JP2542815B2 - カラ−画像形成装置 - Google Patents

カラ−画像形成装置

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JP2542815B2
JP2542815B2 JP61021120A JP2112086A JP2542815B2 JP 2542815 B2 JP2542815 B2 JP 2542815B2 JP 61021120 A JP61021120 A JP 61021120A JP 2112086 A JP2112086 A JP 2112086A JP 2542815 B2 JP2542815 B2 JP 2542815B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、多色画像形成装置に関するものであり、特
に電子写真法又は静電記録法によりフルカラー又はマル
チカラー画像を得る多色画像形成装置に関するものであ
る。
従来技術及び問題点 従来、電子写真感光体等の潜像担持体に色画像情報に
基づく潜像を形成し、該潜像を対応する色のトナーによ
り現像し、次いで該トナー像を転写材上に転写するとい
つた画像形成工程を繰返した後転写材上のトナー像を加
熱定着して多色画像を得る方法及び装置が知られてい
る。
しかしながら、こうして得られた多色画像は、トナー
像の重なりの数が多いとその部分に不自然に強い光沢と
高いコントラストが生じ問題であつた。例えばシアン、
マゼンタ、イエロー、ブラツクの4色のトナーを用いて
多色原稿の色再現を行なう場合、2色ないし3色のトナ
ーが重なつた有彩色画像において良好な混色性を得、且
つ光沢が適度になる様に加熱定着温度を設定すると、4
色のトナーが重なつた部分、即ち原稿の黒の再現画像
(以下「黒画像」とする。)の光沢が極めて強くなり好
ましくなく、更には黒画像の濃度が実質的に高くなり不
自然に高い画像コントラストが生じこれも又望ましいこ
とではない。
この原因は、トナー層が厚くなると画像部ではトナー
が密に隙間なく付着しており、定着によりトナーが溶融
すると画像部表面は平坦になり入射光が鏡面反射的に特
定の方向に強く反射され表面の乱反射が少なくなるため
であり、一方、トナー層が比較的薄い場合には画像部で
のトナー付着が疎であり定着後も画像部表面が平坦でな
く入射光は表面で乱反射され光沢が弱くなり画像濃度も
比較的低い値に抑えられてしまうからであると考えられ
る。
上記問題に対処する為、転写材上のトナー像の加熱定
着温度を下げると例え画像を擦つてとれない低度の定着
温度であつても2色あるいは3色の重なり部分でのトナ
ーの溶融が不充分となり画像部の混色性及び光沢が不足
するという問題が生じた。又、定着性を向上せしめるべ
く転写材上へのトナーの付着量を押えた場合には、黒画
像以外の画像濃度が低下するという問題がある。
発明の目的 本発明の目的は、前記従来の問題点を解決し、黒画像
の光沢及び画像濃度を減少させ自然な光沢感と適度なコ
ントラストを有したカラー画像を得、且つ良好な色再現
を達成するカラー画像形成装置を提供することである。
問題を解決するための手段 前記目的は本発明に係るカラー画像形成装置にて達成
される。要約すれば本発明は、像担持体と、この像担持
体に形成された潜像を黒トナー及び黒とは異なる色のト
ナーで現像する現像手段と、この現像手段により形成さ
れる現像像を記録材に転写する転写手段と、この転写手
段で転写されたトナーを記録材に定着する定着手段と、
を有し、前記現像手段及び転写手段により記録材上に最
上層が黒トナーの複数のトナー層を形成し、この複数ト
ナー層を前記定着手段で定着するカラー画像形成装置に
おいて、 前記黒トナーの溶融粘度が105cpを示す時の溶融温度
は、黒とは異なる色のトナーの溶融粘度が105cpを示す
時の溶融温度より3℃〜12℃高いことを特徴とするカラ
ー画像形成装置である。
更に説明すると、本発明に従うと、上記のように溶融
粘度が105CPを示す時の黒トナーの溶融温度は、溶融粘
度が105CPを示す時の他の色のトナーの溶融温度より少
なくとも3℃高くする必要があるが、余りにも高すぎる
と黒画像の光沢が全く失なわれたり、黒トナーが定着不
足になつたりするので12℃以下とされる。好ましくは黒
トナーと他の色トナーの溶融温度の差は4℃〜10℃であ
る。
又、本発明に従えば、黒トナーが転写材の最上層とな
るように転写されるが、黒トナーを最上層とした4色重
ね部分においては黒トナーの溶融温度が他の色トナーよ
り高いことにより該黒トナーの溶融程度が抑えられ、従
つて黒トナーの光沢を減少させ4色重ね画像に自然な光
沢感と適度なコントラストをもたせることができる。こ
のように黒トナーの溶融は擦つてとれない程度に定着性
が満たされれば充分であり、他の色のトナーと混色させ
る必要はなく又透明性も必要ない。
上述の如くに構成される本発明によれば、例えばシア
ン、マゼンタ、イエロー及び黒つまりブラツクの4色の
トナーでフルカラー画像を形成する際、シアン、マゼン
タ、イエローのトナーが2色〜3色重なつた部分は充分
に溶融され、従つて混色が生じ且つトナーに透明性が与
えられ、良好な色再現を可能にする。それとともにブラ
ツク(黒)トナーを最上層とした4色重ね部分はブラツ
クトナーの溶融が抑えられ、光沢を減少させ4色重ね画
像に自然な光沢感と適度なコントラストが得られる。該
黒画像部には、上述のように、他の色のトナーと混色さ
せる必要はなく又透明性も必要ない。
又、本発明は、ブラツクトナーを最上層とした4色重
ねの場合に効果を発揮するばかりでなくデジタルカラー
複写機等で下色除去(UCR)の画像処理を行なつた場合
の黒画像であつて、ブラツクトナーと共にシアン、マゼ
ンタ、イエローの各トナーのうち1色〜2色をブラツク
トナーを最上層として重ねた黒あるいは黒に近い色の画
像においても効果的である。
本発明の付随的な効果として、熱ローラ定着器で定着
を行なう場合には、黒画像のようにトナーの厚く重なつ
た部分に於て生じ易い定着ローラへのオフセツトを防止
できる。これは最上層のブラツクトナーがホツトオフセ
ツトを生じる定着温度よりかなり低い温度で定着される
ことにより下の層の色トナーに対してオフセツト防止の
バリア層として作用するためである。
次に、本発明に係る画像形成装置を図面を参照して更
に詳しく説明する。第1図は、本発明を適用しうるフル
カラー複写画像を形成するための電子写真複写機の要部
断面図を示す。
第1図に図示される複写機において、潜像担持体であ
る感光ドラム1は矢印方向に回転する。その周囲には帯
電器2、露光光学系3、現像装置4、転写系5、そして
クリーニング器6が配設される。光学系3は原稿走査部
3aと色分解フイルター部3bを有する。又、現像装置4は
イエロートナーを用いるイエロー現像器4Y、マゼンタト
ナーを用いるマゼンタ現像器4M、シアントナーを用いる
シアン現像器4Cそしてブラツクトナーを用いるブラツク
現像器4Bを一体に具備する。各現像器は支持体4aに着脱
可能に保持され中心軸4bを中心に回転することで、現像
位置に対する現像器の交換を行なう。一方、転写系5は
グリツパ5aを有したドラム5bと、その内側の転写用放電
器5cを有する。
フルカラー画像は従来の複写機と同様に、上記転写ド
ラム5b上に支持した転写材に順次色トナー及びブラツク
トナーを転写することで形成される。この転写材はカセ
ツト7から供給され、又転写工程を終了した転写材は分
離手段8により分離され、定着器9を介してトレイ10上
に排出される。
次に、本発明を実施例について説明する。
実施例1〜4 本発明に使用されるトナー群を4種類調製し(実施例
1〜4)、各実施例におけるトナーの溶融粘度が105CP
を示す時のトナーの溶融温度Tを測定した。各実施例に
使用された結着樹脂及び溶融温度の測定結果が表1に示
される。
又、各実施例にて使用されたトナーの着色剤にはブラ
ツクがカーボンブラツク系の顔料を、そしてシアンがフ
タロシアニン系、マゼンタがアントラキノン系、イエロ
ーがアゾ系の染料を使用し、必要に応じて適当な荷電制
御剤等の添加剤を添加した。
各トナーの粘度測定は、試料及びロータを直接加熱で
きる恒温槽を具備した高粘度用回転粘度計を使用して行
なつた。
実施例1のトナー群はシアン、マゼンタ、イエローの
各トナーの樹脂にポリエステル樹脂(a)を用いブラツ
クトナーの樹脂にポリエステル樹脂(a)より分子量が
大きいポリエステル樹脂(b)を用いた。ブラツクトナ
ーの溶融温度Tは他の3色トナーのうち最つとも高い溶
融温度Tを有するシアントナーより3℃高い。
該実施例1のトナー群を用いて第1図のカラー複写機
により多色原稿からフルカラー画像を転写紙上に形成し
た。熱ローラ定着器の定着ローラの表面温度は約155℃
に制御して定着を行なつたが、画像は1色のみの部分及
び2色〜3色重なつた部分において充分に定着が行なわ
れ、又定着ローラにオフセツトは生じなかつた。特に、
画像の2色〜3色の重なつた部分はトナーが充分溶融
し、赤、緑、青等の良好な色再現性が得られた。又、黒
画像においては最上層のブラツクトナーの溶融が抑えら
れ光沢はシアン、マゼンタ、イエローの3色トナーの重
なつた部分(茶色画像)とほぼ同等で適度の光沢が得ら
れた。更に、黒画像の濃度も減少し、軟かい感じの画像
となつた。
実施例2及び3のトナー群を用いた場合はブラツクト
ナーの溶融温度Tがシアントナーよりそれぞれ4℃及び
10℃高くなつているが、該各実施例のトナー群を用いて
実施例1と同様の画像形成を行なつたところ、実施例1
より好ましい結果が得られた。
又、実施例4のトナー群を用いた場合は、ブラツクト
ナーの溶融温度Tがシアントナーより12℃高くなつてい
るがこのトナー群を用いて実施例1と同様の画像形成を
行なつたところ、本発明の効果は得られるものの黒画像
の光沢がわずかとなり、又ブラツクトナーの定着性も若
干不足気味となり、実施例2及び3に較べると好ましい
画質が得られなかつた。
比較例1 表1の比較例1に示すトナー群は従来のトナー群であ
つて、該トナー群を使用して実施例1と同様に画像形成
を行なつたところ黒画像の光沢がより強く、又濃度は約
1.8(実施例1の場合1.5)に上昇し、好ましくなかつ
た。
比較例2 又、表2の比較例2に示すトナー群はブラツクトナー
の樹脂にポリエステル樹脂(C)(ポリエステル樹脂
(a)とポリエステル樹脂(b)との中間の分子量を有
する。)を用いたものでブラツクトナーの溶融温度Tが
シアントナーより2℃高くなつているが、実施例1に較
べると本発明の効果は不充分で比較例1とあまり画質が
変わらなかつた。
比較例3 更に、表1の比較例3に示すトナー群はブラツクトナ
ーの樹脂にポリスチレン樹脂(a)より分子量が大きい
ポリスチレン樹脂(b)を用いたものでブラツクトナー
の溶融温度Tがシアントナーより13℃高くなつているが
実施例4に較べると黒画像の光沢が殆どなくなり、又ブ
ラツクトナーの定着性も不足し、好ましい結果が得られ
なかつた。
本発明において、トナーの結着樹脂は表1に示される
ものに限定されず、例えばシリコーン樹脂、エポキシ樹
脂等も又使用されるであろう。又、本発明にて、加熱定
着手段は特に限定されず例えば赤外線を照射する手段で
あつても良い。
更に、本発明はフルカラー画像の形成に用いるばかり
でなく例えば赤トナーとブラツクトナーを用いる2色カ
ラー画像形成(黒画像が赤トナーとブラツクトナーの重
なりで形成される。)に用いても有効である。
発明の効果 本発明に係る画像形成装置は上記の如くに構成される
ので、黒画像の光沢及び画像濃度を減少させ自然な光沢
感と適度なコントラストを有したカラー画像を得、且つ
良好な色再現を達成することができるという効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明を適用し得るカラー電子写真複写機の
要部断面図である。 1:感光ドラム(像担持体) 2:帯電器 3:露光光学系 4:現像装置 5:転写系 9:熱ローラ定着器

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】像担持体と、この像担持体に形成された潜
    像を黒トナー及び黒とは異なる色のトナーで現像する現
    像手段と、この現像手段により形成される現像像を記録
    材に転与する転与手段と、この転与手段で転与されたト
    ナーを記録材に定着する定着手段と、を有し、前記現像
    手段及び転与手段により記録材上に最上層が黒トナーの
    複数のトナー層を形成し、この複数トナー層を前記定着
    手段で定着するカラー画像形成装置において、 前記黒トナーの溶融粘度が105cpを示す時の溶融温度
    は、黒とは異なる色のトナーの溶融粘度が105cpを示す
    時の溶融温度より3℃〜12℃高いことを特徴とするカラ
    ー画像形成装置。
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