JP2000352698A - 眼鏡のレンズ止着機構 - Google Patents

眼鏡のレンズ止着機構

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JP2000352698A JP11166267A JP16626799A JP2000352698A JP 2000352698 A JP2000352698 A JP 2000352698A JP 11166267 A JP11166267 A JP 11166267A JP 16626799 A JP16626799 A JP 16626799A JP 2000352698 A JP2000352698 A JP 2000352698A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ネジを一切用いることなく極めて簡単な構成
でレンズを確実に止着できる眼鏡のレンズ止着機構を提
供すること。 【解決手段】 レンズ1の周縁近傍に止着孔10を形成
し、第一挿入孔31aを有する対向受部31と第二挿入孔32
aを有する当接部32とから成る固定部品3をレンズ1に
当接せしめ、エンドピース5又はブリッジ8に装着され
たジョイント部品2の第一差込ピン21を止着孔10へ通し
てから第一挿入孔31a内へ緊嵌状態に挿入すると同時
に、同ジョイント部品2の第二差込ピン22を第二挿入孔
32a内へ緊嵌状態に挿入することによって、レンズ1と
エンドピース5又はブリッジ8とを止着した。 【効果】 ネジを用いていないのでネジ緩み等によるレ
ンズのガタ付きがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、眼鏡のレンズ止着
機構、より詳しくは、ネジを使用せず極めて簡単な構成
でレンズを止着できる眼鏡のレンズ止着機構に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】最近、視野が広くて軽量で、デザイン的
にスッキリとした眼鏡が好評を博しており、特に、一対
のレンズを左右対称に連結するブリッジ部品、および耳
掛テンプルを折り畳み自在に枢支するエンドピース部品
を、レンズ周縁近傍に穿設した止着孔に直にネジ止め連
結することによってレンズを囲うリムを不要にした所謂
「リムレス眼鏡」の人気が高い。
【0003】しかしながら、従来のリムレス眼鏡には、
止着孔に差し込んでネジ止めした部分がネジ緩みや摩耗
によりすぐにガタついてしまうという難点があった。即
ち、従来のリムレス眼鏡においては、ネジ止め連結すべ
きブリッジ部品、及びエンドピース部品にそれぞれサポ
ート片を付設し、このサポート片をレンズ側面に当接さ
せることによってレンズ止着を確実ならしめていたので
あるが、このリムレス眼鏡は構造が頗るシンプルである
故に、外力集中によりブリッジやエンドピースが変形す
ることが多く、かかる部品変形によってサポート片とレ
ンズ側面との当接状態が不十分となり、ネジ止めしたレ
ンズ止着部が簡単にガタつくことになったのである。
【0004】また、従来のリムレス眼鏡については、デ
ザイン性向上の要請からレンズ止着部分において更なる
デザインのシンプル化、構成の簡素化を要求する声も高
く、完全を求めて止まない需要者は、リムレス眼鏡にお
けるサポート片の存在自体に不満を抱き、この目障りな
部品の省略をすら求めるようになってきている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来のリム
レス眼鏡のレンズ止着機構に上記のような難点があった
ことに鑑みて為されたもので、ネジを一切用いることな
く極めて簡単な構成でレンズを確実に止着することがで
きる眼鏡のレンズ止着機構を提供することを技術的課題
とする。
【0006】また、本発明の他の技術的課題は、上記課
題に加え、度によって厚みやレンズ後面の傾斜角度が変
わる度付きレンズにも対応可能な眼鏡のレンズ止着機構
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記技術的課
題を解決するために、周縁近傍に止着孔10が開設された
レンズ1と;エンドピース5又はブリッジ8のレンズ対
向部に装着され、互いに平行な第一差込ピン21及び第二
差込ピン22を備えたジョイント部品2と;前記第一差込
