JP4171390B2 - 軟包装品積層束 - Google Patents
軟包装品積層束 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4171390B2 JP4171390B2 JP2003351365A JP2003351365A JP4171390B2 JP 4171390 B2 JP4171390 B2 JP 4171390B2 JP 2003351365 A JP2003351365 A JP 2003351365A JP 2003351365 A JP2003351365 A JP 2003351365A JP 4171390 B2 JP4171390 B2 JP 4171390B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- soft
- packaging
- film
- flexible
- product
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Description
(1)シート状物を包装用フィルムにてシールしてなる軟包装品を複数枚積層し、帯状物で束ねた軟包装品積層束であって、以下の(a)または(b)の積層構造を有する軟包装品積層束。
(a)ねじれ角度の絶対値が1°〜20°の軟包装品とねじれ角度が0°の軟包装品とを交互に積層した積層構造、
(b)ねじれ角度の絶対値が20°以下のねじれの向きが正方向の軟包装品とねじれ角度の絶対値が20°以下のねじれの向きが負方向の軟包装品とを交互に積層した積層構造であって、各隣接する軟包装品間のねじれ角度の差が1°以上である積層構造。
(2)各軟包装品の包装用フィルムは、1回目曲げ応力最大値が0.01N/15mm幅/2枚〜2.0N/15mm幅/2枚であって、かつ2回目曲げ応力最大値が1回目曲げ応力最大値の80%以上である上記(1)記載の軟包装品積層束。
(3)軟包装品の外周形状(輪郭)が方形状である、上記(1)または(2)に記載の軟包装品積層束。
(4)シート状物がテープ材である、上記(1)〜(3)のいずれかに記載の軟包装品積層束。
図1は、本発明の好ましい一例の軟包装品積層束1を簡略化して示す図である。本発明の軟包装品積層束1は、シート状物を包装用フィルムにてシールしてなる軟包装品2を複数枚積層して、帯状物3にて束ねてなる基本構造を有する。ここで、「シート状物を包装用フィルムにてシールする」とは、シート状物の表裏両面を包装用フィルムで覆った状態で包装用フィルムをシールして密閉することであり、「積層」とは、略同一の形状および大きさを有する複数枚の軟包装品を、当該軟包装品の厚み方向と積層方向とが略一致するように積み重ねてなる状態を指すものとする。該軟包装品の積層は、積層された状態で各軟包装品が各々端部を揃えてなるのが好ましい。本発明の軟包装品積層束1は、上記基本構造に加え、(a)ねじれ角度の絶対値が1°〜20°の軟包装品とねじれ角度が0°の軟包装品を交互に積層するか、あるいは、(b)ねじれ角度の絶対値が20°以下のねじれの向きが正方向の軟包装品とねじれ角度の絶対値が20°以下のねじれの向きが負方向の軟包装品とを交互に積層し、その際各隣接する軟包装品間のねじれ角度の差が1°以上となるようにした、積層構造を有することを特徴とする。このような本発明の軟包装品積層束1によれば、帯状物3を外した際に、各軟包装品2が板ばね的に作用し、隣接する軟包装品2間の隙間を押し広げ、結果、所望枚数の軟包装品の取り出し、ならびに軟包装品の枚数確認を容易に行うことができる。
図4は、本発明における軟包装品のねじれ角度を測定する方法を模式的に示す図である。まず、中心Pから放射状に線が引いてある円盤11(線の間隔は1°刻みであり、基準線11aの目盛りを0°とする)の中心Pに鉛直柱12を立てる。鉛直柱12は四角柱であり、その一つの角が円盤11の中心Pに合わせてあり、その角と隣接する一方の面が基準線11aと同一面上で、円盤中心から目盛り180°の方向に設置されている。さらにこの鉛直柱12に水平柱13を取り付ける。水平柱13も鉛直柱12も同じ断面積を有する四角柱であり、その一つの面が円盤11の基準線11aと同一面上にあるよう設置される。水平柱13の高さは、測定する軟包装品の大きさに合わせて調節可能な構造になっている。水平柱13と円盤11上の基準線11aとが平行となるよう調整され、設置される。
なお、軟包装品の外周形状(輪郭)が正方形状である場合、軟包装品を厚み方向に関する軸線を中心にして90°回転させることでねじれ角度が同じであって、かつねじれ方向が反対(負方向)の軟包装品とすることができる。たとえば、図5(b)に示すねじれ方向が正方向である軟包装品2Cについて、軟包装品2Cの厚み方向Zに関する中心軸線Lzまわりに90°回転(この場合は、時計周りに90°回転)させることで、軟包装品2Cとねじれ角度が同じであって、かつ負方向にねじれた軟包装品2Dとすることができる。かかる方法でねじれ方向が反対の軟包装品を得ると、軟包装品に印刷が施してあった場合、印刷の向きが90°回転した外観となってしまう。このことが軟包装品積層束の外観として許容できない場合には、予め印刷デザインを90°回転させた印刷パターンの包材を作製して用いることで対処することもできる。
支持体としては、その材質は特に限定されるものではないが、皮膚追随性が妨げられないもの、すなわち、皮膚面の伸長に従って伸び縮みしやすいものが好ましく、具体的には、ポリエステル、ナイロン、ポリ塩化ビニリデン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリテトラフルオロエチレン、サーリンなどの各種プラスチック材料を1種もしくは2種以上を用いて作製された単独フィルム又はこれらの積層フィルム、あるいはこれらのフィルムに織布や不織布などを積層したものを用いることができる。
すなわち、Tダイ・テンター法の二軸延伸フィルムは、テンター内での幅方向に延伸(横延伸)する工程において、いわゆるボーイング現象のために、フィルムの幅方向で物性の異方性が生じる。ボーイング現象とは、テンターに入る前に、幅方向に引いた直線が、テンターを出ると、フィルム中央部においてフィルムの進行方向とは逆の方向に凸となるような弓形に湾曲する現象である。このようなボーイング現象を起こしたフィルムを用いた包装用フィルムを2枚向かい合わせてシールして軟包装品を作製すると、ねじれが発生するが、ねじれの発生は、従来、外観不良と見なされ、ねじれの発生を極力抑えるための検討がフィルムメーカーにて多くなされてきたものである(たとえば、特開平7−80928号などを参照。)。ボーイング現象により、配向の主軸の傾きが幅方向で異なるので、Tダイ・テンター法の二軸延伸フィルム原反の中央部分から幅方向に関しどれだけ離れた位置から二軸延伸フィルムを取得するか選択することで、Tダイ・テンター法の二軸延伸フィルムを基材フィルムとして用いた包装用フィルムにてシート状物をシールして軟包装品を作製した際に、様々なねじれ角度を有する軟包装品を得ることができる。具体的には、Tダイ・テンター法の二軸延伸フィルム原反中の中央部分を使って作製した包装用フィルムを用いればねじれの殆どない軟包装品を得ることができ、Tダイ・テンター法の二軸延伸フィルム原反の幅方向に関する端に近い部分を使って作製した包装用フィルムを用いれば、ねじれの大きい軟包装品を得ることができる。また、Tダイ・テンター法の二軸延伸フィルム原反の中央部分から同程度離れた位置より二軸延伸フィルムを取得することで、それぞれねじれ角度の絶対値が同程度であり、互いに反対の方向にねじれた軟包装品を得ることができる。
図6に示すように、圧縮応力測定試験機21(たとえば、SUN RHEO METER CR−150、CR−200D、SUN SCIENTIFIC CO.,LTD)のステージ22上に金属ブロック23を固定し、その上にもう1個の金属ブロック24を置き、2つの金属ブロック23,24の間に試料を挟める状態にする。圧縮応力試験機21の圧力検知部に板状の金属治具25(22mm×46mm×3mm)を取り付け、金属治具25の側面と金属ブロック23,24の側面とを平行にし、その隙間を正確に試験用包装用フィルム2枚分の厚み+1.0mmに調整する。
この状態で、ステージ22を100mm/minの速度で上昇させ、金属治具25と金属ブロック23,24の隙間部分で2枚重ねの試料26を折り曲げ、そのときの曲げ応力の最大値を測定する。金属治具25の下端を基準位置として、試料取り付け位置が基準位置の下部10mmの位置にある状態からスタートし、試料取り付け位置が基準位置の上部10mmの位置に来るまでステージを上昇させて、1回目曲げ応力最大値を測定する。
その後、ステージ22をスタート位置(試料取り付け位置が基準位置の下部10mmの位置にある状態)に戻し、再度、試料取り付け位置が基準位置の上部10mmの位置に来るまでステージ22を上昇させて、2回目曲げ応力最大値を測定する。そして、2回目曲げ応力最大値の1回目曲げ応力最大値に対する比率(%)を求める。
このようにして、上記包装用フィルムの1回目曲げ応力最大値、ならびに2回目曲げ応力最大値の1回目曲げ応力最大値に対する比率(%)を測定することができる。
また、1連自動包装機で、あるねじれ角度の軟包装品を作製してストックしておき、その後、別のねじれ角度の軟包装品を作製しこれもまたストックし、その後、2種類の軟包装品を交互に積層して、帯状物にて束ねることでも生産することができる。さらにまた、1連自動包装機で1°〜20°のねじれ角度でねじれている実質的に正方形の軟包装品を作製し、この半分を90°回転させて、逆向きねじれの軟包装品とし、ねじれ角度が2種類の軟包装品を交互に積層し、帯状物で束ねることでも生産できる。
窒素雰囲気下でアクリル酸5重量部、アクリル酸2−エチルヘキシルエステル95重量部を共重合させて得られたアクリル系共重合体40重量部に、日局リドカイン60重量部を酢酸エチル中で配合し、これを75μm厚のポリエステル製のセパレーター上に乾燥後の厚みが20μmとなるように塗布、乾燥して粘着剤層を形成した後、この粘着剤層を12μm厚のポリエステルフィルムに貼り合わせて貼付剤を得た。これを3cm×5cmの大きさに裁断し、貼付剤のシート状物を作製した。
次に、「Tダイ・テンター法二軸延伸ポリエステルフィルム(12μm厚)/接着剤層/ポリアクリロニトリルフィルム(20μm厚)」の包装用フィルムで、ポリアクリロニトリルフィルム側を内側にして、貼付剤のシート状物(3cm×5cmサイズ)を挟み込んでヒートシールし、四方ヒートシール包装してなる断面方形状の軟包装品(5cm×7cmサイズ、シール幅:5mm)を作製した。この際、Tダイ・テンター法二軸延伸ポリエステルフィルム原反(4.5m幅)の幅方向一方側の端寄り部分(幅方向一方側の端から1.0m離れた付近)の二軸延伸ポリエステルフィルムを基材フィルムとして用いて作製された包装用フィルムを使用し、表材と裏材として向かい合わせてヒートシールした。このとき表材と裏材の包装用フィルムの幅方向、長手方向は一致させた。この結果、Tダイ・テンター法二軸延伸ポリエステルフィルムのボーイング現象によりねじれ角度+14°の軟包装品を得た。
同様にして、Tダイ・テンター法二軸延伸ポリエステルフィルム原反(4.5m幅)の幅方向他方側の端寄り部分(幅方向他方側の端から1.3m離れた付近)の二軸延伸ポリエステルフィルムを基材フィルムとして用いて作製された包装用フィルムを用いて、ねじれ角度−10°の軟包装品を得た。
ねじれ角度+14°の軟包装品とねじれ角度−10°の軟包装品とを交互に5枚ずつ積層し、合計10枚とし、25mm幅、40μm厚の二軸延伸ポリプロピレンフィルムで軟包装品の長辺中央部の周りを巻いてヒートシールして結束し、軟包装品積層束を得た。
Tダイ・テンター法二軸延伸ポリエステルフィルム原反(4.5m幅)の幅方向中央部(幅方向一方の端、他方側の端からそれぞれ2.25m離れた付近)の二軸延伸ポリエステルフィルムを基材フィルムとして用いて作製された包装用フィルムを用いた以外は実施例1と同様にして、ねじれ角度0°の軟包装品を作製した。こうして得られたねじれ角度0°の軟包装品と、実施例1で作製したねじれ角度+14°の軟包装品とを交互に5枚ずつ積層し、合計10枚とし、25mm幅、40μm厚の二軸延伸ポリプロピレンフィルムで軟包装品の長辺中央部の周りを巻いてヒートシールして結束し、軟包装品積層束を得た。
高分子量ポリイソブチレン(粘度平均分子量:99万)28.5重量部、低分子量ポリイソブチレン(粘度平均分子量:6万)43重量部、ポリブテン(粘度平均分子量:1260)8.5重量部、脂環族系石油樹脂(軟化点:100℃)20重量部をヘキサンに溶解して、ポリイソブチレン系粘着剤溶液を調製し、この溶液に粘着剤層中のツロブテロール含有率が10%となるようにツロブテロールを添加、混合して十分に攪拌した後、75μm厚のポリエステル製ライナー上に乾燥後の厚みが20μmとなるように塗布乾燥し、粘着剤層を形成した。次にポリエステルフィルム(6μm)/ポリエステル不織布(20g/m2)の積層支持体のポリエステルフィルム側に粘着剤層を貼り合わせて貼付剤を作製した。この貼付剤を16mm×16mmサイズに打ち抜いて、貼付剤のシート状物を作製した。
次に「Tダイ・テンター法二軸延伸ポリエステルフィルム(12μm厚)/印刷層/接着剤層/ポリアクリロニトリルフィルム(30μm厚)」の包装用フィルムでポリアクリロニトリルフィルム側を内側にして、貼付剤のシート状物(16mm×16mm)を挟み込んでヒートシールし、四方ヒートシール包装してなる断面方形状の軟包装品(47mm×47mmサイズ、シール幅:5mm)を作製した。この際、Tダイ・テンター法二軸延伸ポリエステルフィルム原反(4.5m幅)の幅方向一方側の端寄り部分(幅方向一方側の端から1.5m離れた付近)の二軸延伸ポリエステルフィルムを基材フィルムとして用いて作製された包装用フィルムを表材と裏材として向かい合わせてヒートシールした。このとき表材と裏材の包装用フィルムの幅方向、長手方向は一致させた。この結果、Tダイ・テンター法二軸延伸ポリエステルフィルムのボーイング現象によりねじれ角度+5°の軟包装品を得た。
こうして得られたねじれ角度+5°の軟包装品と、このねじれ角度+5°の軟包装品を厚み方向に関する中心軸線まわりに90°向きを変えることでねじれ角度−5°とした軟包装品とを交互に5枚ずつ積層し、合計10枚とし、25mm幅、40μm厚の二軸延伸ポリプロピレンフィルムで軟包装品の長辺中央部の周りを巻いてヒートシールして結束し、軟包装品積層束を得た。
実施例1と同様にして作製した貼付剤を5cm×5cmサイズに打ち抜き、貼付剤のシート状物を作製した。
次に「二軸延伸ポリエステルフィルム(12μm厚)/ポリエチレンフィルム(15μm厚)/アルミニウム(7μm厚)/接着剤層/ポリアクリロニトリルフィルム(20μm厚)」の包装用フィルムでポリアクリロニトリルフィルム側を内側にして、上記作製した貼付剤のシート状物(5cm×5cmサイズ)を挟み込んでヒートシールし、四方ヒートシール包装してなる断面方形状の軟包装品(7cm×7cmサイズ、シール幅5mm)を作製した。この際、金型(上側金型、下側金型)には、図8に示す、ヒートシール面を含む衝合側面が各辺が7cmの正方形で、ヒートシール面における一方の一組の対向するコーナー部の高さが他方の一組の対向するコーナー部の高さよりも6mm(すなわち、70sin5°(mm))だけ高い位置になるように加工形成した金型を用いることで、ねじれ角度+10°の軟包装品を得た。
こうして得られたねじれ角度+10°の軟包装品と、このねじれ角度+10°の軟包装品を厚み方向に関する中心軸線まわりに90°向きを変えることでねじれ角度−10°とした軟包装品とを交互に5枚ずつ積層し、合計10枚とし、25mm幅、40μm厚の二軸延伸ポリプロピレンフィルムで軟包装品の長辺中央部の周りを巻いてヒートシールして結束し、軟包装品積層束を得た。
窒素雰囲気下でアクリル酸5重量部、アクリル酸2−エチルヘキシルエステル95重量部を共重合させて得られたアクリル系共重合体100重量部に、トリオレイン酸ソルビタン50重量部、架橋剤としての三官能性イソシアネート(日本ポリウレタン社製、コロネートHL)0.15重量部を酢酸エチル中で配合し、これを75μm厚のポリエステル製のセパレーター上に乾燥後の厚みが60μmとなるように塗布、乾燥して粘着剤層を形成した。次にポリエステルフィルム(2μm)/ポリエステル不織布(12g/m2)の積層支持体のポリエステル不織布側に粘着剤層を貼り合わせて貼付剤を作製した。これを9cm×9cmの大きさに裁断し、貼付剤のシート状物を作製した。
次に「二軸延伸ポリプロピレンフィルム(60μm厚)/接着剤層/無延伸ポリプロピレンフィルム(50μm厚)」の包装用フィルムで無延伸ポリプロピレンフィルム側を内側にして、上記作製した貼付剤のシート状物(9cm×9cmサイズ)を挟み込んでヒートシールし、四方ヒートシール包装してなる断面方形状の軟包装品(12cm×12cmサイズ、シール幅:5mm)を作製した。この際、金型(上側金型、下側金型)には、図8に示す、ヒートシール面を含む衝合側面が各辺が12cmの正方形で、ヒートシール面における一方の一組の対向するコーナー部の高さが他方の一組の対向するコーナー部の高さよりも10mm(すなわち、120sin5°(mm))だけ高い位置になるように加工形成した金型を用いることで、ねじれ角度+10°の軟包装品を得た。
こうして得られたねじれ角度+10°の軟包装品と、このねじれ角度+10°の軟包装品を厚み方向に関する中心軸線まわりに90°向きを変えることでねじれ角度−10°とした軟包装品とを交互に5枚ずつ積層し、合計10枚とし、25mm幅、40μm厚の二軸延伸ポリプロピレンフィルムで軟包装品の長辺中央部の周りを巻いてヒートシールして結束し、軟包装品積層束を得た。
