JP3159604B2 - 縁無し眼鏡におけるレンズ連結構造 - Google Patents

縁無し眼鏡におけるレンズ連結構造

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JP3159604B2 JP16283794A JP16283794A JP3159604B2 JP 3159604 B2 JP3159604 B2 JP 3159604B2 JP 16283794 A JP16283794 A JP 16283794A JP 16283794 A JP16283794 A JP 16283794A JP 3159604 B2 JP3159604 B2 JP 3159604B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ブリッジ部材の連結部
又はテンプルの連結部をレンズに連結する、縁無し眼鏡
におけるレンズ連結構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ブリッジ部材の先端側をなす連結部をレ
ンズの内側部分に連結すると共に、テンプルの先端側を
なす連結部をレンズの外側部分に連結した構造の縁無し
眼鏡における該連結構造は、従来次のように構成される
のが一般的であった。
【0003】即ち、図24及び図25に示すように、レ
ンズ周面aと当接する湾曲した当接片bを連結部本体c
の端部にロウ付すると共に、レンズ内方に突出し且つ内
端部分に挿通孔dが設けられた連結片eを該当接片bに
ロウ付けしていた。そして、該当接片bをレンズ周面a
に所要に当接させ、且つ連結片の挿通孔dをレンズの連
結孔fと位置合わせして、該挿通孔d及び連結孔fに連
結ネジgを挿通せしめ、レンズの他面側に突出するネジ
軸部hにナットiを螺合し緊締することにより、前記連
結部をレンズに固定するものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の縁無
し眼鏡の製造工程においては、ブリッジ部材の連結部及
びテンプルの連結部を形成するに際して、複数種類の小
さな部品を所定にロウ付する作業を要し、その製造に工
数を要して生産性が悪い問題があった。又複数個所をロ
ウ付して形成されていたため、テンプルの開き具合等を
調整する際において連結部を曲げたときに、ロウ離れを
起こす恐れがあった。
【0005】加えて、テンプルの開き具合を調整するに
際して連結部を屈曲させた際、その屈曲が不適当である
と、レンズ周面が当接片によって局部的に無理に押圧さ
れてその部分に大きな応力が作用し、これが原因してレ
ンズ欠けやレンズ割れが生ずるおそれがあった。
【0006】本発明は、かかる問題点を解決しうる縁無
し眼鏡における眼鏡レンズ連結構造の提供を目的とする
ものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は以下の手段を採用する。即ち、本発明に係
る縁無し眼鏡におけるレンズ連結構造(以下連結構造と
いう)の一は、レンズ相互を連結するブリッジ部材の連
結部又はテンプルの連結部をレンズに連結する、縁無し
眼鏡におけるレンズ連結構造である。そして、レンズの
連結部位に設けた連結孔、及びこれに対応してブリッジ
部材又はテンプルの連結部に設けた挿通孔に、係合軸の
一端に頭部が膨設され且つ他端に止軸が突設されてなる
連結部材の該係合軸が、レンズの一面側から挿通せしめ
られており、該係合軸と前記挿通孔とが、及び該係合軸
と前記連結孔とが、夫々、相互に回転不能な形状をな
し、レンズの他面側に突出した止軸に止着部材が止着さ
れて、頭部と止着部材との間で連結部とレンズとが挟着
されていることを特徴とするものである。
【0008】又本発明に係る連結構造の他は、レンズの
連結部位に連結孔が設けられると共に、ブリッジ部材又
はテンプルの前記連結部には係合軸が突設され且つその
先端に止軸が突設されており、該係合軸が、レンズの一
面側から前記連結孔に挿通せしめられており、該係合軸
と連結孔とが相互に回転不能な形状をなし、レンズの他
面側に突出した止軸に止着部材が止着されていることを
特徴とするものである。
【0009】又本発明に係る連結構造のその他は、レン
ズの連結部位に貫設した円形孔に樹脂製の筒体を密接に
挿入して形成された連結孔、及びこれに対応してブリッ
ジ部材又はテンプルの前記連結部に設けた挿通孔に、係
合軸の一端に頭部が膨設され且つ他端に止軸が突設され
てなる連結部材の該係合軸が、レンズの一面側から挿通
せしめられ、該係合軸と前記挿通孔とが相互に回転不能
な形状をなし、且つ連結孔においては、該係合軸が、そ
の一部分が連結孔の内周面部に食い込む状態を含む圧入
状態にあって、筒体の外周面が円形孔の内周面に押圧さ
れており、又レンズの他面側に突出した止軸に止着部材
が止着されて、頭部と止着部材との間で連結部とレンズ
とが挟着されていることを特徴とするものである。該連
結構造において、連結部材の頭部にその直径方向に長い
突部を設け、或いは該頭部にその側縁に寄せて目印を設
けるのがよい。
【0010】又本発明に係る連結構造のその他は、レン
ズの連結部位に貫設した円形孔に樹脂製の筒体を密接に
挿入して連結孔が形成されると共に、前記連結部には係
合軸が突設され且つその先端に止軸が突設されており、
該係合軸がレンズの一面側から前記連結孔に挿通せしめ
られ、該係合軸は、その一部分が連結孔の内周面部に食
い込む状態を含む圧入状態にあって筒体の外周面が円形
孔の内周面に押圧されており、又レンズの他面側に突出
した止軸に連結部材が止着されていることを特徴とする
ものである。
【0011】又本発明に係る連結構造のその他は、レン
ズ相互を連結するブリッジ部材の連結部又はテンプルの
連結部を、筒部材と軸部材とを用いてレンズに連結す
る、縁無し眼鏡におけるレンズ連結構造である。レンズ
の連結部位に連結孔が設けられると共に、ブリッジ部材
又はテンプルの連結部にはこれに対応して挿通孔が設け
られている。又前記筒部材は、一端で開口して先細化す
る挿入孔が設けられた筒部の他端に挾持板を突設してな
る樹脂製のものであり、該筒部には、その一端から他端
側に至る割溝が、周方向に間隔をおいて複数設けられ、
又該挿入孔の内面部には、第1の係合部が挿入孔の軸線
方向に多段に形成されてなる。又前記軸部材は、前記挿
入孔に押入せしめられる先細化した軸部の基端に挾持板
が突設され且つ該軸部の外面部に、前記第1の係合部と
係合しうる第2の係合部がその軸線方向に多段に形成さ
れてなる。そして、前記連結孔及び挿通孔に、前記筒部
材の筒部が、レンズの一面側から挿通せしめられてお
り、該筒部と前記挿通孔とが、及び該筒部と前記連結孔
とが、夫々、相互に回転不能な形状をなし、又筒部材の
挿入孔に軸部材の軸部が押入されて筒部が拡張せしめら
れ、軸部の第2の係合部が筒部の第1の係合部に係合せ
しめられ、且つ両挾持板間で連結部とレンズとが挟着さ
れていることを特徴とするものである。
【0012】又本発明に係る連結構造のその他は、レン
ズ相互を連結するブリッジ部材の連連結部を、筒部材と
軸部材とを用いてレンズに連結する連結構造の他のタイ
プであり、レンズの連結部位に貫設した円形孔に樹脂製
の筒体が密接に挿入されて連結孔が設けられると共に、
ブリッジ部材又はテンプルの連結部にはこれに対応して
挿通孔が設けられている。筒部材及び軸部材の構成は前
記と同様である。そして、前記連結孔及び挿通孔に、前
記筒部材の筒部がレンズの一面側から挿通せしめられて
おり、筒部材の挿入孔に軸部材の軸部が押入されて筒部
が拡張せしめられ、軸部の第2の係合部が筒部の第1の
係合部に係合せしめられ、且つ筒部材の挾持板と軸部材
の挾持板との間で連結部とレンズとが挟着されており、
又該筒部と前記挿通孔とは相互に回転不能な形状をな
し、且つ連結孔においては、筒部が、その一部分が連結
孔の内周面部に食い込む状態を含む圧入状態にあって、
筒体の外周面が円形孔の内周面に押圧されていることを
特徴とするものである。
【0013】筒部材と軸部材とを用いる前記各連結構造
において、軟質樹脂製の弾性パッキン材を、それに貫設
した挿通孔に軸部が挿通せしめて軸部材の挾持板に当接
状態に装着させておき、該弾性パッキン材を弾性圧縮さ
せて軸部材を筒部材に止着するのがよい。
【0014】又筒部材と軸部材とを用いる前記各連結構
造において、挿入孔を筒部の他端でも開口せしめ、該挿
入孔に挿入された軸部の先端側が挿入孔の該他端開口よ
り突出可能とするのがよい。
【0015】
【作用】然して本発明に係る連結構造が、レンズの連結
孔、及びブリッジ部材又はテンプルの連結部に設けた挿
通孔に、連結部材の係合軸を挿通するものであるとき
は、係合軸と挿通孔とが、及び係合軸と連結孔とが、夫
々、相互に回転不能な形状をなすために、ブリッジ部材
やテンプルは回り止めされてレンズに連結されることと
なる。
【0016】本発明に係る連結構造が、ブリッジ部材又
はテンプルの連結部に突設した係合軸がレンズの連結孔
を挿通するものであるときは、係合軸と連結孔とが相互
に回転不能な形状をなすために、ブリッジ部材やテンプ
ルは回り止めされてレンズに連結されることとなる。
【0017】本発明に係る連結構造が、レンズの連結
孔、及びブリッジ部材又はテンプルの連結部に設けた挿
通孔に、筒部材の筒部を挿通するものであるときは、筒
部と挿通孔とが、及び筒部と連結孔とが、夫々、相互に
回転不能な形状をなすために、ブリッジ部材やテンプル
は回り止めされてレンズに連結されることとなる。
【0018】本発明に係る連結構造が、レンズの円形孔
に筒体を挿入して形成した連結孔、及びブリッジ部材又
はテンプルの連結部に設けた挿通孔に、連結部材の係合
軸を挿通するものであるときは、係合軸と挿通孔とが相
互に回転不能な形状に形成されていること、又連結孔に
おいては、係合軸が連結孔に圧入状態にあって筒体の外
周面が円形孔の内周面に押圧されており摩擦力によっ
て、筒体を介して係合軸とレンズとが一体化しているこ
とから、ブリッジ部材やテンプルは回り止めされてレン
ズに連結されることとなる。
【0019】本発明に係る連結構造が、ブリッジ部材又
はテンプルの連結部に突設した係合軸を、レンズの円形
孔に挿入した筒体の形成する連結孔に圧入するものであ
るときは、筒体の外周面が円形孔の内周面に押圧され
て、摩擦力により、筒体を介して係合軸とレンズとが一
体化し、ブリッジ部材やテンプルは回り止めされてレン
ズに連結されることとなる。
【0020】本発明に係る連結構造が、ブリッジ部材又
はテンプルの連結部に設けた挿通孔に筒部材の筒部を挿
通し、且つレンズの円形孔に筒体を挿入して形成した連
結孔に前記筒部を圧入するものであるときは、筒部と挿
通孔とが相互に回転不能な形状に形成されていること、
又連結孔においては、筒体の外周面が円形孔の内周面に
押圧されていて摩擦力により、筒体を介して係合軸とレ
ンズとが一体化していることから、ブリッジ部材やテン
プルは回り止めされてレンズに連結されることとなる。
【0021】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。第1の実施態様 図1において本発明に係る連結構造は、図2に示すブリ
ッジ部材1の連結部2や、図3に示すテンプル3の連結
部2を、角軸状をなす係合軸4を具えた連結部材5と止
着部材6とを用いてレンズLに連結するものである。以
下テンプル3の連結部に代表させて、本発明の連結構造
を説明する。
【0022】レンズLの連結部位には、図4に示すよう
に角形の孔7が貫設されている。該孔7には、本実施例
においては、角形をなす樹脂製の筒体9が密接に挿入せ
しめられて角形の連結孔10が形成されている(図1
(B))。又連結部2の内端側部分にも、前記係合孔1
0に対応して角形の挿通孔11が設けられている(図1
(C)、図4)。又前記連結部材5は、図4に示すよう
に、連通状態にある挿通孔11と連結孔10に密接に挿
入される係合軸4の一端に頭部12を膨設すると共に、
その他端にはネジ軸として形成された止軸13を突設し
てなる。又前記止着部材6は、止軸(ネジ軸)13に螺
合するナットとして形成されている。
【0023】然して図1に示すように、レンズの凸面側
から該連結部材(連結ネジ)5の角軸状の係合軸4を、
角形の挿通孔11と角形の連結孔10に密接に挿通する
と共に、レンズの凹面側に突出する止軸(ネジ軸)13
に、ワッシャ15を介在させて止着部材(ナット)6を
螺合し緊締することにより、係合軸4と挿通孔11と
が、及び係合軸4と連結孔10とが、夫々、相互に回転
不能な形状であるために(図1(B)(C))、テンプ
ルの連結部2が回り止めされてレンズLに連結されるこ
ととなる。
【0024】本発明に係る連結構造において、テンプル
の連結部2の内端部分に係合軸4が突設され且つその先
端に、ネジ軸として形成された止軸13が突設される場
合がある。図5は、該係合軸4を、前記と同様にして、
レンズの凸面側から、角形をなす樹脂製の筒体9を以て
形成された連結孔10に密接に挿通せしめ、レンズの凹
面側に突出したネジ軸13に止着部材(ナット)6を螺
合し緊締して、連結部2をレンズLに固定した場合を示
すものである。なおこの場合は、連結部と係合軸とネジ
軸部の全体が一体に形成されてもよく、ネジ軸を具える
係合軸が連結部にロウ付されたり、連結部に設けた孔部
や凹部に該係合軸の端部分が圧入されてもよい。
【0025】図6は本発明に係る連結構造の他の態様を
示すものである。連結部材5は、図6〜7に示すよう
に、連通状態にある連結部2の挿通孔11とレンズLの
連結孔10に密接に挿入される角軸状の係合軸4の一端
に頭部12を膨設すると共に、その他端には、基端に向
かって係合面16を有し且つ周方向に連続する鋸刃状の
係合突部17が軸線方向に多段に形成された止軸13を
突設してなり、合成樹脂を以って形成されている。又止
着部材6は、円環状をなし且つその内周面に、前記係合
突部17と弾性的に係合しうる環状の係合溝部19が周
設されてなり、合成樹脂を以って形成されている。
【0026】然して図6に示すように、該連結部材5の
角軸状の係合軸4を、レンズの凸面側から、連結部とレ
ンズとの間に必要に応じ樹脂座金20を介在させて、テ
ンプルに設けた角形の挿通孔11とレンズに設けた角形
の連結孔10に略密接に挿通すると共に、レンズの凹面
側に突出する止軸13に、好ましくは軟質樹脂製の弾性
パッキン材21を介在させて、前記止着部材6を嵌め、
該止着部材6を押し込むと、該弾性パッキン材が弾性圧
縮した状態で、係合突部17と係合溝部19とが係合し
て、止着部材6が連結部材5に安定的に止着される。こ
れにより図6(C)(D)に示すように、係合軸4と挿
通孔11とが、及び係合軸4と連結孔10とが、夫々、
相互に回転不能な形状であるために、テンプルの連結部
2が回り止めされてレンズLに連結されることとなる。
【0027】図8は本発明に係る連結構造の他の態様を
示すものであり、筒部材22と軸部材23とを用いる。
該筒部材22は図9に示すように、一端で開口して先細
化する円形状の挿入孔26をその全長に亘って有する筒
部24の他端に円板状の挾持板25を突設してなり、例
えばナイロン系の樹脂素材を以て成形されている。該筒
部24は、横断面外形が正方形状を呈し、各辺の長さが
筒部全長に亘って略同一である。又、筒部24の各面部
の幅方向中央部位には、筒部一端で開口して軸線方向に
延びて筒部他端側に至る割溝27が設けられている。該
挿入孔の内面部には、挿入孔の先端に向かって係合面2
8を有し且つ周方向に延びる、鋸刃状の第1の係合部2
9が、挿入孔の軸線方向に多段に形成されている。
【0028】又前記軸部材23は、筒部材22の前記挿
入孔26に押入せしめられる先細化する円形軸状に形成
された軸部30の大径端に挾持板31を突設してなり、
例えばナイロン系の樹脂素材を以て成形されている。該
軸部30の外面部には、前記係合部29の係合面28と
当接しうる係合面32を具えた鋸刃状の第2の係合部3
3が、その軸線方向に多段に形成されており、又該軸部
30の大径部側(軸部の基端側の部分)には、軟質樹脂
製(例えばシリコン樹脂製)の円環状をなす弾性パッキ
ン材35を、その挿通孔36に軸部30を挿通させ且つ
挾持板31に当接状態に装着してなる。
【0029】然して図8に示すように、該筒部材22の
角筒状をなす筒部24を、レンズの凸面側から、連結部
とレンズとの間に必要に応じ樹脂座金37を介在させ
て、連結部2に設けた角形の挿通孔11とレンズに設け
た角形の連結孔10に略密接に挿通する。なお筒部24
の長さは、本実施例においては、挾持板25が連通孔の
一端周縁部40に当接した状態(即ち、連結部2の外面
に当接した状態)において、筒部先端24aがレンズL
の凹面側に突出しないように設定されている。
【0030】その後、レンズの凹面側より前記軸部材2
3の軸部30が、筒部材の挿入孔26に押入され、この
押入に伴い、筒部の割溝間の部分41が押し拡げられ、
筒部の外面部が適度に弾性圧縮して、筒部の外面42が
連通孔の内周面43に押圧状態となる。そして、弾性パ
ッキン材35を稍圧縮させて、筒部側の第1の係合部2
9と軸部側の第2の係合部33との最後の係合を行う
と、該弾性パッキン材35の弾性復元作用によって、両
係合部29,33の係合状態が安定的に保持される。こ
れにより、連結部2とレンズLとが両挾持板25,31
によって挟着された状態となり、且つ図8(C)(D)
に示すように、筒部24と挿通孔11とが、及び筒部2
4と連結孔10とが、夫々、相互に回転不能な形状であ
るために、テンプルの連結部2が回り止めされてレンズ
Lに連結されることとなる。
【0031】なお前記連結構造において、レンズが割れ
にくい材質からなるときは、前記した一部の実施例にお
けるように、レンズに貫設された孔をそのまま連結孔と
して用い、該連結孔に係合軸や筒部を直接挿通してもよ
い。
【0032】第2の実施態様 図10〜11は本発明に係る連結構造の他の態様を示す
ものであり、レンズLの連結部位に円形孔43が設けら
れると共に、該円形孔43に、例えばナイロン等の素材
を以て形成した円筒状をなす軟質合成樹脂製の筒体45
が密接に挿入されている。又連結部2の内端側部分に
は、前記筒体の挿入によって形成された円形の連結孔4
6(図10)と位置合わせして角形の挿通孔11が設け
られている。
【0033】連結部2をレンズLに連結するための連結
部材5は、前記と同様に構成されており、角軸状をなす
係合軸4の一端に頭部12を有しその他端にネジ軸13
を有する。該連結部材5は、レンズの凸面側から、角形
の挿通孔11と連結孔46に挿通せしめられ、角形の挿
通孔11においては、図12(A)に示すように係合軸
4が密接に挿通する。
【0034】一方連結孔46においては、図12(B)
に示すように、係合軸4の角部分47が筒体の内周面部
49に弾性的に食い込んだ圧入状態にある。そしてレン
ズの凹面側より突出する止軸(ネジ軸)13に止着部材
(ナット)6が螺合され緊締されている。従って、該食
い込み部分においては、筒体の外周面50が円形孔の内
周面51に強く押圧された状態にあり、これによる摩擦
力によって、該筒体45を介して係合軸4とレンズLと
が一体化している。又係合軸4と連結部2とが、図12
(A)で示すように相互に回転不能であることから、テ
ンプル3の連結部2は、回り止めされてレンズLに連結
された状態にある。
【0035】なおこのように係合軸4を連結孔46に圧
入する場合は、図13に示すように、連結部材5の頭部
12に、直径方向に長い突部52を設けたり、或いは図
14に示すように、頭部12の縁側に寄せて目印53を
設けておくことにより、例えば、図13のように突部5
2が上下向きにある状態や図14のように目印53が下
位置に存する状態を以って、テンプルの取り付け向きが
正しいものと定めることができる。
【0036】又図15は、本発明に係る連結構造の他の
実施例を示すものであり、前記連結部材におけると同様
の係合軸4が連結部2の内端部分に突設されると共に、
その先端にネジ軸として形成された止軸13が突設され
ている。そして該係合軸4が筒体45による連結孔46
に圧入状態に挿通せしめられ、レンズの凹面側に突出す
る止軸(ネジ軸)13に、ナットとしての止着部材6が
螺合され緊締されて、連結部2がレンズLに固定されて
いる。
【0037】この場合も、図12(B)におけると同様
にして、係合軸4が、筒体45による連結孔46に、そ
の角部分47が筒体の内周面部49に食い込んだ状態に
挿通せしめられ、筒体の外周面50がレンズの円形孔4
3の内周面51に押圧され、これによる摩擦力によっ
て、筒体45を介して係合軸4とレンズLとが一体化し
ていることから、テンプル3の連結部2は、回り止めさ
れてレンズLに連結された状態にある。なおこの場合
は、連結部と角軸部とネジ軸部の全体が一体に形成され
てもよく、ネジ軸を具える角軸部が連結部にロウ付され
たり、連結部に設けた孔部や凹部に該角軸部の端部分が
圧入されてもよい。
【0038】図16は本発明に係る連結構造の他の態様
を示すものであり、図7に示すと同様構成の連結部材5
と止着部材6を用いてなる。係合軸4が、図12(B)
におけると同様にして、筒体45による連結孔46に、
その角部分47が筒体の内周面部49に食い込んだ圧入
状態に挿通せしめられ、筒体の外周面50が円形孔43
の内周面51に押圧され、これによる摩擦力によって、
筒体45を介して係合軸4とレンズLとが一体化してい
る。そして、係合軸4と連結部2とが図12(A)にお
けると同様にして相互に回転不能であることから、テン
プル3の連結部2は、回り止めされてレンズ6に連結さ
れた状態にある。
【0039】図17は本発明に係る連結構造の他の態様
を示すものであり、図9に示すと同様構成の筒部材22
と軸部材23を用いてなる。筒体45によって形成され
た連結孔46及び連結部2の挿通孔11に、前記筒部材
22の筒部24がレンズの凸面側から挿通せしめられて
おり、筒部材22の挿入孔26に軸部材23の軸部30
が押入されて筒部が拡張せしめられ、図17(B)に示
すように軸部30の第2の係合部33が筒部24の第1
の係合部29に係合せしめられ、且つ筒部材の挾持板2
5と軸部材の挾持板31との間で連結部2とレンズLと
が挟着されており、該筒部24と前記挿通孔11とは、
図17(C)に示すように相互に回転不能な形状をな
し、且つ連結孔においては、図17(D)に示すように
筒部の角部分48が筒体の内周面部49に食い込む圧入
状態にあって、筒体の外周面50が円形孔の内周面51
に押圧され、摩擦力により筒部24とレンズLとが一体
化している。従ってテンプルの連結部2は、回り止めさ
れてレンズLに連結された状態にある。
【0040】その他の実施態様 本発明に係る連結構造において、レンズに角形の連
結孔を設ける場合、該連結孔は、前記した四角形状のも
のに限定されることなく、六角形状や三角形状さらには
星形状等の各種の角形形態(コーナ部分が湾曲面のもの
を含む)に形成されるものであり、その形態に合致する
ように連結部材の係合軸が形成される。又、レンズに設
けた円形孔に筒体を密接に挿入する場合における連結部
材の係合軸や、連結部に固定される係合軸は、前記のよ
うな直方体状をなすものには限定されず、三角柱状や六
角柱状さらには断面星形状等の各種の角柱形態(コーナ
部分が湾曲面のものを含む)をなすものに形成されてよ
い。図18は、断面星形の係合軸4を有する連結部材5
及び該係合軸4が挿通する星形状の連結孔10を例示す
るものである。該星形状の孔には、断面星形状の角形孔
を有する図19に示すような樹脂製の筒体9が密接に挿
入されて、該筒体の角形孔が連結孔とされてもよい。
【0041】図20は、レンズLに円形孔43を設ける
と共に、該円形孔43に、前記と同様構成の筒体45を
密接に挿入し、該筒体の形成する連結孔46に、前記と
同様の構成を有する断面星形状の係合軸4を圧入した場
合を示す。
【0042】 本発明に係る連結構造が、レンズに設
けた連結孔、及びブリッジ部材又はテンプルの連結部に
設けた挿通孔に、係合軸又は筒部を挿通するものである
ときは、要は、係合軸又は筒部と、挿通孔とが、及び係
合軸又は筒部と、連結孔とが、夫々、相互に回転不能な
形状に形成されていればよい。従って本発明に係る構造
は例えば次のようにも構成されうる。
【0043】図21は、連結部材5をネジ軸として形成
するとき、係合軸4を断面楕円形に形成した場合を示
す。それに合わせて、連結部2の挿通孔11及びレンズ
Lの連結孔12を楕円形孔に形成している。この場合
も、係合軸を角軸状に形成した場合と同様にして、図2
0(B)(C)に示すように、係合軸4と挿通孔11と
が、及び係合軸4と連結孔10とが、夫々、相互に回転
不能な形状であるため、連結部2は、回り止めされてレ
ンズLに連結された状態となる。なお図示はしないが、
前記孔に、係合軸を挿通させる筒体9を装着する場合、
該筒体も、同様にして楕円形筒状に形成される。又連結
部材を、図9に示すような筒部材22に代えた場合に
は、その筒部24も楕円形筒状に形成することができ
る。
【0044】又本発明に係る連結構造が、レンズの円形
孔に装着された筒体が形成する連結孔、及びブリッジ部
材又はテンプルの連結部に設けた挿通孔に、係合軸又は
筒部を挿通するものであるときは、要は、係合軸又は筒
部と、挿通孔とが、相互に回転不能な形状に形成されて
いること、又連結孔においては、係合軸又は筒部が、そ
の一部分が連結孔の内周面部に食い込む状態を含む圧入
状態にあればよい。従って本発明に係る連結構造は例え
ば次のようにも構成されうる。
【0045】図22は、図21に示すようなネジ軸とし
て形成した連結部材5の断面楕円形の係合軸4を、レン
ズの円形孔43に筒体45を密接に挿通して形成した連
結孔(円形孔等)46に圧入して、筒体の外周面50が
円形孔の内周面51に押圧された状態としそれによる摩
擦力によって係合軸4とレンズLとを一体化した構成を
示すものである。なお図示はしないが、連結部材を図9
に示すような筒部材22に代えた場合には、その筒部2
4も同様にして楕円形筒状に形成することができる。
【0046】 本発明に係る連結構造が筒部材と軸部
材を用いる場合、筒部材に設けた挿入孔は筒部の他端で
開口してもよい。この場合は、軸部材の軸部を比較的長
く形成しておくことにより、この軸部を、該挿入孔の他
端開口より突出させることができる。このようにする
と、連結されるべきレンズや連結部の肉厚が異なる場合
においても、同一の部材(筒部材と軸部材)を用いて連
結できる利点がある。
【0047】例えば、レンズが厚肉の場合には、軸部が
筒部の他端開口より突出しないが、レンズLが薄肉の場
合には、図23に示すように、軸部30の先端部分52
が挿入孔の他端開口53より突出する場合が生ずる。こ
の場合は、突出した部分を適宜切除する。
【0048】 本発明に係る連結構造が筒部材と軸部
材を用いる場合、筒部の一端で開口する割溝27は、筒
部の対向部にのみ設けてよい。或いは120度の角度ピ
ッチで設けられる等、対向状態に設けられない場合もあ
る。又軸部材は金属を以て形成されることもある。
【0049】 実施例を説明する各図においては、連
結部材又は筒部材をレンズの凸面側から挿通する場合を
示しているが、レンズの凹面側から挿通してもよい。又
連結部は、レンズの凹面側に当てがってもよく、その場
合における連結部材又は筒部材の挿通は、レンズの凸面
側からでも凹面側からでもよい。
【0050】
【発明の効果】本発明の前記第1の態様によるときは、
連結部材の係合軸又は筒部材の筒部を、ブリッジ部材や
テンプルの連結部に設けた挿通孔及びレンズの連結孔に
挿通するだけで、連結部とレンズとが確実に回り止めさ
れる。又本発明の前記第2の態様によるときは、ドリル
を用いて容易に形成できる円形孔に挿入した筒体の形成
する連結孔に、連結部材の係合軸又は筒部材の筒部を圧
入するだけで、連結部とレンズとが確実に回り止めされ
る。このように本発明は、簡易な構造のものである。
【0051】従って、従来の縁無し眼鏡におけるブリッ
ジ部材の連結部やテンプルの連結部を形成するに際し
て、連結部本体の端部に当接片をロウ付しこれに連結片
をロウ付するといった従来のロウ付工程が不要となり、
縁無し眼鏡の製造能率の向上を期しうる。又、レンズ周
面と当接する当接片が設けられないため、当接片による
無理な押圧に起因してレンズ欠けやレンズ割れが引き起
こされるといった従来の問題点が解消されることとな
る。又当接片が省略されることから、眼鏡デザインの新
しい方向が開けることともなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】連結構造の一実施例を説明する一部を断面した
説明図である。
【図2】連結構造がブリッジ部材の連結に応用された場
合を示す斜視図である。
【図3】連結構造がテンプルの連結に応用された場合を
示す斜視図である。
【図4】連結構造を説明する分解斜視図である。
【図5】連結構造の他の態様を説明する一部を断面した
説明図である。
【図6】連結構造のその他の態様を説明する一部を断面
した説明図である。
【図7】図6の連結構造に用いる連結部材と止着部材を
示す斜視図である。
【図8】連結構造のその他の態様を説明する一部を断面
した説明図である。
【図9】図8に示す連結構造に用いる筒部材と軸部材を
示す斜視図である。
【図10】連結構造のその他の態様を説明する一部を断
面した説明図である。
【図11】図10に示す連結構造を説明する分解斜視図
である。
【図12】図11に示す連結構造の作用を説明する断面
図である。
【図13】位置決め用の突部を具える連結部材を用いた
連結構造を示す斜視図である。
【図14】位置決め用の目印を具える連結部材を用いた
連結構造を示す斜視図である。
【図15】連結構造のその他の態様を説明する一部を断
面した説明図である。
【図16】連結構造のその他の態様を説明する一部を断
面した説明図である。
【図17】連結構造のその他の態様を説明する一部を断
面した説明図である。
【図18】連結部材の他の態様を、それが挿通されるレ
ンズの連結孔と共に示す斜視図である。
【図19】角筒体の他の例を示す斜視図である。
【図20】断面星形状の係合軸を有する連結部材を円筒
体の形成する連結孔に圧入した状態を説明する断面図で
ある。
【図21】断面楕円形状の係合軸を有する連結部材を用
いた連結構造を説明する分解斜視図と断面図である。
【図22】断面楕円形状の係合軸を有する連結部材を用
いた連結構造の他の態様を説明する断面図である。
【図23】連結構造のその他の態様を説明する一部を断
面した説明図である。
【図24】ブリッジ部材及びテンプルの従来の連結構造
を説明する正面図である。
【図25】テンプルをレンズに連結した従来の連結構造
を説明する断面図である。
【符号の説明】
1 ブリッジ部材 2 連結部 3 テンプル 4 係合軸 5 連結部材 6 止着部材 7 孔 9 筒体 10 連結孔 11 挿通孔 12 頭部 13 止軸 17 係合突部 19 係合溝部 22 筒部材 23 軸部材 24 筒部 25 挾持板 26 挿入孔 27 割溝 28 係合面 29 第1の係合部 30 軸部 31 挾持板 32 係合面 33 第2の係合部 35 弾性パッキン材 36 挿入孔 43 円形孔 45 筒体 46 連結孔 47 角部分 49 内周面部 52 突部 53 目印 L レンズ

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レンズ相互を連結するブリッジ部材の連
    結部又はテンプルの連結部をレンズに連結する、縁無し
    眼鏡におけるレンズ連結構造であって、 レンズの連結部位に設けた連結孔、及びこれに対応して
    ブリッジ部材又はテンプルの連結部に設けた挿通孔に、
    係合軸の一端に頭部が膨設され且つ他端に止軸が突設さ
    れてなる連結部材の該係合軸が、レンズの一面側から挿
    通せしめられており、該係合軸と前記挿通孔とが、及び
    該係合軸と前記連結孔とが、夫々、相互に回転不能な形
    状をなし、レンズの他面側に突出した止軸に止着部材が
    止着されて、頭部と止着部材との間で連結部とレンズと
    が挟着されていることを特徴とする縁無し眼鏡における
    レンズ連結構造。
  2. 【請求項2】 レンズ相互を連結するブリッジ部材の連
    結部又はテンプルの連結部をレンズに連結する、縁無し
    眼鏡におけるレンズ連結構造であって、 レンズの連結部位に連結孔が設けられると共に、ブリッ
    ジ部材又はテンプルの前記連結部には係合軸が突設され
    且つその先端に止軸が突設されており、該係合軸が、レ
    ンズの一面側から前記連結孔に挿通せしめられており、
    該係合軸と連結孔とが相互に回転不能な形状をなし、レ
    ンズの他面側に突出した止軸に止着部材が止着されてい
    ることを特徴とする縁無し眼鏡におけるレンズ連結構
    造。
  3. 【請求項3】 レンズ相互を連結するブリッジ部材の連
    結部又はテンプルの連結部をレンズに連結する、縁無し
    眼鏡におけるレンズ連結構造であって、 レンズの連結部位に貫設した円形孔に樹脂製の筒体を密
    接に挿入して形成された連結孔、及びこれに対応してブ
    リッジ部材又はテンプルの前記連結部に設けた挿通孔
    に、係合軸の一端に頭部が膨設され且つ他端に止軸が突
    設されてなる連結部材の該係合軸が、レンズの一面側か
    ら挿通せしめられ、該係合軸と前記挿通孔とが相互に回
    転不能な形状をなし、且つ連結孔においては、該係合軸
    が、その一部分が連結孔の内周面部に食い込む状態を含
    む圧入状態にあって、筒体の外周面が円形孔の内周面に
    押圧されており、又レンズの他面側に突出した止軸に止
    着部材が止着されて、頭部と止着部材との間で連結部と
    レンズとが挟着されていることを特徴とする縁無し眼鏡
    におけるレンズ連結構造。
  4. 【請求項4】 レンズ相互を連結するブリッジ部材の連
    結部又はテンプルの連結部をレンズに連結する、縁無し
    眼鏡におけるレンズ連結構造であって、 レンズの連結部位に貫設した円形孔に樹脂製の筒体を密
    接に挿入して連結孔が形成されると共に、前記連結部に
    は係合軸が突設され且つその先端に止軸が突設されてお
    り、該係合軸がレンズの一面側から前記連結孔に挿通せ
    しめられ、該係合軸は、その一部分が連結孔の内周面部
    に食い込む状態を含む圧入状態にあって筒体の外周面が
    円形孔の内周面に押圧されており、又レンズの他面側に
    突出した止軸に連結部材が止着されていることを特徴と
    する縁無し眼鏡におけるレンズ連結構造。
  5. 【請求項5】 連結部材の頭部に、その直径方向に長い
    突部が設けられていることを特徴とする請求項3記載の
    縁無し眼鏡におけるレンズ連結構造。
  6. 【請求項6】 連結部材の頭部に、その側縁に寄せて目
    印が設けられていることを特徴とする請求項3記載の縁
    無し眼鏡におけるレンズ連結構造。
  7. 【請求項7】 レンズ相互を連結するブリッジ部材の連
    結部又はテンプルの連結部を、筒部材と軸部材とを用い
    てレンズに連結する、縁無し眼鏡におけるレンズ連結構
    造であって、 レンズの連結部位に連結孔が設けられると共に、ブリッ
    ジ部材又はテンプルの連結部にはこれに対応して挿通孔
    が設けられ、 前記筒部材は、一端で開口して先細化する挿入孔が設け
    られた筒部の他端に挾持板を突設してなる樹脂製のもの
    であり、該筒部には、その一端から他端側に至る割溝
    が、周方向に間隔をおいて複数設けられ、又該挿入孔の
    内面部には、第1の係合部が挿入孔の軸線方向に多段に
    形成されてなり、 一方前記軸部材は、前記挿入孔に押入せしめられる先細
    化した軸部の基端に挾持板が突設され且つ該軸部の外面
    部に、前記第1の係合部と係合しうる第2の係合部がそ
    の軸線方向に多段に形成されてなり、 前記連結孔及び挿通孔に、前記筒部材の筒部が、レンズ
    の一面側から挿通せしめられており、該筒部と前記挿通
    孔とが、及び該筒部と前記連結孔とが、夫々、相互に回
    転不能な形状をなし、又筒部材の挿入孔に軸部材の軸部
    が押入されて筒部が拡張せしめられ、軸部の第2の係合
    部が筒部の第1の係合部に係合せしめられ、且つ両挾持
    板間で連結部とレンズとが挟着されていることを特徴と
    する縁無し眼鏡における眼鏡レンズ連結構造。
  8. 【請求項8】 レンズ相互を連結するブリッジ部材の連
    結部又はテンプルの連結部を、筒部材と軸部材とを用い
    てレンズに連結する、縁無し眼鏡におけるレンズ連結構
    造であって、 レンズの連結部位に貫設した円形孔に樹脂製の筒体が密
    接に挿入されて連結孔が設けられると共に、ブリッジ部
    材又はテンプルの連結部にはこれに対応して挿通孔が設
    けられ、 前記筒部材は、一端で開口して先細化する挿入孔が設け
    られた筒部の他端に挾持板を突設してなる樹脂製のもの
    であり、該筒部には、その一端から他端側に至る割溝
    が、周方向に間隔をおいて複数設けられ、又該挿入孔の
    内面部には、第1の係合部が挿入孔の軸線方向に多段に
    形成されてなり、 一方前記軸部材は、前記挿入孔に押入せしめられる先細
    化した軸部の基端に挾持板が突設され且つ該軸部の外面
    部に、前記第1の係合部と係合しうる第2の係合部がそ
    の軸線方向に多段に形成されてなり、 前記連結孔及び挿通孔に、前記筒部材の筒部がレンズの
    一面側から挿通せしめられており、筒部材の挿入孔に軸
    部材の軸部が押入されて筒部が拡張せしめられ、軸部の
    第2の係合部が筒部の第1の係合部に係合せしめられ、
    且つ筒部材の挾持板と軸部材の挾持板との間で連結部と
    レンズとが挟着されており、又該筒部と前記挿通孔とは
    相互に回転不能な形状をなし、且つ連結孔においては、
    筒部が、その一部分が連結孔の内周面部に食い込む状態
    を含む圧入状態にあって、筒体の外周面が円形孔の内周
    面に押圧されていることを特徴とする縁無し眼鏡におけ
    るレンズ連結構造。
  9. 【請求項9】 軟質樹脂製の弾性パッキン材が、それに
    貫設した挿通孔に軸部が挿通せしめられて挾持板に当接
    状態に装着されてなる軸部材を用い、該弾性パッキン材
    を弾性圧縮させて軸部材を筒部材に止着することを特徴
    とする請求項7又は8記載の縁無し眼鏡におけるレンズ
    連結構造。
  10. 【請求項10】 挿入孔を筒部の他端でも開口せしめ、
    該挿入孔に挿入された軸部の先端側が挿入孔の該他端開
    口より突出可能としたことを特徴とする請求項7又は8
    記載の縁無し眼鏡におけるレンズ連結構造。
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