JPH0571815U - 眼鏡枠 - Google Patents

眼鏡枠

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Publication number
JPH0571815U
JPH0571815U JP1891792U JP1891792U JPH0571815U JP H0571815 U JPH0571815 U JP H0571815U JP 1891792 U JP1891792 U JP 1891792U JP 1891792 U JP1891792 U JP 1891792U JP H0571815 U JPH0571815 U JP H0571815U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rim
lens
holding force
nylon thread
force
Prior art date
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Pending
Application number
JP1891792U
Other languages
English (en)
Inventor
田 政 和 高
井 隆 之 平
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murai Co Ltd
Original Assignee
Murai Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Murai Co Ltd filed Critical Murai Co Ltd
Priority to JP1891792U priority Critical patent/JPH0571815U/ja
Publication of JPH0571815U publication Critical patent/JPH0571815U/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 レンズの着脱動作が簡単で、レンズに対して
適切な保持力が得られ、しかも保持力がレンズ全体に対
して略均一に加わり、更に保持力発生にあたり高い加工
精度が要求されない眼鏡枠を提供。 【構成】 レンズ7の外周に沿って配置するリム1を設
け、該リム1に分断部4を形成し、該リム1に、径方向
に伸縮自在な弾性力を備えた環状のナイロン糸5を装着
した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、レンズを保持するリムに分断部を形成した眼鏡枠に関する。
【0002】
【従来の技術】
図4は従来例を示す割り智形式の眼鏡枠100である。リム101の内側には 溝102を設けてあるとともに、リム101には分断部103を形成してある。 リム101であって切欠部103に臨む両端には、合せ丁番103a,104を 設けてある。
【0003】 上方の合せ丁番103aにはめねじ105を設けてあり、下方の合せ丁番10 4には挿入孔106を設けてある。
【0004】 上記構成において、リム101の内方にレンズを配置するとともに、リム10 1を弾性変形して合せ丁番103a,104同士を密着する。その後、リムロッ クねじ107を用いて合せ丁番103a,104を締め付け固定すれば、リムロ ックねじ107の締め付け動作が合せ丁番103a,104を介してリム101 に伝達されてリム101が収縮し、収縮により発生する圧縮荷重によりレンズが 保持される。また、レンズを取り外すにはリムロックねじ107を緩める。
【0005】 なお、108はテンプルであり、合せ丁番103a,104間へと開閉自在に 連結される。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記従来例では次の問題があった。
【0007】 レンズを着脱するには道具を用いてリムロック107を回転する動作を行 なわなければならず、着脱に多大な時間と労力を要する。
【0008】 リムロックねじ107とめねじ105との組み合わせによってリム101 を収縮させているため、極めて大きな圧縮荷重がレンズ外周に加わる。その結果 、レンズに歪みが生じたり、割れたりして視力矯正機能が失われる虞れがある。
【0009】 また、合せ丁番103a,104はリム101の外側に設けてあるため、 リム101はその内側を支点として撓み、保持力は合せ丁番103a,104側 に集中し易い。その結果、レンズに局部的に応力集中が発生し、該応力集中部位 が割れて視力矯正機能が失われる虞れがある。
【0010】 高い加工精度の要求されるリムロックねじ107,めねじ105により保 持力を発生している。その結果、眼鏡枠100の加工時間,加工工数が増大し、 製造コスト上昇を招く。
【0011】 本考案は上記課題を解決するためのもので、レンズの着脱動作が簡単で、適度 な保持力をレンズ全体に対して略均一に加えることができ、高い加工精度が要求 されない保持力発生手段を有する眼鏡枠を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本考案は、レンズの外周を保持するリムを設け、該リ ムに分断部を形成し、該リムに、径方向に伸縮自在な弾性力を備えた略環状の保 持力付与部材を装着した。
【0013】
【作用】
上記構成に基づく本考案は、保持力付与部材の径方向の収縮力がリムに加わり 、リムが収縮することでレンズに対する保持力が発生する。従って、保持力付与 部材をリムから外すか、保持力付与部材をリムに装着したまま分断部を境として 拡大するだけでレンズの着脱を行える。
【0014】 また、保持力付与部材はその弾性力によって、伸び方向の自由度があるから、 レンズに対して必要以上に大きな保持力が加わることはない。
【0015】 更に、保持力付与部材が略環状であるため、その収縮力はリムを介してレンズ 全体に対して略均一に伝達される。
【0016】 更にまた、径方向に伸縮自在な弾性力があるため、保持力付与部材をリムに装 着するだけで収縮力はリムを介してレンズに伝達され、レンズを保持できる。
【0017】
【実施例】
次に、本考案を図面に基づいて説明する。図1は本考案の第一実施例に係る眼 鏡枠を示している。1は略環状のリムであり、該リム1は金属,プラスチック等 により成形してある。図面ではリム1は一個しか示していないが、他方のリムと ブリッジ2を介して連結してある。
【0018】 また、リム1の外周に沿って取付溝3を設けてあるとともに、リム1は分断部 4を有する。そして、取付溝3には略環状、本実施例では完全な環状の保持力付 与部材としてのナイロン糸5を装着してある。ナイロン糸5は径方向に伸縮自在 な弾性力を備えている。更に、リム1の内周に沿って溝6を設けてあり、該溝6 内にレンズ7の外周が没入する。なお、前記ブリッジ2は取付溝3を避けて固定 してある。
【0019】 また、リム1であって分断部4近傍には、智8を取り付けてある。智8は分断 部4を境とするリム1の上方の端部9または下方の端部10のいずれか一方へと 取り付けてある。そして、智8には丁番11を介してテンプル12を接続してあ る。
【0020】 上記構成の眼鏡枠においてレンズを保持するには、ナイロン糸5を装着する前 にリム1を弾性変形して外側へと押し広げるとともに、リム1の内方空間へとレ ンズ7を配置する。
【0021】 次にナイロン糸5を取付溝3へと装着すると、ナイロン糸5の弾性によって発 生する張力、即ち、径方向の収縮力がリム5に伝達される。すると、リム1が収 縮する方向に弾性変形し、レンズ7に対する保持力が発生する。
【0022】 上記動作は、予め取付溝3へナイロン糸5を装着しておき、リム1を収縮力に 抗して押し広げ、レンズ7を装着して行ってもよい。 一方、ナイロン糸5を取付溝3から外してリム1を拡大する方向に弾性変形、 即ち押し広げるか、またはナイロン糸5を装着したままリム1を押し広げれば、 レンズ7の着脱を行える。従って、レンズの着脱を迅速かつ容易に遂行し得る。
【0023】 また、ナイロン糸5は、径方向に伸縮自在な弾性力を有するため、伸び方向に も自由度があり、レンズ7に対して必要以上に大きな保持力が加わることもない 。従って、レンズ7の歪みや割れは発生せず、長期に亘って視力矯正機能を発揮 する。
【0024】 更に、ナイロン糸5は略環状であるため、該ナイロン糸5の収縮力はリム1の 全周に亘って伝達されるとともに、該リム1によってレンズ7の外周に対して略 均一な保持力が発生する。従って、レンズ7に局所的な割れは発生せず、長期に 亘って視力矯正機能を発揮する。
【0025】 更に、ナイロン糸5の弾性による収縮でレンズ7の保持力を発生しているから 、保持力発生のために格別高い加工精度が要求されない。従って、加工時間,加 工工数を短縮でき、製造コストの低減を図り得る。
【0026】 図2(A)は第二実施例に係るリム1の縦断面図である。ここでは、ブリッジ 2付近で取付溝3がU字状にリム1の内方へと湾曲している。このように構成す ればリム1の外周に取り付けるブリッジ2との接合面積が広くなるため、全体の 形態保持力が向上する。また、ナイロン糸5がU字状に湾曲することでリム1に 対する摩擦抵抗が高まり、ナイロン糸5がリム1に対して相対回転することを防 止できる効果がある。更に、リム1から外したナイロン糸5がリム1から完全に 離脱せず、ナイロン糸5の紛失を防止できる。
【0027】 なお、第一,第二実施例で用いるナイロン糸5は、図2(B)のように予め環 状に成形されたものでもよいし、図2(C)のような直線状のナイロン糸15を 取付溝3へと掛け回した後、ナイロン糸15の両端を加熱溶着して得たものであ ってもよい。
【0028】 図3は第三実施例を示す。溝3はブリッジ2の近傍に一対のU字状部16を有 する。また、溝3に掛け回したナイロン糸17は線状に成形され、その両端部1 8をU字状部16に挿入して、ナイロン糸17を略環状としている。その他の構 成は第一実施例と同様である。
【0029】 この第三実施例においても、リム1の内周の溝にレンズが配置され、ナイロン 糸17の両端部18がレンズとリム15とによって挟み付けられ、その摩擦抵抗 によって固定され、ナイロン糸17に張力が発生する。従って、第三実施例にお いても第一実施例と同様の作用効果を得られる。
【0030】 なお、本考案におけるナイロン糸5,15,17は、リム1の取付溝3へと装 着した際にレンズ7に対して十分な保持力が得られる太さ,径に設定してあるこ とは勿論である。
【0031】 また、保持力付与部材はナイロン糸以外のプラスチックであってもよいし、ニ ッケル合金等の金属であってもよい。
【0032】 更に、保持力付与部材は金属製のコイルバネによって構成してもよい。
【0033】 更にまた、保持力付与部材として所定の形状記憶処理を施した形状記憶合金, 形状記憶高分子材料を用い、その変態によってリムに収縮力を加えたり解除した りする構成とすれば、レンズの着脱作業が一層簡単となる。
【0034】 また、上記第一〜第三実施例ではリム3の内周に溝6を設け、該溝6にレンズ 7の外周を没入する構成となっているが、レンズ7の外周に溝を設け、リム1の 内周には溝に没入する突起を設けてレンズを保持してもよい。
【0035】 また、保持力付与部材は内周面に沿って溝を設けた断面コ字形のゴム状弾性体 とし、リムに装着した際に、溝内にリムが没入する構成としてもよい。このよう に構成すれば、物体に接触した際の外力をゴム状弾性体が吸収緩和するため、レ ンズに対する保護機能が向上する効果がある。
【0036】
【考案の効果】
本考案は以上のように構成したものであるから、保持力付与部材をリムから外 すか、保持力付与部材をリムに装着したまま分断部を境として拡大するだけでレ ンズの着脱を行える。従って、レンズの着脱を迅速かつ容易に遂行し得る。
【0037】 また、保持力付与部材はその弾性力によって、伸び方向の自由度があるから、 レンズに対して必要以上に大きな保持力が加わることはない。従って、レンズの 歪みや割れは発生せず、長期に亘って視力矯正機能を発揮する。
【0038】 更に、保持力付与部材が略環状であるため、その収縮力はリムを介してレンズ 全体に対して略均一に伝達される。従って、レンズに局所的な割れは発生せず、 長期に亘って視力矯正機能を発揮する。
【0039】 更にまた、径方向に伸縮自在な弾性力があるため、保持力付与部材をリムに装 着するだけで収縮力はリムを介してレンズに伝達され、保持力発生のために格別 高い加工精度が要求されない。従って、加工時間,加工工数を短縮でき、製造コ ストの低減を図り得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本考案の第一実施例を示す斜視図、
(B)は(A)のA−A線における断面図。
【図2】(A)はリムの取付溝の形状を変えた第二実施
例の断面図、(B),(C)は本考案に用いるナイロン糸
の形状例を示す図。
【図3】ナイロン糸とリムの取付溝との形状を変えた第
三実施例の断面図。
【図4】従来の眼鏡枠の斜視図である。
【符号の説明】
1 リム 4 分断部 5 ,15,17 ナイロン糸(保持力付与部材) 7 レンズ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レンズの外周を保持するリムを設け、該
    リムに分断部を形成し、該リムに、径方向に伸縮自在な
    弾性力を備えた略環状の保持力付与部材を装着したこと
    を特徴とする眼鏡枠。
JP1891792U 1992-02-28 1992-02-28 眼鏡枠 Pending JPH0571815U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1891792U JPH0571815U (ja) 1992-02-28 1992-02-28 眼鏡枠

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JP1891792U JPH0571815U (ja) 1992-02-28 1992-02-28 眼鏡枠

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0571815U true JPH0571815U (ja) 1993-09-28

Family

ID=11984968

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JP1891792U Pending JPH0571815U (ja) 1992-02-28 1992-02-28 眼鏡枠

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021157451A1 (ja) * 2020-02-05 2021-08-12 稲見昌之 リム枠~レンズ構造

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5535508B2 (ja) * 1977-12-22 1980-09-13

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19980407