JP2542401Y2 - サンプリングシート - Google Patents

サンプリングシート

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JP2542401Y2
JP2542401Y2 JP1988059729U JP5972988U JP2542401Y2 JP 2542401 Y2 JP2542401 Y2 JP 2542401Y2 JP 1988059729 U JP1988059729 U JP 1988059729U JP 5972988 U JP5972988 U JP 5972988U JP 2542401 Y2 JP2542401 Y2 JP 2542401Y2
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sheet
sampling
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sheet bodies
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晴夫 小谷
勝彦 冨田
隆章 矢田
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株式会社 堀場製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、新規で有用なサンプリングシートに関す
る。
〔従来の技術〕 本願出願人は、特願昭61−296369号(特開昭63−1481
59号公報)において、シート型イオン濃度測定器におけ
るサンプリングシートによる計測方法について出願して
いるところであり、サンプリングシートは、計測時それ
自体にサンプル溶液を含浸させたり、或いはシート型イ
オン濃度測定器の電極面を拭き取る等に使用することが
できる。
そのため、この種のサンプリングシートは、イオン溶
出を起こさない化学的に安定でしかも溶液を吸収し易い
材料、例えば純水洗浄を施した不織布を電極面サイズに
適合したサイズ、例えば縦、横寸法が10〜15mm程度の長
方形又は正方形の細片状に形成される。そして、保管に
際しては上記細片状サンプリングシートを複数個(枚)
清潔な袋内に収容し、使用に際してはピンセット等によ
って袋から1つずつ取り出すようにする。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記細片状サンプリングシートは不織
布のみで形成され、しかも小型で極めて薄いため、相互
に密着して重なりあったり、又、不織布は腰が弱いため
互いに絡み合ったりして、ピンセット等によっても袋か
ら容易に取り出せないことが多く、取り扱いが困難であ
る。又、上記サンプリングシートはその保管時や取り出
し時にイオン汚染されるおそれが多分にある。
本考案は、上述の事柄に留意してなされたもので、そ
の目的とするところは、保管に際してはイオン汚染され
ず、使用に際しては容易に汚染されることなく取り出す
ことができ、しかも、使い勝手のよいサンプリングシー
トを提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上述の目的を達成するため、本考案に係るサンプリン
グシートは、溶液を吸収し易く化学的に安定なイオン汚
染のない複数枚のシート本体が、表面が化学的に安定な
台紙上に、並設状態で、且つミシン目加工部分において
それぞれ仮止めされた状態で取り付けられ、更に、前記
各シート本体が保護カバーで覆われており、サンプリン
グに供するために、前記各シート本体を前記ミシン目加
工部分での仮止め状態を解除することにより前記台紙か
ら分離させることができるように構成してなることを特
徴としている。
〔作用〕
上記構成によれば、溶液を吸収し易く化学的に安定な
イオン汚染のない複数枚のシート本体を、表面が化学的
に安定な台紙上に、並設状態で、且つミシン目加工部分
においてそれぞれ仮止めされた状態で取り付けてあるの
で、前記ミシン目加工部分での仮止め状態を解除するこ
とにより、シート本体同士が相互に密着して重なり合っ
たり、絡み合ったりすることがなく、しかも、シート本
体をピンセット等によって他のシート本体に何の悪影響
を与えることなく簡単に台紙から分離することができ
る。よって、前記各シート本体は使用時に汚染されるこ
とがなく、又、前記各シート本体を保護カバーで覆って
あるので、保管時にイオン汚染されることがなく、上記
目的は完全に達成される。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を、図面に基づいて説明する。
第1図及び第2図は本考案に係るサンプリングシート
の一例を示し、両図において、1はブック型サンプリン
グシートで、これは、複数枚のシート本体3…を、台紙
2の一方の面(上面)に、互いに分離可能なように、ハ
ーフカットにより並設させた状態で、且つそれぞれ仮止
めされた状態で取り付けて構成したサンプリングシート
4を複数枚互いに重ね合わせ、その最上位に保護カバー
5を重ね、これらを一端部で綴じ合わせてブック形式に
形成したものである。
上記サンプリングシート4は、第3図に示すように、
薄い上質紙(厚さ70μm〜100μm)9の例えば上面に
厚さが例えば40μmのポリエチレンフィルム10を、下面
に厚さが20μmのポリエチレンフィルム10′をそれぞれ
ラミネートしてなる台紙2のフィルム10の上面に、溶液
を吸収し易く化学的に安定な材料、例えば純水洗浄され
た不織布よりなる複数枚のシート本体3…を、並設状態
で、且つ台紙2とは互いに分離可能なようにミシン目7
によってそれぞれ仮止めして形成されている。
第4図は上記ブック型サンプリングシート1の製作手
順の一例を示すもので、先ず、上質紙9(第3図参照)
の上下両面にそれぞれ所定の厚さを有するポリエチレン
フィルム10,10′(第3図参照)をラミネートしてなる
両面ポリエチレンフィルムラミネートロール11(第4図
(A)参照)を裁断して所定大きさの台紙20を形成する
(同図(B)参照)。
一方、純水洗浄されたイオン汚染のない清浄な不織布
ロール12(同図(C)参照)を裁断して前記台紙20と同
様に所定寸法の不織布シート13を形成する(同図(D)
参照)。
次いで、前記台紙20の厚みがより大きいポリエチレン
フィルム10(第3図参照)側の上面に、不織布シート13
を重ね合わせ(第4図(E)参照)、この状態におい
て、大型裁断機を用いて不織布シート13にミシン目加工
を施して、不織布シート13をミシン目7によって前記台
紙20に仮止めしてなる大シート14を形成する(同図
(F)参照)と共に、所謂ハーフカットにより不織布シ
ート13のみを裁断し、この不織布シート13を縦,横の寸
法が例えば15mm×11mmの多数のシート本体3…に分割す
る。尚、前記ミシン目加工の際加熱してもよい。
更に、上記大シート14を所定の大きさ(例えば95mm×
55mm)のサンプリングシート4に裁断する(同図(G)
参照)。このサンプリングシート4には、同図(H)及
び第1図に示すように、前記大きさ(15mm×11mm)のシ
ート本体3が30(=6×5)個形成されており、このよ
うなサンプリングシート4を例えば6〜10枚重ね合わせ
て、その最上位に保護カバー5としてのポリエチレンフ
ィルムを重ねた状態(第2図参照)で、同図(I)に示
すように、熱プレスによって押圧することにより、各サ
ンプリングシート4…の長手方向の残余部分において熱
融着によって綴じ合わせ、ブック形式に形成する。尚、
保護カバー5として台紙2を利用してもよい。
そして、pH等イオン濃度測定に際しては、第5図に示
すように、ピンセット等の器具15を用いてシート本体3
のみをつまむことにより、台紙2から所望のシート本体
3を分離することができる。
上記サンプリングシートは、表面が化学的に安定な台
紙2に、溶液を吸収し易く化学的に安定なイオン汚染の
ない複数枚のシート本体3…を、並設状態で、且つ台紙
2とは互いに分離可能なようにミシン目7によってそれ
ぞれ仮止めして形成してあるので、シート本体3同士が
相互に密着して重なり合ったり絡み合ったりすることが
なく、しかも、シート本体3をピンセット等の器具15に
よって他のシート本体3をイオン汚染させる等悪影響を
与えることなく簡単に台紙2から分離することができ
る。
そして、シート本体3…の台紙2への仮止めはミシン
目加工によって機械的に行っているので、シート本体3
…を接着剤等を用いて仮止めする場合と異なり、シート
本体3…がイオン汚染されることがない。
又、上記実施例において図示したように、複数のサン
プリングシート4…を綴じ込んでブック型サンプリング
シート1に形成した場合、各サンプリングシート4…の
上面に位置するシート本体3…はその上方に位置する台
紙2によってカバーされ、しかも、最上位のサンプリン
グシート4のシート本体3…も保護カバー5によってカ
バーされるので、保管中、シート本体3…がイオン汚染
されることがない。
尚、上記実施例では、上質紙9の両面にポリエチレン
フィルム10,10′をそれぞれラミネートして表面が化学
的に安定な台紙2を形成しているが、上質紙9を用い
ず、ポリエチレンフィルムのみを用い、所定の厚さを有
する台紙2に形成してもよい。そして、上記フィルム材
料として、ポリエチレンの他、例えばポリプロピレン、
塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレート等の化学的に
安定で熱融着可能なものを用いてもよい。又、シート本
体3…の材料として、不織布の他、濾紙を用いてもよ
い。
更に、ブック型に綴じ込む際、サンプリングシート4
全体がカールし易いので、上記実施例のように、上質紙
9の両面にラミネートするポリエチレンフィルム10,1
0′の厚みに差をつける代わりに、同じ厚みのフィルム
を用いる場合には、片面ラミネート時にカールし易い方
向と逆方向にカールさせておいてもよい。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案に係るサンプリングシー
トは、表面が化学的に安定な台紙上に、溶液を吸収し易
く化学的に安定なイオン汚染のない複数枚のシート本体
を、並設状態で、且つミシン目加工部分においてそれぞ
れ仮止めされた状態で取り付けてあるので、前記ミシン
目加工部分での仮止め状態を解除することにより、シー
ト本体同士が相互に密着して重なり合ったり、絡み合っ
たりすることがなく、しかも、シート本体をピンセット
等によって他のシート本体に何の悪影響を与えることな
く簡単に台紙から分離することができる。よって、極め
て使い勝手がよい上に、前記各シート本体は使用時に汚
染されるおそれはなく、又、前記各シート本体を保護カ
バーで覆ってあるので、保管時にイオン汚染されるおそ
れもないといった利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図は本考案の実施例を示し、第1図はブ
ック型サンプリングシートの一例を示す斜視図、第2図
はその要部を示す断面図、第3図はサンプリングシート
の構成例を示す断面図、第4図は前記ブック型サンプリ
ングシートの製造手順を示す図、第5図はシート本体を
台紙から分離する状態を示す斜視図である。 2…台紙、3…シート本体、4…サンプリングシート、
5…保護カバー、7…ミシン目。
フロントページの続き (72)考案者 矢田 隆章 京都府京都市南区吉祥院宮ノ東町2番地 株式会社堀場製作所内 (56)参考文献 特開 昭57−157139(JP,A) 実開 昭57−42951(JP,U) 実開 昭62−143243(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】溶液を吸収し易く化学的に安定なイオン汚
    染のない複数枚のシート本体が、表面が化学的に安定な
    台紙上に、並設状態で、且つミシン目加工部分において
    それぞれ仮止めされた状態で取り付けられ、更に、前記
    各シート本体が保護カバーで覆われており、サンプリン
    グに供するために、前記各シート本体を前記ミシン目加
    工部分での仮止め状態を解除することにより前記台紙か
    ら分離させることができるように構成してなることを特
    徴とするサンプリングシート。
JP1988059729U 1988-05-02 1988-05-02 サンプリングシート Expired - Lifetime JP2542401Y2 (ja)

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JPH01163844U JPH01163844U (ja) 1989-11-15
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