JP2543341Y2 - 自動二輪車のフューエルタンク支持構造 - Google Patents

自動二輪車のフューエルタンク支持構造

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JP2543341Y2 JP2979791U JP2979791U JP2543341Y2 JP 2543341 Y2 JP2543341 Y2 JP 2543341Y2 JP 2979791 U JP2979791 U JP 2979791U JP 2979791 U JP2979791 U JP 2979791U JP 2543341 Y2 JP2543341 Y2 JP 2543341Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】〔考案の目的〕
【0002】
【産業上の利用分野】この考案は、自動二輪車の車体フ
レームにおけるヘッドパイプ後方がオイルタンクとして
構成され、このオイルタンク上方にフューエルタンクを
設置する自動二輪車のフューエルタンク支持構造に関す
る。
【0003】
【従来の技術】図11に示すように、自動二輪車の車体
フレーム1には、ヘッドパイプ2の後方領域をオイルタ
ンク3とし、エンジン各部を潤滑したエンジンオイルを
上記オイルタンクへ導いて冷却し、再びエンジン各部へ
供給するようにしたものがある。
【0004】一方、フューエルタンク4は一般に、車体
フレーム1のヘッドパイプ2後方に載置されるものが多
い。この場合、図12にも示すように、車体フレーム1
とフューエルタンク4との間にクッションゴム5が設置
されて振動が吸収され、図示しないバンドあるいは金具
を用いて、フューエルタンク4が車体フレーム1に固定
される(第1従来例)。
【0005】また、他の自動二輪車にあっては、オイル
タンク3とフューエルタンク4との間に、断熱機能を備
えたヒートシールド6を配置したものがある。この場
合、ヒートシールド6、およびこのヒートシールド6を
支持する取付ブラケット7の両者の強度を高め、上記ヒ
ートシールド6上にクッションゴム8を設置して、これ
らクッションゴム5、ヒートシールド6および取付ブラ
ケット7にてフューエルタンク4の荷重を支持するよう
にしている(第2従来例)。
【0006】さらに、他の自動二輪車にあっては、オイ
ルタンク3とフューエルタンク4との間に配置したヒー
トシールド6上にクッションゴム8を設置するばかり
か、車体フレーム1とヒートシールド6との間にもクッ
ションゴム9を設置し、これらクッションゴム8および
9並びにヒートシールド6および取付ブラケット7によ
って、フューエルタンク4の荷重を支持するようにした
ものもある(第3従来例)。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上述の第1
従来例(図11および図12)では、オイルタンク3と
フューエルタンク4との間に、断熱機能を備えたヒート
シールド6が配設されていないので、オイルタンクの熱
がフューエルタンク4へ直接伝達されて、フューエルタ
ンク4内のガソリンが揮発し、この揮発したガソリン
が、タンクキャップ10の通気孔から大気中へ放散して
しまうおそれがある。
【0008】また、上述の第2従来例(図13)では、
ヒートシールド6および取付ブラケット7がクッション
ゴム8を介してフューエルタンク4の荷重を支持するの
で、ヒートシールド6の強度を高めなければならない。
したがって、このヒートシールド6は、断熱機能に必要
な板厚以上の板厚を必要とする。
【0009】さらに、上述の第3従来例(図14)で
は、ヒートシールド6の上方および下方にクッションゴ
ム8および9をそれぞれ配置して、ヒートシールド6を
車体フレーム1に組み付けなければならないので、ヒー
トシールド6、クッションゴム8および9並びにフュー
エルタンク4の組付が煩雑になる。
【0010】この考案は、上述の事情を考慮してなされ
たものであり、ヒートシールドを備えてオイルタンクか
らフューエルタンクへの熱影響を低減すると共に、車体
フレームへの組付性を良好にし、かつ上記ヒートシール
ドの強度も適正化できる自動二輪車のフューエルタンク
支持構造を提供することを目的とする。 〔考案の構成〕
【0011】
【課題を解決するための手段】この考案は、自動二輪車
車体フレームのヘッドパイプ後方がオイルタンクとして
構成され、このオイルタンクを構成する車体フレームに
タンク支持装置を介してフューエルタンクが設置された
自動二輪車のフューエルタンク支持構造において、上記
タンク支持装置は、上記車体フレームおよびフューエル
タンクに直接当接可能に設けられて上記フューエルタン
クを支持するとともに、バーリング溝が形成されたクッ
ション部材と、上記オイルタンクおよびフューエルタン
ク間に配置されてこのオイルタンクを覆うとともに、断
熱機能を備え、かつ上記クッション部材のバーリング溝
に係止する係止部を備えたヒートシールドと、を有し、
上記クッション部材のバーリング溝の高さは、このバー
リング溝に上記ヒートシールドの係止部が係止し、かつ
このクッション部材が上記フューエルタンクの荷重を支
持した状態においても、上記バーリング溝上面と上記係
止部との間に隙間を有する寸法に設定されたことを特徴
とするものである。
【0012】
【作用】したがって、この考案に係る自動二輪車のフュ
ーエルタンク支持構造によれば、断熱機能を備えたヒー
トシールドがオイルタンクとフューエルタンクとの間に
配置可能に設けられたことから、フューエルタンクが受
けるオイルタンクの熱影響を低減できる。このため、フ
ューエルタンク内の燃料が揮発して、大気中へ放散する
のを防止できる。
【0013】また、フューエルタンクの荷重はクッショ
ン部材を介して車体フレームで支持し、しかも、ヒート
シールドの係止部をクッション部材のバーリング溝に係
止した状態で、上記ヒートシールドを車体フレームに固
定するので、ヒートシールドおよびクッション部材の組
付を容易に実施できる。
【0014】さらに、クッション部材におけるバーリン
グ溝の高さは、このバーリング溝にヒートシールドの係
止部が係止し、かつこのクッション部材が上記フューエ
ルタンクの荷重を支持した状態においても、上記バーリ
ング溝上面と上記係止部との間に隙間を有する寸法に設
定されたことから、ヒートシールドにフューエルタンク
の荷重が作用することがない。このため、ヒートシール
ドは、断熱機能を備えれば充分なので、フューエルタン
クの荷重を支持する必要がなく、その強度を必要以上に
設定しなくてもよく、適性化を図ることができる。
【0015】
【実施例】以下、この考案の実施例を図面に基づいて説
明する。
【0016】図3はこの考案に係る自動二輪車のフュー
エルタンク支持構造の一実施例を示す組立斜視図、図2
は図3の実施例が適用された自動二輪車を示す側面図、
図1は図2のI−I線に沿う断面図である。
【0017】図2に示す自動二輪車の車体フレーム11
はセミダブルクレードルフレームであり、前端部がヘッ
ドパイプ12に固着され、後端部にピボット部13が固
着されたタンクレール14と、ヘッドパイプ12から後
下方へ垂設されたダウンチューブ15と、このダウンチ
ューブ15から後方へ延びて、タンクレール14のピボ
ット部13に固着された左右一対のロアチューブ16
と、を有して構成される。タンクレール14、ダウンチ
ューブ15およびロアチューブ16に囲まれた領域にエ
ンジン17が搭載される。
【0018】また、ヘッドパイプ12には、ステアリン
グシャフト(図示せず)を介してフロントフォーク18
が左右方向に揺動可能に支持される。このフロントフォ
ーク18の上部にハンドルバー19が取り付けられ、フ
ロントフォーク18の下部に前輪20が回転自在に軸支
される。符号21はフロントフェンダである。また、ピ
ボット部13には、スイングアーム22が上下方向に揺
動可能に支持され、このスイングアーム22の自由端部
に後輪23が回転自在に軸支される。
【0019】タンクレール14には、後方へ延びるシー
トレール24が固着され、このシートレール24はシー
トピラー25によって支持される。シートレール24に
よってシート26が支持される。また、シート26の前
方のタンクレール14にフューエルタンク27が載置さ
れる。
【0020】さて、タンクレール14およびダウンチュ
ーブ15間には、図3にも示すようにブリッジチューブ
28が架け渡されて、タンクレール14およびダウンチ
ューブ15が補強される。また、これらのタンクレール
