JP2506689Y2 - 変速操作レバ― - Google Patents

変速操作レバ―

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JP2506689Y2
JP2506689Y2 JP1990057332U JP5733290U JP2506689Y2 JP 2506689 Y2 JP2506689 Y2 JP 2506689Y2 JP 1990057332 U JP1990057332 U JP 1990057332U JP 5733290 U JP5733290 U JP 5733290U JP 2506689 Y2 JP2506689 Y2 JP 2506689Y2
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Isuzu Motors Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、車両等の伝動装置における伝動を変速制御
するためのレバー本体を起倒自在とした変速操作レバー
に関し、特に上部レバーと下部レバーとからなるレバー
本体における上部レバーの起倒操作を上部レバーと下部
レバーとの嵌脱によることにより、上部レバーと下部レ
バーとの連結構成を単純化して、レバーのがたつき要因
である寸法管理の簡易化を図ると共に、上部レバーおよ
びばねの一端を保持する支持部材を下部レバーに係脱可
能に枢着することにより、レバー組立作業の簡易化を図
るものに関する。
〔従来の技術〕
この種の起倒自在とした変速操作レバーにおいては、
従来のものとしては上部レバーと下部レバーとを蝶番型
式によるピンにより屈曲可能に連結し、連結部に上部レ
バーおよび下部レバーに連続するテーパ軸部を形成し、
連結部に内面がテーパ状に形成された保持筒を着脱自在
に外挿すると共に、保持筒と下部レバー間に引張ばねを
介装することにより、上部レバーが起立状態にあるとき
は、保持筒はばねにより連結部のテーパ面に付勢され上
部レバーを起立保持すると共に、上部レバーが折り畳み
状態にある時は、保持筒はばねにより下部レバーの連結
部側面に付勢され上部レバーを折り畳み保持する折り畳
み式変速操作レバーが知られている(例えば実開昭58-9
7623号公報参照)。
〔考案が解決しようとする課題〕
従来の折り畳み式変速操作レバーにおいては、上部レ
バーと下部レバーとは蝶番型式によるピンにより屈曲可
能に連結されているものであるから、下部レバーに対す
る上部レバーのがたつき要因は、上部レバーの軸線方向
においてはピンとピン孔との寸法精度にあり、また上部
レバーをがたつきがないよう起立保持するためには連結
部である上部レバーおよび下部レバーに連続するテーパ
軸部のテーパ面と保持筒の内面に形成されたテーパ面と
の寸法精度を要する。このように、折り畳み式変速操作
レバーの製作面において多くの寸法管理を要とするた
め、製作に手間を要するという問題があり、また組立面
においては上部レバー、下部レバー及び保持筒の精度の
高い連結部の結合作業に加えて、ばねを引張状態で保持
筒と下部レバー間に装架するばね装着作業を要するた
め、操作レバーの組立作業にこれまた手間を要するとい
う問題があった。
本考案は上記従来技術の問題点を解決するもので、上
部レバーと下部レバーとからなるレバー本体における上
部レバーの起倒操作を上部レバーと下部レバーとの嵌脱
によることにより、上部レバーと下部レバーとの連結構
成を単純化してレバーのがたつき要因である寸法管理の
簡易化を図ると共に、上部レバーおよびばねの一端を保
持する支持部材を下部レバーに係脱可能に枢着すること
により、レバー組立作業の簡易化を図ることができる変
速操作レバーを提供することを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案の変速操作レバー
においては、下部レバーの上部に形成された連結筒部
に、上部レバーの下方部分が嵌脱自在に嵌合されている
レバー本体と、上部レバーと下部レバーを連結する支持
部材とを有し、該支持部材には上部レバーが貫通する保
持孔を設けた保持部と、該保持部の両側部に下方へ延設
された弾性を有する脚部とが形成され、該脚部の下部は
下部レバーに係脱可能に枢着されており、上記保持部と
上部レバーの係止部との間に介装されたばねにより上部
レバーが下部レバー側へ付勢されているものである。
〔作用〕
上記のように構成された変速操作レバーは、下部レバ
ーに形成された連結筒部に対して嵌脱自在な上部レバー
が、下部レバーに枢着された支持部材における上部レバ
ーが貫通する保持孔を形成した保持部と上部レバーの係
止部との間に介装されたばねにより、下部レバー側へ付
勢されているものである。上部レバーは起立状態におい
て下部レバー側へ付勢されているばねにより下部レバー
の連結筒部に嵌合して下部レバーに起立保持されるた
め、この状態で変速操作レバーとして変速操作をするこ
とができる。また運転者の移動あるいは降車にあたり変
速操作レバーが障害物となる場合には、上部レバーをば
ねに抗して引き上げ下部レバーの連結筒部から引き抜い
て起立保持を解除し、上部レバーを支持部材の枢着部を
中心として横倒させることにより変速操作レバーが障害
物とならぬようにすることができ、横倒された上部レバ
ーはばねの付勢により下部レバーの側面に押圧されて横
倒保持される。
上部レバーと下部レバーとの連結は上部レバーの下方
部分と下部レバーに形成された連結筒部との嵌合による
ものであるから、連結構成が単純であり、しかも、変速
操作時、連結部に作用する力を比較的太い上部レバーの
下方部分で受けることとなり、連結部の強度が向上す
る。また上部レバーのがたつき要因は上部レバーの下方
部分と下部レバーの連結筒部との嵌合面の寸法精度のみ
であるため、簡易な寸法管理によりレバーのがたつきを
防止することができる。支持部材は上部レバーが貫通す
る保持部の両側部に下方へ延設された弾性を有する脚部
が下部レバーに係脱可能に枢着されているものであるか
ら、変速操作レバーの組立てにあたっては、上部レバー
にその下端部から支持部材およびばねを嵌挿すると共に
ばねの下端部を上部レバーに係止したものを、下部レバ
ーに対して上部レバーの下方部分を連結筒部に嵌合する
と同時にばねに抗して支持部材を押し下げ、脚部の弾性
を利用して下部レバーの枢着部に支持部材の脚部を枢着
することにより、レバー組立作業をワンタッチにより簡
易に行なうことができる。
〔実施例〕
実施例について図面を参照して説明すると、1は下端
部に図示しない球体シートに支持される球状支持体2が
一体に形成された下部レバー3と、上端部に図示しない
ノブが螺着されるねじ部4が一体に形成された上部レバ
ー5とからなるレバー本体で、該レバー本体1は下部レ
バー3の上部に形成された円筒状の連結筒部6に対し
て、円柱状の対向両側部が平面7に形成され且つ下端面
が球面8に形成された上部レバー5の下方部分が嵌脱自
在に嵌合されて構成されている。
一方、支持部材9は上部レバー5の断面形状と同形状
で上部レバー5が貫通する保持孔10が形成された保持部
11と、該保持部11の両側部に下方へ延設された脚部12,1
2とからなり、その各脚部12,12が下方対向面に形成され
た枢着ピン13,13により下部レバー3の連結筒部6にお
ける対向部に穿設された枢支孔14,14に枢着されてい
る。また上部レバー5における連結筒部6との嵌合部の
上方位置には係止部としての役割を果たすスナップリン
グ15が係着されており、これと支持部材9における保持
部11の下面との間には、上部レバー5に嵌挿されたコイ
ル状のばね16が圧縮状態で介装されている。
実施例は以上のように構成されているものであるか
ら、上部レバー5は起立状態においては下部レバー3の
連結筒部6に嵌合されていると共に、ばね16により連結
筒部6側へ付勢されて起立保持される。また上部レバー
5の横倒にあたっては、第4図及び第5図に示すように
上部レバー5をばね16に抗して引き上げ連結筒部6から
引き抜いて起立保持を解除し、上部レバー5を支持部材
9の枢着ピン13を中心して横倒させ、横倒された上部レ
バー5はばね16の付勢により下部レバー3の側面に押圧
されて横倒保持される。さらに上部レバー5を横倒状態
から起立させるにあたっては、上部レバー5を単に起立
させるのみの操作により上部レバー5の下端面に形成さ
れた球面8による円滑な摺動によって、上部レバー5の
下方部分を連結筒部6に嵌合させ起立保持することがで
きる。
したがって、上部レバー5が本来の変速操作レバーと
して機能する起立保持状態における下部レバー3との連
結は、太い部分での連結筒部6との嵌合連結であるか
ら、強度を確保することができる。また上部レバー5の
がたつき要因は連結筒部6との嵌合面の寸法精度のみで
あるため、簡易な寸法管理によりレバーのがたつきを防
止することができると共に、変速操作レバーの組立てに
あたっては、上部レバー5に支持部材9およびばね16を
嵌挿セットし、支持部材9における各脚部12,12の弾性
を利用することにより、下部レバー3の連結筒部6に対
して上部レバー5の嵌合と同時に支持部材9の枢着をワ
ンタッチにより簡易に組立てることができる。
なお、支持部材9は脚部12,12が弾性変形可能であれ
ば金属板製あるいは合成樹脂製でもよく、その脚部12の
下方における一側部に両脚部12,12間に位置するストッ
パー17を配設することにより、ストッパー17と連結筒部
6との干渉によって上部レバー5をストッパー17側と反
対側へのみ横倒可能とすることができ、例えば右ハンド
ル車と左ハンドル車とでは上部レバー5の横倒方向が左
右逆となるが、上部レバー5への支持部材9の嵌挿時に
おいて支持部材9を回転するのみで横倒方向を自由に選
択することができる。
〔考案の効果〕
本考案は、以上説明したように構成されているもので
あり、上部レバーと下部レバーとからなるレバー本体に
おける上部レバーの起倒操作は、下部レバーに一体形成
された連結筒部に対して上部レバー自体の下方部分の嵌
脱により行なわれるものであるから、上部レバーと下部
レバーとの連結構成は単純化されると共に連結部分の強
度が向上する。
また、上部レバーのがたつき要因は上部レバー自体の
下方部分と下部レバーに一体形成された連結筒部との嵌
合面の寸法精度のみであるため、簡易な寸法管理により
レバーのがたつき防止を図ることができる。
さらに、上部レバーをばねを介して保持する支持部材
は、上部レバーに貫通された保持部の両側部に下方に延
設された脚部が下部レバーに係脱可能に枢着されている
ものであるから、変速操作レバーの組立にあたっては、
上部レバーに支持部材およびばねを嵌挿セットし、上部
レバーの下方部分を下部レバーの連結筒部へ嵌合すると
同時に支持部材の両脚部をその弾性により下部レバーへ
枢着することができるため、ワンタッチによるレバー組
立作業の簡易化を図ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は変速操作
レバーの一部を断面で示す正面図、第2図は同じく側面
図、第3図は同じく平面図、第4図は上部レバーの脱嵌
状態を示す正面図、第5図は上部レバーの横倒状態を示
す正面図である。 1……レバー本体、3……下部レバー、5……上部レバ
ー、6……連結筒部 9……支持部材、11……保持部、12……脚部、16……ば

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】下部レバーの上部に形成された連結筒部
    に、上部レバーの下方部分が嵌脱自在に嵌合されている
    レバー本体と、上部レバーと下部レバーを連結する支持
    部材とを有し、該支持部材には上部レバーが貫通する保
    持孔を設けた保持部と、該保持部の両側部に下方へ延設
    された弾性を有する脚部とが形成され、該脚部の下部は
    下部レバーに係脱可能に枢着されており、上記保持部と
    上部レバーの係止部との間に介装されたばねにより上部
    レバーが下部レバー側へ付勢されている変速操作レバ
    ー。
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