包装用フィルムとして、二軸延伸ポリプロピレンフィルムの単層フィルム(40μm厚)を用いた以外は、実施例4と同様にして軟包装品積層束を作製した。
実施例2で作製したねじれ角度0°の軟包装品を10枚積層し、25mm幅、40μm厚の二軸延伸ポリプロピレンフィルムで軟包装品の長辺中央部の周りを巻いてヒートシールして結束し、軟包装品積層束を得た。
実施例1で作製したねじれ角度+14°の軟包装品を10枚積層し、25mm幅、40μm厚の二軸延伸ポリプロピレンフィルムで軟包装品の長辺中央部の周りを巻いてヒートシールして結束し、軟包装品積層束を得た。
二軸延伸ポリエステルフィルム原反(4.5m幅)の幅方向中央部(幅方向一方の端から2.0m離れた付近)の二軸延伸ポリエステルフィルムを用いて作製された包装用フィルムを用いた以外は実施例1と同様にして、ねじれ角度+2°の軟包装品を作製した。こうして得られたねじれ角度+2°の軟包装品と、実施例1で作製したねじれ角度+14°の軟包装品とを交互に5枚ずつ積層し、合計10枚とし、25mm幅、40μm厚の二軸延伸ポリプロピレンフィルムで軟包装品の長辺中央部の周りを巻いてヒートシールして結束し、軟包装品積層束を得た。
二軸延伸ポリエステルフィルム原反(4.5m幅)の幅方向一方側の端寄り部分(幅方向一方の端から0.3m離れた付近)の二軸延伸ポリエステルフィルムを用いて作製された包装用フィルムを用いた以外は実施例1と同様にして、ねじれ角度25°の軟包装品を作製した。また、二軸延伸ポリエステルフィルム原反(4.5m幅)の幅方向他方側の端寄り部分(幅方向他方の端から0.3m離れた付近)の二軸延伸ポリエステルフィルムを用いて作製された包装用フィルムを用いた以外は実施例1と同様にして、ねじれ角度−25°の軟包装品を作製した。こうして得られたねじれ角度+25°の軟包装品と、ねじれ角度−25°の軟包装品とを交互に5枚ずつ積層し、合計10枚とし、25mm幅、40μm厚の二軸延伸ポリプロピレンフィルムで軟包装品の長辺中央部の周りを巻いてヒートシールして結束し、軟包装品積層束を得た。
また、軟包装品1枚の外観、束ね易さ、帯を外した後の枚数の数え易さ、所望枚数の取り出しやすさを官能評価した。
結果を、表1に示す。
2,2’ 軟包装品
3 帯状物
Claims (4)
- シート状物を包装用フィルムにてシールしてなる軟包装品を複数枚積層し、帯状物で束ねた軟包装品積層束であって、以下の(a)または(b)の積層構造を有する軟包装品積層束。
(a)ねじれ角度の絶対値が1°〜20°の軟包装品とねじれ角度が0°の軟包装品とを交互に積層した積層構造、
(b)ねじれ角度の絶対値が20°以下のねじれの向きが正方向の軟包装品とねじれ角度の絶対値が20°以下のねじれの向きが負方向の軟包装品とを交互に積層した積層構造であって、各隣接する軟包装品間のねじれ角度の差が1°以上である積層構造。 - 各軟包装品の包装用フィルムは、1回目曲げ応力最大値が0.01N/15mm幅/2枚〜2.0N/15mm幅/2枚であって、かつ2回目曲げ応力最大値が1回目曲げ応力最大値の80%以上である請求項1に記載の軟包装品積層束。
- 軟包装品の外周形状(輪郭)が方形状である、請求項1または2に記載の軟包装品積層束。
- シート状物がテープ材である、請求項1〜3のいずれかに記載の軟包装品積層束。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003351365A JP4171390B2 (ja) | 2003-10-09 | 2003-10-09 | 軟包装品積層束 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003351365A JP4171390B2 (ja) | 2003-10-09 | 2003-10-09 | 軟包装品積層束 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005112437A JP2005112437A (ja) | 2005-04-28 |
JP4171390B2 true JP4171390B2 (ja) | 2008-10-22 |
Family
ID=34542623