14、ダウンチューブ15およびブリッジチューブ28
の左右両側にオイルタンクプレート29が固着され、こ
れらの部材14,15,28および29に囲まれて空間
30(図1)が形成される。この空間30とタンクレー
ル14、ダウンチューブ15およびブリッジチューブ2
8のそれぞれの内部空間とは連通され、さらにこれらの
レール14並びにチューブ15および28の内部空間も
互いに連通される。
【0021】したがって、この空間30並びにタンクレ
ール14、ダウンチューブ15およびブリッジチューブ
28によって、車体フレーム11のヘッドパイプ12後
方にオイルタンク31が構成される。このオイルタンク
31内に、エンジンを潤滑したエンジンオイルが貯溜さ
れるが、ヘッドパイプ12周りは走行風が当たる位置な
ので、オイルタンク31内のエンジンオイルは好適に冷
却される。
【0022】また、上記フューエルタンク27は、図3
に示すタンク支持装置32を介して、上記オイルタンク
31を構成する車体フレーム11上に設置される。この
タンク支持装置32は、クッション部材としてのクッシ
ョンゴム33と、断熱機能を備えたヒートシールド34
とを有して構成される。
【0023】ヒートシールド34は、図3および図4〜
図7に示すように、断面逆U字形状であり、オイルタン
ク31を略覆う大きさに構成される。このヒートシール
ド34は例えば鉄板製であり、その板厚は、オイルタン
ク31からフューエルタンク27へ伝達される熱を遮断
する寸法に設定される。
【0024】また、ヒートシールド34の両側面の略中
央位置に、タンククッションピラー35(図3)を回避
して、このタンククッションピラー35に遊嵌する切欠
36が形成される。ここで、図1に示すように、タンク
クッションピラー35は両オイルタンクプレート29に
突設され、先端部にタンククッション37を固着する。
このタンククッション37が、フューエルタンク27の
両内面に固着されたクッション受部38に嵌合して、フ
ューエルタンク27の左右方向の振動を吸収する。
【0025】さらに、ヒートシールド34の両側面に
は、図3および図4に示すように、切欠36の前後にヒ
ートシールド取付凹部39が形成される。これらのヒー
トシールド取付凹部39は、両オイルタンクプレート2
9に固着された取付ボス40に対応する位置に形成され
る。この取付ボス40の内面には、ナット41(図1)
が溶着されている。図示しないビスをヒートシールド取
付凹部39に貫通し、ナット41に螺合することによ
り、ヒートシールド34が車体フレーム11に組付可能
に設けられる。
【0026】また、ヒートシールド34の頂部には、バ
ーリング穴42が開口される。このバーリング穴42の
両側を形成する部分は、図5に示すようにヒートシール
ド34の内側に屈曲されて、係止部としての係止フック
43が形成される。上記バーリング穴42は、クッショ
ンゴム33の大きさに対応して設けられる。
【0027】また、前記クッションゴム33は、図1お
よび図3並びに図8〜図10に示すように、上部にフュ
ーエルタンク当接部44、下部にタンクレール当接部4
5を備え、さらに左右の両側部にバーリング溝46を、
前後端部に遮熱リブ47を備えて構成される。
【0028】フューエルタンク当接部44は、左右方向
に延びた当接山部48が、クッションゴム33の軸方向
に複数並設されて構成される。これらの当接山部48
が、フューエルタンク27の内面に当接可能に設けられ
る。
【0029】また、タンクレール45は、図における上
方に凸に湾曲した湾曲面49として構成され、この湾曲
面49に複数の通風溝50が刻設される。この通風溝5
0は、クッションゴム33の軸方向全長に亘って延び、
クッションゴム33の左右方向に複数平行に形成され
る。これらの通風溝50内に走行風が流れることによ
り、クッションゴム33の熱が放散される。
【0030】バーリング溝46は、クッションゴム33
の軸線に向かって刻設され、クッションゴム33の軸方
向全長に亘って形成されて、図8に示すようにヒートシ
ールド34の係止フック43を係止可能とする。この結
果、クッションゴム33およびヒートシールド34の車
体フレーム11への組付時に、ヒートシールド34の係
止フック43をクッションゴム33のバーリング溝46
に係止することにより、クッションゴム33の脱落を防
止でき、この状態でヒートシールド34を車体フレーム
11に組付可能に設けられる。
【0031】さらに、バーリング溝46の高さHは、こ
のバーリング溝46にヒートシールド34の係止フック
43を係止し、かつクッションゴム33のフューエルタ
ンク当接部44およびタンクレール当接部45にてフュ
ーエルタンク27の荷重を支持した状態においても、バ
ーリング溝46の上面46Aと、係止フック43の頂部
43Aとの隙間hが確保される寸法に設定される。これ
により、クッションゴム33からヒートシールド34へ
フューエルタンク27の荷重が伝達されないよう構成さ
れる。
【0032】遮熱リブ47は、クッションゴム33の前
後端部に突設され、図8における上方に凸の湾曲形状に
形成される。図6に示すように、ヒートシールド34の
バーリング穴42のコーナ部は、製造上直角形状に形成
しにくく、若干の湾曲を有して形成されてしまうので、
この部分とクッションゴム33の前後端面との間に隙間
が形成され、オイルタンク31の熱がフューエルタンク
27へ向って放散されてしまう。そこで、上記遮熱リブ
47をヒートシールド34の上面に接触させることによ
り、上記熱の放散が防止される。
【0033】上述のようなタンク支持装置32およびフ
ューエルタンク27は、次のようにして車体フレーム1
1に組み付けられる。
【0034】図3に示すように、まず、ヒートシールド
34のバーリング穴42にクッションゴム33を嵌合す
る。この状態では、ヒートシールド34の係止フック4
3がクッションゴム33のバーリング溝46に係止され
て、クッションゴム33の脱落が防止されている。この
ようにクッションゴム33を係止したヒートシールド3
4をオイルタンク31の上方に配置し、ヒートシールド
34のヒートシールド取付凹部39および車体フレーム
11の取付ボス40にビスを挿通し螺合して、ヒートシ
ールド34を車体フレーム11に固定する。このとき、
クッションゴム33のタンクレール当接部45が車体フ
レーム11のタンクレール14に当接する。このように
して、タンク支持装置32を車体フレーム11に組み付
ける。
【0035】次に、このヒートシールド34の上方から
フューエルタンク27を搬入し、このフューエルタンク
27の内面をクッションゴム33のフューエルタンク当
接部44に当接させ、かつフューエルタンク27のクッ
ション受部38をタンククッション37に嵌装させ、ク
ッションゴム33のフューエルタンク当接部44にてフ
ューエルタンク27の荷重を支持する。この後、ゴムク
ッション51および52並びにカラー53を介して取付
ボルト54により、フューエルタンク27を車体フレー
ム11のタンクレール14に固定する。
【0036】上記実施例によれば、断熱機能を備えたヒ
ートシールド34がオイルタンク31とフューエルタン
ク27との間に配置可能に設けられたことから、フュー
エルタンク27が受けるオイルタンク31からの熱影響
を低減できる。このため、フューエルタンク27内のガ
ソリンが揮発して、タンクキャップ55の通気孔から大
気中へ拡散することを防止できる。
【0037】また、フューエルタンク27の荷重は、ク
ッションゴム33を介して車体フレーム11のタンクレ
ール14で支持し、しかも、タンク支持装置32の組付
時には、ヒートシールド34の係止フック43をクッシ
ョンゴム33のバーリング溝46に係止させた状態でク
ッションゴム33の脱落を防ぎ、上記ヒートシールド3
4を車体フレーム11に固定するだけで足りるので、タ
ンク支持装置32の組付を容易に実施できる。
【0038】さらに、クッションゴム33におけるバー
リング溝46の高さHは、このバーリング溝46にヒー
トシールド34の係止フック43が係止し、かつこのク
ッションゴム33が上記フューエルタンク27の荷重を
支持した状態においても、バーリング溝46の上面46
Aと係止フック43の頂部43Aとの間に隙間hを確保
する寸法に設定されたことから、ヒートシールド34に
フューエルタンク27の荷重が作用することがない。こ
のため、ヒートシールド34は、断熱機能を果す板厚で
あれば足り、フューエルタンク27の荷重を支持する板
厚まで要求されないので、そのヒートシールド34の強
度を必要以上に設定しなくてもよく、適正化できる。
