JP2543382Y2 - フラットワイヤーハーネス - Google Patents
フラットワイヤーハーネスInfo
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- JP2543382Y2 JP2543382Y2 JP1991095008U JP9500891U JP2543382Y2 JP 2543382 Y2 JP2543382 Y2 JP 2543382Y2 JP 1991095008 U JP1991095008 U JP 1991095008U JP 9500891 U JP9500891 U JP 9500891U JP 2543382 Y2 JP2543382 Y2 JP 2543382Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、自動車やOA機器等
に使用されるフラットワイヤーハーネスに関する。
に使用されるフラットワイヤーハーネスに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、軽量化等を図る目的で、自動車や
OA機器等のハーネスとして、FPCやFFC等のフレ
キシブルプリント配線板からなるフラットワイヤーハー
ネスが多く使用されている。このようなフラットワイヤ
ーハーネスは、使用状況に応じて、複数枚のフレキシブ
ルプリント配線板を結束し、あるいはフレキシブルプリ
ント配線板を途中で折り曲げて使用している。
OA機器等のハーネスとして、FPCやFFC等のフレ
キシブルプリント配線板からなるフラットワイヤーハー
ネスが多く使用されている。このようなフラットワイヤ
ーハーネスは、使用状況に応じて、複数枚のフレキシブ
ルプリント配線板を結束し、あるいはフレキシブルプリ
ント配線板を途中で折り曲げて使用している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、複数の
フレキシブルプリント配線板を重ね合わせた状態で結束
することは一般に困難であった。例えば、既存のテープ
や接着剤等を用いて複数の配線板を結束しようとして
も、テープ等の適切な取付位置をトライアンドエラー方
式により決定せねばならず、簡単には結束できないとい
う問題が発生する。また、被覆電線用の成形プロテクタ
ーやハーネステープを用いて結束しようとしても、これ
らはそもそも被覆電線を結束するために開発されたもの
であるため、フラット状のフレキシブルプリント配線板
の結束には適していない。
フレキシブルプリント配線板を重ね合わせた状態で結束
することは一般に困難であった。例えば、既存のテープ
や接着剤等を用いて複数の配線板を結束しようとして
も、テープ等の適切な取付位置をトライアンドエラー方
式により決定せねばならず、簡単には結束できないとい
う問題が発生する。また、被覆電線用の成形プロテクタ
ーやハーネステープを用いて結束しようとしても、これ
らはそもそも被覆電線を結束するために開発されたもの
であるため、フラット状のフレキシブルプリント配線板
の結束には適していない。
【0004】一方、フレキシブルプリント配線板を折り
曲げ状態で保持する場合にも、上記と同様、繁雑な作業
を必要としていた。
曲げ状態で保持する場合にも、上記と同様、繁雑な作業
を必要としていた。
【0005】この考案の第1の目的は、複数のフレキシ
ブル配線板の結束作業を容易に行えるフラットワイヤー
ハーネスを提供することである。
ブル配線板の結束作業を容易に行えるフラットワイヤー
ハーネスを提供することである。
【0006】この考案の第2の目的は、フレキシブル配
線板の折り曲げ保持作業を容易に行えるフラットワイヤ
ーハーネスを提供することである。
線板の折り曲げ保持作業を容易に行えるフラットワイヤ
ーハーネスを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】回路導体をフィルムによ
り被覆してなる幅の異なる小なくとも2個のフレキシブ
ル配線板を重ね合わせて結束するようにしたフラットワ
イヤーハーネスにおいて、前上記第1の目的を達成する
