JPH08661Y2 - 眼鏡用サイドカバー - Google Patents

眼鏡用サイドカバー

Info

Publication number
JPH08661Y2
JPH08661Y2 JP9101792U JP9101792U JPH08661Y2 JP H08661 Y2 JPH08661 Y2 JP H08661Y2 JP 9101792 U JP9101792 U JP 9101792U JP 9101792 U JP9101792 U JP 9101792U JP H08661 Y2 JPH08661 Y2 JP H08661Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
side cover
temple
holder
mounting hole
predetermined position
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP9101792U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0650032U (ja
Inventor
稔 長谷川
恪雄 小坂部
Original Assignee
株式会社日本光器製作所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社日本光器製作所 filed Critical 株式会社日本光器製作所
Priority to JP9101792U priority Critical patent/JPH08661Y2/ja
Publication of JPH0650032U publication Critical patent/JPH0650032U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH08661Y2 publication Critical patent/JPH08661Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Eyeglasses (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、眼鏡用サイドカバーに
関し、特に、テンプルの幅狭部分からレンズフレーム側
の端部の方へスライドするときのガイド作用を行い、か
つ、このスライド動作によって所定位置まで移動した状
態でテンプルに保持される上下一対のホルダを有した眼
鏡用サイドカバーに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種の眼鏡用サイドカバー
は、飛散物から目を保護する目的で眼鏡フレームのテン
プルに取り付けられており、図4および図5は従来のサ
イドカバーおよびその取り付け方法を示す説明図で、21
は左側用のサイドカバー、22はホルダ、23は止めねじ挿
入用穴、24はテンプル、25はサイドカバー取付用穴、26
は止めねじをそれぞれ示している。
【0003】このサイドカバー21の多くは、プラスチッ
ク等の合成樹脂により透明に形成されている。そして、
内周面の所定位置には、断面がL字状のホルダ22が対向
した状態で形成されており、このサイドカバー21をテン
プル24に取り付けるときには、先ずこの一対のホルダ22
の間に、テンプル24の、その幅の最も狭い耳掛け近くの
部分を差し込むようにする。
【0004】そして、テンプル24がホルダ22に差し込ま
れた状態では、サイドカバー21は、テンプル24に対して
スライド可能となり、このスライドの後において取付位
置に仮止めされてから止めねじ挿入用穴23があけられ、
止めねじ26によってサイドカバー取付用穴25に固定され
る。すなわち、サイドカバー21の作成時には、止めねじ
挿入用穴23はまだ形成されておらず、個々のテンプル24
ごとに仮止めした上で、それぞれに加工するようにして
いる。
【0005】図6は、このサイドカバーの取付工程の手
順を示す説明図である。すなわち、 テンプル24にサイドカバー取付用穴25をあける。 このサイドカバー取付用穴25にねじを切る。 テンプル24にサイドカバー21を本来の取り付け状態で
仮止めする。 この仮止め状態のサイドカバー21の、テンプル24のサ
イドカバー取付用穴25に対向した部分に止めねじ挿入用
穴23をあける。 この止めねじ挿入用穴23およびサイドカバー取付用穴
25に止めねじ26を回しながら入れていくことにより、テ
ンプル24にサイドカバー21を固定する。といった手順に
よってサイドカバー21をテンプル24に取り付けている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】このようなサイドカバ
ー21では、その固定に止めねじ26を用いており、テンプ
ル24にサイドカバー取付用穴25の形成やこの部分のねじ
切りを必要とするため、その作業が面倒であるととも
に、またサイドカバー21にも、このサイドカバー取付用
穴25に合わせて取付用の穴あけが必要で、その際のテン
プル24への仮止めなど、これら加工の工程が多く、繁雑
であるといった問題点を有している。
【0007】しかも止めねじ26は、サイドカバー21がテ
ンプル24に固定されるようにきつく締め付けてはいる
が、振動, 衝撃等によるサイドカバー21のぶれ、がたつ
きなどによって緩み易く、さらに部品自体が小さいため
落下した後紛失する恐れもあった。
【0008】そこで、本考案では、テンプルに多くの加
工を要することなく、しかも形成されたままで容易にテ
ンプルに取り付けることができるようにした眼鏡用サイ
ドカバーを提供することを目的する。
【0009】
【課題を解決するための手段】本考案は、上述したホル
ダを内周面に有した眼鏡用サイドカバーにおいて、この
内周面に、係合用突起を、ホルダが所定位置まで移動し
たときテンプルに設けてあるサイドカバー取付用穴と係
合するような位置関係で設け、この係合用突起の周辺
に、切り込みを、スライドの途中では係合用突起がテン
プルの表面部分に押されて持ち上げられるような態様で
形成し、係合用突起が持ち上げられた状態で所定位置ま
で移動し、続いてこの係合用突起がサイドカバー取付用
穴に係合することによりテンプルに保持されるようにし
たものである。
【0010】また、この眼鏡用サイドカバーのホルダ
に、このホルダが所定位置まで移動したとき、テンプル
の付け根のヒンジ部分の上面と下面とを挟み込むような
態様で鍔状部を形成したものである。
【0011】
【作用】このように本考案のサイドカバーでは、ホルダ
にテンプルを差し込んでスライドさせる際、突起がテン
プルに押し退けられて、その切り込みで特定された小片
部分が湾曲した状態となっており、そして、突起がサイ
ドカバー取付用穴のところまでくると、小片部分の付勢
力によってこのサイドカバー取付用穴にはまり込み、そ
の結果サイドカバーはテンプルに固定される。
【0012】ところで、一般の眼鏡は、テンプルの付け
根のところにヒンジを形成し、このヒンジを介してエン
ドピースに継ないでいるため、ジョイントピンのまわり
を揺動可能な構造とし、その結果テンプルをヒンジで折
り畳み可能としている。そして、このヒンジは、テンプ
ルとエンドピースとの突き合わせ箇所の内側に多少突き
出た状態となっている。
【0013】そして、ホルダに設けた鍔状部は、この突
き出たヒンジの上面と下面とを挟み込むようにしている
ため、このヒンジに鍔状部が支えられることにより、サ
イドカバーのぶれが抑えられ、かつホルダにも無理な荷
重をかけないようにしている。また、この鍔状部は、ジ
ョイントピンである止めねじが緩んだとき、この止めネ
ジの頭部と当接してその移動を係止するようにしてい
る。
【0014】
【実施例】本考案の実施例を図1〜図3を参照して説明
する。図において、1は左側用のサイドカバー、1aは
内周面、2はホルダ、3は係合用突起、4は鍔状部、5
は切り込み、7はテンプル、7aは幅狭部分、7bは幅
広部分、8はサイドカバー取付用穴、10はエンドピー
ス、11はヒンジ、12は止めネジ(ジョイントピン)であ
る。なお、サイドカバー取付用穴8の内周面にはねじが
切られていない。
【0015】サイドカバー1は、透明のプラスチックな
ど多少の湾曲にも耐え得る材質で形成されており、その
内周面1aには、断面がL字状のホルダ2が対向した状
態で形成されている。このとき、ホルダ2と内周面1a
との接続部分の表面を曲線で結ぶように形成し、この接
続部分に亀裂が入るのを防止するとともにゴミが溜まら
ないようにしている。
【0016】そして、このサイドカバー1は、ホルダ2
をテンプル7の耳掛け近くの幅狭部分7aから差し込ん
で、エンドピース10の方にスライドさせることにより取
り付けられるものである。このとき、テンプル7の幅狭
部分7aを従来のものよりも長く形成し、ホルダ2に差
し込み易くしてもよい。
【0017】次に、係合用突起3は、テンプル7の側部
のサイドカバー取付用穴8にはまり込むように、サイド
カバー1の内周面1aに設けられている。そして、この
サイドカバー取付用穴8にはまり込むまでは、テンプル
7に押し退けられていることが必要となる。
【0018】したがって、図1に示すように、係合用突
起3をU字状に囲む切り込み5を入れ、切り込み5の内
側部分の、係合用突起3を有した小片部材が板ばね状に
外側に反ることにより、係合用突起3がテンプル7に押
し退けられるようにしている。
【0019】なお、図示のものでは、切り込み5の部分
にホルダ2が形成されていないが、これは切り込み5を
形成する必要上このようにしたのであって、これに限定
されるものではなく、この部分にホルダ2を形成するよ
うにしてもよい。
【0020】また、切り込み5を形成することに代え
て、係合用突起3の周囲に伸縮性を付与し、この伸縮性
を持った部分が切り込み5と同様の働きを持つようにし
たものでもよく、この場合、係合用突起3は、サイドカ
バー取付用穴8にはまり込むまでテンプル7に押し退け
られることにより、係合用突起3付近が外側に湾曲する
ことになる。このとき、係合用突起3の周囲にホルダ2
を形成しないようにして、湾曲できるようにする。
【0021】そして、係合用突起3を有した小片部材が
外側に反った状態で、サイドカバー1をエンドピース10
の方にスライドさせ、所定位置まで達したときに係合用
突起3がサイドカバー取付用穴8にはまり込み、これに
よりサイドカバー1はテンプル7に固定される。ここ
で、係合用突起3がはまり込むことができればよいので
あり、サイドカバー取付用穴8として貫通孔の代わりに
窪み(凹部)を用いるようにしてもよい。
【0022】また、サイドカバー1を取り外すときは、
サイドカバー取付用穴8の反対側からピン等を差し込ん
で係合用突起3を押し出すか、あるいは切り込み5に細
い部材を差し込んで、係合用突起3を有した小片部材を
浮かすようにした後、この状態でサイドカバー1を幅狭
部分7aの方にスライドさせることにより行う。
【0023】なお、サイドカバー取付用穴8の縁と係合
用突起3の表面とをなだらかに形成すると、サイドカバ
ー1をテンプル7に対して強くずらせば、係合用突起3
がサイドカバー取付用穴8の縁をのり越えることがで
き、サイドカバー1の取り外しも容易になる。
【0024】続いて、鍔状部4は、ホルダ2と一体とな
った状態で内側方向に張り出して形成されており、図3
に示すように、サイドカバー1がテンプル7に固定され
た際、テンプル7の付け根部分に設けられたヒンジ11の
上面と下面とを挟んだ状態となっている。なお、このヒ
ンジ11は、テンプル7とエンドピース10との突き合わせ
箇所の内側に設けられており、双方を揺動可能に継ぐも
のである。
【0025】この鍔状部4がヒンジ11の突き出しを支え
にすることにより、サイドカバー1のぶれ、がたつきが
抑えられ、またホルダ2に無理な荷重がかかるのを防ぐ
ようにしている。さらに、この鍔状部4により、ジョイ
ントピンである止めねじ12が緩んだとき、この止めネジ
の頭部と当接してその移動を係止するようにして、その
落下を防止するようにしている。
【0026】
【考案の効果】本考案の眼鏡用サイドカバーは、ホル
ダ,突起および鍔状部を全体として一体に形成すること
ができ、しかも形成された状態でそのままテンプルに取
付・固定が可能である。すなわち、従来品のように止め
ねじを必要としないため、加工工程を簡略化してその脱
着を容易にするとともに生産コストを抑えることがで
き、さらには止めネジの紛失による使用者の不都合を回
避することができる。
【0027】また、鍔状部がヒンジをその支えにするこ
とによって、サイドカバーのぶれ、がたつきを抑えるこ
とができるとともに、この支えによってホルダに無理な
荷重がかかるのを防止することができる。また鍔状部
は、ジョイントピンである止めねじが緩んだとき、この
止めネジの頭部と当接してその移動を係止するようにし
て、その落下防止を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の、眼鏡用サイドカバーの実施例を示す
斜視図である。
【図2】図1のサイドカバーの取り付け方法を説明する
斜視図である。
【図3】図1のサイドカバーがテンプルに固定されたと
きの、鍔状部を示す斜視図である。
【図4】従来の、眼鏡用サイドカバーを示す斜視図であ
る。
【図5】図4のサイドカバーの取り付け方法を示す斜視
図である。
【図6】従来の、サイドカバーをテンプルに取付る工程
を示す説明図である。
【符号の説明】
1・・・サイドカバー 2・・・ホルダ 3・・・係合用突起 4・・・鍔状部 5・・・切り込み 7・・・テンプル 7a・・幅狭部分 7b・・幅広部分 8・・・サイドカバー取付用穴 10・・・エンドピース 11・・・ヒンジ 12・・・止めねじ(ジョイントピン) 21・・・サイドカバー 22・・・ホルダ 23・・・止めねじ挿入用穴 24・・・テンプル 25・・・サイドカバー取付用穴 26・・・止めねじ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テンプル(7) の幅狭部分からレンズフレ
    ーム側の端部の方へスライドするときのガイド作用を行
    い、かつ、このスライド動作によって所定位置まで移動
    した状態で前記テンプル(7) に保持される上下一対のホ
    ルダ(2) を、内周面(1a)に有した眼鏡用サイドカバーに
    おいて、 この内周面(1a)に、係合用突起(3) を、前記ホルダ(2)
    が前記所定位置まで移動したとき前記テンプル(7) に設
    けてあるサイドカバー取付用穴(8) と係合するような位
    置関係で設け、 この係合用突起(3) の周辺に、切り込み(5) を、前記ス
    ライドの途中では前記係合用突起(3) が前記テンプル
    (7) の表面部分に押されて持ち上げられるような態様で
    形成し、 前記係合用突起(3) が持ち上げられた状態で前記所定位
    置まで移動し、続いてこの係合用突起(3) がサイドカバ
    ー取付用穴(8) に係合することにより前記テンプル(7)
    に保持されるようにしたことを特徴とする眼鏡用サイド
    カバー。
  2. 【請求項2】 前記ホルダ(2) のそれぞれに、鍔状部
    (4) を、このホルダが前記所定位置まで移動したとき前
    記テンプル(7) と本体側との間のヒンジ(11)を挟み込む
    ような位置関係で設けた請求項1記載の眼鏡用サイドカ
    バー。
JP9101792U 1992-12-14 1992-12-14 眼鏡用サイドカバー Expired - Fee Related JPH08661Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9101792U JPH08661Y2 (ja) 1992-12-14 1992-12-14 眼鏡用サイドカバー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9101792U JPH08661Y2 (ja) 1992-12-14 1992-12-14 眼鏡用サイドカバー

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0650032U JPH0650032U (ja) 1994-07-08
JPH08661Y2 true JPH08661Y2 (ja) 1996-01-10

Family

ID=14014803

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9101792U Expired - Fee Related JPH08661Y2 (ja) 1992-12-14 1992-12-14 眼鏡用サイドカバー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08661Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1250624A1 (en) * 2000-01-10 2002-10-23 New Star Optical Co., Ltd. Locking structure of safety glasses having a pair side shield
KR102632836B1 (ko) * 2021-09-27 2024-02-05 고석주 풍절음 저감장치

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0650032U (ja) 1994-07-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5164749A (en) Clip for mounting sunglass lenses on spectacles
DE69700823D1 (de) Scharnier für Brillenbügel mit einem Nockeneinsatz der zwei zueinander senkrechte aneinandergrenzende Oberflächen aufweist
WO1994002876A1 (en) Spectacles
WO2006083247A1 (en) Improvement for eye glass frame adapted for the removal and insertion of lenses
JP2002014303A5 (ja)
EP1592996A1 (en) Frame for eyeglasses
JP2000352698A (ja) 眼鏡のレンズ止着機構
JPH08661Y2 (ja) 眼鏡用サイドカバー
US5896186A (en) Eyeglass assembly having pivotable receiving means
EP1156358B1 (en) Rim lock of glasses frame and glasses frame
US5325132A (en) Eyewire locking device
JPS6220528B2 (ja)
JPH1039261A (ja) ヒンジレス眼鏡テンプルの折り畳み機構
JP3771564B2 (ja) 眼鏡用丁番構造及びこの丁番構造を備えた眼鏡
JP2541720Y2 (ja) パッドの取付構造
JP2001133734A (ja) 眼鏡の丁番構造
JP3103511U (ja) 眼鏡用丁番構造及びこの丁番構造を備えた眼鏡
JP3009223U (ja) リムレス眼鏡におけるレンズ止着機構
JP3451365B2 (ja) 眼鏡枠
JP3008176U (ja) 眼鏡のテンプル枢支機構
JP3473947B2 (ja) 眼 鏡
JPH0750731Y2 (ja) 縁無し眼鏡
JP2002258221A (ja) 眼鏡フレームにおける装飾品の取付構造
JP2621017B2 (ja) 眼鏡フレームの丁番機構
JP3281311B2 (ja) リムレス眼鏡のレンズ止着機構

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees