JP2541720Y2 - パッドの取付構造 - Google Patents

パッドの取付構造

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JP2541720Y2
JP2541720Y2 JP1990403884U JP40388490U JP2541720Y2 JP 2541720 Y2 JP2541720 Y2 JP 2541720Y2 JP 1990403884 U JP1990403884 U JP 1990403884U JP 40388490 U JP40388490 U JP 40388490U JP 2541720 Y2 JP2541720 Y2 JP 2541720Y2
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JP
Japan
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pad
mounting frame
frame
insertion hole
mounting
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山 秀 人 森
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Murai Co Ltd
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Murai Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、パッドを眼鏡枠に対
して着脱自在としたパッドの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は従来のこの種のパッドの取付構造
を示している。(A)のプラスチック製の眼鏡枠101
のリム102には、取付枠としての鼻当て103が対向
形成されており、それぞれの鼻当て103には嵌合溝1
04を設けてある。この嵌合溝104の底部には(B)
に示すような挿入孔110及び挿入孔110より大きく
設計した奥部111を有する取付溝105を設けてあ
る。
【0003】一方、パッド106は嵌合溝104と同形
状に成形したパッド本体107を備えているとともに、
係止溝108及び係止片112を設けてある。
【0004】(C)は別のパッド120の取付構造を示
しており、鼻当て103には挿入孔121を介して断面
台形の取付溝113を設けてあり、パッド本体107に
は断面台形の係止片114を設けてある。
【0005】以上の構成において、(B)のパッド10
6の係止片112を嵌合溝104内に差し込み、次いで
挿入孔110へと挿入して係止片112を弾性変形さ
せ、更に強く押し込む。すると、係止片112は奥部1
11内に収納されるとともに、パッド本体107は嵌合
溝104内に嵌合して眼鏡枠101への取付けが完了す
る。取り外しの際はこれと逆の動作を行う。
【0006】また、(C)のパッド120は、係止片1
14を挿入孔121に接触させて強く押し込むと、係止
片114が弾性変形するとともに、取付溝113内へと
没入してパッド120の取付けが完了する。パッド12
0の取り外しは逆の動作を行えばよい。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
例においては、鼻当て103はプラスチック製のリム1
02と一体的に成形されたものであるため次のような問
題点があった。
【0008】 鼻当て103は塑性変形しにくく(す
れば破損する)、パッド106,107を顔面形状に合
わせてフィッティングすることが不可能である。
【0009】 パッド106,107の取り付けに際
しては、鼻当て103の取付溝105,113及びパッ
ド106の係止片112,係止溝108、パッド107
の係止片114,係止溝115等、双方に高い寸法精度
が要求されるため、加工が面倒で製造コストの上昇を招
く。
【0010】 鼻当て103に形成した挿入孔10
8,121の大きさは一定であるため、係止片112,
114を弾性変形させるには相当強い力で取付溝10
5,113内に押し込まなければパッド106,107
を取付けることができない。また、強い力で押し込む
と、係止片111,114や挿入孔108,121が破
損する虞れがあり、パッド106,107を固定できな
くなる。更に一旦パッド106,107を取付けると相
当強い力で引っ張らなければ係止片111,114を挿
入孔108,121からは抜き出すことができず、パッ
ド106,107の交換作業を迅速に行えない。
【0011】この考案は上記課題を解決するためのもの
で、パッドを挿入する挿入孔の拡開,縮小、及び取付枠
の変形を任意に行なうことのできるパッドの取付構造を
提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
この考案は、眼鏡枠を構成する金属製の線材を曲げるこ
とにより、取付枠と、当該取付枠に取り囲まれた挿入孔
とを形成し、該挿入孔にパッドを着脱自在に挿入固定
し、 前記取付枠を塑性変形させることにより、パッドを
顔面形状に合わせて位置調整自在としたことを特徴とす
る。取付枠を、前記挿入孔の大きさを拡開,縮小させる
方向に弾性変形可能に構成したことを特徴とする。
【0013】
【作用】上記構成に基づくこの考案は、取付枠を塑性変
形させることにより、パッドを顔面形状に合わせてフィ
ッティング調整を行える。 特に、取付枠の挿入孔を拡
開,縮小方向に弾性変形可能とすれば、パッドの取付,
取り外し作業を迅速に行うことができるし、破損の虞れ
もない。 パッドと取付枠の寸法誤差は取付枠の弾性変形
によって吸収することができる。
【0014】
【実施例】次に、本考案を図1に基づいて説明する。
(C)において、眼鏡枠1はレンズ2を保持したフロン
ト2a,及びフロント2aに対して開閉自在に接続した
テンプル3が一本の金属製線材を屈曲して一体成形して
ある。フロント2aは半円状の一対のリム4、及びリム
4の対向部を(A)のようにループ状に屈曲して設けた
一対の取付枠5、取付枠5の両端を接続したアーチ形の
ブリッジ6を有する。
【0015】取付枠5は弾性変形,塑性変形が自在であ
って、取付枠5に取り囲まれた領域に挿入孔7を形成し
ている。そして、この取付枠5には着脱自在のプラスチ
ック製のパッド8をそれぞれ取り付けてある。パッド8
は略取付枠5の形状に沿った大きさ,形状のパッド本体
9と、パッド本体9よりは小さく、かつ取付孔7よりは
大きい寸法の係止片10とを有するとともに、係止片1
0とパッド本体9との間は環状の係止溝11を形成して
ある。
【0016】前記レンズ2は、レンズ止めねじ12を用
いてレンズ止め13へと固定してある。また、レンズ止
め13にはそれぞれテンプル固定フック14を設けてあ
る。更に、テンプル3はリム4の両端のち15に対して
ねじりコイルバネ16を介して接続してある。
【0017】次に、上記パッド8を眼鏡枠1に対して着
脱する作用を説明する。
【0018】まず、パッド8を取付けてない状態におい
て、取付枠5を塑性変形させ顔面に対する位置の調整を
行なう。次に、(A)のように係止片10を挿入孔7に
向けてパッド8を取付枠5に接近させるとともに、係止
片10を取付枠5に接触させる。そして、パッド8を軽
く押すと取付枠5は係止片10の外周形状に沿って、屈
曲部5aを支点として端部5bが互いに離れる方向、即
ち、外方向に弾性変形して挿入孔7が拡開し(または指
で押し拡げてもよい)、係止片10が挿入孔7を通過す
る。そして、係止溝11が挿入孔7に相当する位置に到
達すると、取付枠5は弾性により変形前の形状に復元し
て挿入孔7が縮小し、取付枠5が係止溝5内に没入して
(B)のようにパッド8の眼鏡枠1に対する取付けが完
了する。この作業中、取付枠5がループ状であるため剛
性が低く、極めて軽い力で弾性変形する。
【0019】一方、パッド8を眼鏡枠1から取り外す際
には、指で取付枠5を弾性変形させて挿入孔7を拡開し
てパッド8を抜き取った後、取付枠5を元の形状に復元
させればよい。
【0020】このように、本考案ではパッド8の取付け
に際して、予め取付枠5を塑性変形させることにより、
パッド8を顔面形状に合せてフィッティング調整を行え
る。
【0021】また、ループ状の取付枠5が弾性変形する
のであるから、当該取付枠5及び係止片10,没入溝1
1は高い寸法精度は不要である。従って、加工が容易で
製造コストも低減し得る。
【0022】更にループ状の取付枠5が軽い力で弾性変
形するため、パッド8の取付け、取り外しの作業を迅速
に行えるし、取付枠5や係止片10が破損したりするこ
ともない。
【0023】なお、上記実施例では取付枠5をブリッジ
6,リム4に対して、ろう付け等をせずに一体的に成形
しているため、取付枠5の塑性変形時や弾性変形時に局
部的に応力が集中する心配もない。
【0024】図1(C)は他の実施例を示している。
【0025】この実施例のパッド21では係止片20が
前記のパッド8のものよりも短く設定してある点が相違
する。その他の構成,作用,効果は前述のパッド8と同
様である。
【0026】なお、図示実施例では眼鏡枠全体が一本の
金属製線材で構成してあるが、取付枠のみを金属製の線
材で屈曲成形してもよい。
【0027】
【考案の効果】この考案は以上のように構成したもので
あるから、取付枠を塑性変形させることにより、パッド
を顔面形状に合わせて自在にフィッティング調整を行え
る。また、加工が容易で製造コストも安い。 特に、取付
枠の挿入孔を拡開,縮小方向に弾性変形可能とすれば、
パッドの取付,取り外し作業を迅速に行うことができる
し、破損の虞れもない。 パッドと取付枠の寸法誤差は取
付枠の弾性変形によって吸収することができ、高精度が
不要となり、製造コストを削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本考案の実施例であり、(C)のE−
E線における側面断面図、(B)は本考案のパッドを取
付枠に取り付けた状態の横断面図、(C)は本考案を適
用した眼鏡枠の斜視図、(D)は他の実施例のパッドを
示す斜視図である。
【図2】(A), (B)は従来例を示す斜視図,断面図、
(C)は他の従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 眼鏡枠 5 取付枠 7 挿入孔 8 パッド 10 係止片 11 没入溝

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】眼鏡枠を構成する金属製の線材を曲げるこ
    とにより、取付枠と、当該取付枠に取り囲まれた挿入孔
    とを形成し、 該挿入孔にパッドを着脱自在に挿入固定し、 前記取付枠を塑性変形させることにより、パッドを顔面
    形状に合わせて位置調整自在 としたことを特徴とするパ
    ッドの取付構造。
  2. 【請求項2】取付枠を、前記挿入孔の大きさを拡開,縮
    小させる方向に弾性変形可能に構成したことを特徴とす
    る請求項1に記載のパッドの取付構造。
JP1990403884U 1990-12-19 1990-12-19 パッドの取付構造 Expired - Lifetime JP2541720Y2 (ja)

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JP1990403884U JP2541720Y2 (ja) 1990-12-19 1990-12-19 パッドの取付構造

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Publication Number Publication Date
JPH0489912U JPH0489912U (ja) 1992-08-05
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JPS63122322U (ja) * 1987-02-02 1988-08-09

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