JPH0617382U - Pm型ステッピングモータ - Google Patents

Pm型ステッピングモータ

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JPH0617382U
JPH0617382U JP5262092U JP5262092U JPH0617382U JP H0617382 U JPH0617382 U JP H0617382U JP 5262092 U JP5262092 U JP 5262092U JP 5262092 U JP5262092 U JP 5262092U JP H0617382 U JPH0617382 U JP H0617382U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本考案の目的は、射出成形ゲート跡によるモー
タロックを生じることがないとともに、モータ全体の小
径化を図るのに適し、かつ、モータ性能の低下も少なく
できるようにしたPM型ステッピングモータを得ること
にある。 【構成】射出成形により成形されたロータマグネット3
1の軸方向両端部の少なくとも一方に、このロータマグ
ネット31の周面と端面とにわたる少なくとも一個の凹
部32を設け、この凹部32内に前記ロータマグネット
31の射出成形ゲート跡33を配置したことを特徴とす
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、フロッピーディスク駆動装置の磁気ヘッド送り用、またはプリン タの紙送り用などに使用されるPM(パーマネントマグネット)型のステッピン グモータに係り、特にロータマグネットが射出成形により成形されたロータを備 えるPM型ステッピングモータに関する。
【0002】
【従来の技術】
図7に示されるようにPM型ステッピングモータは、二組のステータ1,2を 備えている。これらのステータ1,2は、巻線3が取付けられた巻枠4に、この 巻枠4の胴部4a内面に沿って嵌合する櫛歯状突極5aを有した端部ヨーク5、 およびこの端部ヨーク5と同様な櫛歯状突極6aを有した中間ヨーク6を組み合 わせてなる。突極5a,6aは互い違いに入り込んで巻枠4の胴部4aの内面に 沿って配設されている。
【0003】 これら二組のステータ1,2は、その中間ヨーク6のリング状をなすヨーク主 部6bを互いに接し合わせて、モータフレーム7内に収められている。モータフ レーム7は、端部ヨーク5のリング状をなすヨーク主部5bから一体に折り曲げ られて巻枠4を覆う外周筒部5cの先端部同志を突き当てて溶接止めするととも に、一方の端部ヨーク5のモータ主部5bにフレームカバー8を溶接止めすると ともに、他方の端部ヨーク5のモータ主部5bにモータ取付け板9を溶接止めし て形成されている。
【0004】 フレームカバー8とモータ取付け板9との中央部には軸受10が夫々取付けら れている。モータ取付け板9はフレームカバー8よりも大径であるとともに、こ の取付け板9は図示しないモータ取付け部に取付けられるようになっている。
【0005】 二組のステータ1,2の内側にはロータ11が配設されている。このロータ1 1は、ロータ軸12の中間部外周にロータマグネット13を嵌着して形成されて いる。ロータ軸12は太さが一定の軸であり、SUS303 等の非磁性材料から形 成されている。
【0006】 ロータマグネット13には、径方向に沿って相異なる極性の磁極が交互に着磁 されており、各磁極はロータマグネット13の軸方向に沿い細長い帯状に形成さ れている。ロータマグネット13の外周面は、二組のステータ1,2の内周面に 近接して対向されている。
【0007】 ロータ11はモータフレーム7に回転自在に支持されている。この支持は、前 記一対の軸受10にロータ軸12を支持させることによってなされている。そし て、ロータ軸12のモータ取付け板9を貫通した一端部には図示しない負荷が接 続されるようになっている。
【0008】 前記ロータマグネット13はプラスチック材に磁粉を混入してなるロータマグ ネット材料を射出成形により成形してなる、いわゆる射出成形タイプのプラスチ ックマグネットである。このロータマグネット13は、ロータ軸12をロータマ グネット13の成形金型内にインサートした状態で射出成形することにより、ロ ータ軸12に嵌着して設けられるか、または、円筒状に射出成形されたロータマ グネット13の中心孔にロータ軸12を圧入して接着することにより、嵌着して 設けられるものである。
【0009】 そして、図7および図9に示されるようにロータマグネット13の一端面には 凹部14が形成され、その内部には射出成形ゲート跡15が設けられている。凹 部14および射出成形ゲート跡15は、ロータマグネット13を成形する成形金 型におけるロータマグネット材料の注入ゲートに基づいて形成され、そのうち射 出成形ゲート跡15は図8に示されるように注入ゲート内の湯の通路に相当する 棒状成形部分15aをその根元にカッタ16で切れ目を入れて折り取ることで形 成される。
【0010】 また、以上のように凹部14および射出成形ゲート跡15をロータマグネット 13の一端面に設けることに代えて、図10(A)(B)に示されるようにロー タマグネット13の一端面周部にサイドゲート跡17を設けたり、図12(A) (B)に示されるようにロータマグネット13の端部周面にサイドゲート跡18 を設けこともある。勿論、これらの場合にも、図11および図13に示されるよ うに注入ゲート内の湯の通路に相当する棒状成形部分17a,18aを、その根 元にカッタ16で切れ目を入れて折り取ることで、サイドゲート跡17,18は 形成される。
【0011】
【考案が解決しようとする課題】
前記図7および図9に示されるロータマグネット13を備える従来例において は、凹部14を設けているので、射出成形ゲート跡15がロータマグネット13 の端面から突出しにくいという利点がある。しかし、このロータマグネット13 を射出成形する注入ゲートは無闇に小さくできないから、ロータマグネット13 の径を小さくする場合の障害となり易く、したがって、モータの小径化を図るに は適さないという問題がある。
【0012】 また、図10または図12に示されるサイドゲート跡17,18を周部に有し たロータマグネット13を備える従来例においては、ロータマグネット13の径 に対するサイドゲート跡17,18の制約が少なく、よって、小形のロータマグ ネット13の成形に適する。しかし、これらのロータマグネット13においては 、図11および図13に示されるようにサイドゲート跡17,18が、ロータマ グネット13の端面また周面から突出し易い。そのため、この突出部分が軸受1 0やステータ1,2との間に噛み込まれて、モータロックを生じ易いとともに、 このモータロックが生じないようにサイドゲート跡17,18を取除く後加工を 必要とし、コスト高であるという問題がある。
【0013】 そこで、本考案者は図14〜図16に示されるようにロータマグネット13の 一端部に、その全周にわたる斜面20を設けて、この斜面20の一部に射出成形 ゲート跡21(図16参照)を設けるという構成を提案し試作した。この提案の 構成において、射出成形後の状態では注入ゲート内の湯の通路に相当する棒状成 形部分21aが、図14,15に示されるように斜面20の一部に連なってロー タマグネット13の径方向に延びており、この棒状成形部分21aが、その根元 において図16に示されるようにカッタ16で切れ目を入れて折り取られること によって、射出成形ゲート跡21を形成している。
【0014】 このような構成では、射出成形ゲート跡21がロータマグネット13の端面お よび周面から外側に突出されることがなく、しかも、ロータマグネット13が小 径であっても成形できるものであるが、斜面20により図14に示されるように ロータマグネット13に対する二組みのステータ1,2の磁気的に有効な対向幅 に差が出てしまう。
【0015】 つまり、斜面20の部分はステータ2の内周面に対して他の部分よりも大きく 離れるので、この部分の磁束は有効に使用することができず、したがって、ステ ータ2とロータマグネット13との間で有効に磁束を利用できる対向幅Aは、ス テータ1とロータマグネット13との間で有効に磁束を利用できる対向幅Bより も実質的に小さくなる。そのために、前記構成では二組みのステータ1,2とロ ータマグネット13との間での磁気作用の不均一を生じるとともに、モータの性 能が低下してしまうという問題がある。
【0016】 そこで本考案の目的は、射出成形ゲート跡によるモータロックを生じることが ないとともに、モータ全体の小径化を図るのに適し、かつ、二組みのステータと ロータマグネットとの間での磁気作用の不均一およびモータ性能の低下も少なく できるようにしたPM型ステッピングモータを得ることにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本考案の請求項1に係るPM型ステッピングモー タにおいては、射出成形により成形されたロータマグネットの軸方向両端部の少 なくとも一方に、このロータマグネットの周面と端面とにわたる少なくとも一個 の凹部を設け、この凹部内に前記ロータマグネットの射出成形ゲート跡を配置し たものである。
【0018】 また、同様の目的を達成するために、本考案の請求項2に係るPM型ステッピ ングモータにおいては、射出成形により成形されたロータマグネットの軸方向中 央部の周面に、二組みのステータにおける中間ヨークの互いに接合されたヨーク 主部の位置に対応して少なくとも一個の凹部を設け、この凹部内に前記ロータマ グネットの射出成形ゲート跡を配置したものである。
【0019】
【作用】
請求項1の記載において、ロータマグネットの端面と周面とにわたって形成さ れた凹部は、その内部に射出成形ゲート跡を収めて、このゲート跡がロータマグ ネットの端面または周面から外部に突出しないようにする。さらに、凹部および 射出成形ゲート跡をロータマグネットの周部に位置させたから、これらをロータ マグネットの径の大小に関係なく必要な大きさに設けることができる。その上、 凹部はロータマグネットの端部の一部のみに設けられ、端部全周にわたり設けら れるものではないため、ロータマグネットに対する二組みのステータの磁気的に 有効な対向幅の差を少なくできる。
【0020】 また、請求項2の記載においては、ロータマグネットの周面に形成された凹部 は、その内部に射出成形ゲート跡を収めて、このゲート跡がロータマグネットの 周面から外部に突出しないようにする。さらに、凹部および射出成形ゲート跡を ロータマグネットの周部に位置させたから、これらをロータマグネットの径の大 小に関係なく必要な大きさに設けることができる。その上、凹部が設けられた部 分は、二組みのステータにおける中間ヨークの互いに接合されたヨーク主部の位 置に対応しており、この部分はモータ性能に寄与しないから、ロータマグネット に対する二組みのステータの磁気的に有効な対向幅に差ができることがない。
【0021】
【実施例】
本考案の第1実施例を図1〜図4を参照して説明する。この説明にあたり、図 7〜図9を参照して説明した従来例と同様な構成部分には、同従来例と同一の符 号を付してその説明を省略し、同従来例と異なる構成、つまり、ロータ11にお けるロータマグネットの構成についてのみ以下説明する。
【0022】 図1および図2に示されるように射出成形により成形されたロータマグネット 31の軸方向一端部の周部には一つの凹部32が設けられている。この凹部32 はロータマグネット31の周面から端面にわたって形成されており、その底面3 2aは図4に示されるように、ロータマグネット31の周面から端面にわたる斜 面をなしている。そして、凹部32の内部にはその底面32aから突出する射出 成形ゲート跡33が設けられている。
【0023】 このゲート跡33は、図3に示されるように図示しない成形型から取出された 状態においてロータマグネット31に一体につながった図示しない注入ゲート内 の湯の通路に相当する棒状成形部分34を、その根元にカッタ16(図4参照) で切れ目を入れて折り取ることで形成される。さらに、凹部32はロータマグネ ット31の周方向に多少長く形成されているとともに、この凹部32の長さを利 用して前記棒状成形部分34の図3中D−D線に沿う断面は、図3中寸法Eを高 さとする等辺台形状をなしており、それにより前記注入ゲートの通路面積を射出 成形をする上において必要とされる大きさに確保している。
【0024】 前記構成のロータマグネット31を有したロータ21を備えるPM型ステッピ ングモータによれば、ロータマグネット31の端面と周面とにわたって凹部32 を形成し、この凹部32の内部に射出成形ゲート跡33を収めたから、凹部32 により図1および図4に示されるように射出成形ゲート跡33がロータマグネッ ト31の端面または周面から外部に突出しないようにできる。そのため、射出成 形ゲート跡33がステータ1,2の内周面との間に噛み込まれて、モータロック を生じることがないとともに、このモータロックを防止するために射出成形ゲー ト跡33を後加工により除去する面倒な手間を省略でき、よって、安価に作るこ とができる。
【0025】 さらに、凹部32および射出成形ゲート跡33は以上のようにロータマグネッ ト31の周部に位置されて、このマグネット31を射出成形する成形型の注入ゲ ートの通路面積を必要とされる大きさに確保しているから、これら凹部32およ び射出成形ゲート跡33を、ロータマグネット31の径の大小に関係なく必要な 大きさに設けることができる。したがって、特に、ロータマグネット31をその 磁粉材料にネオジューム系の磁束密度が大きい材料を用いて小径に成形して、モ ータ全体の小径化を図る場合に適する。
【0026】 その上、図1に示されるように凹部32はロータマグネット31の端部の一部 のみに設けられ、端部全周にわたり設けられるものではないため、ロータマグネ ット31に対する二組みのステータ1,2の磁気的に有効な対向幅の差を僅少に できる。したがって、二組みのステータ1,2とロータマグネット31との間で の磁気作用の不均一およびモータ性能の低下を夫々少なくできる。
【0027】 なお、この第1実施例において、凹部32および射出成形ゲート33はロータ マグネット31の軸方向両端部に夫々設けても良いとともに、凹部32および射 出成形ゲート33はロータマグネット31の一端部または他端部に少なくとも一 つ設けてあれば良いものである。しかも、凹部32の底面32aの構成は斜面に 制約されることもない。
【0028】 図5および図6は本考案の第2実施例を示している。この第2実施例の説明に おいても、図7〜図9を参照して説明した従来例と同様な構成部分には、同従来 例と同一の符号を付してその説明を省略し、同従来例と異なる構成、つまり、ロ ータ11のロータマグネットの構成についてのみ以下説明する。
【0029】 図5および図6に示されるように射出成形により成形されたロータマグネット 41の軸方向中央部の周面には一つの凹部42が設けられている。この凹部42 とロータマグネット41の両端からの距離は夫々等しいとともに、この凹部42 は二組みのステータ1,2のモータ性能に寄与しない部分(図5において二点鎖 線間の幅Fに相当するステータ部分であり、この部分についてのロータマグネッ ト41の対応部分は図6において二点鎖線間の幅Gで示される部分である。)に 対応して設けられている。すなわち、ステータ1,2における中間ヨーク6の互 いに接合されたヨーク主部6bの位置に対応して凹部42が形成されている。そ して、この凹部42内にロータマグネット41の射出成形ゲート跡43が配置さ れている。
【0030】 この第2実施例においても、図5および図6に示されるようにロータマグネッ ト31の周部に設けられた凹部42により射出成形ゲート跡43が、ロータマグ ネット41の端面または周面から外部に突出しないようにできる。そのため、射 出成形ゲート跡43を原因とするモータロックを生じることがないとともに、こ のモータロックを防止するために射出成形ゲート跡43を後加工により除去する 面倒な手間を省略でき、よって、安価に作ることができる。
【0031】 さらに、凹部42および射出成形ゲート跡43がロータマグネット31の周部 に位置されて、このマグネット41を射出成形する成形型の注入ゲートの通路面 積を必要とされる大きさに確保しているから、これら凹部42および射出成形ゲ ート跡43を、ロータマグネット41の径の大小に関係なく必要な大きさに設け ることができる。したがって、特に、ロータマグネット41をその磁粉材料にネ オジューム系の磁束密度が大きい材料を用いて小径に成形して、モータ全体の小 径化を図る場合に適する。
【0032】 その上、図5に示されるように凹部42はモータ性能に関与しない位置に設け られているから、ロータマグネット41に対する二組みのステータ1,2の磁気 的に有効な対向幅に差ができることがない。そのため、二組みのステータ1,2 とロータマグネット41との実質的な対向面積の差を僅少にできる。したがって 、二組みのステータ1,2とロータマグネット41との間での磁気作用の不均一 およびモータ性能の低下を夫々少なくできる。
【0033】 なお、この第2実施例において、凹部42および射出成形ゲート43はロータ マグネット41に少なくとも一つ設けてあれば良いとともに、凹部42はロータ マグネット41の全周にわたる環状溝で形成しても良い。
【0034】
【考案の効果】
以上説明したように請求項1に記載のPM型ステッピングモータにおいては、 ロータマグネットの端面と周面とにわたって形成された凹部により射出成形ゲー ト跡がロータマグネットの端面または周面から外部に突出されることがないので 、射出成形ゲート跡によるモータロックを生じることがないとともに、このモー タロックを防止するための面倒な後加工も省略できる。そして、凹部および射出 成形ゲート跡がロータマグネットの径の大小に関係なく必要な大きさに設けられ るので、ロータマグネットを小径化してモータ全体の小径化を図るのに適する。 さらに、ロータマグネットに対する二組みのステータの磁気的に有効な対向幅の 差が少ないので、二組みのステータとロータマグネットとの間での磁気作用の不 均一およびモータ性能の低下も少なくできる。
【0035】 請求項2に記載のPM型ステッピングモータによれば、ロータマグネットの周 面に形成された凹部により射出成形ゲート跡がロータマグネットの周面から外部 に突出されることがないので、射出成形ゲート跡によるモータロックを生じるこ とがないとともに、このモータロックを防止するための面倒な後加工も省略でき る。そして、凹部および射出成形ゲート跡がロータマグネットの径の大小に関係 なく必要な大きさに設けられるので、モータ全体の小径化を図るのに適する。さ らに、凹部が設けられた部分はモータ性能に寄与しないとともに、凹部によりロ ータマグネットに対する二組みのステータの磁気的に有効な対向面積に差ができ ることがないので、二組みのステータとロータマグネットとの間での磁気作用の 不均一およびモータ性能の低下も少なくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例に係るPM型ステッピング
モータが備えるロータの構成を示す斜視図。
【図2】同第1実施例に係るPM型ステッピングモータ
全体の構成を示す断面図。
【図3】同第1実施例に係るロータをその成形型から取
出された状態で示す断面図。
【図4】同第1実施例に係るロータマグネットから棒状
成形部分を切り離す状況を示す斜視図。
【図5】本考案の第2実施例に係るPM型ステッピング
モータ全体の構成を示す断面図。
【図6】同第2実施例に係るロータの構成を示す斜視
図。
【図7】従来例に係るPM型ステッピングモータ全体の
構成を示す断面図。
【図8】図7に示された従来例のロータの構成を示す断
面図。
【図9】図8に示された従来例のロータを同図8の矢印
Z方向から見て示す図。
【図10】(A)は他の従来例に係るロータをその成形
型から取出された状態で示す断面図。(B)は図10
(A)に示されたロータを同図10(A)の矢印Y方向
から見て示す図。
【図11】図10に示されたロータが備えるロータマグ
ネットの射出成形ゲート跡部分を示す断面図。
【図12】(A)はさらに他の従来例に係るロータをそ
の成形型から取出された状態で示す断面図。(B)は図
12(A)に示されたロータを同図12(A)の矢印X
方向から見て示す図。
【図13】図12に示されたロータが備えるロータマグ
ネットの射出成形ゲート跡部分を示す断面図。
【図14】(A)は本考案者が先に提案したロータをそ
の成形型から取出された状態で示す断面図。(B)は図
14(A)に示されたロータを同図14(A)の矢印W
方向から見て示す図。
【図15】図14に示されたロータの一端部側をこのロ
ータの成形型から取出された状態で示す斜視図。
【図16】図14に示されたロータが備えるロータマグ
ネットの射出成形ゲート跡部分を示す断面図。
【符号の説明】
1,2…ステータ、3…巻線、4…巻枠、5…端部ヨー
ク、6…中間ヨーク、5a,6a…突極、6b…ヨーク
主部、7…モータフレーム、11…ロータ、1…ロータ
軸、31,41…ロータマグネット、32,42…凹
部、33,43…射出成形ゲート跡。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻線が取付けられた巻枠に、この巻枠の
    胴部内面に沿って互い違いに入り込む櫛歯状突極を有し
    た端部ヨークおよび中間ヨークを嵌合してなる二組のス
    テータを、その中間ヨークを接合させてモータフレーム
    内に収め、ロータ軸に射出成形により成形されたロータ
    マグネットが嵌着されてなる回転自在なロータを、前記
    二組のステータの内側に配設したPM型ステッピングモ
    ータにおいて、 前記ロータマグネットの軸方向両端部の少なくとも一方
    に、このロータマグネットの周面と端面とにわたる少な
    くとも一個の凹部を設け、この凹部内に前記ロータマグ
    ネットの射出成形ゲート跡を配置したことを特徴とする
    PM型ステッピングモータ。
  2. 【請求項2】 巻線が取付けられた巻枠に、この巻枠の
    胴部内面に沿って互い違いに入り込む櫛歯状突極を有し
    た端部ヨークおよび中間ヨークを嵌合してなる二組のス
    テータを、その中間ヨークを接合させてモータフレーム
    内に収め、ロータ軸に射出成形により成形されたロータ
    マグネットが嵌着されてなる回転自在なロータを、前記
    二組のステータの内側に配設したPM型ステッピングモ
    ータにおいて、 前記ロータマグネットの軸方向中央部の周面に、前記二
    組みのステータにおける中間ヨークの互いに接合された
    ヨーク主部の位置に対応して少なくとも一個の凹部を設
    け、この凹部内に前記ロータマグネットの射出成形ゲー
    ト跡を配置したことを特徴とするPM型ステッピングモ
    ータ。
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