JP2543049B2 - 脱水洗濯機の防振装置 - Google Patents

脱水洗濯機の防振装置

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JP2543049B2
JP2543049B2 JP61239538A JP23953886A JP2543049B2 JP 2543049 B2 JP2543049 B2 JP 2543049B2 JP 61239538 A JP61239538 A JP 61239538A JP 23953886 A JP23953886 A JP 23953886A JP 2543049 B2 JP2543049 B2 JP 2543049B2
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幸延 大道
徹 広瀬
章 片岡
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は衣類等の洗濯・脱水を行う脱水洗濯機の防
振装置に関するものである。
従来の技術 従来この種の脱水洗濯機、例えば第4図に示すように
なっていた。すなわち、図において1は脱水洗濯機の本
体、2は内周壁に複数個の脱水孔3を形成した洗濯兼脱
水槽、4は洗濯兼脱水槽2を内部に回転自在に設置した
洗濯受槽、5は洗濯兼脱水槽2の中央底部に設けた撹拌
翼、6は伝達機構部で、内部に洗濯時の減速ギアおよび
洗濯・脱水の切換クラッチ、脱水時のブレーキを内蔵し
ている。7は前記外槽4の底部に取り付けられたモータ
で、このモータ7の動力はモータプーリー8、ベルト
9、インペラプーリー10を介して伝達される。11は本体
1より支持杆によりバネを介して吊り下げられた防振機
構で、洗濯受槽4を連結している。また、Aは洗濯受槽
4の上端と本体1の内壁上端部の間に固定したスプリン
グからなる振動緩衝部材である。
発明が解決しようとする問題点 しかし、このような構造のものでは、洗濯時に洗濯兼
脱水槽2内の洗濯物(図示せず)が偏って分布すると、
脱水起動時に洗濯物に働くモーメントにより、洗濯兼脱
水槽2は外周方向に向けて偏心力を受けることになり、
防振機構11により懸吊された洗濯受槽4は、水平方向お
よび垂直方向に大きな振動が生ずる。この時、洗濯受槽
4振動を本体1に伝えないように防振機構11と振動緩衝
部材Aにより減衰させているが、振動緩衝部材Aの両端
が一方は洗濯受槽4の上端に、他方が本体1の内壁上端
部に固定されているため、脱水起動時の振動が過大なと
きは洗濯受槽4の振動を吸収することができず、本体1
へ振動が伝達され、その結果正常な脱水作用が行われな
いことがあった。
さらに、洗濯兼脱水槽2が高速回転時には本体1へ振
動が直接伝達されるため、本体1自体の振動が大きくな
るなどの問題があった。
本発明は上記問題を解消したもので、洗濯物が偏って
分布しても円滑な脱水が行なえるようにした脱水洗濯機
の防振装置を提供するものである。
問題点を解決するための手段 そして上記問題点を解決する本発明の技術的手段は、
脱水洗濯機の本体と、前記本体内側に防振機構により懸
垂支持された洗濯受槽と、前記洗濯受槽内部に位置し同
洗濯受槽下部に設けられたモータにより回転駆動される
脱水槽と、前記本体内壁または前記洗濯受槽外壁に一端
を固定された弾性体とを備え、前記弾性体は他端を前記
洗濯受槽外壁または前記本体内壁に緩衝部材を介して摺
動自在に当接させてなるものである。
作 用 この技術的手段による作用は次のようになる。
すなわち、洗濯物が偏って分布しても、本発明では本
体と洗濯受槽間に弾性体が圧接した状態で設けられてお
り、しかも、弾性体の一端に固定された摺動板が本体又
は洗濯受槽に固着された摺動部材に摺動自在に圧接して
いるため、洗濯物の偏心力により発生する洗濯受槽の上
部の振動変位を弾性体の圧縮・引張り応力と摺動板と摺
動部材間の摩擦減衰により減衰させるため、洗濯物が偏
って分布しても脱水起動時に洗濯受槽が本体に衝突する
のを防いで、円滑な脱水が行なえるものである。しか
も、弾性体の他端と洗濯受槽外壁または本体内壁との間
には緩衝部材を介しているので、本体への振動伝達はさ
らに抑制される。
実施例 以下、本発明の一実施例を添付図面にもとづいて説明
する。
第1図,第2図において、1〜11は第4図に示した部
材と同等であり説明を略す。12は円筒圧縮コイルバネよ
りなる弾性体で、一端を支持部材13により支持し、洗濯
受槽4に固定されており、他端には摺動板14が固定され
ている。そして、この摺動板14が本体1の内面に貼着さ
れた摺動部材15に圧接するように、上記弾性体12が洗濯
受槽4と本体1の間に介在している。この弾性体12は略
対称位置に複数個設けている。前記摺動部材15はシリコ
ン材やフッソ樹脂をコーティングしたり、樹脂板やステ
ンレス板を貼り付けたものである。なお、弾性体12は洗
濯受槽4に固定され、摺動部材15は本体1に固定されて
いるが、逆の配置に固定してもよい。
摺動部材15と本体1との間には緩衝部材16を介在させ
ている。
次に上記した防振装置における作用を説明する。
洗濯時において洗濯兼脱水槽2および洗濯受槽4内に
洗濯水を入れると、その重量によって洗濯受槽4は下降
する。この下降により防振機構11に設けられた圧縮バネ
は全圧縮された状態となる。そして、洗濯時には撹拌翼
5が回転し、洗濯物が水流によって動くだけであるため
洗濯受槽4の振動は比較的少ない。したがって充分に防
振がなされる。
一方、脱水時には洗濯受槽4内の洗濯水は外部に排出
されるので、洗濯受槽4の重量はしだいに減少する。こ
の減少に伴って防振機構11の圧縮バネはやゝ伸びた状態
となり、脱水の開始とともに洗濯物が偏って分布するこ
とにより生じる洗濯受槽4の振動を吸収する。
一般に脱水時における洗濯受槽4の振動は、大きくは
水平方向の振動と垂直方向の振動に分けられる。そし
て、垂直方向の振動に対しては従来の防振機構11により
充分に吸収ができているが、水平方向の振動に対しては
洗濯物の偏りが大きい場合には不充分であり、さらに洗
濯容量の増大により洗濯兼脱水槽2および洗濯受槽4の
外径を大きくする必要があり、その際に本体1を同じ床
面積に抑えるためには本体1と洗濯受槽4の隙間を小さ
く抑える必要がある。そこで図に示す実施例では水平方
向の振動、とくに起動初期の振動を抑えるために、本体
1と洗濯受槽4の間に弾性体12を圧接して設け、この弾
性体12は一端を洗濯受槽4に支持し、他端には摺動板14
が固定され、この摺動板14と本体1に固定の摺動部材15
は圧接状態で摺動自在としているため、洗濯受槽4が振
動すると摺動板14と摺動部材15の間の摩擦により減衰効
果が働き振動が減衰される。
この摩擦による減衰力は弾性体12によって加えられる
圧接力に比例して大きくなる。すなわち起動初期の洗濯
受槽4の振動振巾が大きいと圧接力も大きくなり結果と
して摩擦減衰力が急激に増大する。逆に振動振巾が比較
的小さな定常回転時には圧接力は小さくなり摩擦減衰力
も小さくなり本体1への振動伝達も軽減される。
また、弾性体12は一端を洗濯受槽4に固定し他端を摺
動自在としているため、本体1が傾斜した場所に設置さ
れた場合に左右に移動しても、洗濯時の洗濯受槽4の下
降による上下移動に対しても弾性体12がスライドして移
動する。このため必要以上の応力がかからず弾性体12の
線径を細くしたり、耐久性を向上させることができる。
さらに、摺動板14を本体1の内面に直接摺動させずに
摺動部材15と摺動させているため、本体1に直接摺動さ
せることによる本体内面壁の摩擦による錆の発生を防止
できるとともに、摺動部材15の材質の選択が容易となり
摺動板との適切な摩擦係数を設定できる。また、摺動部
材15と本体1間に緩衝部材16を介在させているので、本
体1への振動伝達を緩和することができる。
弾性体12の実施例として円筒形圧縮コイルバネを示し
たが、円錐形圧縮コイルバネにしたもの、さらには防振
ゴムを用いても同様の効果を得ることができる。
発明の効果 本発明は脱水洗濯機の本体と、前記本体内側に防振機
構により懸垂支持された洗濯受槽と、前記洗濯受槽内部
に位置し同洗濯受槽下部に設けられたモータにより回転
駆動される脱水槽と、前記本体内壁または前記洗濯受槽
外壁に一端を固定された弾性体とを備え、前記弾性体は
他端を前記洗濯受槽外壁または前記本体内壁に摺動自在
に当接させているので、洗濯物が片寄った状態で脱水が
開始されても、洗濯受槽が本体に衝突することなく円滑
に起動して脱水を行うことができる。しかも、摺動部材
と本体との間には緩衝部材を介在させているので、本体
への振動伝達を低減できる。
以上の結果として、洗濯受槽の起動時の水平方向の振
動振巾を小さく抑えることができるため洗濯受槽と本体
との隙間を狭くできる。したがって、本体が同一サイズ
であっても、洗濯兼脱水槽および洗濯受槽の外径を大き
くすることができるため洗濯容量の増大が図れる。また
逆に同じ洗濯容量の場合には本体を小さくできるため、
小型・軽量化を図ることもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の脱水洗濯機の側断面図、第
2図は同脱水洗濯機の要部拡大断面図、第3図は本発明
の他の実施例の要部拡大断面図である。 1……本体、2……洗濯兼脱水槽、4……洗濯受槽、11
……防振機構、12……弾性体、14……摺動板、15……摺
動部材。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】脱水洗濯機の本体と、前記本内内側に防振
    機構により懸垂支持された洗濯受槽と、前記洗濯受槽内
    部に位置し同洗濯受槽下部に設けられたモータにより回
    転駆動される脱水槽と、前記本体内壁または前記洗濯受
    槽外壁に一端を固定された弾性体とを備え、前記弾性体
    は他端を前記洗濯受槽外壁または前記本体内壁に緩衝部
    材を介して摺動自在に当接させてなる脱水洗濯機の防振
    装置。
JP61239538A 1986-10-08 1986-10-08 脱水洗濯機の防振装置 Expired - Lifetime JP2543049B2 (ja)

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JPS6395088A JPS6395088A (ja) 1988-04-26
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100792716B1 (ko) * 2000-06-19 2008-01-11 엘지전자 주식회사 기울어진 세탁기

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51109162A (ja) * 1975-03-19 1976-09-27 Hitachi Ltd Sentakuki

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JPS6395088A (ja) 1988-04-26

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