ピン21を緊嵌状態に挿入可能な第一挿入孔31aを有し、
この第一挿入孔31aを前記レンズ1の止着孔10の位置に
合わせた状態でレンズ前面又はレンズ後面に対向配置さ
れるべき対向受部31、及びこの対向受部31から持ち出し
形成され、前記第二差込ピン22を緊嵌状態に挿入可能な
第二挿入孔32aを有し、前記レンズ1の側面に当接され
るべき当接部32から成る弾性変形可能な固定部品3と;
から構成されており、前記固定部品3の対向受部31をレ
ンズ前面又はレンズ後面に対向配置させると同時に当接
部32をレンズ側面に当接せしめ、前記ジョイント部品2
の第一差込ピン21をレンズ1の止着孔10へ通してから固
定部品3の第一挿入孔31a内へ緊嵌状態に挿入すると同
時に、第二差込ピン22を第二挿入孔32a内へ緊嵌状態に
挿入することによって、レンズ1とエンドピース5又は
ブリッジ8とを止着するという技術的手段を採用した。
【0008】また、本発明は、上記技術的課題を解決す
るために、周縁近傍に止着孔10が開設されたレンズ1
と;エンドピース5又はブリッジ8のレンズ対向部に装
着され、互いに平行な第一差込ピン21及び第二差込ピン
22を備えたジョイント部品2と;前記第一差込ピン21を
緊嵌状態に挿入可能な第一挿入孔31aを有し、この第一
挿入孔31aを前記レンズ1の止着孔10の位置に合わせた
状態でレンズ前面又はレンズ後面に対向配置されるべき
対向受部31、及びこの対向受部31から持ち出し形成さ
れ、前記第二差込ピン22を緊嵌状態に挿入可能な第二挿
入孔32aを有し、前記レンズ1の側面に当接されるべき
当接部32から成る弾性変形可能な固定部品3と;前記ジ
ョイント部品2の第一差込ピン21を挿通可能な通孔40を
有するワッシャー部品4と;から構成されており、前記
固定部品3の対向受部31を、ワッシャー部品4を介して
レンズ前面又はレンズ後面に対向配置させると同時に当
接部32をレンズ側面に当接せしめ、前記ジョイント部品
2の第一差込ピン21をレンズ1の止着孔10及びワッシャ
ー部品4の通孔40へ通してから固定部品3の第一挿入孔
31a内へ緊嵌状態に挿入すると同時に、第二差込ピン22
を第二挿入孔32a内へ緊嵌状態に挿入することによっ
て、レンズ1とエンドピース5又はブリッジ8とを止着
するという技術的手段を採用した。
【0009】更にまた、本発明は、上記技術的課題を解
決するために、周縁近傍に止着孔10が開設されたレンズ
1と;エンドピース5又はブリッジ8のレンズ対向部に
装着され、互いに平行な第一差込ピン21及び第二差込ピ
ン22を備えたジョイント部品2と;前記第一差込ピン21
を緊嵌状態に挿入可能な第一挿入孔31aを有するスリー
ブ33が突設され、このスリーブ33を前記レンズ1の止着
孔10内へ挿入した状態でレンズ前面又はレンズ後面に対
向配置されるべき対向受部31、及びこの対向受部31から
持ち出し形成され、前記第二差込ピン22を緊嵌状態に挿
入可能な第二挿入孔32aを有し、レンズ1の側面に当接
されるべき当接部32から成る弾性変形可能な固定部品3
と;から構成されており、前記固定部品3のスリーブ33
をレンズ1の止着孔10内へ挿入して対向受部31をレンズ
前面又はレンズ後面に対向配置させると同時に、当接部
32をレンズ側面に当接せしめ、前記ジョイント部品2の
第一差込ピン21をスリーブ33の第一挿入孔31a内へ緊嵌
状態に挿入すると同時に、第二差込ピン22を第二挿入孔
32a内へ緊嵌状態に挿入することによって、レンズ1と
エンドピース5又はブリッジ8とを止着するという技術
的手段を採用したのである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の眼鏡のレンズ止着
機構を添付図面に示す第一実施形態〜第三実施形態に基
づいて詳しく説明する。なお、図1は第一実施形態のレ
ンズ止着機構を適用して組み立てたリムレス眼鏡の部分
斜視図、図2は第一実施形態のレンズ止着機構の分解斜
視図、図3は同レンズ止着機構の部分断面図、図4は同
レンズ止着機構の実施変形例の分解斜視図、図5は第二
実施形態のレンズ止着機構の分解斜視図、図6は同レン
ズ止着機構の部分断面図、図7は第三実施形態のレンズ
止着機構の分解斜視図、図8は同レンズ止着機構の部分
断面図である。
【0011】『第一実施形態』本発明に係る眼鏡のレン
ズ止着機構は、図1に示すように、丁番6を介してテン
プル7が折り畳み自在に連結されたエンドピース5・5
を左右一対のレンズ1・1の各外側縁部に止着し、ま
た、図示しない鼻当パッドを垂設したブリッジ8を左右
一対のレンズ1・1の各内側縁部に止着するものであ
る。
【0012】図中、符号1で指示するものは合成樹脂製
の眼鏡レンズであり、このレンズ1の周縁近傍には、レ
ンズ外側と内側とに一つずつ、レンズ前面から後面まで
貫通する止着孔10が開設されている。
【0013】図中、符号2で指示するものは、エンドピ
ース5のレンズ対向部、及びブリッジ8の両端のレンズ
対向部に予め一体的に装着された金属製ジョイント部品
である。本実施形態のジョイント部品2は、互いに平行
な二本の第一差込ピン21及び第二差込ピン22と、これら
第一差込ピン21及び第二差込ピン22を連結支持する連結
部23とから構成されており、第一差込ピン21の周面には
多数の緊嵌突起21a・21a…が形成されていると共に、
第二差込ピン22の周面には多数の緊嵌突起22a・22a…
が形成されている。
【0014】図中、符号3で指示するものは、弾性変形
可能な柔軟な合成樹脂製の固定部品であり、本実施形態
の固定部品3は、レンズ1の後面に対向配置されるべき
対向受部31と、この対向受部31から持ち出し形成されて
レンズ1の側面に当接されるべき当接部32とから略L字
形状に構成されている。そして、この対向受部31には前
記ジョイント部品2の第一差込ピン21を緊嵌状態に挿入
可能な第一挿入孔31aが開設されている一方、当接部32
にはジョイント部品2の第二差込ピン22を緊嵌状態に挿
入可能な第二挿入孔32aが開設されている。なお、図中
符号31bで指示するものは、対向受部31の第一挿入孔31
aの口縁部分に形成された略半球状のガイド突起であ
り、度によって後面の傾斜角度の変わる度付きレンズの
止着孔10とのフィッティング性を高めてある。
【0015】しかして、本実施形態の眼鏡のレンズ止着
機構においては、固定部品3の第一挿入孔31aをレンズ
1の止着孔10の位置に合わせた状態で対向受部31をレン
ズ後面に対向配置させると同時に当接部32をレンズ側面
に当接せしめ、その後、ジョイント部品2の第一差込ピ
ン21を止着孔10へ通してから固定部品3の第一挿入孔31
a内へ緊嵌状態に挿入すると同時に、第二差込ピン22を
第二挿入孔32a内へ緊嵌状態に挿入することによって、
レンズ1とエンドピース5及びブリッジ8とを止着する
のである(図3参照)。
【0016】このように、本実施形態の眼鏡のレンズ止
着機構にあっては、レンズ1に当接させた固定部品3の
第一挿入孔31a及び第二挿入孔32a内へジョイント部品
2の第一差込ピン21及び第二差込ピン22を、それらの緊
嵌突起21a、22aを利用して緊嵌状態に差し込むだけで
レンズを止着することができるので、従来品のようにレ
ンズ側面に当接させるべきサポート片をエンドピース部
品及びブリッジ部品に付設する必要がなく、レンズ止着
機構を頗る簡素化することができ、また、ネジも一切使
用していないので、振動等によるネジ緩みの心配も全く
なく長期間に亙ってガタツキのないレンズ止着が可能と
なる。
【0017】しかも、当接部32の第二挿入孔32a内へジ
ョイント部品2の第二差込ピン22を緊嵌状態に差し込ん
だ際には、第二差込ピン22とその緊嵌突起22aとによっ
て第二挿入孔32aが押し拡げ変形されることになるの
で、この押し拡げ変形によって当接部32のレンズ当接面
がレンズ1の側面を押圧して当接部32がレンズ側面に弾
性的に密着することになる。したがって、この固定部品
3の当接部32は、その第二挿入孔32aでジョイント部品
2の第二差込ピン22を確実に固定すると同時に、そのレ
ンズ当接面でレンズ側面を付勢状態で弾性保持すること
になり、従来品のように、ブリッジやエンドピースの部
品変形によってサポート片とレンズ側面との当接状態が
不十分となりレンズ止着部が簡単にガタつくといったこ
ともないのである。
【0018】本発明の具体例である第一実施形態は概ね
上記のように構成されているが、本発明はこの実施形態
に限定されるものではなく、「特許請求の範囲」の記載
内で種々の変更が可能である。
【0019】例えば、図4に示すように、レンズ1の側
面に横向きの係止凹部11を形成する一方、固定部品3の
当接部32にレンズ方向へ突出した係止凸部32bを形成し
て、レンズ止着時にこれら係止凹部11と係止凸部32bと
を嵌合させれば、上述した当接部32のレンズ側面押圧作
用と相俟って、より安定的で確実なレンズ止着が可能と
なる。この係止凹部11及び係止凸部32bは、次述する第
二実施形態、第三実施形態においても同様に形成するこ
とができる。
【0020】また、上記第一実施形態では、ジョイント
部品2の第一差込ピン21及び第二差込ピン22の周面に各
々、複数のリング状の緊嵌突起21a・21a…、22a・22
a…を形成しているが、本発明は決してこれに限定され
るものではなく、この緊嵌突起の数、形状等は、第一挿
入孔31a及び第二挿入孔32a内への緊嵌状態などを考慮
して種々の設計変更が可能である。また、第一差込ピン
21及び第二差込ピン22の径を第一挿入孔31a及び第二挿
入孔32aの内径より大きめにするなど、第一挿入孔31a
及び第二挿入孔32a内へ緊嵌状態に差し込み可能である
ならば、第一差込ピン21や第二差込ピン22の周面に緊嵌
突起21a、22aを形成しなくても良い。このことは、次
述する第二実施形態、第三実施形態においても同様であ
る。
【0021】『第二実施形態』次に、図5及び図6を参
照しながら第二実施形態の眼鏡のレンズ止着機構につい
て説明する。本実施形態のレンズ止着機構は、固定部品
3の対向受部31とレンズ1との間にワッシャー部品を介
在せしめる点に特徴がある。その他の構成は上述した第
一実施形態と同様であり、第一実施形態が奏する効果は
この第二実施形態のレンズ止着機構においても発揮され
る。
【0022】図中、符号4で指示するものがワッシャー
部品である。本実施形態のワッシャー部品4は弾性変形
可能な柔軟な合成樹脂材により成形されており、ジョイ
ント部品2の第一差込ピン21を遊嵌状態に挿通可能な通
孔40が開設されていると共に略半球形状の頭部41を備え
ており、固定部品3の対向受部31に形成された窪み部31
cに揺動可能に嵌め込み可能に構成されている。
【0023】しかして、本実施形態の眼鏡のレンズ止着
機構においては、固定部品3の第一挿入孔31aをレンズ
1の止着孔10の位置に合わせ、ワッシャー部品4を介在
せしめて対向受部31をレンズ後面に対向配置させると同
時に当接部32をレンズ側面に当接せしめ、その後、ジョ
イント部品2の第一差込ピン21を止着孔10及びワッシャ
ー部品4の通孔40へ通してから固定部品3の第一挿入孔
31a内へ緊嵌状態に挿入すると同時に第二差込ピン22を
第二挿入孔32a内へ緊嵌状態に挿入することによって、
レンズ1とエンドピース5及びブリッジ8とを止着する
のである(図6参照)。
【0024】このように、本実施形態の眼鏡のレンズ止
着機構にあっては、固定部品3の対向受部31とレンズ1
との間にワッシャー部品4を介在せしめているので、図
6に示すように、レンズ止着時にこのワッシャー部品4
がレンズ1の後面に沿って弾性変形してレンズ後面と密
接に当接することになり、度によってレンズ後面の傾斜
角度の変わる度付きレンズの止着孔10とのフィッティン
グ性が向上し、より確実で安定的なレンズ止着が可能と
なる。そしてまた、大きさや形状の異なるワッシャー部
品を予め複数用意しておけば、厚みや傾斜角度が変わる
度付きレンズに対してもこのワッシャー部品を交換する
だけで確実なレンズ止着が可能となる。
【0025】『第三実施形態』次に、図7及び図8を参
照しながら第三実施形態の眼鏡のレンズ止着機構につい
て説明する。本実施形態のレンズ止着機構は、固定部品
3の対向受部31にレンズ1の止着孔10内へ挿入可能なス
リーブ33を突設した点に特徴がある。その他の構成は、
上述した第一実施形態と同様であり、第一実施形態が奏
する効果はこの第二実施形態のレンズ止着機構において
も発揮される。
【0026】図7に示すように、本実施形態の固定部品
3の対向受部31には、レンズ側へ向けて、レンズ1の止
着孔10内へ挿入可能なスリーブ33が突設されており、こ
のスリーブ33に、ジョイント部品2の第一差込ピン21を
緊嵌状態に挿入可能な第一挿入孔31aが開設されてい
る。
【0027】しかして、本実施形態の眼鏡のレンズ止着
機構においては、固定部品3のスリーブ33をレンズ1の
止着孔10内に挿入して対向受部31をレンズ後面に対向配
置させると同時に当接部32をレンズ側面に当接せしめ、
その後、ジョイント部品2の第一差込ピン21をスリーブ
33の第一挿入孔31a内へ緊嵌状態に挿入すると同時に第
二差込ピン22を第二挿入孔32a内へ緊嵌状態に挿入する
ことによってレンズ1とエンドピース5及びブリッジ8
とを止着するのである(図8参照)。
【0028】このように、本実施形態の眼鏡のレンズ止
着機構にあっては、レンズ1の止着孔10へ挿入したスリ
ーブ33の第一挿入孔31a内へジョイント部品2の第一差
込ピン21を緊嵌状態に差し込んでいるので、図8に示す
ように、第一差込ピン21及びその緊嵌突起21aによって
第一挿入孔31aが押し拡げ変形されることになり、この
押し拡げ変形によってスリーブ33の外周面が止着孔10の
内周面を押圧してスリーブ33が止着孔10に弾性的に密着
することになる。このスリーブ33の止着孔押圧作用と、
上述した当接部32のレンズ側面押圧作用とが相俟って、
さらに安定的で確実なレンズ止着が可能となる。
【0029】また、本実施形態では、このスリーブ33の
第一挿入孔31aで第一差込ピン21を確実に緊嵌固定する
ことができるので、上述した第一実施形態及び第二実施
形態のように第一挿入孔31aの孔長を確保するために対
向受部31の厚みを大きくする必要がない。したがって、
本実施形態では、固定部品3の対向受部31を薄く形成す
ることができ、対向受部31がレンズ後面において出っ張
ることもなくスリムで見栄えの良いレンズ止着機構を提
供し得る。
【0030】
【発明の効果】以上、実施形態をもって説明したとお
り、本発明に係る眼鏡のレンズ止着機構にあっては、レ
ンズに当接させた固定部品の第一挿入孔及び第二挿入孔
内へジョイント部品の第一差込ピン及び第二差込ピンを
緊嵌状態に差し込むだけでレンズを確実に止着すること
ができるので、従来品のように、レンズ側面に当接させ
るべきサポート片をエンドピース部品及びブリッジ部品
に付設する必要がなく、レンズ止着機構を頗る簡素化す
ることができ、また、ネジも一切使用していないので、
振動等によるネジ緩みの心配も全くなく長期間に亙って
ガタツキのないレンズ止着が可能となる。
【0031】また、必要に応じて、固定部品の対向受部
とレンズとの間にワッシャー部品を介在せしめれば、レ
ンズ止着時にワッシャー部品がレンズ面に沿って弾性変
形してレンズ面と密接に当接することになり、また、大
きさや形状の異なるワッシャー部品を予め複数用意して
おけば、度によって厚みやレンズ後面の傾斜角度の変わ
る度付きレンズに対しても、ワッシャー部品を交換する
だけで安定的で確実なレンズ止着が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一実施形態のレンズ止着機構を適用して組み
立てたリムレス眼鏡の部分斜視図である。
【図2】第一実施形態のレンズ止着機構の分解斜視図で
ある。
【図3】第一実施形態のレンズ止着機構の部分断面図で
ある。
【図4】第一実施形態のレンズ止着機構の実施変形例の
分解斜視図である。
【図5】第二実施形態のレンズ止着機構の分解斜視図で
ある。
【図6】第二実施形態のレンズ止着機構の部分断面図で
ある。
【図7】第三実施形態のレンズ止着機構の分解斜視図で
ある。
【図8】第三実施形態のレンズ止着機構の部分断面図で
ある。
【符号の説明】
1 レンズ 10 止着孔 11 係止凹部 2 ジョイント部品 21 第一差込ピン 21a 緊嵌突起 22 第二差込ピン 22a 緊嵌突起 3 固定部品 31 対向受部 31a 第一挿入孔 32 当接部 32a 第二挿入孔 32b 係止凸部 33 スリーブ 4 ワッシャー部品 40 通孔 5 エンドピース 8 ブリッジ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周縁近傍に止着孔10が開設されたレンズ
    1と;エンドピース5又はブリッジ8のレンズ対向部に
    装着され、互いに平行な第一差込ピン21及び第二差込ピ
    ン22を備えたジョイント部品2と;前記第一差込ピン21
    を緊嵌状態に挿入可能な第一挿入孔31aを有し、この第
    一挿入孔31aを前記レンズ1の止着孔10の位置に合わせ
    た状態でレンズ前面又はレンズ後面に対向配置されるべ
    き対向受部31、及びこの対向受部31から持ち出し形成さ
    れ、前記第二差込ピン22を緊嵌状態に挿入可能な第二挿
    入孔32aを有し、前記レンズ1の側面に当接されるべき
    当接部32から成る弾性変形可能な固定部品3と;から構
    成されており、 前記固定部品3の対向受部31をレンズ前面又はレンズ後
    面に対向配置させると同時に当接部32をレンズ側面に当
    接せしめ、前記ジョイント部品2の第一差込ピン21をレ
    ンズ1の止着孔10へ通してから固定部品3の第一挿入孔
    31a内へ緊嵌状態に挿入すると同時に、第二差込ピン22
    を第二挿入孔32a内へ緊嵌状態に挿入することによっ
    て、レンズ1とエンドピース5又はブリッジ8とを止着
    することを特徴とした眼鏡のレンズ止着機構。
  2. 【請求項2】 周縁近傍に止着孔10が開設されたレンズ
    1と;エンドピース5又はブリッジ8のレンズ対向部に
    装着され、互いに平行な第一差込ピン21及び第二差込ピ
    ン22を備えたジョイント部品2と;前記第一差込ピン21
    を緊嵌状態に挿入可能な第一挿入孔31aを有し、この第
    一挿入孔31aを前記レンズ1の止着孔10の位置に合わせ
    た状態でレンズ前面又はレンズ後面に対向配置されるべ
    き対向受部31、及びこの対向受部31から持ち出し形成さ
    れ、前記第二差込ピン22を緊嵌状態に挿入可能な第二挿
    入孔32aを有し、前記レンズ1の側面に当接されるべき
    当接部32から成る弾性変形可能な固定部品3と;前記ジ
    ョイント部品2の第一差込ピン21を挿通可能な通孔40を
    有するワッシャー部品4と;から構成されており、 前記固定部品3の対向受部31を、ワッシャー部品4を介
    してレンズ前面又はレンズ後面に対向配置させると同時
    に当接部32をレンズ側面に当接せしめ、前記ジョイント
    部品2の第一差込ピン21をレンズ1の止着孔10及びワッ
    シャー部品4の通孔40へ通してから固定部品3の第一挿
    入孔31a内へ緊嵌状態に挿入すると同時に、第二差込ピ
    ン22を第二挿入孔32a内へ緊嵌状態に挿入することによ
    って、レンズ1とエンドピース5又はブリッジ8とを止
    着することを特徴とした眼鏡のレンズ止着機構。
  3. 【請求項3】 周縁近傍に止着孔10が開設されたレンズ
    1と;エンドピース5又はブリッジ8のレンズ対向部に
    装着され、互いに平行な第一差込ピン21及び第二差込ピ
    ン22を備えたジョイント部品2と;前記第一差込ピン21
    を緊嵌状態に挿入可能な第一挿入孔31aを有するスリー
    ブ33が突設され、このスリーブ33を前記レンズ1の止着
    孔10内へ挿入した状態でレンズ前面又はレンズ後面に対
    向配置されるべき対向受部31、及びこの対向受部31から
    持ち出し形成され、前記第二差込ピン22を緊嵌状態に挿
    入可能な第二挿入孔32aを有し、レンズ1の側面に当接
    されるべき当接部32から成る弾性変形可能な固定部品3
    と;から構成されており、 前記固定部品3のスリーブ33をレンズ1の止着孔10内へ
    挿入して対向受部31をレンズ前面又はレンズ後面に対向
    配置させると同時に、当接部32をレンズ側面に当接せし
    め、前記ジョイント部品2の第一差込ピン21をスリーブ
    33の第一挿入孔31a内へ緊嵌状態に挿入すると同時に、
    第二差込ピン22を第二挿入孔32a内へ緊嵌状態に挿入す
    ることによって、レンズ1とエンドピース5又はブリッ
    ジ8とを止着することを特徴とした眼鏡のレンズ止着機
    構。
  4. 【請求項4】 レンズ1の側面に係止凹部11が形成され
    ている一方、固定部品3の当接部32に該係止凹部11に嵌
    合可能な係止凸部32bが形成されていることを特徴とし
    た請求項1〜請求項3の何れか一つに記載の眼鏡のレン
    ズ止着機構。
  5. 【請求項5】 ジョイント部品2の第一差込ピン21及び
    第二差込ピン22の周面にそれぞれ少なくとも一つの緊嵌
    突起21a、22aが形成されていることを特徴とした請求
    項1〜請求項4の何れか一つに記載の眼鏡のレンズ止着
    機構。
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