JP2542055Y2 - 台所用キャビネット - Google Patents
台所用キャビネットInfo
- Publication number
- JP2542055Y2 JP2542055Y2 JP2345592U JP2345592U JP2542055Y2 JP 2542055 Y2 JP2542055 Y2 JP 2542055Y2 JP 2345592 U JP2345592 U JP 2345592U JP 2345592 U JP2345592 U JP 2345592U JP 2542055 Y2 JP2542055 Y2 JP 2542055Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- top plate
- cabinet body
- edge
- plate
- cabinet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、台所用キャビネット
に関する。
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種キャビネットとして以下の
如きものは知られている。即ち、木質棒材や合板等によ
り箱状に組み合わされたキャビネット本体と、このキャ
ビネット本体の上部に被覆状に取り付けられるステンレ
ス板製又は合成樹脂製等の天板とを有したキャビネット
である。天板には、シンク,ワークトップ,ガスレンジ
等が単一的又は複合的に設けられている。天板は、キャ
ビネット本体の側板内面に取り付けた取付金具か、又は
側板外面へ直接的にネジ止めして固定するようにしてい
た。
如きものは知られている。即ち、木質棒材や合板等によ
り箱状に組み合わされたキャビネット本体と、このキャ
ビネット本体の上部に被覆状に取り付けられるステンレ
ス板製又は合成樹脂製等の天板とを有したキャビネット
である。天板には、シンク,ワークトップ,ガスレンジ
等が単一的又は複合的に設けられている。天板は、キャ
ビネット本体の側板内面に取り付けた取付金具か、又は
側板外面へ直接的にネジ止めして固定するようにしてい
た。
【0003】
【従来キャビネットの欠点】従来キャビネットには以下
の如き欠点があった。即ち、天板の固定に取付金具を用
いる場合はその固定作業が面倒且つ困難なものであり、
また天板をキャビネット本体の側板外面へ直接ネジ止め
した場合には、ネジの露出によって外観上、見劣りする
ものとなっていた。
の如き欠点があった。即ち、天板の固定に取付金具を用
いる場合はその固定作業が面倒且つ困難なものであり、
また天板をキャビネット本体の側板外面へ直接ネジ止め
した場合には、ネジの露出によって外観上、見劣りする
ものとなっていた。
【0004】
【前記欠点を解消するための手段】この考案は前記欠点
を解消するために以下の如き手段を採用した。即ち、天
板の前縁部にはキャビネット本体側を向く係合縁が設け
られ、天板の後縁部にはキャビネット本体の背面に当接
する垂れ板部が設けられ、天板の側縁部にはキャビネッ
ト本体の上面に当接する固着用水平面部が設けられてお
り、キャビネット本体の正面上部には天板の係合縁上部
に係合する張出部材が設けられているものである。
を解消するために以下の如き手段を採用した。即ち、天
板の前縁部にはキャビネット本体側を向く係合縁が設け
られ、天板の後縁部にはキャビネット本体の背面に当接
する垂れ板部が設けられ、天板の側縁部にはキャビネッ
ト本体の上面に当接する固着用水平面部が設けられてお
り、キャビネット本体の正面上部には天板の係合縁上部
に係合する張出部材が設けられているものである。
【0005】
【考案の作用】この考案は以下の如き作用をなすもので
ある。天板は、その前縁部の係合縁がキャビネット本体
の張出部材に係合し、後縁部の垂れ板部がキャビネット
本体の背面に当接することで、その前後方向への相反す
る突っ張り力を受けるようになる。従って、キャビネッ
ト本体に対する同方向での位置付けが必然的に合わさ
れ、且つガタツキのない状態に保持される。天板の側縁
部における水平面部の下面に両面テープを貼り付ける等
しておけば、側縁部の浮き上がり等も防止される。
ある。天板は、その前縁部の係合縁がキャビネット本体
の張出部材に係合し、後縁部の垂れ板部がキャビネット
本体の背面に当接することで、その前後方向への相反す
る突っ張り力を受けるようになる。従って、キャビネッ
ト本体に対する同方向での位置付けが必然的に合わさ
れ、且つガタツキのない状態に保持される。天板の側縁
部における水平面部の下面に両面テープを貼り付ける等
しておけば、側縁部の浮き上がり等も防止される。
【0006】
【実施例】以下にこの考案を図面に示す実施例に基づい
て説明する。図1(図3のII−II線参照)の如く、
天板5の前縁部6aには、キャビネット本体1側へ向く
係合縁6が設けられている。また、天板5の後縁部7a
には、キャビネット本体1の背面板4へ当接する垂れ板
部7が設けられている。更に、図2(図3のIII−I
II線参照)の如く、天板5の側縁部10aには、キャ
ビネット本体1の上面に両面テープ12等を介して当接
する水平面部10が設けられている。本実施例では、天
板5がステンレス板製であるものとしたので、上記係合
縁6、垂れ板部7及び水平面部10が、シンク部9やバ
ックガード部8等を含んだ全体として、ステンレス素材
板の折り曲げ,深絞り又は溶接等の手法により一体的に
形成させるようにした。しかし、天板5を合成樹脂製と
する場合は、全体を当初より一体形成すればよいことは
勿論である。
て説明する。図1(図3のII−II線参照)の如く、
天板5の前縁部6aには、キャビネット本体1側へ向く
係合縁6が設けられている。また、天板5の後縁部7a
には、キャビネット本体1の背面板4へ当接する垂れ板
部7が設けられている。更に、図2(図3のIII−I
II線参照)の如く、天板5の側縁部10aには、キャ
ビネット本体1の上面に両面テープ12等を介して当接
する水平面部10が設けられている。本実施例では、天
板5がステンレス板製であるものとしたので、上記係合
縁6、垂れ板部7及び水平面部10が、シンク部9やバ
ックガード部8等を含んだ全体として、ステンレス素材
板の折り曲げ,深絞り又は溶接等の手法により一体的に
形成させるようにした。しかし、天板5を合成樹脂製と
する場合は、全体を当初より一体形成すればよいことは
勿論である。
【0007】図1の如く、キャビネット本体1には、そ
の正面側の上部に対して、前板3よりも更に正面側へ突
出する断面L字状をした張出部材11が取り付けられて
いる。この張出部材11の突出量は、前板3の正面から
天板5における係合縁6の上部垂直内面に達する長さと
等しくなされている。図示は省略するが、この張出部材
11には、キャビネット本体1の前後方向に沿った寸法
の方が長くなるような短冊形状のものを横並べ状に2〜
3個用いるようにしてもよいし、或いはキャビネット本
体1の横幅方向に対応するような横長形状に形成された
ものを用いてもよい。なお、張出部材11の側断面形状
はL字状に限定されるものではなく、厚さ寸法が大きな
長方形(即ちブロック状のもの)や小さな長方形(即ち
板状のもの)等であってもよい。また、張出部材11の
材質としては、金属、樹脂、木材等、適宜である。
の正面側の上部に対して、前板3よりも更に正面側へ突
出する断面L字状をした張出部材11が取り付けられて
いる。この張出部材11の突出量は、前板3の正面から
天板5における係合縁6の上部垂直内面に達する長さと
等しくなされている。図示は省略するが、この張出部材
11には、キャビネット本体1の前後方向に沿った寸法
の方が長くなるような短冊形状のものを横並べ状に2〜
3個用いるようにしてもよいし、或いはキャビネット本
体1の横幅方向に対応するような横長形状に形成された
ものを用いてもよい。なお、張出部材11の側断面形状
はL字状に限定されるものではなく、厚さ寸法が大きな
長方形(即ちブロック状のもの)や小さな長方形(即ち
板状のもの)等であってもよい。また、張出部材11の
材質としては、金属、樹脂、木材等、適宜である。
【0008】
【実施例の作用】次に実施例キャビネットの作用を説明
する。キャビネット本体1に対して天板5を取り付ける
には、まず、天板5の水平面部10(図2参照)の下
面、又はこれと対応するキャビネット本体1の上面に両
面テープ12を貼り付けるか又は接着剤を塗布してお
く。そして、図1中に二点鎖線で示す如く、天板5をそ
の係合縁6が下となるように傾けて、その係合縁6を、
キャビネット本体1の張出部材11の下面部へ引っかけ
るようにし、続いて天板5全体をキャビネット本体1の
上部側へ向けて水平に倒すようにする。図2の如く、天
板5の水平面部10に貼り付けた両面テープ12等がキ
ャビネット本体1の上面に当接する状態では、仮に両面
テープ12等による接着力が作用しなかったとしても、
天板5は、図1の如く、その係合縁6が張出部材11と
係合し、垂れ板部7がキャビネット本体1の背面板4に
当接することによってその前後方向への相反する突っ張
り力を受けるようになるから、同方向での位置付けが必
然的に合わされ、且つ前後方向へのガタツキのない状態
に保持される。勿論、両面テープ12等による接着力に
よって両者の固定は更に強固となり、側縁部10aの浮
き上がりも防止される。この後、更に天板5の垂れ板部
7を背面板4へネジ止めすることにより、天板5のキャ
ビネット本体1への固定は完了する。なお、このような
天板5の固定作業は、キャビネット本体1に扉2を取り
付けるより前に行えば作業が一層やり易くなる。
する。キャビネット本体1に対して天板5を取り付ける
には、まず、天板5の水平面部10(図2参照)の下
面、又はこれと対応するキャビネット本体1の上面に両
面テープ12を貼り付けるか又は接着剤を塗布してお
く。そして、図1中に二点鎖線で示す如く、天板5をそ
の係合縁6が下となるように傾けて、その係合縁6を、
キャビネット本体1の張出部材11の下面部へ引っかけ
るようにし、続いて天板5全体をキャビネット本体1の
上部側へ向けて水平に倒すようにする。図2の如く、天
板5の水平面部10に貼り付けた両面テープ12等がキ
ャビネット本体1の上面に当接する状態では、仮に両面
テープ12等による接着力が作用しなかったとしても、
天板5は、図1の如く、その係合縁6が張出部材11と
係合し、垂れ板部7がキャビネット本体1の背面板4に
当接することによってその前後方向への相反する突っ張
り力を受けるようになるから、同方向での位置付けが必
然的に合わされ、且つ前後方向へのガタツキのない状態
に保持される。勿論、両面テープ12等による接着力に
よって両者の固定は更に強固となり、側縁部10aの浮
き上がりも防止される。この後、更に天板5の垂れ板部
7を背面板4へネジ止めすることにより、天板5のキャ
ビネット本体1への固定は完了する。なお、このような
天板5の固定作業は、キャビネット本体1に扉2を取り
付けるより前に行えば作業が一層やり易くなる。
【0009】
【考案の効果】この考案は、前記した如き構成によって
以下の如き効果を奏するものである。天板の固定作業
は、天板をキャビネット本体の上部へ被せるようにする
作業によって殆ど完了するものであり、極めて簡単に行
えると共に、固定用のビス等が露呈するものではないた
め、その外観もすっきりとしたものとなる。
以下の如き効果を奏するものである。天板の固定作業
は、天板をキャビネット本体の上部へ被せるようにする
作業によって殆ど完了するものであり、極めて簡単に行
えると共に、固定用のビス等が露呈するものではないた
め、その外観もすっきりとしたものとなる。
【図1】図3のII−II線拡大側断面図である。
【図2】図3のIII−III線拡大正面断面図であ
る。
る。
【図3】台所用キャビネットの全体斜視図である。
1 キャビネット本体 5 天板 6 係合縁 6a 天板の前縁部 7 垂れ板部 7a 天板の後縁部 10 水平面部 10a 天板の側縁部 11 張出部材
Claims (1)
- 【請求項1】 キャビネット本体の上部に天板が被覆状
に取り付けられる台所用キャビネットにおいて、天板の
前縁部にはキャビネット本体側を向く係合縁が設けら
れ、天板の後縁部にはキャビネット本体の背面に当接す
る垂れ板部が設けられ、天板の側縁部にはキャビネット
本体の上面に当接する固着用水平面部が設けられてお
り、キャビネット本体の正面上部には天板の係合縁上部
に係合する張出部材が設けられている台所用キャビネッ
ト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2345592U JP2542055Y2 (ja) | 1992-03-19 | 1992-03-19 | 台所用キャビネット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2345592U JP2542055Y2 (ja) | 1992-03-19 | 1992-03-19 | 台所用キャビネット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0574335U JPH0574335U (ja) | 1993-10-12 |
JP2542055Y2 true JP2542055Y2 (ja) | 1997-07-23 |
Family
ID=12110983
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2345592U Expired - Lifetime JP2542055Y2 (ja) | 1992-03-19 | 1992-03-19 | 台所用キャビネット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2542055Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-03-19 JP JP2345592U patent/JP2542055Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0574335U (ja) | 1993-10-12 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19970218 |