JP3175397B2 - 自動洗濯機 - Google Patents

自動洗濯機

Info

Publication number
JP3175397B2
JP3175397B2 JP10657193A JP10657193A JP3175397B2 JP 3175397 B2 JP3175397 B2 JP 3175397B2 JP 10657193 A JP10657193 A JP 10657193A JP 10657193 A JP10657193 A JP 10657193A JP 3175397 B2 JP3175397 B2 JP 3175397B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spring
air chamber
tub
support plate
outer tub
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP10657193A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06315596A (ja
Inventor
俊成 松本
英巳 渕上
幸延 大道
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP10657193A priority Critical patent/JP3175397B2/ja
Publication of JPH06315596A publication Critical patent/JPH06315596A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3175397B2 publication Critical patent/JP3175397B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Vibration Prevention Devices (AREA)
  • Fluid-Damping Devices (AREA)
  • Main Body Construction Of Washing Machines And Laundry Dryers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は家庭用の自動洗濯機にか
んするもので、特に防振装置に特長を有するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の自動洗濯機は図6・図7
に示すような構造になっている。脱水時の水を受けるた
めの外槽1の下部には、モータ3とベルトで連結されて
いる減速機2を固着している。減速機2の駆動軸は二重
構造になっており、外側の軸には、外槽1内部に位置
し、脱水槽を兼ねた洗濯槽4を固定している。内側の軸
には、洗濯槽4内部に位置した撹拌翼5を固定してい
る。外槽1は、サスペンション6を介して洗濯機本体7
の四隅から防振支持されている。サスペンション6は図
7に示すように、吊り棒8とバネ抑え9と、つるまきバ
ネ10及び可撓性のバネ支持円板11と、バネ支持円板
11に装着され変態温度以上の高温になると縮径してバ
ネ支持円板11の外周を縮小させて、前記円筒状バネ抑
え9との摩擦が小さくなるように機能する形状記憶合金
リング12とにより構成されている。このバネ支持円板
11は、円筒状バネ抑え9の下端内周に摺動可能に嵌合
している。また円筒状バネ抑え9には、前記外槽1が載
置されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般に自動洗濯機にお
いては、洗濯槽4を回転させ遠心脱水する際に、衣類の
片寄りのため生じる布アンバランスWが原因で大きな振
動が発生する。特に起動時、共振点通過時にこの振動振
幅は最大となる。この共振の振動を抑えるため、前述し
た従来例による構成のものは、バネ抑え9とバネ支持円
板11とを摩擦摺動させる構成として、振動を減衰させ
ている。この摩擦減衰量を大きくすると共振点での振幅
は小さくなるが、振動は洗濯機本体7に伝わりやすくな
り、振動音や摺動音等の騒音は大きくなる。逆に摩擦減
衰量が小さいと騒音は小さくなるが、共振点での振幅が
大きくなる。そこで前述した従来例では、脱水行程に入
って洗濯槽4が回転を始めて共振点を通過するまでは、
バネ抑え9とバネ支持円板11との摩擦によって充分な
減衰量を得、次に回転数が共振点を通過した後は形状記
憶合金リング12が摩擦熱のために加熱されて記憶され
た形状、すなわちリング径が小さくなり、可撓性のバネ
支持円板11が縮められる構成として、結果として摩擦
力が小さくなり、騒音を小さく抑えるようにしているも
のである。
【0004】しかしながら前記従来の構成のものでは、
形状記憶合金リング12が動作するまでは摩擦力が大き
く、それによって摺動音等による騒音は大きく、また形
状記憶合金リング12はその動作に摩擦熱を利用してい
るため、この動作は不安定なものである。またバネ抑え
9やバネ支持円板11の耐久性も悪くなるという問題を
有している。
【0005】そこで、本発明は前記従来の構成が有して
いた課題を解決するものであり、摺動摩擦を小さくして
耐久性を向上させ、共振通過時の振動は空気ダンパを作
用させて減衰した自動洗濯機を得ることを第一の目的と
するものである。また前記第一の目的に関連して、脱水
開始時のサスペンションのダンパ力を制御し、起動時は
ダンパ力を強くして外槽の振れを適度に抑えてスムーズ
な起動を提供し、定常時はダンパ力を弱めて本体の振動
を低減して騒音の増大を防止した自動洗濯機を得ること
を第二の目的とするものである。また前記第二の目的に
関連して、脱水開始時のサスペンションのダンパ力を更
に強くし、外槽の振れを最小限に抑えてスムーズな起動
を提供する自動洗濯機を得ることを第三の目的とするも
のである。第四の目的は、起動時と定常時のダンパ力の
切り換えをタイミング良く行い、更にスムーズな起動を
提供する自動洗濯機を得ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】第一の目的を達成するた
めの第一の手段は、脱水槽を兼ねた洗濯槽の外側に位置
して脱水時の水を受ける外槽と、この外槽を洗濯機本体
の四隅からから弾性支持するサスペンションとを備え、
前記各サスペンションは、吊り棒と、この吊り棒の下端
に取付けたバネ支持板と、前記吊り棒に挿通されバネ支
持板を覆うバネ抑えと、バネ支持板とバネ抑えとの間に
介装した圧縮バネとで構成し、前記外槽の底部には外槽
内部と連通した空気室を設け、前記バネ抑えの側壁に設
けた側壁開口部と前記空気室に設けた空気室開口部とを
接続し、排水行程中に脱水を開始させるよう制御した自
動洗濯機とするものである。
【0007】第二の目的を達成するための第二の手段
は、脱水槽を兼ねた洗濯槽の外側に位置して脱水時の水
を受ける外槽と、この外槽を洗濯機本体の四隅からから
弾性支持するサスペンションとを備え、前記各サスペン
ションは、吊り棒と、この吊り棒の下端に取付けられた
バネ支持板と、前記吊り棒に挿通されバネ支持板を覆う
バネ抑えと、バネ抑えの底部に設けた底板と、バネ支持
板とバネ抑えとの間に介装された圧縮バネとで構成し、
前記外槽の底部には外槽内部と連通した空気室を設け、
前記バネ抑えの側壁上部に設けた側壁開口部と前記空気
室に設けた空気室開口部とを接続し、前記底板に設けた
底部開口部と空気室下部に設けた下部空気室開口部を逆
止弁を介して接続し、排水行程中に脱水を開始させるよ
う制御した自動洗濯機とするものである。
【0008】第三の目的を達成するための第三の手段
は、脱水槽を兼ねた洗濯槽の外側に位置して脱水時の水
を受ける外槽と、この外槽を洗濯機本体の四隅からから
弾性支持するサスペンションとを備え、前記各サスペン
ションは、吊り棒と、この吊り棒の下端に取付けられた
バネ支持板と、前記吊り棒に挿通されバネ支持板を覆う
バネ抑えと、バネ抑えの底部に設けた底板と、バネ支持
板とバネ抑えとの間に介装した圧縮バネとで構成し、前
記外槽の底部には外槽内部と連通した空気室を設け、前
記バネ抑えの側壁に設けた側壁開口部と前記底板に設け
た底板開口部とを開閉弁を介して接続するとともに、前
記空気室に設けた空気室開口部を、空気室の空気圧変化
により洗濯槽の共振時に開閉弁を閉じ定常回転時に開閉
弁を開くように前記開閉弁に接続し、排水行程中に脱水
を開始するように制御した自動洗濯機とするものであ
る。
【0009】第四の目的を達成するための第四の手段
は、脱水槽を兼ねた洗濯槽の外側に位置して脱水時の水
を受ける外槽と、この外槽を洗濯機本体の四隅からから
弾性支持するサスペンションとを備え、前記各サスペン
ションは、吊り棒と、この吊り棒の下端に取付けられた