ため、請求項1記載の考案は、前記両フレキシブル配線
板それぞれの片方の側縁に相互に対応する位置に複数個
の固定用突片を形成し、幅狭の前記フレキシブル配線板
のもう片方の側縁に複数個の係合片を形成し、幅広の前
記フレキシブル配線板に前記各係合片が係合する複数個
の係合孔を形成し、前記各係合片を前記各係合孔それぞ
れに係合した状態で前記両フレキシブル配線板の前記各
固定用突片を固定して前記各フレキシブル配線板を結束
するものである。
り被覆してなる幅の異なる小なくとも2個のフレキシブ
ル配線板を重ね合わせて結束するようにしたフラットワ
イヤーハーネスにおいて、前上記第1の目的を達成する
ため、請求項1記載の考案は、前記両フレキシブル配線
板それぞれの片方の側縁に相互に対応する位置に複数個
の固定用突片を形成し、幅狭の前記フレキシブル配線板
のもう片方の側縁に複数個の係合片を形成し、幅広の前
記フレキシブル配線板に前記各係合片が係合する複数個
の係合孔を形成し、前記各係合片を前記各係合孔それぞ
れに係合した状態で前記両フレキシブル配線板の前記各
固定用突片を固定して前記各フレキシブル配線板を結束
するものである。
【0008】上記第2の目的を達成するため、請求項2
記載のように、回路導体をフィルムにより被覆してなる
フレキシブル配線板を長尺方向の折り曲げ線で折り重ね
て結束するようにしたフラットワイヤーハーネスにおい
て、前記フレキシブル配線板の折り曲げた領域の側縁
と、前記折り曲げ線で折り重ねた前記折り曲げない領域
の側縁とに相互に対応する位置に複数個の固定用突片を
形成し、折り曲げた状態の前記フレキシブル配線板の前
記各固定用突片を固定してもよい。このとき、回路導体
をフイルムにより被覆してなるフレキシブル配線板を長
尺方向に対して斜め方向の折り曲げ線で折り曲げる場合
には、請求項3記載のように、前記フレキシブル配線板
の折り曲げた領域の側縁、及び前記折り曲げ線で折り重
ねた前記折り曲げない領域の側縁の前記折り曲げ線に対
して対称な位置に、それぞれ固定用突片を形成し、前記
フレキシブル配線板を前記折り曲げ線で折り曲げ、或い
は請求項4記載のように、前記フレキシブル配線板の折
り曲げた領域の側縁または前記折り曲げ線で折り重ねた
前記折り曲げない領域の側縁のいずれか一方に固定用突
片を形成し、この固定用突片に係合孔を形成し、前記フ
レキシブル配線板の側縁の前記折り曲げ線に対して対称
な位置に係合片を形成し、前記係合片を前記係合孔に係
合して固定し、前記フレキシブル配線板を前記折り曲げ
線で折り曲げればよい。
記載のように、回路導体をフィルムにより被覆してなる
フレキシブル配線板を長尺方向の折り曲げ線で折り重ね
て結束するようにしたフラットワイヤーハーネスにおい
て、前記フレキシブル配線板の折り曲げた領域の側縁
と、前記折り曲げ線で折り重ねた前記折り曲げない領域
の側縁とに相互に対応する位置に複数個の固定用突片を
形成し、折り曲げた状態の前記フレキシブル配線板の前
記各固定用突片を固定してもよい。このとき、回路導体
をフイルムにより被覆してなるフレキシブル配線板を長
尺方向に対して斜め方向の折り曲げ線で折り曲げる場合
には、請求項3記載のように、前記フレキシブル配線板
の折り曲げた領域の側縁、及び前記折り曲げ線で折り重
ねた前記折り曲げない領域の側縁の前記折り曲げ線に対
して対称な位置に、それぞれ固定用突片を形成し、前記
フレキシブル配線板を前記折り曲げ線で折り曲げ、或い
は請求項4記載のように、前記フレキシブル配線板の折
り曲げた領域の側縁または前記折り曲げ線で折り重ねた
前記折り曲げない領域の側縁のいずれか一方に固定用突
片を形成し、この固定用突片に係合孔を形成し、前記フ
レキシブル配線板の側縁の前記折り曲げ線に対して対称
な位置に係合片を形成し、前記係合片を前記係合孔に係
合して固定し、前記フレキシブル配線板を前記折り曲げ
線で折り曲げればよい。
【0009】
【作用】請求項1記載の考案においては、幅の異なる少
なくとも2個のフレキシブル配線板を重ね合わせて結束
する場合に、幅狭の前記フレキシブル配線板の各係合片
を幅広の前記フレキシブル配線板の各係合孔それぞれに
係合した状態で、両フレキシブル配線板の各固定用突片
を固定して両フレキシブル配線板を結束することによっ
て、幅の異なる両フレキシブル配線板を重ね合わせて結
束してなるフラットワイヤーハーネスが得られる。
なくとも2個のフレキシブル配線板を重ね合わせて結束
する場合に、幅狭の前記フレキシブル配線板の各係合片
を幅広の前記フレキシブル配線板の各係合孔それぞれに
係合した状態で、両フレキシブル配線板の各固定用突片
を固定して両フレキシブル配線板を結束することによっ
て、幅の異なる両フレキシブル配線板を重ね合わせて結
束してなるフラットワイヤーハーネスが得られる。
【0010】請求項2記載の考案においては、フレキシ
ブル配線板を折り曲げ線で折り曲げた状態で折り曲げた
領域と折り曲げない領域の固定用突片どうしを相互に固
定することによって、簡単にフレキシブル配線板を折り
曲げ線で折り重ねて結束できる。また、請求項3記載の
考案では、両固定用突片を重ね合わせて固定することに
より、一方請求項4記載の考案では固定用突片の係合孔
に係合片を係合することにより、フレキシブル配線板を
折り曲げ線で簡単に折り曲げることができる。
ブル配線板を折り曲げ線で折り曲げた状態で折り曲げた
領域と折り曲げない領域の固定用突片どうしを相互に固
定することによって、簡単にフレキシブル配線板を折り
曲げ線で折り重ねて結束できる。また、請求項3記載の
考案では、両固定用突片を重ね合わせて固定することに
より、一方請求項4記載の考案では固定用突片の係合孔
に係合片を係合することにより、フレキシブル配線板を
折り曲げ線で簡単に折り曲げることができる。
【0011】
【実施例】この考案の実施例を説明する前に、関連する
提案列を図1,図2を参照して説明する。この提案例で
は、まず、図1に示すように、FPC,FFC等の略帯
状のフレキシブルプリント配線板10,20は、絶縁フ
ィルム11,21上に所定の回路パターンを構成する複
数の回路導体12,22が印刷されるとともに、その上
面に他の絶縁フィルム13,23が被覆されて形成され
るが、このときフレキシブルプリント配線板10の両側
縁に、打抜き成形により、外側方にそれぞれ延びる複数
の固定用突片14を配線板10の長手方向に沿って所定
間隔ごとに形成するとともに、他方のフレキシブルプリ
ント配線板20の両側縁にも、同じく打抜き成形によ
り、各固定用突片14にそれぞれ対応する位置に複数の
固定用突片24を形成する。
提案列を図1,図2を参照して説明する。この提案例で
は、まず、図1に示すように、FPC,FFC等の略帯
状のフレキシブルプリント配線板10,20は、絶縁フ
ィルム11,21上に所定の回路パターンを構成する複
数の回路導体12,22が印刷されるとともに、その上
面に他の絶縁フィルム13,23が被覆されて形成され
るが、このときフレキシブルプリント配線板10の両側
縁に、打抜き成形により、外側方にそれぞれ延びる複数
の固定用突片14を配線板10の長手方向に沿って所定
間隔ごとに形成するとともに、他方のフレキシブルプリ
ント配線板20の両側縁にも、同じく打抜き成形によ
り、各固定用突片14にそれぞれ対応する位置に複数の
固定用突片24を形成する。
【0012】さらに、図2に示すように、各固定用突片
14,24のうち相互に重ね合わされる位置にある固定
用突片14,24に、位置合せ用開口14a,24aを
あらかじめ形成しておき、これら開口14a,24aを
重ね合せた状態で両フレキシブルプリント配線板10,
20それぞれの各固定用突片14,24をステープルな
どにより固定し、両フレキシブルプリント配線板10,
20を結束する。
14,24のうち相互に重ね合わされる位置にある固定
用突片14,24に、位置合せ用開口14a,24aを
あらかじめ形成しておき、これら開口14a,24aを
重ね合せた状態で両フレキシブルプリント配線板10,
20それぞれの各固定用突片14,24をステープルな
どにより固定し、両フレキシブルプリント配線板10,
20を結束する。
【0013】従って、この提案例によれば、位置合せ用
開口14a,24aを重ね合せた状態で両フレキシブル
プリント配線板10,20それぞれの各固定用突片1
4,24を固定して両フレキシブルプリント配線板1
0,20を結束することにより、両フレキシブルプリン
ト配線板10,20を重ね合わせた状態で結束してフラ
ットワイヤーハーネスを簡単に得ることができる。
開口14a,24aを重ね合せた状態で両フレキシブル
プリント配線板10,20それぞれの各固定用突片1
4,24を固定して両フレキシブルプリント配線板1
0,20を結束することにより、両フレキシブルプリン
ト配線板10,20を重ね合わせた状態で結束してフラ
ットワイヤーハーネスを簡単に得ることができる。
【0014】
【0015】なお、重ね合せられるフレキシブルプリン
ト配線板の数は3枚以上であってもよい。
ト配線板の数は3枚以上であってもよい。
【0016】図3はこの考案の第1の実施例であるフラ
ットワイヤーハーネスの組み立て前の状態を示す斜視
図、図4はその組み立て後の状態を示す斜視図である。
両図に示すように、このフラットワイヤーハーネスは、
FPC,FFC等の帯状のフレキシブルプリント配線板
110,120のうち一方のフレキシブルプリント配線
板110の幅が他方のフレキシブルプリント配線板12
0の幅よりも狭く形成されている。
ットワイヤーハーネスの組み立て前の状態を示す斜視
図、図4はその組み立て後の状態を示す斜視図である。
両図に示すように、このフラットワイヤーハーネスは、
FPC,FFC等の帯状のフレキシブルプリント配線板
110,120のうち一方のフレキシブルプリント配線
板110の幅が他方のフレキシブルプリント配線板12
0の幅よりも狭く形成されている。
【0017】フレキシブルプリント配線板120には、
打抜き成形により、両側縁に複数の固定用突片124
a,124bが間欠的に所定間隔をあけて形成されると
ともに、中央部の非配線領域には複数のスリット状の係
合孔125がフレキシブルプリント配線板120の長手
方向に沿って間欠的に並ぶように形成される。
打抜き成形により、両側縁に複数の固定用突片124
a,124bが間欠的に所定間隔をあけて形成されると
ともに、中央部の非配線領域には複数のスリット状の係
合孔125がフレキシブルプリント配線板120の長手
方向に沿って間欠的に並ぶように形成される。
【0018】フレキシブルプリント配線板110には、
打抜き成形により、一側縁に上記フレキシブルプリント
配線板110の一側縁側の各固定用突片124aにそれ
ぞれ対応して複数の固定用突片114が形成されるとと
もに、他側縁には上記各係合孔125にそれぞれ対応し
て複数の係合片115が形成される。各係合片115は
それぞれその先端部が矢じり状に形成されて、その両側
が抜止部116となっている。
打抜き成形により、一側縁に上記フレキシブルプリント
配線板110の一側縁側の各固定用突片124aにそれ
ぞれ対応して複数の固定用突片114が形成されるとと
もに、他側縁には上記各係合孔125にそれぞれ対応し
て複数の係合片115が形成される。各係合片115は
それぞれその先端部が矢じり状に形成されて、その両側
が抜止部116となっている。
【0019】そして、フラットワイヤーハーネスを組み
立てるには、まずフレキシブルプリント配線板110の
各係合片115の先端部をそれぞれ対向する各係合孔1
25に下側からそれぞれ挿通させて上側に飛び出させ、
抜止部116を係合孔125周縁部上面側に係止する。
次に、フレキシブルプリント配線板110の固定用突片
114をフレキシブルプリント配線板120の一側縁側
の固定用突片124aに重ね合せて相互にホッチキス等
を用いて固定する。なお、固定用突片114,124a
相互の固定は、係合片115を係合孔125に挿入する
前に行ってもよい。
立てるには、まずフレキシブルプリント配線板110の
各係合片115の先端部をそれぞれ対向する各係合孔1
25に下側からそれぞれ挿通させて上側に飛び出させ、
抜止部116を係合孔125周縁部上面側に係止する。
次に、フレキシブルプリント配線板110の固定用突片
114をフレキシブルプリント配線板120の一側縁側
の固定用突片124aに重ね合せて相互にホッチキス等
を用いて固定する。なお、固定用突片114,124a
相互の固定は、係合片115を係合孔125に挿入する
前に行ってもよい。
【0020】従って、第1の実施例によれば、幅狭のフ
レキシブルプリント配線板110の各係合片115を幅
広のフレキシブルプリント配線板120の各係合孔12
5それぞれに係合した状態で、両フレキシブルプリント
配線板110,120の各固定用突片114,124a
を固定して両フレキシブルプリント配線板110,12
0を結束することによって、幅の異なる両フレキシブル
プリント配線板110,120を重ね合わせて結束して
フラットワイヤーハーネスを簡単に得ることができる。
レキシブルプリント配線板110の各係合片115を幅
広のフレキシブルプリント配線板120の各係合孔12
5それぞれに係合した状態で、両フレキシブルプリント
配線板110,120の各固定用突片114,124a
を固定して両フレキシブルプリント配線板110,12
0を結束することによって、幅の異なる両フレキシブル
プリント配線板110,120を重ね合わせて結束して
フラットワイヤーハーネスを簡単に得ることができる。
【0021】なお、上記実施例において、フレキシブル
プリント配線板120の他側縁側の固定用突片124b
は、必ずしも形成する必要はない。
プリント配線板120の他側縁側の固定用突片124b
は、必ずしも形成する必要はない。
【0022】図5はこの考案の第2の実施例のフラット
ワイヤーハーネスを示す斜視図である。同図に示すよう
に、このフラットワイヤーハーネスは、FPC,FFC
等の帯状のフレキシブルプリント配線板210を、その
長手方向に沿った中央線200に沿って折り曲げること
により形成されている。
ワイヤーハーネスを示す斜視図である。同図に示すよう
に、このフラットワイヤーハーネスは、FPC,FFC
等の帯状のフレキシブルプリント配線板210を、その
長手方向に沿った中央線200に沿って折り曲げること
により形成されている。
【0023】詳説すると、フレキシブルプリント配線板
210には、打抜き成形により、一側縁に複数の固定用
突片224aが所定間隔をあけて並ぶように形成される
とともに、他側縁に上記複数の固定用突片224aにそ
れぞれ位置的に対応させて複数の固定用突片224bが
形成される。
210には、打抜き成形により、一側縁に複数の固定用
突片224aが所定間隔をあけて並ぶように形成される
とともに、他側縁に上記複数の固定用突片224aにそ
れぞれ位置的に対応させて複数の固定用突片224bが
形成される。
【0024】フラットワイヤーハーネスを組み立てるに
は、フレキシブルプリント配線板210を中央線200
に沿って折り曲げて、一側縁の各固定用突片224aを
他側縁の各固定用突片224b上に重ね合せ、相互にホ
ッチキス等を用いて固定する。これにより、フレキシブ
ルプリント配線板210が折り曲げ状態で保持されて、
フラットワイヤーハーネスが形成される。この場合、中
央線200よりも一側よりの領域で折曲領域が構成され
るとともに、他側よりの領域で非折曲領域が構成され
る。
は、フレキシブルプリント配線板210を中央線200
に沿って折り曲げて、一側縁の各固定用突片224aを
他側縁の各固定用突片224b上に重ね合せ、相互にホ
ッチキス等を用いて固定する。これにより、フレキシブ
ルプリント配線板210が折り曲げ状態で保持されて、
フラットワイヤーハーネスが形成される。この場合、中
央線200よりも一側よりの領域で折曲領域が構成され
るとともに、他側よりの領域で非折曲領域が構成され
る。
【0025】このフラットワイヤーハーネスによれば、
固定用突片224aを固定用突片224bに重ね合せて
相互に固定するという簡単な作業でフレキシブルプリン
ト配線板210を折り曲げ状態で保持でき、簡単に組み
立てることができる。
固定用突片224aを固定用突片224bに重ね合せて
相互に固定するという簡単な作業でフレキシブルプリン
ト配線板210を折り曲げ状態で保持でき、簡単に組み
立てることができる。
【0026】図6はこの考案の第3の実施例であるフラ
ットワイヤーハーネスの組み立て前の状態を示す平面
図、図7はその組み立て後の状態を示す平面図である。
両図に示すように、このフラットワイヤーハーネスは、
FPC,FFC等の帯状のフレキシブルプリント配線板
310を、その途中で側方に折り曲げることにより形成
されている。
ットワイヤーハーネスの組み立て前の状態を示す平面
図、図7はその組み立て後の状態を示す平面図である。
両図に示すように、このフラットワイヤーハーネスは、
FPC,FFC等の帯状のフレキシブルプリント配線板
310を、その途中で側方に折り曲げることにより形成
されている。
【0027】すなわち、フレキシブルプリント配線板3
10の途中にはその長尺方向に対して斜め方向の折り曲
げ線である折曲ガイド線300(図6)があらかじめ印
刷されており、その折曲ガイド線300よりも一方側の
領域310aの一側縁に固定用突片324aが打抜きに
より形成されるとともに、他方側の領域310bの他側
縁には配線板折り曲げ時に上記固定用突片324aと重
なり合うように固定用突片324bが打抜きにより形成
される。
10の途中にはその長尺方向に対して斜め方向の折り曲
げ線である折曲ガイド線300(図6)があらかじめ印
刷されており、その折曲ガイド線300よりも一方側の
領域310aの一側縁に固定用突片324aが打抜きに
より形成されるとともに、他方側の領域310bの他側
縁には配線板折り曲げ時に上記固定用突片324aと重
なり合うように固定用突片324bが打抜きにより形成
される。
【0028】このフラットワイヤーハーネスを組み立て
るには、フレキシブルプリント配線板310を折曲ガイ
ド線300に沿って折り曲げ、一方領域(折曲領域)3
10aの固定用突片324aを他方領域(非折曲領域)
310bの固定用突片324b上に重ね合せて相互にス
テープル等を用いて固定する。このような簡単な作業
で、フレキシブルプリント配線板310を折り曲げた状
態のフラットワイヤーハーネスを得ることができる。
るには、フレキシブルプリント配線板310を折曲ガイ
ド線300に沿って折り曲げ、一方領域(折曲領域)3
10aの固定用突片324aを他方領域(非折曲領域)
310bの固定用突片324b上に重ね合せて相互にス
テープル等を用いて固定する。このような簡単な作業
で、フレキシブルプリント配線板310を折り曲げた状
態のフラットワイヤーハーネスを得ることができる。
【0029】図8および図9はこの考案の第4の実施例
を示し、これらの図に示すように、一方側の固定用突片
324aの先端部を失じり状に形成するとともに、他方
側の固定用突片324bにスリット状の係合孔324c
を形成して、矢じり状の固定用突片324aを係合孔3
24cに挿入係止することにより両固定用突片324
a,324bを相互に固定してもよい。
を示し、これらの図に示すように、一方側の固定用突片
324aの先端部を失じり状に形成するとともに、他方
側の固定用突片324bにスリット状の係合孔324c
を形成して、矢じり状の固定用突片324aを係合孔3
24cに挿入係止することにより両固定用突片324
a,324bを相互に固定してもよい。
【0030】なお、上記各実施例では、ホッチチキス
や、係合片と係合孔との係合により固定片を相互に固定
するようにしているが、超音波溶着等の溶着処理や、接
着剤およびテープ等を用いて相互に固定するようにして
もよい。
や、係合片と係合孔との係合により固定片を相互に固定
するようにしているが、超音波溶着等の溶着処理や、接
着剤およびテープ等を用いて相互に固定するようにして
もよい。
【0031】また、固定用突片に回路導体が形成されて
いてもよく、さらに突片形状も上記実施例のものだけに
限られない。
いてもよく、さらに突片形状も上記実施例のものだけに
限られない。
【0032】
【考案の効果】以上のように、請求項1記載の考案によ
れば、幅の異なる少なくとも2個のフレキシブル配線板
を重ね合わせて結束する場合に、幅狭の前記フレキシブ
ル配線板の各係合片を幅広の前記フレキシブル配線板の
各係合孔それぞれに係合した状態で、両フレキシブル配
線板の各固定用突片を固定して両フレキシブル配線板を
結束するだけで、幅の異なる両フレキシブル配線板を重
ね合わせて結束してなるフラットワイヤーハーネスを得
ることができる。
れば、幅の異なる少なくとも2個のフレキシブル配線板
を重ね合わせて結束する場合に、幅狭の前記フレキシブ
ル配線板の各係合片を幅広の前記フレキシブル配線板の
各係合孔それぞれに係合した状態で、両フレキシブル配
線板の各固定用突片を固定して両フレキシブル配線板を
結束するだけで、幅の異なる両フレキシブル配線板を重
ね合わせて結束してなるフラットワイヤーハーネスを得
ることができる。
【0033】さらに、請求項2記載の考案によれば、フ
レキシブル配線板を折り曲げ線で折り曲げた状態で折り
曲げた領域と折り曲げない領域の固定用突片どうしを相
互に固定するだけで、簡単にフレキシブル配線板を折り
曲げ線で折り重ねて結束することができる。また、請求
項3記載の考案では、両固定用突片を重ね合わせて固定
することにより、一方請求項4記載の考案では固定用突
片の係合孔に係合片を係合することにより、フレキシブ
ル配線板を折り曲げ線で簡単に折り曲げることができ
る。
レキシブル配線板を折り曲げ線で折り曲げた状態で折り
曲げた領域と折り曲げない領域の固定用突片どうしを相
互に固定するだけで、簡単にフレキシブル配線板を折り
曲げ線で折り重ねて結束することができる。また、請求
項3記載の考案では、両固定用突片を重ね合わせて固定
することにより、一方請求項4記載の考案では固定用突
片の係合孔に係合片を係合することにより、フレキシブ
ル配線板を折り曲げ線で簡単に折り曲げることができ
る。
【図1】この考案の提案例のある状態を示す分解斜視図
である。
である。
【図2】この考案の提案例の異なる状態を示す分解斜視
図である。
図である。
【図3】この考案の第1の実施例のある状態を示す分解
斜視図である。
斜視図である。
【図4】この考案の第1の実施例の異なる状態を示す斜
視図である。
視図である。
【図5】この考案の第2の実施例のある状態を示す斜視
図である。
図である。
【図6】この考案の第3の実施例のある状態を示す平面
図である。
図である。
【図7】この考案の第3の実施例の異なる状態を示す平
面図である。
面図である。
【図8】この考案の第4の実施例のある状態を示す平面
図である。
図である。
【図9】この考案の第4の実施例の異なる状態を示す平
面図である。
面図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 回路導体をフィルムにより被覆してなる
幅の異なる少なくとも2個のフレキシブル配線板を重ね
合わせて結束するようにしたフラットワイヤーハーネス
において、 前記両フレキシブル配線板それぞれの片方の側縁に相互
に対応する位置に複数個の固定用突片を形成し、幅狭の
前記フレキシブル配線板のもう片方の側縁に複数個の係
合片を形成し、幅広の前記フレキシブル配線板に前記各
係合片が係合する複数個の係合孔を形成し、前記各係合
片を前記各係合孔それぞれに係合した状態で前記両フレ
キシブル配線板の前記各固定用突片を固定して前記各フ
レキシブル配線板を結束したことを特徴とするフラット
ワイヤーハーネス。 - 【請求項2】 回路導体をフィルムにより被覆してなる
フレキシブル配線板を長尺方向の折り曲げ線で折り重ね
て結束するようにしたフラットワイヤーハーネスにおい
て、 前記フレキシブル配線板の折り曲げた領域の側縁と、前
記折り曲げ線で折り重ねた前記折り曲げない領域の側縁
とに相互に対応する位置に複数個の固定用突片を形成
し、折り曲げた状態の前記フレキシブル配線板の前記各
固定用突片を固定したことを特徴とするフラットワイヤ
ーハーネス。 - 【請求項3】 回路導体をフィルムにより被覆してなる
フレキシブル配線板を長尺方向に対して斜め方向の折り
曲げ線で折り曲げるようにしたフラットワイヤーハーネ
スにおいて、 前記フレキシブル配線板の折り曲げた領域の側縁、及び
前記折り曲げ線で折り重ねた前記折り曲げない領域の側
縁の前記折り曲げ線に対して対称な位置に、それぞれ固
定用突片を形成し、前記各固定用突片を重ね合わせた状
態で固定し、前記フレキシブル配線板を前記折り曲げ線
で折り曲げたことを特徴とするフラットワイヤーハーネ
ス。 - 【請求項4】 回路導体をフィルムにより被覆してなる
フレキシブル配線板を長尺方向に対して斜め方向の折り
曲げ線で折り曲げるようにしたフラットワイヤーハーネ
スにおいて、 前記フレキシブル配線板の折り曲げた領域の側縁または
前記折り曲げ線で折り重ねた前記折り曲げない領域の側
縁のいずれか一方に固定用突片を形成し、この固定用突
片に係合孔を形成し、前記フレキシブル配線板の側縁の
前記折り曲げ線に対して対称な位置に係合片を形成し、
前記係合片を前記係合孔に係合して固定し、前記フレキ
シブル配線板を前記折り曲げ線で折り曲げたことを特徴
とするフラットワイヤーハーネス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991095008U JP2543382Y2 (ja) | 1991-10-22 | 1991-10-22 | フラットワイヤーハーネス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991095008U JP2543382Y2 (ja) | 1991-10-22 | 1991-10-22 | フラットワイヤーハーネス |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0536709U JPH0536709U (ja) | 1993-05-18 |
JP2543382Y2 true JP2543382Y2 (ja) | 1997-08-06 |
Family
ID=14125917
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991095008U Expired - Fee Related JP2543382Y2 (ja) | 1991-10-22 | 1991-10-22 | フラットワイヤーハーネス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2543382Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2813617B2 (ja) * | 1993-07-12 | 1998-10-22 | 矢崎総業株式会社 | 電気接続箱 |
JP3565951B2 (ja) * | 1995-07-20 | 2004-09-15 | 矢崎総業株式会社 | ワイヤーハーネスおよびその製造方法 |
JP5852684B2 (ja) * | 2014-01-30 | 2016-02-03 | 京楽産業.株式会社 | 遊技機 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS49121759A (ja) * | 1973-03-26 | 1974-11-21 | ||
DE2903558C2 (de) * | 1978-02-03 | 1994-09-01 | Sigma Tau Ind Farmaceuti | Verwendung von L-Carnitin |
JPS5741681A (en) * | 1980-08-25 | 1982-03-08 | Canon Kk | Electronic equipment |
JPS5840594A (ja) * | 1981-09-03 | 1983-03-09 | ソニー株式会社 | デジタル電子楽器 |
JPS5840593A (ja) * | 1981-09-04 | 1983-03-09 | ヤマハ株式会社 | 電子楽器 |
-
1991
- 1991-10-22 JP JP1991095008U patent/JP2543382Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0536709U (ja) | 1993-05-18 |
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