【0039】また、クッションゴム33に遮熱リブ47
が形成されて、ヒートシールド34のバーリング孔42
におけるコーナ部からの放熱も遮断できるので、フュー
エルタンク27への熱影響を確実に防止できる。
【0040】また、クッションゴム33にはタンクレー
ル当接部45に通風溝50が形成されたので、この通風
溝50に走行風が流れることにより、クッションゴム3
3自体の熱劣化等を防止できる。
【0041】
【考案の効果】以上のように、この考案に係る自動二輪
車のフューエルタンク支持構造によれば、タンク支持装
置が、車体フレームおよびフューエルタンクに直接当接
可能に設けられて上記フューエルタンクを支持するとと
もに、バーリング溝が形成されたクッション部材と、上
記オイルタンクおよびフューエルタンク間に配置されて
このオイルタンクを覆うとともに、断熱機能を備え、か
つ上記クッション部材のバーリング溝に係止する係止部
を備えたヒートシールドと、を有し、上記クッション部
材のバーリング溝の高さは、このバーリング溝に上記ヒ
ートシールドの係止部が係止し、かつこのクッション部
材が上記フューエルタンクの荷重を支持した状態におい
ても、上記バーリング溝上面と上記係止部との間に隙間
を有する寸法に設定されたことから、フューエルタンク
への熱影響を低減できるとともに、車体フレームへの組
付性を良好にでき、かつヒートシールドの強度も適性に
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2のI−I線に沿う断面図。
【図2】図3の実施例が適用された自動二輪車を示す側
面図。
【図3】この考案に係る自動二輪車のフューエルタンク
支持構造の一実施例を示す組立斜視図。
【図4】図3のヒートシールドを示す側面図。
【図5】図4のV−V線に沿う断面図。
【図6】図4のVI矢視図。
【図7】図4のVII −VII 線に沿う断面図。
【図8】図3および図1のクッションゴムを示す正面
図。
【図9】図8のクッションゴムの側面図。
【図10】図8のクッションゴムの平面図。
【図11】自動二輪車のフューエルタンク支持構造の第
1従来例を示す組立斜視図。
【図12】図11の組立状態を示す断面図。
【図13】自動二輪車のフューエルタンク支持構造の第
2従来例を示す断面図。
【図14】自動二輪車のフューエルタンク支持構造の第
3従来例を示す断面図。
【符号の説明】
11 車体フレーム 12 ヘッドパイプ 14 タンクレール 15 ダウンチューブ 27 フューエルタンク 28 ブリッジチューブ 31 オイルタンク 32 タンク支持装置 33 クッションゴム 34 ヒートシールド 42 バーリング孔 43 係止フック 43A 係止フック頂部 44 フューエルタンク当接部 45 タンクレール当接部 46 バーリング溝 46A バーリング溝上面 H バーリング溝の高さ h 隙間

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動二輪車車体フレームのヘッドパイプ
    後方がオイルタンクとして構成され、このオイルタンク
    を構成する車体フレームにタンク支持装置を介してフュ
    ーエルタンクが設置された自動二輪車のフューエルタン
    ク支持構造において、上記タンク支持装置は、上記車体
    フレームおよびフューエルタンクに直接当接可能に設け
    られて上記フューエルタンクを支持するとともに、バー
    リング溝が形成されたクッション部材と、上記オイルタ
    ンクおよびフューエルタンク間に配置されてこのオイル
    タンクを覆うとともに、断熱機能を備え、かつ上記クッ
    ション部材のバーリング溝に係止する係止部を備えたヒ
    ートシールドと、を有し、上記クッション部材のバーリ
    ング溝の高さは、このバーリング溝に上記ヒートシール
    ドの係止部が係止し、かつこのクッション部材が上記フ
    ューエルタンクの荷重を支持した状態においても、上記
    バーリング溝上面と上記係止部との間に隙間を有する寸
    法に設定されたことを特徴とする自動二輪車のフューエ
    ルタンク支持構造。
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