トスイング式エンジンと車体フレームとの間に緩衝器を
介装したてスクータ型自動二輪車において、前記シート
の後部を上方に起立させ、かつ前記車体フレームを、足
載せ部の後部から斜め上後方へ延びてシート下方に延在
するメインフレームと、このメインフレームより細径に
形成されメインフレームの後端部に連結された左右一対
の補助フレームとによって形成し、前記メインフレーム
に前記緩衝器の上端を支持させ、前記補助フレームを、
メインフレームから後方へ延びて後輪上端付近に延在す
る後方延在部と、メインフレームから斜め上後方に延在
しシート後部下縁に沿って傾斜する上方延在部とから構
成し、左右の後方延在部を前記緩衝器の上端より下方に
位置づけ、これら左右の後方延在部どうしの間隔を後輪
より幅拡とするとともに、左右の上方延在部どうしをこ
れらの上端部どうしの間隔が下端部より幅狭になって略
シート幅になるように形成してこの上端部にシート後部
を支持させ、これらの後方延在部と上方延在部との間を
荷物空間としたため、シート後部が起立し、しかも、占
有空間の少ない補助フレームの後方延在部が後輪上方の
最も低い位置に配置され、かつ上方延在部がシート後部
下縁に沿って延びてシート後部を支持するので、相対的
に大径なメインフレームを荷物空間の上方あるいは下方
に延在させなくてよいから、上下に大きな荷物空間がシ
ートの下側に得られる。
また、シートの下方に荷物空間が車体の後方から延在
することになるから、大容量の荷物空間を得るに当たっ
て車体が大型化することがない。
することになるから、大容量の荷物空間を得るに当たっ
て車体が大型化することがない。
さらに、荷物空間の底は、シート下方で後輪に近接す
る位置に位置づけられるから、荷物積載状態でも車体重
心が低くなる。特に、緩衝器の上端を相対的に高い位置
に位置づけながら荷物空間の底となる補助フレームの後
方延在部を低位置に配設できるから、クッションストロ
ークを十分長く確保しながら荷物空間を広くとることが
できる。
る位置に位置づけられるから、荷物積載状態でも車体重
心が低くなる。特に、緩衝器の上端を相対的に高い位置
に位置づけながら荷物空間の底となる補助フレームの後
方延在部を低位置に配設できるから、クッションストロ
ークを十分長く確保しながら荷物空間を広くとることが
できる。
加えて、大容量の荷物空間を得るためにシート後部を
起立させたので、乗員の着座位置を低くすることができ
る。
起立させたので、乗員の着座位置を低くすることができ
る。
第1図は本発明に係るスクータ型自動二輪車の要部を示
す側面図、第2図は同じく平面図、第3図はスクータを
示す側面図である。 2……操向ハンドル、3……シート、4……足載せ台、
5……メインフレーム、8……ユニットスイング式エン
ジン、8a……緩衝器、9……後輪、12……補助フレー
ム、12a……後方延在部、12b……上方延在部…、25……
キャリア。
す側面図、第2図は同じく平面図、第3図はスクータを
示す側面図である。 2……操向ハンドル、3……シート、4……足載せ台、
5……メインフレーム、8……ユニットスイング式エン
ジン、8a……緩衝器、9……後輪、12……補助フレー
ム、12a……後方延在部、12b……上方延在部…、25……
キャリア。
Claims (1)
- 【請求項1】ハンドルとシートとの間に形成された低床
な足載せ部から後方へ向かってシート下方に延在する車
体フレームを有し、前記足載せ部の後方に、後端に後輪
を支持しかつ前部を前記車体フレームに上下揺動自在に
支持させたユニットスイング式エンジンを配置し、この
ユニットスイング式エンジンと車体フレームとの間に緩
衝器を介装したスクータ型自動二輪車において、前記シ
ートの後部を上方に起立させ、かつ前記車体フレーム
を、足載せ部の後部から斜め上後方へ延びてシート下方
に延在するメインフレームと、このメインフレームより
細径に形成されメインフレームの後端部に連結された左
右一対の補助フレームとによって形成し、前記メインフ
レームに前記緩衝器の上端を支持させ、前記補助フレー
ムを、メインフレームから後方へ延びて後輪上端付近に
延在する後方延在部と、メインフレームから斜め上後方
に延在しシート後部下縁に沿って傾斜する上方延在部と
から構成し、左右の後方延在部を前記緩衝器の上端より
下方に位置づけ、これら左右の後方延在部どうしの間隔
を後輪より幅拡とするとともに、左右の上方延在部どう
しをこれらの上端部どうしの間隔が下端部より幅狭にな
って略シート幅になるように形成してこの上端部にシー
ト後部を支持させ、これらの後方延在部と上方延在部と
の間を荷物空間としたことを特徴とするスクータ型自動
二輪車。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60045757A JP2544597B2 (ja) | 1985-03-09 | 1985-03-09 | スク―タ型自動二輪車 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60045757A JP2544597B2 (ja) | 1985-03-09 | 1985-03-09 | スク―タ型自動二輪車 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61205571A JPS61205571A (ja) | 1986-09-11 |
JP2544597B2 true JP2544597B2 (ja) | 1996-10-16 |
Family
ID=12728163
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60045757A Expired - Fee Related JP2544597B2 (ja) | 1985-03-09 | 1985-03-09 | スク―タ型自動二輪車 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2544597B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5953278A (ja) * | 1982-09-18 | 1984-03-27 | ヤマハ発動機株式会社 | 自動二輪車 |
-
1985
- 1985-03-09 JP JP60045757A patent/JP2544597B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61205571A (ja) | 1986-09-11 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |