JP2521213Y2 - 自動車用チェンジレバーの支持部構造 - Google Patents

自動車用チェンジレバーの支持部構造

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JP2521213Y2
JP2521213Y2 JP40505690U JP40505690U JP2521213Y2 JP 2521213 Y2 JP2521213 Y2 JP 2521213Y2 JP 40505690 U JP40505690 U JP 40505690U JP 40505690 U JP40505690 U JP 40505690U JP 2521213 Y2 JP2521213 Y2 JP 2521213Y2
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JP
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change lever
tubular member
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elastic body
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JP40505690U
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博己 山本
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Delta Kogyo Co Ltd
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  • Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)
  • Gear-Shifting Mechanisms (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、自動車用チェンジレ
バーの支持部構造に関し、特に組立て作業性を向上させ
た構造に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車には、チェンジレバーを車幅方向
に揺動させて変速機のセレクト操作、即ち中立位置内で
の所望の変速段の選択操作を行い、又チェンジレバーを
前後方向に揺動させて変速機のシフト操作、即ち中立位
置と所望の変速段との間の切換操作を行うようにした変
速操作装置が汎用されている。従来、この種の変速操作
装置では、図4に示されるように、車室フロアやミッシ
ョンケース等の基部に筒状部材2をラバー部材10を介
在させてマウントする一方、チェンジレバー3の下端部
に球軸部31を形成してそれを球面軸受32で受け、該
球面軸受32をOリング8を介在させて筒状部材2内に
挿入し、さらにその上側からCリング9を押し込んで抜
け止めしていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかるに、従来のチェ
ンジレバーの支持部構造では、単にCリングを筒状部材
内に押し込んで抜け止めを行うようにしているので、C
リング圧入の際に作業節度感がなく、又Cリング圧入面
にOリング装入用グリースが付着しやすく、Cリング上
下方向の位置決めが難しいという問題があった。この考
案は、かかる問題点に鑑み、組立て作業性の向上を図っ
た自動車用チェンジレバーの支持部構造を提供すること
を課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで本考案に係る自動
車用チェンジレバーの支持部構造は、基部に支持された
筒状部材内にチェンジレバーの球面軸受を装入支持する
とともに、その上側にO状弾性体を装入する一方、筒状
部材上端部に合成樹脂製クリップをその外側片部と内側
片部とで挟持して装着し、外側片部には係止突起を形成
して筒状部材外周面に形成された係止凹部に係合させ、
又内側片部をO状弾性体と当接させて球面軸受を抜け止
めするようにしたことを要旨とする。ここで合成樹脂製
クリップの外側片部及び内側片部は筒状部材外面及び内
面に密着すればどのような形状であってもよく、例えば
複数の板状片又は筒状とすることができる。また、クリ
ップを合成樹脂製としたのはそのバネ性を利用して外側
片部の係止突起を筒状部材外面の係止凹部に嵌入させる
ためである。
【0005】
【作用】チェンジレバーの組立てを行う場合、基部側の
筒状部材内にチェンジレバーの球面軸受及びO状弾性体
を順次装入し、さらに筒状部材の上端縁に外側片部と内
側片部とで挟みながら合成樹脂製クリップを装着し、ク
リップが完全に筒状部材に装着されると、外側片部の係
止突起がクリップの弾性復帰力によって筒状部材外周面
の係止凹部に係合し、又内側片部がO状弾性体と当接し
てチェンジレバーの球面軸受が抜け止めされ、このよう
にクリップが簡単に装着され、又位置決めも容易であ
る。
【0006】
【実施例】以下、本考案を図面に示す具体例に基づいて
詳細に説明する。図1ないし図3は本考案の一実施例に
よる自動車用チェンジレバーの支持部構造を示す。図に
おいて、車室フロア1にはラバー10によってベース2
0がマウントされ、該ベース20には筒状部材2が取付
けられ、該筒状部材2はフロア1の開口11から上方に
突設され、該開口11の周縁には筒状ブラケット12が
支持されている。また、上記筒状部材2には本実施例の
構造によってチェンジレバー3が支持され、該チェンジ
レバー3の下端には操作ロッド30が連結され、又チェ
ンジレバー3と筒状ブラケット12の上端外縁、筒状部
材2の上端外縁と筒状ブラケット12の上端外縁、及び
筒状部材2の下端内縁とチェンジレバー3との間には各
々防塵及び防音用の蛇腹状部材40、41、42が配設
されている。
【0007】次にチェンジレバー3の支持部構造につい
て説明すると、チェンジレバー3の下端部には球軸部3
1が形成され、該球軸部31には球面軸受32が設けら
れ、該球面軸受32は筒状部材2内に装入され、その上
側にはO状弾性体5が装入され、又球面軸受32と筒状
部材2間にはサポート33が設けられている。また、筒
状部材2の上端部には平面環状の合成樹脂製クリップ6
が装着され、該合成樹脂製クリップ6には板状の外側片
部60が4つ、内側片部61が2つ各々一体的に形成さ
れており、上記外側片部60と内側片部61とで上記筒
状部材2の上端部を挟持することによってクリップ6が
装着されている。さらに、上記外側片部60の下端部に
は係止突起62が形成され、該係止突起62は上記筒状
部材2の外周面に形成された係止凹部21に係合され、
又上記内側片部61の下端はその段部63にO状弾性体
5を収容して上記球面軸受32の上面と当接されてその
抜け止めがなされている。
【0008】次に作用効果について説明する。チェンジ
レバー3の組立てを行う場合、チェンジレバー3の球軸
部31に球面軸受32を、その外側にサポート33を各
々取付け、これを筒状部材2内に装入し、その上側にO
状弾性体5を装入する。その後、筒状部材2の上端縁に
外側片部60と内側片部61とを弾性変形させて挟みな
がら合成樹脂製クリップ6を押し込むと、外側片部60
の係止突起62が弾性復帰力によって筒状部材2の外周
面の係止凹部21に係合し、これによってクリップ6が
筒状部材2から抜け止めされ、又内側片部61の下端段
部63内にO状弾性体63が収容されるとともに、内側
片部61の下端が球面軸受32の上面と当接され、これ
によって球面軸受32が抜け止めされる。なお、その他
の部分、例えば操作ロッド30や蛇腹状部材40、4
1、42等の組立ては従来と略同様であるので、その説
明は省略する。
【0009】以上のような本実施例のチェンジレバーの
支持部構造では、係止突起63を係止凹部21に係合さ
せて合成樹脂製クリップ6を筒状部材2上端縁に取付け
て球面軸受32を抜け止めするようにしたので、従来の
Cリングを使用する場合に比し、クリップ6の装着作業
が非常に簡単であり、又クリップ6を押し込むだけでク
リップ6の位置決めができ、位置決め作業も簡単にでき
る。
【0010】
【考案の効果】以上のように、本考案に係る自動車用チ
ェンジレバーの支持部構造によれば、筒状部材内にチェ
ンジレバーの球面軸受を、その上側にO状弾性体を装入
し、又筒状部材上端部に合成樹脂製クリップをその外側
片部と内側片部とで挟持して装着し、外側片部の係止突
起を筒状部材外周面の係止凹部に係合させ、又内側片部
をO状弾性体と当接させて球面軸受を抜け止めするよう
にしたので、簡単な作業で確実に位置決めでき、組立て
作業を簡単化できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例による自動車用チェンジレバ
ーの支持部構造を示す全体構成図である。
【図2】上記構造の要部拡大断面図である。
【図3】上記構造における合成樹脂製クリップを示す斜
視図である。
【図4】従来のチェンジレバーの支持部の構造を示す断
面図である。
【符号の説明】
1 車室フロア 2 筒状部材 21 係止凹部 3 チェンジレバー 32 球面軸受 5 O状弾性体 6 合成樹脂製クリップ 60 外側片部 61 内側片部 62 係止突起

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基部1に筒状部材2が支持され、該筒状
    部材2内にはチェンジレバー3の球面軸受32が装入支
    持されるとともに、その上側にO状弾性体5が装入され
    る一方、 上記筒状部材2上端部には合成樹脂製クリップ6がその
    外側片部60と内側片部61とで挟持して装着され、上
    記外側片部60には係止突起62が形成されて上記筒状
    部材2外周面に形成された係止凹部21に係合され、上
    記内側片部61が上記O状弾性体5と当接されて上記球
    面軸受32が抜け止めされていることを特徴とする自動
    車用チェンジレバーの支持部構造。
JP40505690U 1990-12-26 1990-12-26 自動車用チェンジレバーの支持部構造 Expired - Lifetime JP2521213Y2 (ja)

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JPH0716057U JPH0716057U (ja) 1995-03-17
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