バネ支持板と、前記吊り棒に挿通されバネ支持板を覆う
バネ抑えと、バネ抑えの底部に設けた底板と、バネ支持
板とバネ抑えとの間に介装された圧縮バネとで構成し、
前記洗濯槽底面と外槽底面との間に洗濯槽底面より風発
生用の壁を設け、前記外槽底部側壁には前記壁からの風
を取り入れる風路を有する空気室を設け、サスペンショ
ンのバネ抑えの側壁に設けた側壁開口部とサスペンショ
ンの底板に設けた底板開口部とを常閉の開閉弁を介して
接続するとともに、前記空気室に設けた空気室開口部
を、定常回転時における前記風路からの空気圧により開
閉弁を開成するよう開閉弁に接続した自動洗濯機とする
ものである。
【0010】
【作用】本発明の第一の手段は、排水工程中に脱水を開
始して、空気室の高い圧力を利用してバネ支持板の上方
への移動を抑制して外槽の振動を減衰し、定常時には排
水が完了しており、バネ支持板の上下動による空気の流
れは大気中に放出されてダンパ力が小さくなって、本体
振動も小さくするように作用するものである。
【0011】本発明の第二の手段は、特に脱水起動時
に、バネ支持板と底板との間の空気の放出を水圧によっ
て抑制してバネ支持板を制動し、外槽の振動を減衰する
ように作用するものである。
【0012】また本発明の第三の手段は、脱水起動時に
は空気室の空気圧によって開閉弁を閉めるように作用
し、バネ支持板の上下動によって発生する空気の流れは
遮断されてダンパ力は強くなり、外槽の振動を抑制する
ように作用する。また定常時には、排水が完了しており
開閉弁が開いているため、バネ支持板の上下動によって
発生する空気の流れが生じてダンパ力は小さいものとな
って、本体振動を小さくするよう作用するものである。
【0013】また本発明の第四の手段は、脱水起動時に
は、開閉弁は閉成しており、バネ支持板の上下動によっ
て生ずる空気の流れは遮断されている。このためダンパ
力は強くなって、外槽の振動は抑制される。また脱水定
常時には、洗濯槽の回転が速まって洗濯槽底部に設けた
壁が空気を空気室の風路から空気室内に集めるものであ
る。このため空気室の圧力は高まって、開閉弁が開いて
バネ支持板の上下動によって空気の流れが生じて、ダン
パ力を弱めるように作用するものである。こうして本体
振動は小さくなる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の第一の手段の実施例を図1・
図2に基づいて説明する。13は脱水槽を兼ねた洗濯槽
16の外側に位置して、脱水時の水を受けるための外槽
である。外槽13の下部には、減速機14が固着されて
いる。この減速機14は、外槽13の下部に固着された
モータ15とベルトで連結されている。減速機14の駆
動軸は二重構造になっており、外側の軸には、外槽13
内部に位置し脱水槽を兼ねた洗濯槽16が固定されてい
る。内側の軸には、洗濯槽16内部に位置した撹拌翼1
7が固定されている。また外槽13は、洗濯機本体19
の四隅からサスペンション18a〜18dを介して防振
支持されている。このサスペンション18a〜18d
(18c、18dは図示せず)は、それぞれ図2に示す
ように、吊り棒20と円筒状のバネ抑え21と、圧縮バ
ネ22及びバネ支持板23から構成されている。バネ抑
え21の内壁は、先端部と奥行き部の内径DとD1の関
係をD=D1となるようにストレートに成型しており、
従って前記バネ支持板23との摩擦力を上下均一に小さ
くしている。バネ支持板23の上部には、側壁開口部2
4を設けている。また外槽13のサスペンション18a
〜18dの近傍の底部側壁には、外槽13の内部と連通
した空気室25を設けている。この空気室25は上部に
空気室開口部26を備えており、前記サスペンション1
8a〜18dの側壁開口部24とこの空気室開口部26
とはチューブ27で接続されている。
【0015】以下本実施例の動作を説明する。本実施例
では、脱水の起動を洗濯行程を終了した後の排水行程の
途中から実施している。つまり、排水行程の途中では外
槽13内には洗濯水の残水が残っている。従って外槽1
3に連通している空気室25にもこの洗濯水が残ってお
り、この洗濯水による水圧はチューブ27からサスペン
ション18a〜18d内にかかっている。このため、脱
水起動時に布アンバランスWが原因して外槽13が大き
く振動しようとしても、外槽13を支持しているサスペ
ンション18a〜18dが前記水圧によってその動きが
規制されているため、外槽13の振動は規制されるもの
となる。つまり、サスペンション18a〜18dは以下
のように作用するものである。外槽13が振動して下方
へ移動したときは、サスペンション18a〜18dを構
成するバネ支持板23は、この動きに連動して上方へ移
動しようとする。しかし、前記したように本実施例では
空気室25の水圧によって、このバネ支持板23のこの
上方への移動は規制されている。
【0016】このように本実施例によれば、空気室25
内の残水による水圧を利用しているため、サスペンショ
ン18a〜18dの制振力が増し、脱水起動時の外槽1
3の振動を小さく抑えることができるものである。また
サスペンション18a〜18dについても、同様の理由
によってバネ支持板23とバネ抑え21との摩擦力が小
さくなり、耐久性を向上することができるものである。
【0017】次に、本発明の第二の手段の実施例を図3
に基づいて説明する。本実施例のサスペンション18a
〜18dは、底板28によってバネ抑え21の底部を密
閉状態で覆っている。また底板28は底部開口部29を
有している。この底部開口部29と、空気室25の下部
に設けた下部空気室開口部30との間をチューブ31で
接続している。前記チューブ31は、この途中に逆止弁
32を備えている。その他の構成は、前記本発明の第一
の手段の実施例と同様である。
【0018】以下本実施例の動作を説明する。本実施例
でも、脱水の起動は洗濯行程を終了した後の排水行程の
途中から実施している。つまり、同様に外槽13に連通
している空気室25の洗濯水による水圧を利用している
ものである。
【0019】本実施例では、チューブ27・チューブ3
1の2つのチューブを使って、この水圧を利用している
ものである。つまり、チューブ27は前記本発明の第一
の手段の実施例と同様、外槽13の上方への移動を規制
するよう作用するものである。また逆止弁32を備えた
チューブ31は、外槽13の下方への移動を規制するよ
う作用するものである。つまり、外槽13が下方へ移動
しようとすると、バネ支持板23はこの動きに連動して
上方へ移動しようとする。バネ支持板23が上方へ移動
すると、バネ支持板23と底板28の間の空気は圧縮さ
れて、チューブ31を通って外部に放出される。本実施
例では、このチューブ31には空気室25の洗濯水によ
る水圧がかかっている。このため、外槽13の下方への
移動も規制されるわけである。このように、脱水行程の
開始時の外槽13の振動は上下両方向とも規制され、小
さい振動に抑制される。
【0020】また脱水が進行して定常状態に入ったとき
は、外槽13内の洗濯水は排水が完了している。つま
り、空気室25内にも洗濯水は残っていないものであ
る。このため、バネ支持板23の上下動による排出空気
は、大気中への放出となる。つまり、サスペンション1
8a〜18dのダンパ力は小さいものとなる。このた
め、本体19の振動も小さくなるものである。
【0021】次に、本発明の第三の手段の実施例を図4
に基づいて説明する。本実施例では、空気室25に設け
た空気室開口部26と、各サスペンションとの間を簡単
な構成で連結している。チューブ27は、前記空気室開
口部26とチューブ33に設けた開閉弁34との間を接
続している。開閉弁34は、シャッタ35と動作バネ3
6と動作シリンダ37と動作ピストン38で構成してい
る。前記開閉弁34と、バネ抑え21の側壁に設けた側
壁開口部24と、底板28に設けた底板開口部29との
間はチューブ33で接続されている。
【0022】以下本実施例の動作を説明する。脱水行程
の起動時の外槽13の振動は、以下のようにして制動さ
れる。脱水行程の起動時には空気室25の水圧は、動作
ピストン38がシャッタ35を押すように作用してい
る。つまり開閉弁34を閉めている。このため、バネ支
持板23の上下動によって発生する空気の流れは抑えら
れる。つまり各サスペンションは、ダンパ力が強化され
ている。このため、脱水開始時の外槽13の振動は抑制
される。脱水が進行した脱水定常時には、空気室25の
排水は完了している。このため、動作バネ36がシャッ
タ35を移動して、開閉弁34は開いた状態となってい
る。つまり各サスペンションのダンパ力は、弱められて
いる。このためバネ支持板23が上下動すると、これに
応じて空気の放出は自由に行われるものである。つま
り、脱水定常時には本体19の振動は小さく抑えられる
ものである。
【0023】次に、本発明の第四の手段の実施例を図5
に基づいて説明する。39は洗濯槽16の底面と外槽1
3の底面との間に、洗濯槽16の底面から設けた複数の
風発生用の壁である。40は外槽13の底部側壁に設け
た風路41を有する空気室である。また42はバネ抑え
21の側壁に設けた側壁開口部24と底板28に設けた
底板開口部29を接続するチューブである。43はチュ
ーブ42に設けた常閉の開閉弁で、シャッタ44と動作
バネ45と動作シリンダ46と動作ピストン47で構成
している。その他の構成は、前記本発明の第一の手段の
実施例と同様である。
【0024】以下本実施例の動作を説明する。脱水起動
時には、各サスペンションは、動作バネ45の付勢力に
よってシャッタ44は開閉弁43を閉めている。このた
め、バネ支持板23が上下動したときの空気の放出は抑
えられている。つまり各サスペンションは、ダンパ力が
強くなっている。このため、脱水起動時には外槽13の
振動が抑制される。脱水が進行して洗濯物の水分が減少
して軽くなる脱水定常時には、洗濯槽16の回転が速く
なる。洗濯槽16の回転が速くなると、空気室40の圧
力が高くなる。つまり洗濯槽16の底部に設けた複数の
壁39が、風を空気室40の風路41を通して空気室4
0内に集めるように作用するものである。
【0025】このようにして高くなった空気室40の圧
力は、動作ピストン47に空気圧として作用する。この
ため動作ピストン47はシャッタ44を押して、開閉弁
43は開状態となる。つまり、各サスペンションのダン
パ力は弱められている。このためバネ支持板23が上下
動すると、これに応じて空気の放出は自由に行われるも
のである。こうして、脱水定常時には本体19の振動は
小さく抑えられるものである。
【0026】
【発明の効果】本発明の第一の手段は、サスペンション
のバネ抑えの側壁に設けた側壁開口部と外槽と連通した
空気室の空気室開口部とを接続し、排水行程中に脱水を
開始させる構成として、摺動摩擦を小さくして耐久性を
向上させ、共振通過時の振動は空気ダンパを作用させて
減衰できる自動洗濯機を実現できるものである。
【0027】本発明の第二の手段は、サスペンションの
バネ抑えの側壁上部に設けた側壁開口部と外槽と連通し
た空気室の空気室開口部とを接続し、バネ抑えの底板に
設けた底部開口部と空気室下部に設けた下部空気室開口
部を逆止弁を介して接続し、排水行程中に脱水を開始さ
せる構成として、脱水開始時にはダンパ力を更に強くし
て外槽の振れを抑え、脱水定常時にはダンパ力を弱めて
本体の振動を低減して騒音の増大を防止することができ
る自動洗濯機を実現できるものである。
【0028】本発明の第三の手段は、サスペンションの
バネ抑えの側壁に設けた側壁開口部とバネ抑えの底板に
設けた底板開口部とを開閉弁を介して接続するととも
に、外槽と連通した空気室の空気室開口部を、空気室の
空気圧変化により洗濯槽の起動時に開閉弁を閉じ定常回
転時に開閉弁を開くように開閉弁に接続し、排水行程中
に脱水を開始するように制御した構成として、脱水開始
時のサスペンションのダンパ力を更に強くして、外槽の
振れを非常に小さく抑えることができる自動洗濯機を実
現できるものである。
【0029】本発明の第四の手段は、サスペンションの
バネ抑えの側壁に設けた側壁開口部とサスペンションの
底板に設けた底板開口部とを常閉の開閉弁を介して接続
するとともに、外槽と連通した空気室の空気室開口部
を、定常回転時における空気室の風路からの空気圧によ
り開閉弁を開成するよう開閉弁に接続した構成として、
特に脱水起動時と脱水定常時のダンパ力の切り換えをタ
イミング良く行うことができ、また、脱水開始時には洗
濯水が残っていないので水跳ね音等の騒音もない低騒音
脱水を可能とした自動洗濯機を実現できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の手段の実施例を示す自動洗濯機
の断面図
【図2】同サスペンションの断面図
【図3】本発明の第二の手段の実施例を示すサスペンシ
ョンの断面図
【図4】本発明の第三の手段の実施例を示すサスペンシ
ョンの断面図
【図5】本発明の第四の手段の実施例を示すサスペンシ
ョンの断面図
【図6】従来の自動洗濯機を示す断面図
【図7】同サスペンションの断面図
【符号の説明】
13 外槽 16 洗濯槽 18a〜18d サスペンション 19 本体 21 バネ抑え 22 圧縮バネ 23 バネ支持板 24 側壁開口部 25 空気室 26 空気室開口部 28 底板 29 底部開口部 30 下部空気室開口部 32 逆止弁 34・43 開閉弁 39 壁 40 空気室 41 風路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−51995(JP,A) 特開 平3−106394(JP,A) 特開 昭49−85866(JP,A) 特開 平3−99697(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D06F 37/24 D06F 37/26

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 脱水槽を兼ねた洗濯槽の外側に位置して
    脱水時の水を受ける外槽と、この外槽を洗濯機本体の四
    隅からから弾性支持するサスペンションとを備え、前記
    各サスペンションは、吊り棒と、この吊り棒の下端に取
    付けたバネ支持板と、前記吊り棒に挿通されバネ支持板
    を覆うバネ抑えと、バネ支持板とバネ抑えとの間に介装
    した圧縮バネとで構成し、前記外槽の底部には外槽内部
    と連通した空気室を設け、前記バネ抑えの側壁に設けた
    側壁開口部と前記空気室に設けた空気室開口部とを接続
    し、排水行程中に脱水を開始するように制御した自動洗
    濯機。
  2. 【請求項2】 脱水槽を兼ねた洗濯槽の外側に位置して
    脱水時の水を受ける外槽と、この外槽を洗濯機本体の四
    隅からから弾性支持するサスペンションとを備え、前記
    各サスペンションは、吊り棒と、この吊り棒の下端に取
    付けられたバネ支持板と、前記吊り棒に挿通されバネ支
    持板を覆うバネ抑えと、バネ抑えの底部に設けた底板
    と、バネ支持板とバネ抑えとの間に介装された圧縮バネ
    とで構成し、前記外槽の底部には外槽内部と連通した空
    気室を設け、前記バネ抑えの側壁上部に設けた側壁開口
    部と前記空気室に設けた空気室開口部とを接続し、前記
    底板に設けた底部開口部と空気室下部に設けた下部空気
    室開口部を逆止弁を介して接続し、排水行程中に脱水を
    開始するように制御した自動洗濯機。
  3. 【請求項3】 脱水槽を兼ねた洗濯槽の外側に位置して
    脱水時の水を受ける外槽と、この外槽を洗濯機本体の四
    隅からから弾性支持するサスペンションとを備え、前記
    各サスペンションは、吊り棒と、この吊り棒の下端に取
    付けられたバネ支持板と、前記吊り棒に挿通されバネ支
    持板を覆うバネ抑えと、バネ抑えの底部に設けた底板
    と、バネ支持板とバネ抑えとの間に介装した圧縮バネと
    で構成し、前記外槽の底部には外槽内部と連通した空気
    室を設け、前記バネ抑えの側壁に設けた側壁開口部と前
    記底板に設けた底板開口部とを開閉弁を介して接続する
    とともに、前記空気室に設けた空気室開口部を、空気室
    の空気圧変化により洗濯槽の起動時に開閉弁を閉じ定常
    回転時に開閉弁を開くように前記開閉弁に接続し、排水
    行程中に脱水を開始するように制御した自動洗濯機。
  4. 【請求項4】 脱水槽を兼ねた洗濯槽の外側に位置して
    脱水時の水を受ける外槽と、この外槽を洗濯機本体の四
    隅からから弾性支持するサスペンションとを備え、前記
    各サスペンションは、吊り棒と、この吊り棒の下端に取
    付けられたバネ支持板と、前記吊り棒に挿通されバネ支
    持板を覆うバネ抑えと、バネ抑えの底部に設けた底板
    と、バネ支持板とバネ抑えとの間に介装された圧縮バネ
    とで構成し、前記洗濯槽底面と外槽底面との間に洗濯槽
    底面より風発生用の壁を設け、前記外槽底部側壁には前
    記壁からの風を取り入れる風路を有する空気室を設け、
    サスペンションのバネ抑えの側壁に設けた側壁開口部と
    サスペンションの底板に設けた底板開口部とを常閉の開
    閉弁を介して接続するとともに、前記空気室に設けた空
    気室開口部を、定常回転時における前記風路からの空気
    圧により開閉弁を開成するよう開閉弁に接続した自動洗
    濯機。
JP10657193A 1993-05-07 1993-05-07 自動洗濯機 Expired - Fee Related JP3175397B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10657193A JP3175397B2 (ja) 1993-05-07 1993-05-07 自動洗濯機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10657193A JP3175397B2 (ja) 1993-05-07 1993-05-07 自動洗濯機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06315596A JPH06315596A (ja) 1994-11-15
JP3175397B2 true JP3175397B2 (ja) 2001-06-11

Family

ID=14436942

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10657193A Expired - Fee Related JP3175397B2 (ja) 1993-05-07 1993-05-07 自動洗濯機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3175397B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101202312B1 (ko) 2010-12-21 2012-11-16 주식회사 썬 프레인 코 가변밸브식 댐퍼시스템
KR101221455B1 (ko) 2006-06-30 2013-01-11 주식회사 대우일렉트로닉스 잔수배출장치 및 이를 구비하는 세탁기

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102304813B1 (ko) * 2015-03-04 2021-09-23 엘지전자 주식회사 세탁기 및 세탁기의 제어방법

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101221455B1 (ko) 2006-06-30 2013-01-11 주식회사 대우일렉트로닉스 잔수배출장치 및 이를 구비하는 세탁기
KR101202312B1 (ko) 2010-12-21 2012-11-16 주식회사 썬 프레인 코 가변밸브식 댐퍼시스템

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06315596A (ja) 1994-11-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1396570B1 (en) Method for a vibration reducing operation of a drum washer-drier
JP3175397B2 (ja) 自動洗濯機
JPH08215475A (ja) ダンパ装置および洗濯機
JPH06327892A (ja) ドラム式洗濯機
JP3572195B2 (ja) ドラム式洗濯機
JPH08215477A (ja) 電気洗濯機の防振装置
JP3175174B2 (ja) 自動洗濯機
JP2003159494A (ja) ドラム式洗濯機
JP3121808B2 (ja) 洗濯機
JPH04364894A (ja) ドラム式洗濯機
JPH0663292A (ja) ドラム式洗濯機
JPH0824474A (ja) 全自動洗濯機
JP3120541B2 (ja) 自動洗濯機
JP3747486B2 (ja) 全自動洗濯機の防振装置
JPH0663284A (ja) 自動洗濯機
JP2785380B2 (ja) 自動洗濯機
JP2012187235A (ja) ドラム式洗濯機
JP2690189B2 (ja) 自動洗濯機
KR19990039637U (ko) 세탁기의 댐핑장치
JPH04156895A (ja) ドラム式洗濯機
JP2689692B2 (ja) 自動洗濯機
KR200233841Y1 (ko) 세탁기의완충장치
JPH0399697A (ja) 自動洗濯機
JPH0484994A (ja) ドラム式洗濯機
JPH10323487A (ja) 脱水兼用洗濯機の防振装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees