JP2542721Y2 - 回転電機のマグネット固定構造 - Google Patents

回転電機のマグネット固定構造

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JP2542721Y2
JP2542721Y2 JP1991014496U JP1449691U JP2542721Y2 JP 2542721 Y2 JP2542721 Y2 JP 2542721Y2 JP 1991014496 U JP1991014496 U JP 1991014496U JP 1449691 U JP1449691 U JP 1449691U JP 2542721 Y2 JP2542721 Y2 JP 2542721Y2
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magnets
exterior member
magnet
yoke
fixing structure
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JP1991014496U
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Inventor
良和 橋爪
Original Assignee
株式会社ユニシアジェックス
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  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
  • Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)
  • Dc Machiner (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、発電機やモータ等の回
転電機の励磁用マグネットの固定構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の回転電機のマグネット固定構造と
しては、例えば実開昭55−170871号公報等に記
載されているものが知られている。
【0003】これは、筒状ヨークの内周面に円弧状の一
対のマグネットの一端が係止される突部と、該マグネッ
トの一側が掛止される掛止片が設けられていると共に、
前記マグネットの他側と前記掛止片に夫々圧接する略V
字型の板ばね片とが設けられている。また、前記板ばね
片は、マグネットの他端面に圧接する押さえ片を有する
と共に、前記掛止片の後端に係着する係着片を有してい
る。
【0004】そして、前記各マグネットは、ヨークの内
周面に前記突部と板ばね片の押さえ片によって周方向の
位置決めがなされると共に、接着剤によって固定される
ようになっている。さらに、前述のように予め各マグネ
ットが固定されたヨークの外周には、合成樹脂材からな
る外装部材がモールド成形によって被装されるようにな
っている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】然し乍ら、前記従来の
マグネット固定構造にあっては、各マグネットをヨーク
内周面の突部や掛止片及び板ばね片を用いて位置決め等
を行ない、さらには接着剤によって固定するようになっ
ているため、部品点数が多くなるばかりか構造が複雑と
なり、製造作業能率が悪化すると共に、製造コストの大
巾な増加を招いている。
【0006】また、外装部材をヨークの外周に被装する
際に、モールド成形時の樹脂成形圧によってマグネット
に過大な荷重が作用して、亀裂が発生したり部分的に破
損してしまう虞がある。
【0007】そこで、例えば特開昭60−121953
号公報等に記載されているもののように、各マグネット
の内周にマグネットカバーを設けて、破損したマグネッ
トの落下を防止する技術も提供されてはいるが、各マグ
ネットの固定手段自体が複雑であるため、前記従来例と
同様な問題を招いている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案は、前記従来の問
題点に鑑みて案出されたもので、外装部材に設けられた
筒状ヨークの内周側に、複数の円弧状マグネットを固定
するマグネット固定構造であって、前記外装部材の内部
に前記ヨークをモールド成形によって一体に設けると共
に、外装部材の内周面に複数のホルダー部を一体に設
け、該隣接するホルダー部間に前記外装部材の軸方向か
ら挿入した前記各マグネットを嵌合支持したことを特徴
としている。
【0009】
【作用】前記構成の本考案によれば、外装部材に一体に
設けられた各ホールド部間に、各マグネットを挿通する
だけで、該各マグネットの周方向の位置決めとヨークに
対する固定作業が完了するため、該固定作業が容易にな
ることは勿論のこと、部品点数の大巾な削減と構造の簡
素化を図ることができる。
【0010】しかも、ヨークは、外装部材の内部に予
モールド成形によって埋設状態に一体に設けられている
ため、外装部材に対するヨークの固定作業が簡単になる
ばかりか、マグネットには何らモールド成形時の樹脂成
形圧が作用することがない。
【0011】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面に基づいて詳
述する。
【0012】即ち、図1は小型モータに適用された本考
案の一実施例を示し、1は合成樹脂材からなる外装部
材、2は該外装部材1の内部に埋設された磁性体である
ヨーク、3,3はヨーク2の内周側に設けられた一対の
マグネット、4は該マグネット3,3の内側に一定の隙
間をもって回転自在に配置されたロータである。
【0013】前記外装部材1は、モールド成形によって
略有底円筒状に形成され、内周面の直径方向の対向位置
に一対のホルダー部5,6が一体に設けられていると共
に、ヨーク2内周面と各マグネット3,3の外周面との
間には両者2,3間に磁路を形成するための開口窓7,
8が形成されている。
【0014】前記ヨーク2は、金属材で円筒状に形成さ
れ、前述のようにモールド成形時に外装部材1内にイン
サート成形されていると共に、内周面の一部が開口窓
7,8を介して露呈しつつマグネット3,3の外周面に
対向近接している。
【0015】前記各マグネット3,3は、円弧状を呈
し、外面の曲率半径が外装部材1の内周面と同一に設定
されていると共に、両端面3a,3bが半径方向に沿っ
てテーパ状に形成されている。また、両端面3a,3b
の端縁がホルダー部5,6間への挿通性を良好ならしめ
るために面取りされている。
【0016】前記ロータ4は、図示しないが中心部のコ
アと該コアの外周に巻装されたコイルとからなり、前記
コアの前後端に外装部材1の前後に有する軸受に支持さ
れる駆動軸が設けられている。
【0017】前記ホルダー部5,6は、横断面略台形状
を呈し、外装部材1の軸方向に沿って延設されていると
共に、両側上端縁に前記マグネット3,3の肉厚よりも
大きな高さ寸法を有する突起部9,9、10,10を備
えている。また、ホルダー部5,6は、両側面5a,5
b、6a,6bが前記マグネット3,3の両端面3a,
3bに均一に当接するように八字形のテーパ形状に形成
され、また、マグネット3,3を挾んで隣接する端面5
a,5b、6a,6b間の円弧長さLが一つのマグネッ
ト3の周方向の長さよりも若干大きく設定されている。
【0018】したがって、この実施例によれば、各構成
部品を組み立てるには、予めモールド成形によって形成
された外装部材1のホルダー部5,6間に、各マグネッ
ト3,3を夫々外装部材1の開口端から内部へ軸方向に
沿って押し込み、該各マグネット3,3の端面が外装部
材1の内端面に突き当たるまで挿入する。これによっ
て、各マグネット3,3は、各ホルダー部5,6間で確
実に挾持されると共に、ヨーク2に対する周方向の位置
決めと固定作業が終了する。このように、各マグネット
3,3は、各ホルダー部5,6間で確実に嵌合支持する
ことができるので、従来のような接着剤や板ばね片等が
不要となり、部品点数の大巾な削減と固定構造の簡素化
が図れる。また、各マグネット3,3を単にホルダー部
5,6間に挿通するだけであるから、その固定作業が極
めて簡単である。
【0019】しかも、外装部材1とヨーク2とは、マグ
ネット3,3の固定前に、予めモールド成形によって一
体的に形成してあるため、外装部材1に対するヨーク2
の固定作業が簡単になるばかりか、マグネット3,3に
対するモールド成形時の樹脂成形圧が回避され、したが
って、マグネット3,3のひびや破損等の発生を防止で
きる。
【0020】また、マグネット3,3の両側面3a,3
bが、ホルダー部5,6の各両端面5a,5b、6a,
6bに当接して係止されるため、該マグネット3,3の
落下が確実に防止されることは勿論である。また、ヨー
ク2と各マグネット3,3とは、開口窓7,8により磁
路を形成しているため、ロータ4の回転性能に影響を与
えることがない。
【0021】尚、マグネット3,3の周方向の長さを臨
設するホルダー部5,6間の円弧長Lよりも若干長くし
て、該ホルダー部5,6に圧入するように構成すれば、
該マグネット3,3の一層確実な固定状態が得られる。
【0022】本考案は、前記実施例の構成に限定され
ず、例えばマグネットをさらに細分割することも可能で
あり、この場合は突起部もその数に応じて形成する。
【0023】
【考案の効果】以上の説明で明らかなように、本考案に
係る回転電機のマグネット固定構造によれば、複数のマ
グネットを、外装部材に一体に設けられた複数のホルダ
ー部間に嵌合支持するようにしたため、部品点数の大巾
な削減と構造の簡素化が図れる。この結果、製造作業能
率の向上と製造コストの低廉化が図れる。
【0024】また、外装部材内にヨーク予めモールド
成形によって一体に形成したため、外装部材に対するヨ
ークの固定作業が簡単になるばかりか、マグネットには
該外装部材成形時の成形圧が作用せず、したがってひび
や破損等の発生を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す横断面図。
【符号の説明】
1…外装部材、2…ヨーク、3…マグネット、5,6…
ホルダー部。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外装部材に設けられた筒状ヨークの内周
    側に、複数の円弧状マグネットを固定するマグネット固
    定構造であって、前記外装部材の内部に前記ヨークを
    ールド成形によって一体に設けると共に、外装部材の内
    周面に複数のホルダー部を一体に設け、該隣接するホル
    ダー部間に前記外装部材の軸方向から挿入した前記各マ
    グネットを嵌合支持したことを特徴とする回転電機のマ
    グネット固定構造。
JP1991014496U 1991-03-14 1991-03-14 回転電機のマグネット固定構造 Expired - Lifetime JP2542721Y2 (ja)

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JPH04111253U JPH04111253U (ja) 1992-09-28
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JPS5332243Y2 (ja) * 1973-04-03 1978-08-10

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JPH04111253U (ja) 1992-09-28

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