JP2543430Y2 - 変速操作レバー - Google Patents

変速操作レバー

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JP2543430Y2
JP2543430Y2 JP1995003639U JP363995U JP2543430Y2 JP 2543430 Y2 JP2543430 Y2 JP 2543430Y2 JP 1995003639 U JP1995003639 U JP 1995003639U JP 363995 U JP363995 U JP 363995U JP 2543430 Y2 JP2543430 Y2 JP 2543430Y2
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lever
upper lever
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JP1995003639U
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康司 鈴木
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Isuzu Motors Ltd
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Isuzu Motors Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、車両等の伝動装置にお
ける伝動を変速制御するための、レバー本体を起倒自在
とした変速操作レバーに関し、特に上部レバーと下部レ
バーとからなるレバー本体における上部レバーの起倒操
作を上部レバーと下部レバーとの嵌脱によることによ
り、上部レバーと下部レバーとの連結構成を単純化し
て、レバーのがたつきを防止するための寸法管理の簡易
化を図ると共に、上部レバーおよびばねの一端を保持す
る支持部材を下部レバーに係脱可能に枢着することによ
り、レバー組立作業の簡易化を図るものに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の起倒自在とした変速操作レバー
においては、従来のものとしては上部レバーと下部レバ
ーとを蝶番型式によるピンにより屈曲可能に連結し、連
結部に上部レバーおよび下部レバーに連続するテーパ軸
部を形成し、連結部に内面がテーパ状に形成された保持
筒を着脱自在に外挿すると共に、保持筒と下部レバー間
に引張ばねを介装することにより、上部レバーが起立状
態にあるときは、保持筒はばねにより連結部のテーパ面
に付勢され上部レバーを起立保持すると共に、上部レバ
ーが折り畳み状態にある時は、保持筒はばねにより下部
レバーの連結部側面に付勢され上部レバーを折り畳み保
持する折り畳み式変速操作レバーが知られている(例え
ば実開昭58ー97623号公報参照)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来の折り畳み式変速
操作レバーにおいては、上部レバーと下部レバーとは蝶
番型式によるピンにより屈曲可能に連結されているもの
であるから、下部レバーに対する上部レバーのがたつき
防止のためには、上部レバーの軸線方向においてはピン
とピン孔との寸法精度を要し、また上部レバーをがたつ
きがないよう起立保持するためには連結部である上部レ
バーおよび下部レバーに連続するテーパ軸部のテーパ面
と保持筒の内面に形成されたテーパ面との寸法精度を要
する。このように、折り畳み式変速操作レバーの製作面
において多くの寸法管理を要とするため、製作に手間を
要するという問題があり、また組立面においては上部レ
バー、下部レバー及び保持筒の精度の高い連結部の結合
作業に加えて、ばねを引張状態で保持筒と下部レバー間
に装架するばね装着作業を要するため、操作レバーの組
立作業にこれまた手間を要するという問題があった。
【0004】本考案は上記従来技術の問題点を解決する
もので、上部レバーと下部レバーとからなるレバー本体
における上部レバーの起倒操作を上部レバーと下部レバ
ーとの嵌脱によることにより、上部レバーと下部レバー
との連結構成を単純化してレバーのがたつきを防ぐため
の寸法管理の簡易化を図ると共に、上部レバーおよびば
ねの一端を保持する支持部材を下部レバーに係脱可能に
枢着することにより、レバー組立作業の容易化を図るこ
とができる変速操作レバーを提供することを目的とする
ものである。さらに本考案は、レバー本体の中央軸線を
含む断面において支持部材を下部レバーに枢着して、連
結部に軸線方向の力のみが作用するよう構成すると同時
に、右ハンドル車と左ハンドル車に共通の部品で対応可
能とすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案の変速操作レバーにおいては、下部レバーの
上部に形成された連結筒部に上部レバーの下方部分が嵌
脱自在に嵌合されているレバー本体と、上部レバーと下
