JP2543813Y2 - ヒンジキャップ - Google Patents
ヒンジキャップInfo
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- JP2543813Y2 JP2543813Y2 JP1992083035U JP8303592U JP2543813Y2 JP 2543813 Y2 JP2543813 Y2 JP 2543813Y2 JP 1992083035 U JP1992083035 U JP 1992083035U JP 8303592 U JP8303592 U JP 8303592U JP 2543813 Y2 JP2543813 Y2 JP 2543813Y2
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- 238000003780 insertion Methods 0.000 claims description 4
- 230000037431 insertion Effects 0.000 claims description 4
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 12
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 3
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 1
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、注口部と注口栓を持つ
ヒンジキャップに関する。
ヒンジキャップに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のヒンジキャップとして
は、たとえば図3に示すようなものがある(実開平1ー
134054号公報参照)。すなわち、容器開口部に被
着されるキャップ本体100と、このキャップ本体10
0にヒンジ101を介して開閉自在に取付られる可撓性
の蓋体102と、を有している。
は、たとえば図3に示すようなものがある(実開平1ー
134054号公報参照)。すなわち、容器開口部に被
着されるキャップ本体100と、このキャップ本体10
0にヒンジ101を介して開閉自在に取付られる可撓性
の蓋体102と、を有している。
【0003】このキャップ本体100には注口部103
が設けられ、一方、蓋体102には注口部103を封止
するための注口栓104が設けられていた。
が設けられ、一方、蓋体102には注口部103を封止
するための注口栓104が設けられていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来のヒンジキャップにあっては、容易に栓ができる
ように注口部103を垂直方向に向けていたために内容
物を出しにくい。
た従来のヒンジキャップにあっては、容易に栓ができる
ように注口部103を垂直方向に向けていたために内容
物を出しにくい。
【0005】したがって、使用感の問題からは注口部1
03を斜め方向に傾けることが好ましいが、注口部10
3を斜めに向けると、蓋体102を開閉した際の注口栓
104の軌跡と、注口栓104を注口部103に対して
抜き差しする方向とが合致せず、注口栓104の先端を
注口部103に差し込むことが困難であった。
03を斜め方向に傾けることが好ましいが、注口部10
3を斜めに向けると、蓋体102を開閉した際の注口栓
104の軌跡と、注口栓104を注口部103に対して
抜き差しする方向とが合致せず、注口栓104の先端を
注口部103に差し込むことが困難であった。
【0006】本考案は上記した従来技術の課題を解決す
るためになされたもので、その目的とするところは、蓋
体を開閉した際の注口栓の軌跡と、注口栓を注口部に対
して抜き差しする方向とが合致していなくても、容易に
栓ができるようなヒンジキャップを提供することにあ
る。
るためになされたもので、その目的とするところは、蓋
体を開閉した際の注口栓の軌跡と、注口栓を注口部に対
して抜き差しする方向とが合致していなくても、容易に
栓ができるようなヒンジキャップを提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案にあっては、容器開口部に被着されるキャッ
プ本体と、該キャップ本体にヒンジを介して開閉自在に
取り付けられる可撓性の蓋体と、を有し、前記キャップ
本体には注口部が設けられ、一方、蓋体には注口部の先
端開口部に嵌合する注口栓が設けられ、前記蓋体を開閉
した際の注口栓の軌跡と、注口栓を注口部に対して抜き
差しする方向とが異なるヒンジキャップにおいて、前記
キャップ本体と蓋体との間に、蓋体の開閉動作に連動し
て該蓋体を変形させながら注口栓先端を注口部の開口部
に案内するためのカム機構を設けたことを特徴とする。
に、本考案にあっては、容器開口部に被着されるキャッ
プ本体と、該キャップ本体にヒンジを介して開閉自在に
取り付けられる可撓性の蓋体と、を有し、前記キャップ
本体には注口部が設けられ、一方、蓋体には注口部の先
端開口部に嵌合する注口栓が設けられ、前記蓋体を開閉
した際の注口栓の軌跡と、注口栓を注口部に対して抜き
差しする方向とが異なるヒンジキャップにおいて、前記
キャップ本体と蓋体との間に、蓋体の開閉動作に連動し
て該蓋体を変形させながら注口栓先端を注口部の開口部
に案内するためのカム機構を設けたことを特徴とする。
【0008】カム機構は、キャップ本体の注口部に設け
たカム受けと、蓋体の注口部対応位置に設けられたカム
板と、によって構成される。
たカム受けと、蓋体の注口部対応位置に設けられたカム
板と、によって構成される。
【0009】また、注口部を垂直方向に対して、前記ヒ
ンジ部から遠ざかる方向に傾けたことを特徴とする。
ンジ部から遠ざかる方向に傾けたことを特徴とする。
【0010】
【作用】本考案にあっては、蓋体を開閉した際の注口栓
の軌跡と、注口栓を注口部に対して抜き差しする方向と
が合致せず異なっていても、カム機構によって、蓋体の
注口栓の先端が注口部の開口部まで案内されて、注口栓
が注口部に差し込まれる。
の軌跡と、注口栓を注口部に対して抜き差しする方向と
が合致せず異なっていても、カム機構によって、蓋体の
注口栓の先端が注口部の開口部まで案内されて、注口栓
が注口部に差し込まれる。
【0011】また、注口部を傾けておけば、容器をそれ
ほどかたむけなくても、注口部が斜めに向いている分だ
け注口部の傾き角度を大きくとることができ、内容物を
容易に注出できる。
ほどかたむけなくても、注口部が斜めに向いている分だ
け注口部の傾き角度を大きくとることができ、内容物を
容易に注出できる。
【0012】また、注口部の向きは、注口栓の軌跡に制
約されることなく、使用目的に応じて種々の方向に向け
ることができる。
約されることなく、使用目的に応じて種々の方向に向け
ることができる。
【0013】
【実施例】以下に本考案を図示の実施例に基づいて説明
する。
する。
【0014】本考案の一実施例に係るヒンジキャップを
示す図1において、1はヒンジキャップ全体を示してい
る。このヒンジキャップ1は、容器2の開口部である口
頚部3に被着されるキャップ本体4と、キャップ本体4
にヒンジ5を介して開閉自在に取付られる可撓性の蓋体
6と、から構成されている。
示す図1において、1はヒンジキャップ全体を示してい
る。このヒンジキャップ1は、容器2の開口部である口
頚部3に被着されるキャップ本体4と、キャップ本体4
にヒンジ5を介して開閉自在に取付られる可撓性の蓋体
6と、から構成されている。
【0015】キャップ本体4は、容器の口頚部3を覆う
頂壁部7と、頂壁部7の周縁から頂壁部7を取り囲むよ
うに下方に突出する二重に形成された第1,第2周壁部
8,9とから構成されている。第1周壁部8は最外周に
あり、その内側に第2周壁部9が配置されている。
頂壁部7と、頂壁部7の周縁から頂壁部7を取り囲むよ
うに下方に突出する二重に形成された第1,第2周壁部
8,9とから構成されている。第1周壁部8は最外周に
あり、その内側に第2周壁部9が配置されている。
【0016】容器2の口頚部3は第1周壁部8と第2周
壁部9の間の環状隙間に差込み固定されるもので、第1
周壁部8の下端内周には環状の係止突起10が設けられ
ている。また、内周側の第2周壁部9外周が容器の口頚
部3内周に嵌着されている。
壁部9の間の環状隙間に差込み固定されるもので、第1
周壁部8の下端内周には環状の係止突起10が設けられ
ている。また、内周側の第2周壁部9外周が容器の口頚
部3内周に嵌着されている。
【0017】一方、頂壁部7中央には前記第2周壁部9
よりも小径の半球状に膨出する膨出部11が設けられて
おり、この膨出部11に注口部12が突出形成されてい
る。この注口部12は膨出部11の頂部中心に対してヒ
ンジ5と反対側に位置し、しかもヒンジ5に対して遠ざ
かる方向に傾いて突出している。
よりも小径の半球状に膨出する膨出部11が設けられて
おり、この膨出部11に注口部12が突出形成されてい
る。この注口部12は膨出部11の頂部中心に対してヒ
ンジ5と反対側に位置し、しかもヒンジ5に対して遠ざ
かる方向に傾いて突出している。
【0018】注口部12は直線状に延びる段付きのノズ
ルによって構成されるもので、膨出部から突出する大径
ノズル部13と、この大径ノズル部13の先端からさら
に前方に延びる小径ノズル部14とから構成されてい
る。
ルによって構成されるもので、膨出部から突出する大径
ノズル部13と、この大径ノズル部13の先端からさら
に前方に延びる小径ノズル部14とから構成されてい
る。
【0019】また、頂壁部7の膨出部11周縁には、膨
出部11を取り囲むように突出するリブ15が設けられ
ている。このリブ15は、円弧状のリブ前縁部15a
と、リブ後縁部15bと、これらリブ前縁部15aとリ
ブ後縁部15bの両端を結ぶ互いに平行に延びる直線状
のリブ側縁部15c,15cと、から構成されており、
リブ前縁部15aが注口部12側に、リブ後縁部15b
がヒンジ5側に位置している。
出部11を取り囲むように突出するリブ15が設けられ
ている。このリブ15は、円弧状のリブ前縁部15a
と、リブ後縁部15bと、これらリブ前縁部15aとリ
ブ後縁部15bの両端を結ぶ互いに平行に延びる直線状
のリブ側縁部15c,15cと、から構成されており、
リブ前縁部15aが注口部12側に、リブ後縁部15b
がヒンジ5側に位置している。
【0020】一方、蓋体6は前記キャップ本体4と同一
径の頂部が平な半球殻状の可撓性部材で、その下端部は
キャップ本体4の頂壁部7の外周縁部上面に全周的に当
接する円形状に成形されており、蓋体6を閉じた際に、
蓋体6下端部内周が前記リブ前縁部15aとリブ後縁部
15bに係合する。蓋体6を閉じた状態では蓋体6の下
端部とリブ側縁部15cとの間は所定間隔だけ離れてお
り、蓋体6下端部の側縁部15cを、リブ側縁部15c
と干渉することなく内方に撓ませることが可能となって
おり、この蓋体6の側面には手指で押圧するため押圧操
作面16が設けられている。
径の頂部が平な半球殻状の可撓性部材で、その下端部は
キャップ本体4の頂壁部7の外周縁部上面に全周的に当
接する円形状に成形されており、蓋体6を閉じた際に、
蓋体6下端部内周が前記リブ前縁部15aとリブ後縁部
15bに係合する。蓋体6を閉じた状態では蓋体6の下
端部とリブ側縁部15cとの間は所定間隔だけ離れてお
り、蓋体6下端部の側縁部15cを、リブ側縁部15c
と干渉することなく内方に撓ませることが可能となって
おり、この蓋体6の側面には手指で押圧するため押圧操
作面16が設けられている。
【0021】また、蓋体6の下端部前縁はリブ前縁部1
5aに係止可能となっており、蓋体6の下端部の後縁が
ヒンジ5を介してキャップ本体4に開閉自在に連結され
ている。また、蓋体6の下端部前縁には、開操作時に指
を引っ掛けるための指掛け部17が前方に突設されてい
る。
5aに係止可能となっており、蓋体6の下端部の後縁が
ヒンジ5を介してキャップ本体4に開閉自在に連結され
ている。また、蓋体6の下端部前縁には、開操作時に指
を引っ掛けるための指掛け部17が前方に突設されてい
る。
【0022】さらに、この蓋体6内周面には、前記注口
部12と対応させて、注口部12の先端開口部18に嵌
合される注口栓19が突出形成されている。この注口栓
19は注口部12の先端開口部18内周に差込まれるも
ので、蓋体6の下端部がキャップ本体4の頂壁部7上面
に当接した時点で、注口栓19が注口部12の先端開口
部18に差込み固定されるようになっている。注口栓1
9は注口部12の先端開口部18内周に根元位置まで入
り込むように構成されている。
部12と対応させて、注口部12の先端開口部18に嵌
合される注口栓19が突出形成されている。この注口栓
19は注口部12の先端開口部18内周に差込まれるも
ので、蓋体6の下端部がキャップ本体4の頂壁部7上面
に当接した時点で、注口栓19が注口部12の先端開口
部18に差込み固定されるようになっている。注口栓1
9は注口部12の先端開口部18内周に根元位置まで入
り込むように構成されている。
【0023】一方、蓋体6内周面に突設した注口栓19
の両側に、所定形状に成形したカム板20が突設されて
いる。カム板20は、注口部12の大径ノズル部13と
小径ノズル部14の境の環状段部によって構成されるカ
ム受け21に当接されるもので、このカム板20とカム
受け21によって開閉用のカム機構を構成している。
の両側に、所定形状に成形したカム板20が突設されて
いる。カム板20は、注口部12の大径ノズル部13と
小径ノズル部14の境の環状段部によって構成されるカ
ム受け21に当接されるもので、このカム板20とカム
受け21によって開閉用のカム機構を構成している。
【0024】カム板20は、蓋体の開閉方向に沿って配
置されており、注口栓19の下端側に設けられる山形部
22と、この山形部22に連なる平坦部23と、から構
成されている。山形部22は注口栓19に対して蓋体6
の下端部側に配置され、蓋体6の閉操作時に先行してカ
ム受け21に当接させるようになっている。この山形部
22は注口栓19の先端よりも突出しており、その突出
寸法は、少なくとも、前記カム受け21から注口部12
先端までの寸法よりも大きくして注口栓19と注口部1
2との干渉を防止している。
置されており、注口栓19の下端側に設けられる山形部
22と、この山形部22に連なる平坦部23と、から構
成されている。山形部22は注口栓19に対して蓋体6
の下端部側に配置され、蓋体6の閉操作時に先行してカ
ム受け21に当接させるようになっている。この山形部
22は注口栓19の先端よりも突出しており、その突出
寸法は、少なくとも、前記カム受け21から注口部12
先端までの寸法よりも大きくして注口栓19と注口部1
2との干渉を防止している。
【0025】また、平坦部23は注口栓19に隣接して
配置されるもので、その突出高さは注口栓19の突出高
さと同一高さとして、蓋体6を閉塞した時点でカム受け
21に当接してストッパとしての機能を有している。
配置されるもので、その突出高さは注口栓19の突出高
さと同一高さとして、蓋体6を閉塞した時点でカム受け
21に当接してストッパとしての機能を有している。
【0026】この実施例ではヒンジ5は可撓性の樹脂ヒ
ンジであり、キャップ本体4,樹脂ヒンジ5および蓋体
6が樹脂によって一体成形されており、カム板20につ
いても一体成形されている。
ンジであり、キャップ本体4,樹脂ヒンジ5および蓋体
6が樹脂によって一体成形されており、カム板20につ
いても一体成形されている。
【0027】もちろん、カム機構としては、上記実施例
のものに限定されるものではなく、キャップ本体4側に
カム板を、蓋体6側にカム受けを設けるようにしてもよ
く、またカム板とカム受けをキャップ本体4および蓋体
6と別体構成としてもよく、要するに蓋体6の開閉操作
に連動して注口栓19を注口部12の先端開口部18に
案内する構成となっていればよい。
のものに限定されるものではなく、キャップ本体4側に
カム板を、蓋体6側にカム受けを設けるようにしてもよ
く、またカム板とカム受けをキャップ本体4および蓋体
6と別体構成としてもよく、要するに蓋体6の開閉操作
に連動して注口栓19を注口部12の先端開口部18に
案内する構成となっていればよい。
【0028】本考案にあっては、注口部12を斜めに傾
けているので、容器2をそれほど傾けなくても、注口部
12が斜めに向いている分だけ注口部12の傾き角度を
大きくとることができ、内容物を容易に注出できる。
けているので、容器2をそれほど傾けなくても、注口部
12が斜めに向いている分だけ注口部12の傾き角度を
大きくとることができ、内容物を容易に注出できる。
【0029】また、注口部12が傾いているが、カム板
20およびカム受け21からなるカム機構によって、蓋
体6の注口栓19の先端が注口部12の先端開口部18
まで案内されて、注口栓19が注口部12に差し込まれ
る。
20およびカム受け21からなるカム機構によって、蓋
体6の注口栓19の先端が注口部12の先端開口部18
まで案内されて、注口栓19が注口部12に差し込まれ
る。
【0030】図2は、この閉操作状態を示している。
【0031】まず、蓋体6を閉じていって、ヒンジ5の
開き角度が所定角度(この実施例では各15度)に達す
るとカム板20の山形部22の前縁がカム受け21に当
接する(図2(a),(b)参照)。
開き角度が所定角度(この実施例では各15度)に達す
るとカム板20の山形部22の前縁がカム受け21に当
接する(図2(a),(b)参照)。
【0032】この状態からさらに蓋体6を閉方向に押し
下げてヒンジ5の開き角度を小さくしていくと、カム受
け21に対してカム板20が強く押しつけられるため
に、カム板20に作用する反力によって蓋体6は変形し
て、カム板20の山形部22の頂部がカム受け21に乗
り上がる(図2(c),(d))。
下げてヒンジ5の開き角度を小さくしていくと、カム受
け21に対してカム板20が強く押しつけられるため
に、カム板20に作用する反力によって蓋体6は変形し
て、カム板20の山形部22の頂部がカム受け21に乗
り上がる(図2(c),(d))。
【0033】さらに、蓋体6を閉方向に押し下げると、
カム板20の山形部22の頂部がカム受け21上を下方
にすべり、注口栓19が注口部12の先端開口部18ま
で案内される(図2(e)〜(g)参照)。
カム板20の山形部22の頂部がカム受け21上を下方
にすべり、注口栓19が注口部12の先端開口部18ま
で案内される(図2(e)〜(g)参照)。
【0034】そして、注口栓19が注口部12の先端開
口部18まで達すると、カム板20の山形部22の頂部
がカム受け21から外れ、蓋体6の弾性復元力によって
注口栓19が注口部12の先端開口部18に差し込まれ
る。この時点で、蓋体6の下端部もキャップ本体4の頂
壁部7の上面に当接すると共に、カム板20の平坦部が
カム受け21に当接して閉操作が完了する。
口部18まで達すると、カム板20の山形部22の頂部
がカム受け21から外れ、蓋体6の弾性復元力によって
注口栓19が注口部12の先端開口部18に差し込まれ
る。この時点で、蓋体6の下端部もキャップ本体4の頂
壁部7の上面に当接すると共に、カム板20の平坦部が
カム受け21に当接して閉操作が完了する。
【0035】開操作の場合には、蓋体6の下端部前縁に
設けられた指掛け部17に指を掛け、蓋体6前縁を持ち
上げれば、カム板20の山形部22の後縁がカム受け2
1に強く押しつけられ、その反力によってキャップ本体
4が変形して山形部22の頂部がカム受け21に乗り上
がり、それと同時に注口栓19が注口部12の先端開口
部18から抜け出る。
設けられた指掛け部17に指を掛け、蓋体6前縁を持ち
上げれば、カム板20の山形部22の後縁がカム受け2
1に強く押しつけられ、その反力によってキャップ本体
4が変形して山形部22の頂部がカム受け21に乗り上
がり、それと同時に注口栓19が注口部12の先端開口
部18から抜け出る。
【0036】なお、蓋体6側面に設けた押圧操作面16
を押しながら開閉操作をすることにより、蓋体6を大き
く変形させることができ、さらに容易に開閉操作をする
ことができる。
を押しながら開閉操作をすることにより、蓋体6を大き
く変形させることができ、さらに容易に開閉操作をする
ことができる。
【0037】また、上記した注口部12の向きは、特に
限定されるものではなく、使用目的に応じて横向きに形
成してもよいし、下向きに形成してもよいし、従来と同
じように上向きに形成してもよい。要するに、本願考案
は注口栓19の軌跡が、注口部12に対する注口栓19
の抜き差し方向と合致していない場合に広く適用できる
ものである。
限定されるものではなく、使用目的に応じて横向きに形
成してもよいし、下向きに形成してもよいし、従来と同
じように上向きに形成してもよい。要するに、本願考案
は注口栓19の軌跡が、注口部12に対する注口栓19
の抜き差し方向と合致していない場合に広く適用できる
ものである。
【0038】
【考案の効果】本考案は以上の構成及び作用を有するも
ので、蓋体を開閉した際の注口栓の軌跡と、注口栓を注
口部に対して抜き差しする方向とが合致していなくて
も、カム機構によって、蓋体の注口栓の先端が注口部の
開口部まで案内されるので、操作性が向上する。
ので、蓋体を開閉した際の注口栓の軌跡と、注口栓を注
口部に対して抜き差しする方向とが合致していなくて
も、カム機構によって、蓋体の注口栓の先端が注口部の
開口部まで案内されるので、操作性が向上する。
【0039】また、注口部の向きは、注口栓の軌跡に制
約されることなく、使用目的に応じて種々の方向に向け
ることができ、設計自由度を増大することができる。
約されることなく、使用目的に応じて種々の方向に向け
ることができ、設計自由度を増大することができる。
【0040】さらに、注口部を傾けておけば、容器をそ
れほどかたむけなくても、注口部が斜めに向いている分
だけ注口部の傾き角度を大きくとることができ、内容物
を容易に注出でき、使い勝手が向上する。
れほどかたむけなくても、注口部が斜めに向いている分
だけ注口部の傾き角度を大きくとることができ、内容物
を容易に注出でき、使い勝手が向上する。
【図1】図1は本考案の一実施例に係るヒンジキャップ
を示すもので、同図(a)は蓋体を閉じた状態の縦断面
図、同図(b)は蓋体を開いた状態の平面図、同図(c)は
蓋体を閉じた状態の側面図である。
を示すもので、同図(a)は蓋体を閉じた状態の縦断面
図、同図(b)は蓋体を開いた状態の平面図、同図(c)は
蓋体を閉じた状態の側面図である。
【図2】図2(a)〜(h)は図1のヒンジキャップの閉操
作状態の説明図である。
作状態の説明図である。
【図3】図3は従来のヒンジキャップの斜視図である。
1 ヒンジキャップ 2 容器 3 口頚部 4 キャップ本体 5 ヒンジ 6 蓋体 12 注口部 16 押圧操作面 18 先端開口部 19 注口栓 20 カム板 21 カム受け 22 山形部 23 平坦部
Claims (3)
- 【請求項1】容器開口部に被着されるキャップ本体と、
該キャップ本体にヒンジを介して開閉自在に取り付けら
れる可撓性の蓋体と、を有し、 前記キャップ本体には注口部が設けられ、一方、蓋体に
は注口部の先端開口部に嵌合する注口栓が設けられ、前記蓋体を開閉した際の注口栓の軌跡と、注口栓を注口
部に対して抜き差しする方向とが異なる ヒンジキャップ
において、 前記キャップ本体と蓋体との間に、蓋体の開閉動作に連
動して該蓋体を変形させながら注口栓先端を注口部の開
口部に案内するためのカム機構を設けたことを特徴とす
るヒンジキャップ。 - 【請求項2】 カム機構は、キャップ本体の注口部に設
けたカム受けと、蓋体の注口部対応位置に設けられたカ
ム板と、によって構成される請求項1に記載のヒンジキ
ャップ。 - 【請求項3】 注口部を垂直方向に対して、前記ヒンジ
部から遠ざかる方向に傾けたことを特徴とする請求項1
または2に記載のヒンキャップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992083035U JP2543813Y2 (ja) | 1992-11-05 | 1992-11-05 | ヒンジキャップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992083035U JP2543813Y2 (ja) | 1992-11-05 | 1992-11-05 | ヒンジキャップ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0642710U JPH0642710U (ja) | 1994-06-07 |
JP2543813Y2 true JP2543813Y2 (ja) | 1997-08-13 |
Family
ID=13790970
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992083035U Expired - Fee Related JP2543813Y2 (ja) | 1992-11-05 | 1992-11-05 | ヒンジキャップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2543813Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6249220B2 (ja) * | 2014-01-14 | 2017-12-20 | 株式会社型システム | 流量調整でき、液垂れしない注出ノズル付き容器 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5886321A (en) * | 1996-12-19 | 1999-03-23 | Ppg Industries, Inc. | Arrangement for heating the wiper rest area of a vehicle windshield |
-
1992
- 1992-11-05 JP JP1992083035U patent/JP2543813Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0642710U (ja) | 1994-06-07 |
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