JP2542136Y2 - 耐風瓦 - Google Patents

耐風瓦

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JP2542136Y2
JP2542136Y2 JP1990053340U JP5334090U JP2542136Y2 JP 2542136 Y2 JP2542136 Y2 JP 2542136Y2 JP 1990053340 U JP1990053340 U JP 1990053340U JP 5334090 U JP5334090 U JP 5334090U JP 2542136 Y2 JP2542136 Y2 JP 2542136Y2
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JP
Japan
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JP1990053340U
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JPH0411830U (ja
Inventor
千俊 宮田
Original Assignee
宮政瓦工業株式会社
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Publication date
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  • Devices For Post-Treatments, Processing, Supply, Discharge, And Other Processes (AREA)
  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 産業上の利用分野 本考案は台風等の強風発生時での飛散を防止する耐風
瓦に関するものである。
従来の技術 従来、屋根瓦は頭側及び尻側に切込みが設けられ、こ
の切込みを合致させて第5図に示す様に上下左右に重合
して葺設しているも、かかる葺設状態にあっては流れ方
向の上段の屋根瓦の頭側にて下段の屋根瓦の尻側を押さ
えているだけであるため、差込側及び桟側の重合個所に
吹き風によって軒先側の屋根瓦より容易に飛散する欠点
を有していた。
考案が解決しようとする課題 本考案は風による飛散を防止し、施工性を向上させる
と共に、葺設形態を維持し、更に雨水の浸入を防止する
耐風瓦を提供せんとするものである。
〔考案の構成〕
課題を解決するための手段 本考案は上記従来技術に基づく強風による飛散等の課
題に鑑み、突起部を案内溝にて係合させて芯出しを行う
と共に、ズレを規制し、又尻テーパ面上に頭テーパ面を
当接させて瓦本体の尻側を他の2枚の瓦本体の頭側にて
押さえる様に重合して風による持ち上がりを規制して飛
散を防止することを要旨とする耐風瓦を提供して上記課
題を解消せんとしたものである。
そして、耐風瓦としては、桟山部及び谷部を湾曲形成
すると共に、頭切込みを形成する瓦において、頭切込み
より更に尻側寄りに第2頭切込みを形成し、該第2頭切
込みの差込側端縁部に差込側へ傾斜する頭テーパ面を形
成すると共に、桟側の尻側角部に頭テーパ面と面接触す
べき尻テーパ面を形成し、又桟山部表面の重ね代内に突
起部を形成すると共に、該突起部の形状と対応して桟山
部裏面の頭側から尻側へ連続して案内溝を刻設してい
る。
作用 本考案にあっては、下段瓦本体の突起部を上段瓦本体
の案内溝にて係合させて流れ方向の芯出しを行うと共
に、桁行方向へのズレを規制し、又尻テーパ面上に頭テ
ーパ面を当接させて瓦本体の尻側を他の2枚の瓦本体の
頭側にて押さえる様に重合すると共に、頭テーパ面と尻
テーパ面との重合個所を重ね代内の奥に位置させて雨水
の浸入経路を長くし、又尻側に切込みを有していないた
め、雨水を溜める許容量を多くするのである。
実施例 以下本考案の一実施例を図面に基づいて説明すると、 1は本考案に係る第1の耐風瓦の瓦本体であって、一
側端部に断面半円弧状の桟山部2を膨出形成すると共
に、該桟山部2から他側端の差込側3へ向かって緩やか
に上方へ湾曲して谷部4を形成している。
5は差込側3の頭側6の角部に設ける頭切込みであ
り、この頭切込み5より更に尻側11寄りに頭切込み5よ
り巾狭と成す第2頭切込み16を形成し、該第2頭切込み
16の差込側端縁部7に差込側3へ傾斜する頭テーパ面8
を形成している。
又、頭テーパ面8と面接触すべき尻テーパ面13によっ
ては、尻切込みを形成せずに桟側10の尻側11角部の桟側
端縁部12に差込側3へ傾斜させて形成している。
尚、図中14は差込側3及び尻側11の端縁部に連続して
突設する突壁、15は釘孔である。
17は突起部であり、該突起部17は桟山部2表面の稜線
上の尻側11の重ね代X内に断面山形状に形成すると共
に、尻側11及び頭側6を適宜傾斜する傾斜面にて突設形
成している。
18は案内溝であり、該案内溝18は桟山部2裏面の頭側
6から尻側11へ連続して前記突起部17の形状と対応して
刻設している。
次に本考案に係る耐風瓦の作用について説明すると、 先ず流れ方向に葺設する場合、下段瓦本体1の桟山部
2の尻側11の重ね代X内に設ける突起部17を上段瓦本体
1の桟山部2の裏面に設ける案内溝18にて係合させるこ
とにより、流れ方向の芯出しを行うと共に、桁行方向へ
のズレを規制するのである。
又、左上段瓦本体1の差込側3を右上段瓦本体1の桟
側10の下方に挿入して重合すると共に、尻側11角部の尻
テーパ面13上に第2頭切込み16の頭テーパ面8を面接触
させて当接することにより、下段瓦本体1の持ち上がり
を規制すると共に、頭テーパ面8と尻テーパ面13との重
合個所が重ね代X内の奥に位置しているため、雨水の浸
入経路を長くし、又尻側11に切込みを有していないた
め、雨水を溜める許容量を多くするのである。
〔考案の効果〕
要するに本考案は、桟山部2及び谷部4を湾曲形成す
ると共に、頭切込み5を形成する瓦において、頭切込み
5より更に尻側11寄りに第2頭切込み16を形成し、該第
2頭切込み16の差込側端縁部7に差込側3へ傾斜する頭
テーパ面8を形成すると共に、桟側10の尻側11角部に頭
テーパ面8と面接触すべき尻テーパ面13を形成したの
で、瓦本体1の差込側3を桟側10の下方に挿入して重合
すると共に、尻側11角部の尻テーパ面13上に第2頭切込
み16の頭テーパ面8を面接触させて当接することによ
り、瓦本体1の持ち上がりを規制して風による飛散を防
止することが出来、又頭テーパ面8と尻テーパ面13との
重合個所が重ね代内の奥に位置しているため、雨水の浸
入経路を長くして雨水の浸入を防止し、又尻側11に切込
みを有していないため、雨水を溜める許容量を多くする
と共に、差込側3が短いため施工能率も良く、而も頭側
6の切込みの操作だけで効き足、効き幅の調整作業も出
来、従来の屋根瓦に比し調整の自由度を大きくすること
が出来る。
又、桟山部2表面の重ね代X内に突起部17を形成する
と共に、該突起部17の形状と対応して桟山部2裏面の頭
側6から尻側11へ連続して案内溝18を刻設したので、下
段瓦本体1の桟山部2の尻側11の重ね代X内に設ける突
起部17を上段瓦本体1の桟山部2の裏面に設ける案内溝
18にて係合させることにより、流れ方向の芯出しが行え
ることにより、施工性の向上を図ると共に、桁行方向へ
のズレを規制して直線的なる葺設形態を維持することが
出来る等その実用的効果甚だ大なるものである。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の一実施例を示すものにして、 第1図は本考案に係る耐風瓦の平面図、第2図は第1図
のB−B断面図、第3図は同上施工状態の平面図、第4
図は第3図のC−C端面図、第5図は従来の屋根瓦の施
工状態の平面図である。 2桟山部、3差込側、4谷部 5頭切込み、6頭側、7差込側端縁部 8頭テーパ面、10桟側、11尻側 13尻テーパ面、16第2頭切込み 17突起部、18案内溝

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】桟山部及び谷部を湾曲形成すると共に、頭
    切込みを形成する瓦において、頭切込みより更に尻側寄
    りに第2頭切込みを形成し、該第2頭切込みの差込側端
    縁部に差込側へ傾斜する頭テーパ面を形成すると共に、
    桟側の尻側角部に頭テーパ面と面接触すべき尻テーパ面
    を形成し、又桟山部表面の重ね代内に突起部を形成する
    と共に、該突起部の形状と対応して桟山部裏面の頭側か
    ら尻側へ連続して案内溝を刻設したことを特徴とする耐
    風瓦。
JP1990053340U 1990-05-22 1990-05-22 耐風瓦 Expired - Lifetime JP2542136Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0411830U JPH0411830U (ja) 1992-01-30
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JPS6294214U (ja) * 1985-12-04 1987-06-16

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JPH0411830U (ja) 1992-01-30

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