JP3053205U

JP3053205U - メガネの智金具構造

Info

Publication number: JP3053205U
Application number: JP1998002839U
Authority: JP
Inventors: ベックライナー
Original assignee: ドクター．オーゲンベックジィーエムビーエイチアンドシーオー．ケージー
Priority date: 1998-04-13
Filing date: 1998-04-13
Publication date: 1998-10-23
Anticipated expiration: 2004-04-13

Abstract

(57)【要約】【課題】本考案は、メガネレンズの表面側に智金具の
一端部を配設してメガネのデザイン性を広げることがで
きるメガネの智金具構造に関する。【解決手段】メガネ１０のメガネレンズ１２の外端部
には針金状の金属材料で形成された智金具２０の一端部
２２が智金具固定体２４によってメガネレンズ１２の表
側面１２Ａに固定されている。前記智金具２０の一端部
２２はＵ字形状に折返されて形成され、この一端部２２
には智金具固定体２４の板状押え部２６が安定して対応
するように凹部２８が形成されている。前記智金具固定
体２４の板状押え部２６の両端にはネジ部３０が突設さ
れ、これらネジ部３０はメガネレンズ１２の外端部に穿
設されたネジ挿入孔３２に挿入されてナット３４で固定
されるようになっている。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、メガネレンズの外端部に取り付けられてテンプルを連結するメガネの智金具構造に関する。

【０００２】

【従来の技術】

最近、リムレスメガネと称されるメガネレンズの外周部に枠が設けられないメガネが流行している。図３に示されるように、このタイプのメガネ１のメガネレンズ２の外端部に智金具３を固定する場合は智金具３をメガネレンズ２に固定する智固定体４をメガネレンズ２の表面側２Ａに配設すると共に智金具３の一端部をメガネレンズ２の裏面側２Ｂに配設して智固定体４に突設されている図示されないネジ部を介して智金具３を固定している。このため、智金具３の一端部をメガネレンズ２の表面側２Ａで固定する智金具は提案されておらず、メガネ１のデザイン性を制限するという不具合がある。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、上記不具合を解消すべく考案されたものであり、メガネレンズの表面側に智金具の一端部を配設してメガネのデザイン性を広げることができるメガネの智金具構造に関する。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

請求項１記載の考案は、メガネレンズの外端部の表面側に一端部が固定される智金具と、この智金具の一端部に形成された凹部と、前記智金具の一端部をメガネレンズの表面側に押し付けて智金具を固定する智金具固定体と、この智金具固定体に形成されて前記凹部に対応する板状押え部と、前記智金具固定体に突設されて前記メガネレンズに穿設されたネジ挿入孔に挿入された状態で固定されるネジ部と、を有してなることを特徴としている。

【０００５】

【考案の実施の形態】

図１及び図２には本考案に係るメガネの智金具構造の一実施例が示されている。図２には本考案に係るメガネの智金具構造が適用されたメガネ１０の全体斜視図が示されている。このメガネ１０のメガネレンズ１２，１２はメガネレンズ１２の内端部においてブリッジ１４を介して連結されている。このブリッジ１４には鼻掛け部１６，１６が設けられている。前記メガネレンズ１２の外端部には針金状の適宜金属材料で形成された智金具２０の一端部２２が図１に示されるようにコ字状の智金具固定体２４によってメガネレンズ１２の表側面１２Ａに押し付けられて固定されている。図２に示されるように、前記智金具２０の一端部２２はＵ字形状に折返されて形成されている。この一端部２２には前記智金具固定体２４の板状押え部２６が安定して対応するように凹部２８が形成されている。前記智金具固定体２４の板状押え部２６の両端にはネジ部３０，３０が突設され、これらネジ部３０，３０はメガネレンズ１２の外端部に穿設されたネジ挿入孔３２，３２に挿入されてナット３４，３４で固定されるようになっている。前記智金具２０の他端部には雌渦巻部３６が形成されている。この雌渦巻部３６は前記針金状の智金具２０の他端部を渦巻き状に巻くことにより形成されている。また、前記雌渦巻部３６の下端部には係止部３８が垂下された状態で形成されている。図２に示されるように、前記智金具２０に連結されるテンプル４０の一端部４２には雄渦巻部４４（図１参照）が形成され、前記雌渦巻部３６に螺入されている。これにより、前記智金具２０にテンプル４０は連結される。また、図１に示されるように、前記テンプル４０の他端部には耳掛け部４６が設けられている。

【０００６】次に前記実施例の作用について説明する。前記メガネレンズ１２に智金具２０を固定する場合はテンプル４０を連結した智金具２０の一端部２２をメガネレンズ１２の表面側１２Ａに配設すると共に前記一端部２２をネジ挿入孔３２とネジ挿入孔３２の間に配設する。そして、前記板状押え部２６が前記一端部２２の凹部２８，２８に対応するように智金具固定体２４を配設する。そして、前記智金具固定体２４のネジ部３０，３０をネジ挿入孔３２，３２に挿入すると共に板状押え部２６で智金具２０の一端部２２を押え付ける。そして、ナット３４，３４で前記ネジ部３０，３０を締め付けて智金具２０をメガネレンズ１２に固定する。この時、智金具固定体２４の板状押え部２６は智金具２０の凹部２８，２８に対応するので智金具固定体２４は安定して智金具２０の一端部２２を押さえ付けることができるため、智金具２０の取り付けが不安定になることはない。従って、本考案ではメガネレンズ１２の表面側１２Ａに智金具２０の一端部２２を安定した状態で固定できるのでメガネのデザイン性を一段と広げることができる。

【０００７】

【考案の効果】

以上説明したように本考案のメガネの智金具構造は、メガネレンズの表面側に智金具の一端部を安定して固定配設できるのでメガネのデザイン性を広げることができるという優れた効果を有する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案のメガネの智金具構造をメガネレンズに
固定する工程図である。

【図２】本考案のメガネの智金具構造を適用したメガネ
の全体斜視図である。

【図３】従来のメガネの斜視図である。

【符号の説明】

１０・・・メガネ１２・・・メガネレンズ２０・・・智金具２４・・・智金具固定体２６・・・板状押え部２８・・・凹部３０・・・ネジ部３２・・・ネジ挿入孔４０・・・テンプル

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】メガネレンズの外端部の表面側に一端部
が固定される智金具と、この智金具の一端部に形成され
た凹部と、前記智金具の一端部をメガネレンズの表面側
に押し付けて智金具を固定する智金具固定体と、この智
金具固定体に形成されて前記凹部に対応する板状押え部
と、前記智金具固定体に突設されて前記メガネレンズに
穿設されたネジ挿入孔に挿入された状態で固定されるネ
ジ部と、を有してなることを特徴とするメガネの智金具
構造。