部レバーを連結する支持部材とを有し、該支持部材には
上部レバーが貫通する保持孔を設けた保持部と、該保持
部の両側部に下方へ延設された脚部とが形成され、該脚
部の下部の中央はレバー本体の中央軸線を含む断面にお
いて下部レバーに係脱可能に枢着されており、上記保持
部と上部レバーの係止部との間に介装されたばねにより
上部レバーが下部レバー側へ付勢されているものであ
る。
【0006】
【作用】上記のように構成された変速操作レバーは、下
部レバーに形成された連結筒部に対して嵌脱自在な上部
レバーが、下部レバーに枢着された支持部材における上
部レバーが貫通する保持孔を形成した保持部と上部レバ
ーの係止部との間に介装されたばねにより、下部レバー
側へ付勢されているものである。上部レバーは起立状態
において下部レバー側へ付勢されているばねにより下部
レバーの連結筒部に嵌合して下部レバーに起立保持され
るため、この状態で変速操作レバーとして変速操作をす
ることができる。また運転者の移動あるいは降車にあた
り変速操作レバーが障害物となる場合には、上部レバー
をばねに抗して引き上げ下部レバーの連結筒部から引き
抜いて起立保持を解除し、上部レバーを支持部材の枢着
部を中心として横倒させることにより変速操作レバーが
障害物とならぬようにすることができ、横倒された上部
レバーはばねの付勢により下部レバーの側面に押圧され
て横倒保持される。
【0007】上部レバーと下部レバーとの連結は上部レ
バーの下方部分と下部レバーに形成された連結筒部との
嵌合によるものであるから、連結構成が単純であり、し
かも、変速操作時連結部に作用する力を比較的太い上部
レバーの下方部分で受けることとなり、連結部の強度が
向上する。また上部レバーのがたつきを防ぐには上部レ
バーの下端部と下部レバーの連結筒部との嵌合面の寸法
精度が要求されるのみであるため、簡易な寸法管理によ
りレバーのがたつきを防止することができる。支持部材
は上部レバーが貫通する保持部の両側部に下方へ延設さ
れた脚部が下部レバーに係脱可能に枢着されているもの
であるから、変速操作レバーの組立てにあたっては、上
部レバーにその下端部から支持部材およびばねを嵌挿す
ると共にばねの下端部を上部レバーに係止したものを、
下部レバーの枢着部に支持部材の脚部を枢着することに
より、レバー組立作業を簡易に行なうことができる。
【0008】またレバー本体の中央軸線を含む断面にお
いて、支持部材の脚部の中央が下部レバーに枢着されて
いるので、ばねの力は中央軸線上に作用し、連結部や支
持部材を傾かせるようなモーメントが生ずることはな
く、横倒に際しての上部レバーの引き上げも円滑に行い
うる。さらに横倒する方向が逆である右ハンドル車と左
ハンドル車に対して、共通の部品の使用が可能である。
【0009】
【実施例】実施例について図面を参照して説明すると、
1は下端部に図示しない球体シートに支持される球状支
持体2が一体に形成された下部レバー3と、上端部に図
示しないノブが螺着されるねじ部4が一体に形成された
上部レバー5とからなるレバー本体で、該レバー本体1
は下部レバー3の上部に形成された円筒状の連結筒部6
に対して、円柱状の対向両側部が平面7に形成され且つ
下端面が球面8に形成された上部レバー5の下方部分が
嵌脱自在に嵌合されて構成されている。図示しないが、
下部レバー3には、変速機を操作するケーブル又はリン
クに連なるブラケットを溶接等で固定する。
【0010】一方、支持部材9は上部レバー5の断面形
状と同形状で上部レバー5が貫通する保持孔10が形成さ
れた保持部11と、該保持部11の両側部に下方へ延設され
た脚部12,12とからなり、その各脚部12,12が下方対向
面に形成された枢着ピン13,13により下部レバー3の連
結筒部6における対向部に穿設された枢支孔14,14に枢
着されている。
【0011】枢支孔14,14は、図1に示すように、その
中心をレバー本体1の中央軸線Cに一致させて下部レバ
ー3に穿設され、ここに支持部材9の各脚部12,12の中
央に形成された枢着ピン13,13が嵌め込まれている。つ
まり、支持部材9はレバー本体1の中央軸線を含む断面
において下部レバー3に枢着されている(図2の断面部
分参照)。
【0012】上部レバー5における連結筒部6との嵌合
部の上方位置には係止部としての役割を果たすスナップ
リング15が係着されており、これと支持部材9における
保持部11の下面との間には、上部レバー5に嵌挿された
コイル状のばね16が圧縮状態で介装されている。
【0013】実施例は以上のように構成されているもの
であるから、上部レバー5は起立状態においては下部レ
バー3の連結筒部6に嵌合されていると共に、ばね16に
より連結筒部6側へ付勢されて起立保持される。また上
部レバー5の横倒にあたっては、図4及び図5に示すよ
うに上部レバー5をばね16に抗して引き上げ連結筒部6
から引き抜いて起立保持を解除し、上部レバー5を支持
部材9の枢着ピン13を中心として横倒させ、横倒された
上部レバー5はばね16の付勢により下部レバー3の側面
に押圧されて横倒保持される。さらに上部レバー5を横
倒状態から起立させるにあたっては、上部レバー5を単
に起立させるのみの操作により上部レバー5の下端面に
形成された球面8による円滑な摺動によって、上部レバ
ー5の下方部分を連結筒部6に嵌合させ起立保持するこ
とができる。
【0014】したがって、上部レバー5が本来の変速操
作レバーとして機能する起立保持状態における下部レバ
ー3との連結は、太い部分での連結筒部6との嵌合連結
であるから、強度を確保することができる。また上部レ
バー5のがたつき防止には連結筒部6との嵌合面の寸法
精度が要求されるのみであるため、簡易な寸法管理によ
りレバーのがたつきを防止することができると共に、変
速操作レバーの組立てにあたっては、上部レバー5に支
持部材9およびばね16を嵌挿セットした状態で、支持部
材9の枢着ピン13、13を下部レバー3の枢支孔14、14に
対して枢着することができる。
【0015】この際に、支持部材9の脚部12,12が弾性
変形可能であれば、その弾性を利用して、連結筒部6に
対する上部レバー5の嵌合と同時に支持部材9の枢着を
ワンタッチで行うことができる。枢着ピン13、13を別体
とし、支持部材9と枢支孔14、14に嵌め込むようにして
もよい。
【0016】このように、レバー本体1の中央軸線を含
む断面において支持部材9の脚部の中央が下部レバー6
に枢着されているので、支持部材9を介してばね16の力
は中央軸線上に作用し、ばね16によって連結部や支持部
材9を傾かせるようなモーメントが生ずることはない。
横倒に際して上部レバー5を引き上げるときも、その操
作を円滑に行うことができる。
【0017】さらに、右ハンドル車と左ハンドル車とで
は上部レバー5の横倒方向が左右逆となるが、本考案で
は部品及び連結部が基本的に対称になっているので、共
通の部品を両方の車に対して使うことが可能である。必
要があれば、脚部12の下方における一側部に両脚部12,
12間に位置するストッパー17を配設することにより、ス
トッパー17と連結筒部6との干渉によって上部レバー5
をストッパー17側と反対側へのみ横倒可能とすることが
でき、上部レバー5への支持部材9の嵌挿時において支
持部材9を回転するのみで横倒方向を自由に選択するこ
とができる。
【0018】
【考案の効果】本考案は、以上説明したように構成され
ているものであり、上部レバーと下部レバーとからなる
レバー本体における上部レバーの起倒操作は、下部レバ
ーの連結筒部に対する上部レバーの下方部分の嵌脱によ
り行なわれるものであるから、上部レバーと下部レバー
との連結構成は単純化されると共に連結部分の強度が向
上する。また上部レバーのがたつき防止には上部レバー
の下端部と下部レバーの連結筒部との嵌合面の寸法精度
が要求されるのみであるため、簡易な寸法管理によりレ
バーのがたつき防止を図ることができる。
【0019】上部レバーをばねを介して保持する支持部
材は、上部レバーが貫通する保持部の両側部に下方に延
設された脚部の下部中央が、中央軸線を含む断面におい
て下部レバーに係脱可能に枢着されているものであるか
ら、ばねの力は中央軸線上に作用し、連結部や支持部材
を傾かせることはなく、横倒に際しての上部レバーの引
き上げも円滑に行いうる。さらに横倒する方向が逆であ
る右ハンドル車と左ハンドル車に対して、共通の部品の
使用が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の変速操作レバーの一部を断面で示す正
面図である。
【図2】本考案の変速操作レバーの一部を断面で示す側
面図である。
【図3】本考案の変速操作レバーの平面図である。
【図4】本考案の変速操作レバーにおいて上部レバーの
脱嵌状態を示す正面図である。
【図5】本考案の変速操作レバーにおいて上部レバーの
横倒状態を示す正面図である。
【符号の説明】
1 レバー本体 3 下部レバー 5
上部レバー 6 連結筒部 9 支持部材 11
保持部 12 脚部 16 ばね

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部レバーの上部に形成された連結筒部
    に上部レバーの下方部分が嵌脱自在に嵌合されているレ
    バー本体と、上部レバーと下部レバーを連結する支持部
    材とを有し、該支持部材には上部レバーが貫通する保持
    孔を設けた保持部と、該保持部の両側部に下方へ延設さ
    れた脚部とが形成され、該脚部の下部の中央はレバー本
    体の中央軸線を含む断面において下部レバーに係脱可能
    に枢着されており、上記保持部と上部レバーの係止部と
    の間に介装されたばねにより上部レバーが下部レバー側
    へ付勢されている変速操作レバー。
JP1995003639U 1995-03-30 1995-03-30 変速操作レバー Expired - Lifetime JP2543430Y2 (ja)

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