JP2541589Y2 - 電解コンデンサ - Google Patents
電解コンデンサInfo
- Publication number
- JP2541589Y2 JP2541589Y2 JP1989096971U JP9697189U JP2541589Y2 JP 2541589 Y2 JP2541589 Y2 JP 2541589Y2 JP 1989096971 U JP1989096971 U JP 1989096971U JP 9697189 U JP9697189 U JP 9697189U JP 2541589 Y2 JP2541589 Y2 JP 2541589Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- capacitor
- capacitor elements
- outer case
- assembly
- electrolytic
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、電解コンデンサの改良にかかり、特にイ
ンピーダンス特性を改善した多素子の電解コンデンサに
関する。
ンピーダンス特性を改善した多素子の電解コンデンサに
関する。
通常の電解コンデンサ、特に同一外装ケース内に複数
個のコンデンサ素子を収納する電解コンデンサでは、例
えば実公昭59−34126号公報、実開昭51−37254号公報、
あるいは実公昭38−27455号公報に記載された考案等の
ように、同一外装ケース内に円筒状のコンデンサ素子を
収納していた。
個のコンデンサ素子を収納する電解コンデンサでは、例
えば実公昭59−34126号公報、実開昭51−37254号公報、
あるいは実公昭38−27455号公報に記載された考案等の
ように、同一外装ケース内に円筒状のコンデンサ素子を
収納していた。
一般的に電解コンデンサは、高周波領域において等価
直列抵抗と等価直列インダクタンスが支配的となる。そ
のため、特に、スイッチング電源等に用いる平滑用の電
解コンデンサにおいては、高周波領域での低インピーダ
ンスが要求される。この高周波領域での低インピーダン
スを実現するには、複数の電解コンデンサを基板上で並
列に接続し、あるいは同一外装ケース内で複数のコンデ
ンサ素子を並列することが考えられ、前記のような考案
等が提案されている。
直列抵抗と等価直列インダクタンスが支配的となる。そ
のため、特に、スイッチング電源等に用いる平滑用の電
解コンデンサにおいては、高周波領域での低インピーダ
ンスが要求される。この高周波領域での低インピーダン
スを実現するには、複数の電解コンデンサを基板上で並
列に接続し、あるいは同一外装ケース内で複数のコンデ
ンサ素子を並列することが考えられ、前記のような考案
等が提案されている。
ところが、昨今の電子機器の小型化に伴い、大容量の
電解コンデンサを複数並列することは困難となってい
る。また、同一の外装ケース内に複数のコンデンサ素子
を収納して高周波特性の改善を図る場合でも、他の電子
部品と同様の小型化を要求される。
電解コンデンサを複数並列することは困難となってい
る。また、同一の外装ケース内に複数のコンデンサ素子
を収納して高周波特性の改善を図る場合でも、他の電子
部品と同様の小型化を要求される。
しかしながら、同一の外装ケース内に大容量のコンデ
ンサ素子を収納する場合、現実的には2個ないし4個の
コンデンサ素子を収納することが限界であり、小型化の
妨げとなっているとともに、外装ケース内での収納効率
も決してよいとは言えない。
ンサ素子を収納する場合、現実的には2個ないし4個の
コンデンサ素子を収納することが限界であり、小型化の
妨げとなっているとともに、外装ケース内での収納効率
も決してよいとは言えない。
この考案の目的は、電解コンデンサの高周波特性を改
善した小型電解コンデンサを提供することにある。
善した小型電解コンデンサを提供することにある。
この考案は、対向する一対の平坦部を有する長円状の
コンデンサ素子を複数隣接させてコンデンサ素子の集合
体を形成し、有底筒状の外装ケースに収納した電解コン
デンサにおいて、コンデンサ素子の長径寸法を順次異な
らせ、コンデンサ素子の集合体の外観形状を外装ケース
の収納空間に適合させたことを特徴としている。
コンデンサ素子を複数隣接させてコンデンサ素子の集合
体を形成し、有底筒状の外装ケースに収納した電解コン
デンサにおいて、コンデンサ素子の長径寸法を順次異な
らせ、コンデンサ素子の集合体の外観形状を外装ケース
の収納空間に適合させたことを特徴としている。
この考案では、図面に示したように、対向する一対の
平坦部を有する長円状のコンデンサ素子1を複数並列さ
せ、絶縁材からなる粘着テープ6等を巻回してコンデン
サ素子1の集合体7を形成し、この集合体7をアルミニ
ウム等からなる有底筒状の外装ケース3に収納してい
る。そして、コンデンサ素子1の集合体7における個別
のコンデンサ素子1の集合体7における個別のコンデン
サ素子1の長径寸法は、隣接する別のコンデンサ素子1
の長径寸法と順次異なるように形成されている。
平坦部を有する長円状のコンデンサ素子1を複数並列さ
せ、絶縁材からなる粘着テープ6等を巻回してコンデン
サ素子1の集合体7を形成し、この集合体7をアルミニ
ウム等からなる有底筒状の外装ケース3に収納してい
る。そして、コンデンサ素子1の集合体7における個別
のコンデンサ素子1の集合体7における個別のコンデン
サ素子1の長径寸法は、隣接する別のコンデンサ素子1
の長径寸法と順次異なるように形成されている。
そのため、コンデンサ素子1の集合体7の側面におけ
る断面形状は、円状に近くなり、集合体7の外観形状は
外装ケース3の収納空間の形状に適合したものとなるの
で、外装ケース3内における収納効率が向上することに
なる。
る断面形状は、円状に近くなり、集合体7の外観形状は
外装ケース3の収納空間の形状に適合したものとなるの
で、外装ケース3内における収納効率が向上することに
なる。
次いで、この考案の実施例を図面にしたがい説明す
る。
る。
第1図は、この考案の実施例を示した部分断面図、第
2図はこの考案の実施例によるコンデンサ素子の集合体
を示す斜視図である。
2図はこの考案の実施例によるコンデンサ素子の集合体
を示す斜視図である。
コンデンサ素子1は、図示しない両極電極箔と電解紙
とを巻回し形成するとともに、押圧加工を施して対向す
る一対の平坦部を有する長円状に形成する。あるいは、
両極電極箔および電解紙を板状の巻芯によって断続的に
巻き取り長円状のコンデンサ素子1を形成してもよい。
とを巻回し形成するとともに、押圧加工を施して対向す
る一対の平坦部を有する長円状に形成する。あるいは、
両極電極箔および電解紙を板状の巻芯によって断続的に
巻き取り長円状のコンデンサ素子1を形成してもよい。
両極電極箔には、電極を外部に導く帯状のリード線4
が接続され、コンデンサ素子1の端面から突出してい
る。
が接続され、コンデンサ素子1の端面から突出してい
る。
このように形成された長円状のコンデンサ素子1を、
第2図に示したように、複数個並列して互いに隣接させ
る。このとき、複数並列されるコンデンサ素子1aは、そ
の長径寸法が互いに隣接する他のコンデンサ素子1bの長
径寸法と順次異なるように配列する。
第2図に示したように、複数個並列して互いに隣接させ
る。このとき、複数並列されるコンデンサ素子1aは、そ
の長径寸法が互いに隣接する他のコンデンサ素子1bの長
径寸法と順次異なるように配列する。
この実施例では6個のコンデンサ素子1を、各コンデ
ンサ素子1のリード線4がこの集合体7の同一の端面か
ら導出されるように隣接させた。
ンサ素子1のリード線4がこの集合体7の同一の端面か
ら導出されるように隣接させた。
そして、並列された複数のコンデンサ素子1の外周に
は、ポリプロピレン等の絶縁材からなる粘着テープ6が
巻回され、コンデンサ素子1の集合体7を形成する。こ
の粘着テープ6はコンデンサ素子1の側面もしくは端面
あるいはその両方に巻回する。
は、ポリプロピレン等の絶縁材からなる粘着テープ6が
巻回され、コンデンサ素子1の集合体7を形成する。こ
の粘着テープ6はコンデンサ素子1の側面もしくは端面
あるいはその両方に巻回する。
このコンデンサ素子1の集合体7は、アルミニウム等
からなる有底筒状の外装ケース3に収納されるととも
に、外装ケース3の開口部には、外部接続用の端子5が
固着された封口板2が装着され、外装ケース3を密封し
ている。
からなる有底筒状の外装ケース3に収納されるととも
に、外装ケース3の開口部には、外部接続用の端子5が
固着された封口板2が装着され、外装ケース3を密封し
ている。
この実施例による電解コンデンサは、長円状に形成さ
れたコンデンサ素子1が、その長径寸法が順次異なる他
のコンデンサ素子1とともに並列され、コンデンサ素子
1の集合体7を形成するとともに、この集合体7の外観
形状が外装ケース3の収納空間に適合するように形成さ
れている。
れたコンデンサ素子1が、その長径寸法が順次異なる他
のコンデンサ素子1とともに並列され、コンデンサ素子
1の集合体7を形成するとともに、この集合体7の外観
形状が外装ケース3の収納空間に適合するように形成さ
れている。
そのため、複数のコンデンサ素子1を効率的に外装ケ
ース3に収納することができるようになる。
ース3に収納することができるようになる。
なお、この実施例では、外装ケース3に複数のコンデ
ンサ素子1からなる集合体7を収納したが、いずれかの
コンデンサ素子1を、定格静電容量等の電気的特性の異
なるものとしてもよい。
ンサ素子1からなる集合体7を収納したが、いずれかの
コンデンサ素子1を、定格静電容量等の電気的特性の異
なるものとしてもよい。
以上のように、この考案は、対向する一対の平坦部を
有する長円状のコンデンサ素子を複数隣接させてコンデ
ンサ素子の集合体を形成し、有底筒状の外装ケースに収
納した電解コンデンサにおいて、コンデンサ素子の長径
寸法を順次異ならせ、コンデンサ素子の集合体の外観形
状を外装ケースの収納空間に適合させたことを特徴とし
ているので、複数のコンデンサ素子を、外装ケース内に
効率的に収納することができる。
有する長円状のコンデンサ素子を複数隣接させてコンデ
ンサ素子の集合体を形成し、有底筒状の外装ケースに収
納した電解コンデンサにおいて、コンデンサ素子の長径
寸法を順次異ならせ、コンデンサ素子の集合体の外観形
状を外装ケースの収納空間に適合させたことを特徴とし
ているので、複数のコンデンサ素子を、外装ケース内に
効率的に収納することができる。
そのため、高周波領域でのインピーダンス特性を向上
させるために複数のコンデンサ素子が必要とされる場合
でも、電解コンデンサ自体を大型化させる必要がなく、
その専有空間を最小限に抑制することができる。
させるために複数のコンデンサ素子が必要とされる場合
でも、電解コンデンサ自体を大型化させる必要がなく、
その専有空間を最小限に抑制することができる。
第1図は、この考案の実施例を示した部分断面図、第2
図はこの考案の実施例によるコンデンサ素子の集合体を
示す斜視図である。 1……コンデンサ素子、2……封口板、3……外装ケー
ス、4……リード線、5……端子、6……粘着テープ、
7……集合体。
図はこの考案の実施例によるコンデンサ素子の集合体を
示す斜視図である。 1……コンデンサ素子、2……封口板、3……外装ケー
ス、4……リード線、5……端子、6……粘着テープ、
7……集合体。
Claims (1)
- 【請求項1】それぞれ対向する一対の平坦部を備えると
ともに、順次異なる長径寸法からなる複数の長円形のコ
ンデンサ素子を束ねて外装ケースの収納空間に適合させ
たコンデンサ素子の集合体を形成し、このコンデンサ素
子の集合体を有底筒状の外装ケースに収納したことを特
徴とする電解コンデンサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989096971U JP2541589Y2 (ja) | 1989-08-19 | 1989-08-19 | 電解コンデンサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989096971U JP2541589Y2 (ja) | 1989-08-19 | 1989-08-19 | 電解コンデンサ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0336126U JPH0336126U (ja) | 1991-04-09 |
JP2541589Y2 true JP2541589Y2 (ja) | 1997-07-16 |
Family
ID=31646135
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989096971U Expired - Fee Related JP2541589Y2 (ja) | 1989-08-19 | 1989-08-19 | 電解コンデンサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2541589Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102576609B (zh) * | 2009-09-30 | 2014-04-09 | 三洋电机株式会社 | 电解电容器 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6367232U (ja) * | 1986-10-21 | 1988-05-06 | ||
JPS6384925U (ja) * | 1986-11-25 | 1988-06-03 |
-
1989
- 1989-08-19 JP JP1989096971U patent/JP2541589Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0336126U (ja) | 1991-04-09 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |