JP2001133734A - 眼鏡の丁番構造 - Google Patents

眼鏡の丁番構造

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JP2001133734A
JP2001133734A JP31512999A JP31512999A JP2001133734A JP 2001133734 A JP2001133734 A JP 2001133734A JP 31512999 A JP31512999 A JP 31512999A JP 31512999 A JP31512999 A JP 31512999A JP 2001133734 A JP2001133734 A JP 2001133734A
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Takemitsu Endo
雄光 遠藤
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Murai Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型で簡易な構成であり回動動作にバネ性を
与えることの可能な眼鏡の丁番構造を提供する。 【解決手段】 テンプル3の支持部3a,3bの間に、
撓み部4bと回動軸孔部4cを有する第1コマ部4dと
を備えたコマ部材4を固定し、ヨロイ2側に第1コマ部
4dと係合する第2コマ部2aと撓み部4bが当接する
凹部2cを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、眼鏡の丁番構造に
関し、バネ性を持たせた構造のものである。
【0002】
【従来の技術】従来の眼鏡の丁番構造として、テンプル
回動時の回動抵抗(以下、この回動抵抗のことをを「あ
がき」とも呼ぶ)と、テンプルを開いた状態で閉じ方向
にテンプルを付勢するバネ性を付与することで開き角度
の若干の調整を可能とするいわゆるバネ丁番の構造を備
えたものがある。
【0003】図9は、実公昭44−12467号公報に
記載されている丁番構造100であり、テンプル101
と眼鏡枠111をコマ102及び112で回動自在に結
合させると共に、テンプル101の端部に切り込み10
3を設け、切り込み103により形成される弾性片10
4を眼鏡枠111の端部113に当接させたものであ
る。
【0004】また、図10は、図9とは逆に、眼鏡枠1
11側に切り込み114を設け、切り込み114により
形成される弾性片115をテンプル101の端部105
に当接させたものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな丁番構造100においては、コマを使用することを
前提としたもので、弾性片104はテンプル101の端
部の上下方向の厚みを備え、板状のバネを横向きに立て
て使用することになり、上下方向の厚みが大きくなって
しまう。
【0006】また、弾性片104はテンプル101(ま
たは眼鏡枠111)と一体的で同一の部材から構成され
ており、安定したバネ性を得るためにはテンプル101
の材質自体を十分なバネ性を維持可能なものとする必要
があり、バネ鋼材や特別な樹脂材料の使用が好ましく、
材料選定上の条件となることもある。この場合にバネ鋼
材の場合には局所的な焼き入れを施す等の配慮が必要と
なる場合もある。
【0007】また、外観上切り込み103や弾性片10
4が露出していることからバネ丁番と認識し易い構造と
なる。これは、コマを用いない構成の場合には切り込み
103や弾性片104が目立つので、より顕著となる。
【0008】本発明は、上記した従来技術の問題を解決
するものであり、その目的とするところは、小型で簡易
な構成であり回動動作にバネ性を与えることの可能な眼
鏡の丁番構造を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明にあっては、眼鏡を構成する2部材を回動自在
に結合するための眼鏡の丁番構造において、前記2部材
のうちの一方の部材は、支持部と、前記支持部に固定さ
れる固定部と、基部が前記固定部に接続される撓み部
と、前記固定部から延出して前記支持部から突出する部
分に回動軸孔部を有する第1コマ部と、を有するコマ部
材と、を備え、前記2部材のうちの他方の部材は、前記
コマ部材の第1コマ部と軸部材により係合する第2コマ
部と、前記コマ部材の撓み部の当接による付勢力を受け
る受圧部と、を備えることを特徴とする。
【0010】このような構成とすることにより、回動自
在に結合される眼鏡を構成する2部材が、一方の部材に
備えられたコマ部材の撓み部と他方の部材側の受圧部が
当接することで回動動作に抵抗を与える。
【0011】回動動作に抵抗を与えるとは、2部材の回
動時のあがきとなること、及び2部材の回動位置を所定
の位置で停止させること、の二つの作用を含む。
【0012】また、コマ部材に、第1コマ部と撓み部の
両方を備えることができ、簡易な構成である。
【0013】前記コマ部材の撓み部は、少なくとも基部
側の一部が支持部と重なるように配置され、端部側が支
持部から突出していることも好適である。
【0014】支持部から突出した撓み部の端部に他方の
部材の受圧部が当接するので、他方の部材の受圧部の構
成を簡素化することができる。
【0015】前記2部材のうちの他方の部材は、前記受
圧部として前記コマ部材の撓み部の端部を収容する凹部
を備えることも好適である。
【0016】凹部に撓み部の端部を収容することで、撓
み部の外部への突出を抑制し、スムーズな外観形状とす
ることが可能となる。
【0017】前記支持部は対向して一対備えられ、前記
固定部は、前記一対の支持部の間に挟持固定され、コマ
部材の固定部と撓み部との間にスリットを設けたことも
好適である。
【0018】支持部がコマ部材の両面から挟み込むの
で、コマ部材の固定部をより強固に固定することが可能
であり、またコマ部材を支持部の中に隠すことができ
る。
【0019】眼鏡を構成する2部材を回動自在に結合す
るための眼鏡の丁番構造において、前記2部材のうちの
一方の部材は、支持部と、前記支持部に固定される固定
部と、基部が前記固定部に接続される撓み部と、を有す
るコマ部材と、前記支持部の前記コマ部材の固定部を固
定する領域よりも先端側に設けた回動軸孔部を有する第
1コマ部と、を備え、前記2部材のうちの他方の部材
は、前記コマ部材の第1コマ部と軸部材により係合する
第2コマ部と、前記コマ部材の撓み部の当接による付勢
力を受ける受圧部と、を備えることを特徴とする。
【0020】このような構成とすることにより、回動自
在に結合される眼鏡を構成する2部材が、一方の部材に
備えられたコマ部材の撓み部と他方の部材側の受圧部が
当接することで回動動作に抵抗を与える。
【0021】回動動作に抵抗を与えるとは、2部材の回
動時のあがきとなること、及び2部材の回動位置を所定
の位置で停止させること、の二つの作用を含む。
【0022】また、コマ部材に、第1コマ部と撓み部の
両方を備えることができ、簡易な構成である。
【0023】前記支持部は対向して一対備えられ、前記
コマ部材の固定部は、前記一対の支持部の間に挟持固定
され、コマ部材の固定部と撓み部との間にスリットを設
け、前記コマ部材の撓み部は、前記一対の支持部の間に
配置されていることも好適である。
【0024】支持部がコマ部材の両面から挟み込むの
で、コマ部材の固定部をより強固に固定することが可能
であり、またコマ部材を支持部の中に隠すことができ
る。
【0025】前記支持部は、コマ部材の撓み部側の縁を
曲線状とし、前記コマ部材の撓み部は、前記曲線状とさ
れた支持部の縁から少なくとも一部が露出し、撓むこと
でその露出割合を変えることも好適である。
【0026】回動動作による撓み部の作動により、一対
の支持部の縁から露出する撓み部の露出割合が変わり、
外観形状(意匠的な変化)に変化を与える。
【0027】前記受圧部は、前記撓み部が異なる撓み状
態で当接して該撓み部の複数の回動位置における位置決
めを可能とする回動軸からの高さの異なる当接部を備え
ることも好適である。
【0028】回動軸からの高さの異なる当接部を備える
受圧部は、回動位置に応じて撓み部による付勢力が変化
し、回動動作にクリック感を与えることや所定の角度で
停止させて2部材の位置決めを行なうことを可能とす
る。
【0029】前記受圧部は、前記撓み部の先端が突き当
てられる突き当て部を有し、該突き当て部に撓み部の先
端が突き当てられることで眼鏡を構成する2部材の回動
を停止させることも好適である。
【0030】この構成により、より確実な2部材の位置
決めが可能となる。
【0031】前記コマ部材は板状部材から形成され、他
辺よりも寸法の小さい厚み方向を2部材の回動軸の方向
と略平行に配置されていることも好適である。
【0032】この構成により、丁番構造の回動軸方向の
厚みを抑制することが可能となる。
【0033】前記眼鏡を構成する2部材とは、ヨロイと
テンプルであることも好適である。
【0034】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)図1は本発明を
適用した眼鏡の丁番構造1の第1の実施の形態を説明す
る分解構成説明図である。図2は丁番構造1を適用した
眼鏡Gの要部の図である。
【0035】図において、丁番構造1は、眼鏡Gを構成
する2部材としてのヨロイ2(他方の部材)と、テンプ
ル3(一方の部材)を回動自在に結合させるものであ
る。
【0036】この実施の形態の丁番構造1は、ヨロイ2
とテンプル3とテンプル3に備えられたコマ部材4及び
軸部材としてのスタッドネジ5から構成されている。
【0037】テンプル3それ自体の構成は、丁番側の端
部に上下(眼鏡Gを装着した状態における上下方向)に
離間した一対の支持部3a,3bが備えられている。支
持部3a,3bは一方の側面側(眼鏡Gの内側)が側板
3cで接続され、他方の側面側(外側)が開口してい
る。
【0038】支持部3a,3bの間にコマ部材4が挟持
固定されている。このコマ部材4の固定方法としては、
テンプル3が樹脂成形によるものの場合には、樹脂成形
時に埋め込み成形により一体的に成形してしまう方法
や、接着による接合、あるいはネジやピンによる締結等
の方法が適宜採用可能である。
【0039】コマ部材4は、例えば板状のバネ材を材料
とするものであり、支持部3a,3bの間に固定される
固定部4aと、基部4b1が固定部4aに接続される撓
み部4bと、固定部4aから延出して支持部3a,3b
の端部から突出する部分に回動軸孔部4cを有する第1
コマ部4dと、固定部4aと撓み部4bとの間に設けら
れたスリット4eとを備えている。
【0040】また、コマ部材4は、他辺よりも寸法の小
さい厚み方向を丁番構造1の回動軸の方向と略平行にな
るように配置されており、丁番構造1の回動軸方向の厚
みを抑制している。
【0041】撓み部4bは、基部4b1側の一部が支持
部3a,3bの間に重なるように配置され、撓み部4b
自体とスリット4eを隠している。
【0042】ヨロイ2は、軸部材としてのスタッドネジ
5が挿入される回動軸孔部2b(上下に一対あり、下側
はネジ孔となっている)によりコマ部材4の第1コマ部
4dと係合する第2コマ部2aと、コマ部材4の撓み部
4bが当接して付勢力を受ける受圧部となる凹部2c及
び当接壁2dを備えた構成となっている。凹部2cによ
り、撓み部4bの外部への突出を抑制し、スムーズな外
観形状となる。
【0043】このような構成部材からなる丁番構造1の
組み立ては、テンプル3の第1コマ部4dを雄コマとし
て雌コマとなるヨロイ2の第2コマ部2aに設けられた
溝に差し込み、スタッドネジ5を締め付けることで行わ
れ、非常に簡単に組み立てることが可能である。
【0044】組み立てられた丁番構造1は、ヨロイ2と
テンプル3が回動自在に結合されると共に、コマ部材4
の撓み部4bと凹部2c及び当接壁2dが当接すること
で回動動作に抵抗(いわゆる「あがき」)を与える。
【0045】図3は、組み立てられた丁番構造1を、コ
マ部材4が見えるように切断した断面構成説明図であ
り、実線位置はテンプル3を開いた位置、2点鎖線はテ
ンプル3を開いた位置(P1)から略45度(P2)と
略90度(P3)に閉じた状態の位置である。
【0046】テンプル3を開いた位置(P1)では、撓
み部4bは凹部2cの底部に当接し、かつ、撓み部4b
の先端4b2が突き当てられる突き当て部2eに当接す
ることにより、テンプル3を開いた位置より外側に開く
ことを阻止し、回動位置決めが行われている。
【0047】テンプル3を開いた位置(P1)から閉じ
た位置(P3)へと回動させると、撓み部4bが丁番の
回動軸からの高さの異なる当接部となる(凹部2cの底
部と当接壁2dとでは回動軸の中心からの距離が異なっ
ている)、凹部2cの底部から当接壁2dへと当接位置
が変わることに応じて付勢力も変化する。
【0048】この実施の形態では、略45度の位置(P
2)において撓み部4bの撓み量が最大となり、テンプ
ル3を開いた位置(P1)または閉じた位置(P3)へ
の回動を促すことになる。
【0049】尚、当接壁2dに多数の当接面部を備える
ことで、回動動作にクリック感を与えることや、位置P
1またはP3以外の位置での回動停止位置を設けること
も可能である。
【0050】また、テンプル3を開いた位置(P1)と
閉じた位置(P3)では、撓み部4bの凹部2cと当接
壁2dに対する付勢力が、その位置での姿勢を保持しよ
うとするように働いている。
【0051】コマ部材4は、第1コマ部4dと撓み部4
bの両方が一体的に備えられ、簡易な構成で丁番構造1
を耐摩耗性とバネ性の両方を備えたバネ丁番とすること
が可能となる。従って、撓み部4b自体の取り付けは不
要となる。
【0052】また、このような丁番構造1は、コマ部材
4の材料を、例えば弾性の大きく、しかも摩耗のし難い
バネ鋼による板状部材を利用するものとし、その他の構
成は例えば樹脂材料等によるものとすることができ、テ
ンプル3やヨロイ2の材料選定の幅を広げることが可能
となる。
【0053】尚、テンプル3には一対の支持部3a,3
bが備えられているものとして説明したが、片側のみ
(例えば支持部3a)備え、コマ部材4を支持部3aに
固定する構成でも良い。但し、この構成では、コマ部材
4の片面側(支持部3aによると上面側)のみ隠される
ことになり、下面側は露出してしまうことになる。
【0054】(実施の形態2)図4は本発明を適用した
眼鏡の丁番構造の第2の実施の形態を説明する斜視説明
図である。
【0055】図4において、第1の実施の形態と同様の
構成には同じ符号が付されており、該同一符号の構成の
説明は第1の実施の形態を参照し、重複する説明を省く
ものとする。
【0056】第2の実施の形態の丁番構造11自体は、
第1の実施の形態の丁番構造1と全く同じ構成であり、
同じ作用・効果が得られるものであるが、特徴的な構成
として、この実施の形態では板状のバネ材であるコマ部
材4とテンプル3のツル部3Aが一体となるように構成
されている。
【0057】ツル部3Aを金属で構成する場合の、構成
部材点数を少なくすることと、テンプル3の強度アップ
を図ることが可能となる。尚、テンプル3はツル部3A
と支持部3Bから構成されている。
【0058】(実施の形態3)図5は第3の実施の形態
の眼鏡の丁番構造21を説明する分解構成説明図であ
る。図6は丁番構造21を組み立てた状態の図である。
【0059】この実施の形態の特徴として、コマ部材2
4がヨロイ22側に固定されている。
【0060】ヨロイ22それ自体の構成は、丁番側の端
部に上下に離間した一対の支持部22a,22bが備え
られている。支持部22a,22bの先端部は、第1コ
マ部22fとなるように回動軸孔部22e(支持部22
a,22bのそれぞれに設けられている)が、形成され
ている。
【0061】支持部22a,22bの間にコマ部材24
が挟持固定されている。このコマ部材24は、コマ部材
24の側面24dを支持部22a,22bの溝底部22
cと突き当て、ピン26を孔22d,24cを挿通させ
てカシメることにより、支持部22a,22bの間に固
定されている。
【0062】コマ部材24は、板状のバネ材を材料とす
るものであり、支持部22a,22bの間に固定される
固定部24aと、基部24b1が固定部24aに接続さ
れる撓み部24bと、固定部24aに設けられた孔24
cとを備えている。
【0063】また、コマ部材24は、他辺よりも寸法の
小さい厚み方向を丁番構造21の回動軸の方向と略平行
になるように配置されており、丁番構造21の回動軸方
向の厚みを抑制している。
【0064】撓み部24bは、支持部22a,22bの
間に重なるように配置され、スリット24eを隠してい
る。
【0065】テンプル23は、軸部材としてのスタッド
ネジ25が挿入される回動軸孔部23bによりヨロイ2
2の第1コマ部22fと係合する第2コマ部23aを備
え、第2コマ部23aの側面23c,23dがコマ部材
24の撓み部24bが当接して付勢力を受ける受圧部と
なっている。
【0066】尚、コマ部材24の固定部24aは、丁番
構造21が組み立てられた状態で第2コマ部23aと干
渉しない長さに形成されている。
【0067】このような構成部材からなる丁番構造21
の組み立ては、ヨロイ22の第1コマ部22fに雌コマ
として雌コマとなるテンプル23の第2コマ部23aを
差し込み、スタッドネジ25を締め付けることで行われ
る。
【0068】組み立てられた丁番構造21は、ヨロイ2
2とテンプル23が回動自在に結合されると共に、コマ
部材24の撓み部24bと第2コマ部23aの側面23
c,23d側面23c,23d及び側面23c,23d
が交差する角部に当接することで回動動作に抵抗を与え
る。
【0069】このように、ヨロイ22側にコマ部材24
を備えることでも、第1の実施の形態と同様に、簡易な
構成で丁番構造21をバネ丁番とすることが可能とな
る。
【0070】図7は第3の実施の形態の変形例であり、
支持部22a,22bのコマ部材24の撓み部24b側
の縁22a1,22b1を波型の曲線状に形成し、丁番
構造21を組み立てた状態で、曲線状とされた支持部2
2a,22bの縁22a1,22b1から少なくとも一
部が露出し、撓むことでその露出割合が異なり、外観形
状(意匠的な変化)に変化を与え、また見た目に動きの
ある丁番開閉を行なうことが可能となる。
【0071】図8(a),(b)も第3の実施の形態の
変形例であり、コマ部材を露出させた断面構成説明図で
ある。支持部22a,22bの縁は点線で示されてい
る。
【0072】コマ部材24Bはスリット24eをS字状
としたものであり、コマ部材24Cはスリット24eを
ノコギリ状としたものである。
【0073】
【発明の効果】上記のように説明された本発明による
と、眼鏡の丁番構造を小型で簡易な構成であり、組み立
ても容易なバネ丁番とすることができる。
【0074】回動自在に結合される眼鏡を構成する2部
材の回動動作に、コマ部材の撓み部のバネ付勢力による
抵抗を与えることができる。
【0075】前記コマ部材は板状部材から形成され、他
辺よりも寸法の小さい厚み方向を2部材の回動軸の方向
と略平行に配置することで、簡易な構成となり、かつ丁
番構造の回動軸方向の厚みを抑制することが可能とな
る。
【0076】コマ部材以外の構成部材に弾性部材を使用
することが不要となり、材料選択の幅を広げることが可
能となる。
【0077】支持部のコマ部材の撓み部側の縁を曲線状
とし、撓み部を曲線状とされた支持部の縁から少なくと
も一部を露出させることで、回動動作による撓み部の作
動により、一対の支持部の縁から露出する撓み部の露出
割合が変わり、外観形状(意匠的な変化)に変化を与
え、見た目に動きのある丁番開閉が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1に係る眼鏡の丁番構造の分解構成
説明図。
【図2】眼鏡の要部の図。
【図3】実施の形態1に係る眼鏡の丁番構造の開閉状態
を説明する図。
【図4】実施の形態2に係る眼鏡の丁番構造の説明図。
【図5】実施の形態3に係る眼鏡の丁番構造の分解構成
説明図。
【図6】実施の形態3に係る眼鏡の丁番構造の図。
【図7】実施の形態3に係る眼鏡の丁番構造の変形例の
分解構成説明図。
【図8】実施の形態3に係る眼鏡の丁番構造の変形例の
図。
【図9】従来技術の丁番構造の説明図。
【図10】従来技術の丁番構造の説明図。
【符号の説明】
1 丁番構造 2 ヨロイ 2a 第2コマ部 2b 回動軸孔部 2c 凹部 2d 当接壁 2e 突き当て部 3 テンプル 3a,3b 支持部 3c 側板 4 コマ部材 4a 固定部 4b 撓み部 4b1 基部 4c 回動軸孔部 4d 第1コマ部 4e スリット 5 スタッドネジ

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 眼鏡を構成する2部材を回動自在に結合
    するための眼鏡の丁番構造において、 前記2部材のうちの一方の部材は、 支持部と、 前記支持部に固定される固定部と、基部が前記固定部に
    接続される撓み部と、前記固定部から延出して前記支持
    部から突出する部分に回動軸孔部を有する第1コマ部
    と、を有するコマ部材と、 を備え、 前記2部材のうちの他方の部材は、前記コマ部材の第1
    コマ部と軸部材により係合する第2コマ部と、前記コマ
    部材の撓み部の当接による付勢力を受ける受圧部と、 を備えることを特徴とする眼鏡の丁番構造。
  2. 【請求項2】 前記コマ部材の撓み部は、少なくとも基
    部側の一部が支持部と重なるように配置され、端部側が
    支持部から突出していることを特徴とする請求項1に記
    載の眼鏡の丁番構造。
  3. 【請求項3】 前記2部材のうちの他方の部材は、前記
    受圧部として前記コマ部材の撓み部の端部を収容する凹
    部を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の
    眼鏡の丁番構造。
  4. 【請求項4】 前記支持部は対向して一対備えられ、 前記固定部は、前記一対の支持部の間に挟持固定され、 コマ部材の固定部と撓み部との間にスリットを設けたこ
    とを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の
    眼鏡の丁番構造。
  5. 【請求項5】 眼鏡を構成する2部材を回動自在に結合
    するための眼鏡の丁番構造において、 前記2部材のうちの一方の部材は、 支持部と、 前記支持部に固定される固定部と、基部が前記固定部に
    接続される撓み部と、を有するコマ部材と、 前記支持部の前記コマ部材の固定部を固定する領域より
    も先端側に設けた回動軸孔部を有する第1コマ部と、 を備え、 前記2部材のうちの他方の部材は、前記コマ部材の第1
    コマ部と軸部材により係合する第2コマ部と、前記コマ
    部材の撓み部の当接による付勢力を受ける受圧部と、 を備えることを特徴とする眼鏡の丁番構造。
  6. 【請求項6】 前記支持部は対向して一対備えられ、 前記コマ部材の固定部は、前記一対の支持部の間に挟持
    固定され、 コマ部材の固定部と撓み部との間にスリットを設け、 前記コマ部材の撓み部は、前記一対の支持部の間に配置
    されていることを特徴とする請求項5に記載の眼鏡の丁
    番構造。
  7. 【請求項7】 前記支持部は、コマ部材の撓み部側の縁
    を曲線状とし、 前記コマ部材の撓み部は、前記曲線状とされた支持部の
    縁から少なくとも一部が露出し、撓むことでその露出割
    合を変えることを特徴とする請求項6に記載の眼鏡の丁
    番構造。
  8. 【請求項8】 前記受圧部は、前記撓み部が異なる撓み
    状態で当接して該撓み部の複数の回動位置における位置
    決めを可能とする回動軸からの高さの異なる当接部を備
    えることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に
    記載の眼鏡の丁番構造。
  9. 【請求項9】 前記受圧部は、前記撓み部の先端が突き
    当てられる突き当て部を有し、該突き当て部に撓み部の
    先端が突き当てられることで眼鏡を構成する2部材の回
    動を停止させることを特徴とする請求項1乃至8のいず
    れか1項に記載の眼鏡の丁番構造。
  10. 【請求項10】 前記コマ部材は板状部材から形成さ
    れ、他辺よりも寸法の小さい厚み方向を2部材の回動軸
    の方向と略平行に配置されていることを特徴とする請求
    項1乃至9のいずれか1項に記載の眼鏡の丁番構造。
  11. 【請求項11】 前記眼鏡を構成する2部材とは、ヨロ
    イとテンプルであることを特徴とする請求項1乃至10
    のいずれか1項に記載の眼鏡の丁番構造。
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