JP3511254B2 - 間仕切パネルにおける上部カバーの取付構造 - Google Patents

間仕切パネルにおける上部カバーの取付構造

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JP3511254B2 JP31234598A JP31234598A JP3511254B2 JP 3511254 B2 JP3511254 B2 JP 3511254B2 JP 31234598 A JP31234598 A JP 31234598A JP 31234598 A JP31234598 A JP 31234598A JP 3511254 B2 JP3511254 B2 JP 3511254B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、間仕切パネルの上
部カバーの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】間仕切パネルにおいては、外観を向上さ
せるために、間仕切パネルの上面部を、上部カバーによ
り覆うのが一般的である。
【0003】上部カバーの間仕切パネル上面への取付構
造の従来技術の一例としては、前後両面にパネルが取り
付けられた金属製のフレームの上面に、取付金具を止め
ねじ等に固着し、この取付金具に、上部カバーの下面に
形成された係合部を係合するものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の取付構
造では、フレームに取付金具を取り付ける必要があるた
め、部品点数が増加するとともに、上部カバーの取付作
業に手間がかかる。
【0005】本発明は、上述のような問題点を解決する
ためになされたもので、間仕切パネルの上面に上部カバ
ーを、少ない部品点数により、簡単かつ確実に取り付け
うるようにした間仕切パネルの上部カバーの取付構造を
提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によると、上記課
題は、次のようにして解決される。 (1) 左右1対の支柱の上端部と下部とを上部横杆と下
部横杆とで結合し、前記両支柱の前面または後面の少な
くともいずれか一方に、パネルの内面の左右両側部を取
り付けることにより構成される間仕切パネルの上面に、
前記間仕切パネルの上面を覆う上部カバーを取り付ける
ための取付構造であって、前記上部横杆の前後幅を支柱
の前後幅よりも小とし、かつ、前記上部横杆の両端部を
両支柱の上端部の対向面に連結することにより、前記上
部横杆と上記パネルとの対向面間に隙間を形成し、この
隙間に、前記上部カバーの下面に下向き突設された前
後1対の突片を挿入し、さらに上部カバーの側面形状と
ほぼ同形をなす端面板と、その内面から突設された水平
片と、その下面から突設された係合片とを有するエンド
カバーにおける上記水平片と係合片を、上部カバーの開
口端部へ挿入し、この係合片を上部カバーより垂下させ
て、支柱の上部に設けた係止孔に係止させることによ
り、上部カバーをパネルの上面に固定する。
【0007】(2) 上記(1)項において、前後の突片
を、前記上部横杆の前後両面を挾持する方向に弾性付勢
する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て、添付図面を参照しながら説明する。なお、以下の説
明中においては、図1の紙面の手前側を「前方」、紙面
の裏側を「後方」と定義する。
【0009】本実施形態の間仕切パネル(1)は、図1に
示すように、方形枠状のフレーム(2)の前後に、このフ
レーム(2)とほぼ同寸のパネル(P)を取り付けフレー
ム(2)の上面と左右両側面を、それぞれ上部カバー(10)
と側部カバー(8)で覆ったものである。
【0010】フレーム(2)は、左右1対の上面が開口す
る金属製の支柱(3)(3)の上端部と下部との対向面に、
左右方向を向く金属製の上部横杆(4)と下部横杆(5)の
左右両端部を、溶接により固着したものである。
【0011】図2に示すように、両支柱(3)(3)は中空
の角管状のものであり、その前後両面における上端部に
は、横長長方形をなす上部カバー(10)(後述)用の係止
孔(3a)と、縦長長方形をなすパネル(P)(後述)用の係
止孔(3b)とが、上下に並べて穿設されている。また、図
示は省略したが、両支柱(3)(3)の前後両面における下
端部には、係止孔(3b)と同形状のパネル(P)用の係止
穿設されており、両支柱(3)の外側面の上下両端部に
は、側部カバー(8)(後述)用の係止孔(3c)(上端部の
もののみ図示)が穿設されている。
【0012】フレーム(2)とほぼ同形同寸法のパネル
(P)は、その裏面の左右両側部の上下両端部に設けられ
た係止(6)(図2では上端部のもののみ図示)を、支
柱(3)の係止孔(3b)に係合することにより、裏面が支柱
(3)の前面及び後面に当接するようにして(図7、図8
参照)フレーム(2)に固着される。
【0013】フレーム(2)の前後両面の下端部には、左
右方向を向く幅木(7)が、図示を省略した固定手段によ
り固着されている。左右の支柱(3)の外側面には、その
上下の係止孔(3c)に、上下方向を向く側部カバー(8)の
上下の係合片(図示略)を係合することにより、側部カ
バー(8)が固定される。
【0014】図2及び図7に示すように、上部横杆(4)
の前後方向の幅(L1)は支柱(3)の前後方向の幅(L
2)より狭くなっており、上部横杆(4)の前後両面は
支柱(3)の前後両面よりも内側に位置しており、支柱
(3)にパネル(P)を取り付けると、パネル(P)の裏面と
上部横杆(4)との間に隙間(9)が形成されるようにな
る。
【0015】図3に示した、左右方向を向く中空の上部
カバー(10)は、合成樹脂材により成形されたものであ
り、その左右両端部は、自由状態において上方へ若干反
り返っており、その底面の前後方向の中央部には、上部
カバー(10)の内部に向かって窪む凹溝(11)が、上部カバ
ー(10)の全長にわたって形成されている。
【0016】凹溝(11)の開口縁部における左右両側部を
除く部分には、左右方向に長い下向きの突片(12)が突設
されている。前後の突片(12)(12)は、両者が互いに近づ
く方向に若干弾性付勢されている。上部カバー(10)の下
面の左右両端部には、左右方向を向く前後1対のスリッ
ト(13)(13)が設けられており、左右の端面は開口(14)し
ている。
【0017】図5に示すエンドカバー(15)は、上部カバ
ー(10)の面形状とほぼ同形をなす端面板(16)と、その
内面から上部カバー(10)の内部に向かって突出する前後
1対の水平片(17)(17)と、前後の水平片(17)(17)の下面
の外側から下向きに突設されたスペーサとしての垂下片
(18)(18)と、水平片(17)(17)のほぼ中央部から下向きに
突設された、垂下片(18)よりも脚の長い係合片(19)とか
らなるものである。
【0018】エンドカバー(15)は、その係合片(19)(19)
をスリット(13)(13)に側方から挿通しつつ、水平片(17)
(17)と垂下片(18)(18)とを上部カバー(10)の開口(14)に
嵌合することにより、上部カバー(10)と一体とされる。
【0019】エンドカバー(15)と一体となった上部カバ
ー(10)は、前後の突片(12)(12)を前後のパネル(P)と
上部横杆(4)との間の隙間(9)(9)に嵌合して、突片(1
2)(12)により上部横杆(4)の前後両面を挾圧するととも
に(図7参照)、左右両端部を若干下方に曲げつつ、エ
ンドカバー(15)に設けられた係合片(19)(19)を支柱(3)
の上端開口部に挿入し、係合片(19)に突設された外向き
の係合爪(20)を支柱(3)の係止孔(3a)に係合する(図8
参照)という、簡単な作業によりフレーム(2)の上面に
固定される。
【0020】上部カバー(10)は、自由状態において、そ
の両端部が上方に反り返っているので、上部カバー(10)
をフレーム(2)の上面に固定した後は、その中央部分が
上方に持ち上がることはなく、突片(12)(12)は上部横杆
(4)を確実に挾圧するようになる。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、次のような効果を奏す
ることができる。 (a) 請求項1記載の発明によれば、上部カバーの下面
に下向きに突設された突片を、上部横杆とパネルとの間
に形成された隙間に挿入するという、極めて簡単な作業
により、上部カバーをフレームの上面に固定することが
でき、また、従来のように部品点数が増加することもな
い。
【0022】(b) 請求項2記載の発明によれば、前後
の突片が上部横杆の前後両面を、弾性を利用して挾圧す
るので、上部カバーがフレームから外れるおそれがなく
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を備える間仕切パネルの正
面図である。
【図2】同じく間仕切パネルの要部の拡大分解斜視図で
ある。
【図3】同じく上部カバーの一部を分解して示す拡大正
面図である。
【図4】同じく上部カバーのカバー本体の拡大底面図で
ある。
【図5】同じく上部カバーのエンドカバーの拡大底面図
である。
【図6】同じく図3のVI-VI線に沿う拡大縦断側面図で
ある。
【図7】同じく図1のVII-VII線に沿う拡大縦断側面図
である。
【図8】同じく図1のVIII-VIII線に沿う拡大縦断側面
図である。
【符号の説明】
(1)間仕切パネル (2)フレーム (3)支柱 (3a)(3b)(3c)係止孔 (4)上部横杆 (5)下部横杆 (6)係止 (7)幅木 (8)側部カバー (9)隙間 (10)上部カバー (11)凹溝 (12)突片 (13)スリット (14)開口 (15)エンドカバー (16)端面板 (17)水平片 (18)垂下片 (19)係合片 (20)係合爪 (L1)上部横杆の前後方向の幅 (L2)支柱の前後方向の幅 (P)パネル

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右1対の支柱の上端部と下部とを上部
    横杆と下部横杆とで結合し、前記両支柱の前面または後
    面の少なくともいずれか一方に、パネルの内面の左右両
    側部を取り付けることにより構成される間仕切パネルの
    上面に、前記間仕切パネルの上面を覆う上部カバーを取
    り付けるための取付構造であって、 前記上部横杆の前後幅を支柱の前後幅よりも小とし、か
    つ、前記上部横杆の両端部を両支柱の上端部の対向面に
    連結することにより、前記上部横杆と上記パネルとの対
    向面間に隙間を形成し、この隙間に、前記上部カバーの
    下面下向きに突設された前後1対の突片を挿入し、さ
    らに上部カバーの側面形状とほぼ同形をなす端面板と、
    その内面から突設された水平片と、その下面から突設さ
    れた係合片とを有するエンドカバーにおける上記水平片
    と係合片を、上部カバーの開口端部へ挿入し、この係合
    片を上部カバーより垂下させて、支柱の上部に設けた係
    止孔に係止させることにより、上部カバーをパネルの上
    面に固定したことを特徴とする間仕切パネルにおける上
    部カバーの取付構造。
  2. 【請求項2】 前後の突片が、前記上部横杆の前後両面
    を挾持する方向に弾性付勢されていることを特徴とする
    請求項1記載の間仕切パネルにおける上部カバーの取付
    構造。
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