JP2543476B2 - 玉貸機 - Google Patents

玉貸機

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JP2543476B2 JP5185913A JP18591393A JP2543476B2 JP 2543476 B2 JP2543476 B2 JP 2543476B2 JP 5185913 A JP5185913 A JP 5185913A JP 18591393 A JP18591393 A JP 18591393A JP 2543476 B2 JP2543476 B2 JP 2543476B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、千円札以外に、5千円
札や1万円札の高額紙幣で容易にパチンコ玉貸出処理が
できる玉貸機に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の玉貸機としては、紙幣用計数整
列機に連通するメイン通路内に紙幣投入口から千円紙幣
を投入すると、真偽チェックを行なうとともに真券の場
合は玉貸しができるように構成したものが知られ、従来
の玉貸機は千円札専用になっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】したがって、5千円札
や1万円札の両替機を店内に別に設置しなければなら
ず、しかも、千円札に両替えしてから、さらに玉貸機に
千円札を投入して玉を購入しなければならないので、面
倒な手間がかかる、といった不具合があった。
【0004】本発明は、上記従来の事情に鑑みてなされ
たもので、高額紙幣でも容易に玉貸しができる玉貸機を
提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】係る目的を達成するため
の本願発明の要旨とするところは、玉貸機正面の紙幣投
入口(2)から千円紙幣(A)が投入されると、真偽チ
ェックを行うとともに真券の場合は玉貸しができるよう
に構成した遊技用の玉貸機において、前記玉貸機(B)
は、前記紙幣投入口(2)の内方延長方向に延設され一
対の駆動ローラ(7a、7b)に掛装された搬送ベルト
(5)と、該搬送ベルト(5)の一側面にガイド(1
a)を沿わせて形成され終端側に接離可能に切換ガイド
(4)を配備したメイン通路(1)と、前記両駆動ロー
ラ(7a、7b)の側方にそれぞれ架設された可変圧着
ローラ(14a、14b)と、該両可変圧着ローラ(1
4a、14b)間にあって前記ベルト(5)の他面側に
設けられ千円紙幣(A)が貯留できる釣銭保管部(3)
と、該釣銭保管部(3)の前方に配備され前記釣銭保管
部(3)に貯留されている千円紙幣(A)の釣銭の枚数
を検出するセンサ(15)と、前記センサ(15)の検
出結果に基づき、使用される高額紙幣に対する釣銭とし
て必要最低限の枚数の千円紙幣(A)が前記釣銭保管部
(3)に貯留されているか否かにより、前記使用される
高額紙幣の投入の可否を金額別に段階的に表示する表示
器(22)と、前記釣銭保管部に貯留された千円紙幣を
払い出す払出機構とを設け、前記払出機構(30)は、
前記切換ガイド(4)と搬送ベルト(5)、両駆動ロー
ラ(7a、7b)、両可変圧着ローラ(14a、14
b)、前記ガイド(1a)の外方に配備さとた圧着ロー
ラ(8a、8b)、およびテンションローラ(9)から
成り、高額紙幣が前記紙幣投入口(2)から投入され、
この投入された高額紙幣が真券であると、千円分の玉を
貸し出すと共に、釣銭相当数の千円紙幣を前記払出機構
(30)により前記釣銭保管部(3)から払い出す玉貸
機に存する。
【0006】
【作用】本発明の玉貸機では、紙幣投入口(2)に高額
紙幣が投入され、この投入された高額紙幣が真券である
と判定されると、千円分の玉が貸し出されるとともに、
釣銭相当数の千円紙幣が釣銭保管部(3)から払出機構
(30)により払い出される。
【0007】このため、遊技客は、高額紙幣を本玉貸機
に一度投入するだけで、千円分のパチンコ玉を手にする
と同時に釣銭も受取って、パチンコ玉を借りる作業をわ
ずかな手間で完了することができる。
【0008】
【実施例】以下、図1〜4により本発明の一実施例につ
いて説明する。パチンコ島に配備した玉貸機の正面側に
は、千円紙幣A、5千円および1万円紙幣を投入できる
紙幣投入口2を形成し、該投入口2の内方延長方向に
は、両駆動ローラ7a,7bに掛装する搬送ベルト5の
一側面にガイド1aを沿わせて形成するメイン通路1を
延設し、前記ガイド1aの外側方には圧着ローラ8a,
8bおよびテンションローラ9を配備し、紙幣投入口2
の内方両側には光センサ10を配備し、前記メイン通路
1に沿って、識別機である光センサ11a ,11b ,磁
気センサ12,真券信号センサ13をそれぞれ配備し、メイ
ン通路1の延長側には紙幣用計数整列機(図示省略)を
連通連設して構成する。
【0009】また、前記駆動ローラ7bの側方には可変
圧着ローラ14a を架設するとともに、前記メイン通路1
の終端側に接離できる切換ガイド4を配備し、前記駆動
ローラ7aの側方には可変圧着ローラ14b を架設し、両
可変圧着ローラ14a ,14b の間となって前記搬送ベルト
5の他側面側には20枚前後の千円紙幣Aを貯溜できる釣
銭保管部3を設け、その前方側には光センサ15とローラ
16a および逆転ローラ16b をそれぞれ配備して構成す
る。
【0010】ここで、切換ガイド4,搬送ベルト5,駆
動ローラ7a,7b,圧着ローラ8a,8b,テンショ
ンローラ9及び可変圧着ローラ14a ,14b は、本発明の
払出機構30を構成している。また、図中、18は紙幣回
収用ガイドである。
【0011】なお、釣銭保管機3に4枚あるいは9枚の
千円紙幣Aが溜ると「5千円札使用可」あるいは「1万
円札使用可」という表示を金額別に段階的に行うように
するようにしたり、各玉貸機の島単位や景品交換所や事
務所あるいはPOSやホール用のコンピュータに取り付
けた釣銭回収スイッチを押すと、釣銭保管部3の千円紙
幣Aを紙幣用計数整列機側の千円札収納エリアに給送で
きるようにしたり、また、最初から釣銭保管機3に入れ
ておく場合には、玉貸機を切替えスイッチにより釣銭投
入モードにして、紙幣投入口2から釣銭を投入すること
ができるように構成するが、図示省略する。
【0012】したがって、図1に示すように千円紙幣A
を紙幣投入口2から投入すると、識別機が真偽チェック
をし、偽札の場合は紙幣投入口2から返却し、真券の場
合は千円分の玉を貸し出すことになるが、釣銭保管部3
に20枚前後の千円紙幣Aが溜るまでは、図2に示すよう
に切換ガイド4と可変圧着ローラ14a が変位して千円紙
幣Aはメイン通路1から釣銭保管部3に給送されること
になり、所定枚数に溜ると、その後に投入される千円紙
幣Aはメイン通路1から搬出されて紙幣用計数整列機に
収納されることになる。
【0013】そのようにして、光センサ15により計数し
ながら図3に示すように釣銭保管部3に4枚あるいは9
枚の千円紙幣Aが溜ると、「5千円札使用可」あるいは
「1万円札使用可」の表示がでることになるが、その表
示がでていない状態で5千円紙幣あるいは1万円紙幣を
紙幣投入口2から投入すると、真券であっても返却され
ることになる。
【0014】使用可の状態で、5千円紙幣あるいは1万
円紙幣を紙幣投入口2から投入すると、識別機が真偽チ
ェックをし、偽札の場合は紙幣投入口2から返却し、真
券の場合は千円分の玉を貸し出すとともに、そのままメ
イン通路1から搬出されて紙幣用計数整列機に収納され
ることになるがその直後に、図4に示すように、切換ガ
イド4,可変圧着ローラ14a ,ローラ16a および16b が
作動する状態となって、真券信号センサ13が内部に退入
する状態で、搬送ベルト5が逆転しながら、該搬送ベル
ト5とローラ16a により釣銭保管部3の千円紙幣Aを釣
銭相当枚数だけ送り出し、その枚数は光センサ15により
カウントして、紙幣投入口2より次々に払い出すことが
できることになり、所定枚数を払い出すと、ローラ16a
と逆転ローラ16b が元の位置に復帰して紙幣の送り出し
は中止されることになる。
【0015】その場合、ローラ16a と搬送ベルト5の間
に2枚以上の紙幣が一度に入りこもうとする状態になる
と、ローラ16a が略紙幣1枚分だけ搬送ベルト5から離
れるとともに逆転ローラ16b と接触して高速逆転するこ
とになり、そこで、重なってきた紙幣を排除できること
になって、搬送ベルト5側の紙幣だけを送り出すことが
できることになる。
【0016】また、閉店後には、釣銭回収スイッチを操
作すると、釣銭保管部3内に残る千円札を紙幣用計数整
列機側の千円札収納エリアに給送して回収することがで
きる。
【0017】図5および図6は他の実施例を示し、前記
実施例とは同一符号で示すように略同様に構成するが、
可変圧着ローラ14b の側にローラ16a と逆転ローラ16b
を接近させ、その外方側に連通連設した釣銭専用払出口
6の内方に光センサ17を配備して構成したものであり、
前記実施例と略同様に作動させながら、高額紙幣を投入
した場合には、搬送ベルト5が正転して釣銭の千円紙幣
Aを釣銭専用払出口6に払い出すことができることにな
る。
【0018】紙幣払出口タイプの場合、紙幣払出口から
釣銭用の紙幣をカセット式に供給することにより釣銭が
なくて高額紙幣が使えないなどという問題も解消できる
ことになる。
【0019】また、識別機も千円札ないし1万円札まで
1つで済ますようなタイプの説明をしたが、千円札と他
の高額紙幣の識別機とを分けて設置しても良い。
【0020】釣銭は、搬送機で運ばれてきたのを釣銭払
い出し部に溜めておき、釣銭として使用する方式もあ
る。
【0021】客が使用した千円札をそのままストックし
て、不足分を搬送機で供給することも工夫できる。
【0022】高額紙幣を受け付けると、無条件で千円分
の玉またはメダルを払い出し、残りを釣銭として払い出
す方式と、無条件に玉を払い出さずに選択ボタンによっ
て払出し玉数または払出し金額を何段階かに選択できる
方式がある。
【0023】図7および図8はそれぞれ別の実施例を示
し、Aはパチンコ台,Bは玉貸機,19は3ウェイ方式
(1口タイプ)または1+2ウェイ方式(2口)の紙幣
投入口, 20は選択ボタン,21は自動ジェットカウンタ,
22は持玉数表示器,23はレシートまたはカード取り出し
口,24は呼出しスイッチまたは兼用精算スイッチであ
る。
【0024】前記持玉数表示器22には、台番号も表示で
きるタイプと、普段は台番号だけを表示し、ジェットカ
ウンターでカウントを開始すると玉数が表示され、精算
ボタンを押してレシートまたはカードを取り出すと再び
台番号も表示することになり、また、スイッチ24は自動
ジェットカウンタ21に付いている場合もあり、打止めに
なると自動的にパチンコ台Aの皿上の玉が自動的に自動
ジェットカウンタ21に流れて自動的に計数を始めるもの
である。
【0025】
【発明の効果】このように本発明は、5千円や1万円の
高額紙幣を紙幣投入口から投入すると、真偽チェックを
行なって真券の場合は千円分の玉を貸し出すとともに、
その千円を差し引いた釣銭を払い出すことができて、高
額紙幣でも、両替えと千円分の玉貸しを同時に行なうこ
とができて便利に使用できることになる。
【0026】すなわち、遊技客は、高額紙幣を本玉貸機
に一度投入するだけで、千円分のパチンコ玉を手にする
と同時に釣銭も受取って、パチンコ玉を借りる作業をわ
ずかな手間で完了することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における玉貸機の要部を示す
側面図である。
【図2】本発明の一実施例における玉貸機の要部の動作
を示す側面図である。
【図3】本発明の一実施例における玉貸機の要部の動作
を示す側面図である。
【図4】本発明の一実施例における玉貸機の要部の動作
を示す側面図である。
【図5】本発明の他の実施例における玉貸機の要部の動
作を示す側面図である。
【図6】本発明の他の実施例における玉貸機の要部の動
作を示す側面図である。
【図7】本発明の他の実施例におけるパチンコ機を示す
正面図である。
【図8】本発明の他の実施例におけるパチンコ機を示す
正面図である。
【符号の説明】
1…メイン通路 2…紙幣投入口 3…釣銭保管部 A…千円紙幣 4…切換ガイド 5…搬送ベルト

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 玉貸機正面の紙幣投入口から千円紙幣が
    投入されると、真偽チェックを行うとともに真券の場合
    は玉貸しができるように構成した遊技用の玉貸機におい
    て、前記玉貸機は、 前記紙幣投入口の内方延長方向に延設され一対の駆動ロ
    ーラに掛装された搬送ベルトと、 該搬送ベルトの一側面にガイドを沿わせて形成され終端
    側に接離可能に切換ガイドを配備したメイン通路と、 前記両駆動ローラの側方にそれぞれ架設された可変圧着
    ローラと、 該両可変圧着ローラ間にあって前記ベルトの他面側に設
    けられ 千円紙幣が貯留できる釣銭保管部と、該釣銭保管部の前方に配備され前記釣銭保管部に貯留さ
    れている千円紙幣の釣銭の枚数を検出するセンサと、 前記センサの検出結果に基づき、使用される高額紙幣に
    対する釣銭として必要最低限の枚数の千円紙幣が前記釣
    銭保管部に貯留されているか否かにより、前記使用され
    る高額紙幣の投入の可否を金額別に段階的に表示する表
    示器と、 前記 釣銭保管部に貯留された千円紙幣を払い出す払出機
    構とを設け、前記払出機構は、前記切換ガイド、搬送ベルト、両駆動
    ローラ、両可変圧着ローラ、前記ガイドの外側方に配備
    された圧着ローラおよびテンションローラ から成り、 高額紙幣が前記紙幣投入口から投入され、この投入され
    た高額紙幣が真券であると、千円分の玉を貸し出すと共
    に、釣銭相当数の千円紙幣を前記払出機構により前記釣
    銭保管部から払い出すことを特徴とする玉貸機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS60237591A (ja) * 1984-05-09 1985-11-26 三洋電機株式会社 紙幣保留装置
JPS61175329A (ja) * 1985-01-31 1986-08-07 Riken Corp 電磁クラツチ用磁性粉末

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