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003351365A Expired - Fee Related JP4171390B2 (ja) | 2003-10-09 | 2003-10-09 | 軟包装品積層束 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4171390B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6578115B2 (ja) * | 2015-03-19 | 2019-09-18 | 朋和産業株式会社 | 包装体 |
-
2003
- 2003-10-09 JP JP2003351365A patent/JP4171390B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2005112437A (ja) | 2005-04-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
AU689740B2 (en) | Film for multiple bag | |
CN100457567C (zh) | 一种包装材料的卷筒及包装方法 | |
AU2010301154B2 (en) | A method of attaching grip tabs to the carrier layer of a film dressing | |
JP4171390B2 (ja) | 軟包装品積層束 | |
JP2001348055A (ja) | 集積包装製品 | |
JP2003265230A (ja) | ゲルシート包装体及びその製造方法 | |
JP2013049474A (ja) | イージーピール性包装袋 | |
JPH07237663A (ja) | 包装用シート材および包装袋 | |
JPH0924952A (ja) | 医薬品用包装袋 | |
JP2005119705A (ja) | 軟包装品 | |
WO2024009802A1 (ja) | 包装体 | |
US3276934A (en) | Method of making philatelic mounts and the like | |
EP4201836A1 (en) | Film-packaged tissue pack package, and packaging material for film-packaged tissue pack package | |
EP4098581A1 (en) | Sheet package | |
JPH0728089Y2 (ja) | 折畳カップ | |
JP2504125Y2 (ja) | 包装体 | |
JPH0285160A (ja) | 溶断シール袋及びその製造法 | |
JP2001018991A (ja) | ピロー形状の易開封性包装袋 | |
JPH02158679A (ja) | 粘着テープ | |
JPH08175552A (ja) | 引き裂き性の良い包装袋 | |
JP2608446B2 (ja) | 粘着テープ | |
JP2006007424A (ja) | 粘着シート片積層体 | |
KR20210100682A (ko) | 필름 및 파우치 | |
JP3174015B2 (ja) | 台紙付き熱圧着フィルム及びその製造方法 | |
JPH0794648B2 (ja) | 粘着テープ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20051114 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080403 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20080805 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20080808 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110815 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4171390 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140815 Year of fee payment: 6 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |