JP2539884Y2 - 筐体扉のロック構造 - Google Patents

筐体扉のロック構造

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JP2539884Y2
JP2539884Y2 JP8503391U JP8503391U JP2539884Y2 JP 2539884 Y2 JP2539884 Y2 JP 2539884Y2 JP 8503391 U JP8503391 U JP 8503391U JP 8503391 U JP8503391 U JP 8503391U JP 2539884 Y2 JP2539884 Y2 JP 2539884Y2
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JP
Japan
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lock
housing
housing door
handle
lock rod
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JP8503391U
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JPH0535985U (ja
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哲世 大内
俊治 神谷
敏秀 稲葉
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、筐体扉のロック構造に
関する。電子通信機器などの筐体扉のロック構造は、筐
体の高さをより高くし、高密度実装するようになってく
ると、筐体扉の上下両側間に跨がるロック機構の間隔も
長くなりロックを確実に行うには構成部品の寸法精度を
抑える必要があるが、製造コストの観点から寸法精度は
ラフにして組立時の調整(寸法合わせ)により逃げるこ
とが要望されている。
【0002】
【従来の技術】従来は図3の一部破断を含む要部斜視図
に示すように、筐体1の開口部側端の上下に備えたヒン
ジ1aにより片開きに回動開閉する筐体扉2と、筐体扉2
に固設された軸受部3に枢着され筐体扉2の上下両端間
に跨がる1本の長尺丸棒の両端に上下対称に十手形に分
岐した係止ピン14a を備えるロック棒14と、筐体扉2の
開閉操作のし易い高さ位置に開けた窓孔2aから覗かせ一
端に穿設した取付用丸孔15a に取付ねじ9を挿通しロッ
ク棒14の取付用ねじ孔14b に固定し窓孔2aから他端に手
を掛け押し/引きすることによりロック棒14を軸中心に
回動する把手15と、引いた把手15を戻すようにロック棒
14に挿着した捩じりばね6と、ロック棒14の回動範囲を
規制するようにロック棒14に固定したストッパ7と、ロ
ック棒14の係止ピン14a を係合するように筐体1の上下
位置に固定した板金加工のかぎ形のフック部8とで構成
されている。このフック部8は筐体間口(開口部分)の
有効実装領域を狭めないように間口部分には僅かに入り
込ませて取付け、係止ピン14a とはフック部8の素材で
ある板金の板厚だけで係合している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな上記ロック構造によれば、とくに筐体高さが高くな
り上下のフック部間の間隔が拡がってくると、ロック棒
の長さも、より長尺のものとなり、フック部間の間隔及
び係止ピンの先端間隔の各寸法精度を出すのが難しくな
り、フック部と係止ピンとの係合代(重なり代)が板金
の板厚だけで係合し少ないため、相互の寸法精度が悪い
と係合しない場合や係合しても外れる恐れがあった。
【0004】その解決策として、例えばフック部間の間
隔を狭めるとか、係止ピンの突出長さをより長くして、
フック部と係止ピンとの重なり代を大きく十分に取る等
の対策が考えられるが、そうすると筐体間口(開口部
分)の有効実装領域は狭められるという問題が生じる。
そのため、ロック棒の係止ピンとフック部との係合代を
板金の板厚だけにしても外れないように厳しい寸法精度
で加工、組立を行なわなければならず、そうするのはロ
ック棒が長尺のため容易でなく、また製造コスト高にな
るといった問題があった。
【0005】上記問題点に鑑み、本考案は関連構成部品
の加工、組立寸法精度を緩め、組立調整により確実にロ
ックすることのできる筐体扉のロック構造を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案の筐体扉のロック構造においては、ロック棒
を把手の取付け中心位置で2分割して結合用ねじ孔を穿
設し、該結合用ねじ孔に対応し前記把手に軸方向の結合
用長孔を穿設する。
【0007】
【作用】ロック棒を把手の取付け中心位置で2分割して
結合用ねじ孔を穿設し、該結合用ねじ孔に対応し前記把
手に軸方向の結合用長孔を穿設することにより、分割し
たロック棒は把手を介し結合用長孔の調整代分だけ上下
方向(軸方向)に独立して移動することができるため、
筐体に固定したフック部間の間隔寸法を基準に、ロック
棒の上下の係止ピン間の間隔寸法を可変調整し、係止ピ
ンとフック部とが確実に係合するように上下方向(軸方
向)の重なり代を確保することができる。
【0008】
【実施例】以下、図面に示した実施例に基づいて本考案
の要旨を詳細に説明する。なお、従来と同じ部品、部位
には同じ符号を付している。
【0009】図1の一部破断を含む要部斜視図及び図2
の、図1のA部拡大分解斜視図に示すように、筐体1の
開口部に設けた片開きの筐体扉2と、筐体扉2の上下両
端間に跨がり筐体扉2に固設する軸受部3に枢着された
1本の長尺丸棒の上下両端に上下対称に十手形に分岐し
た係止ピン4aを備え且つ丸棒を後述する把手5の固定中
心位置で2分割し結合用ねじ孔4bを穿設してなるロック
棒4と、筐体扉2の開閉操作のし易い高さ位置に開けた
窓孔2aから覗かせ一端をロック棒4の結合用ねじ孔4bに
取付ねじ9で固定し窓孔2aから他端に手を掛け押し/引
きすることによりロック棒4を軸中心に回動しロック棒
4の係合用ねじ孔4bに対応する軸方向の結合用長孔5aを
穿設した把手5と、引いた把手5を戻すようにロック棒
4に挿着し筐体扉2との間でばね反発する捩じりばね6
と、ロック棒4の回動範囲を規制するようにロック棒4
に固定して筐体扉2の内面に回動して衝接するストッパ
7と、筐体1の上下位置に固定されたロック棒4の係止
ピン4aを係合するかぎ形のフック部8とで構成する。
【0010】このように、従来1本の長尺のロック棒を
把手の取付け中心位置で2分割し、把手に穿設すること
により、分割したロック棒を把手を介し結合用長孔の調
整代分だけ上下方向(軸方向)に独立して移動すること
ができるため、筐体の上下に固定したフック部間の間隔
寸法Dを基準にしてロック棒の上下の係止ピン間の間隔
寸法Lを可変調整し、係止ピンとフック部とが確実に係
合するように上下方向(軸方向)の重なり代を調整する
ことができる。そのため、関連構成部品の加工、組立精
度を緩めることができて製造コストを引き下げることが
できる。
【0011】
【考案の効果】以上、詳述したように本考案によれば、
筐体高さが高くなっても関連構成部品の加工精度を高め
る必要がないため製造コストを引き下げることができ、
また組立調整が容易にできるため作業性が向上するとい
った実用上極めて有用な効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案による一実施例の一部破断を含む要部
斜視図
【図2】 図1のA部拡大分解斜視図
【図3】 従来技術による一部破断を含む要部斜視図
【符号の説明】 1は筐体 4bは結合用ねじ孔 2は筐体扉 5は把手 2aは窓孔 5aは結合用長孔 3は軸受部 6は捩じりばね 4はロック棒 7はストッパ 4aは係止ピン 8はフック部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筐体扉(2) の上下両端間に跨がり該筐体
    扉(2)に固設する軸受部(3) に枢着された丸棒の両端に
    上下対称に該丸棒から十手形に分岐した係止ピン(4a)を
    備えるロック棒(4) と、前記筐体扉(2) の開閉操作のし
    易い高さ位置に開けた窓孔(2a)から覗かせ一端を前記ロ
    ック棒(4) に固定し他端に窓孔(2a)から手を掛けて押し
    /引きすることにより前記ロック棒(4) を軸中心に回動
    する把手(5) と、前記ロック棒(4) の係止ピン(4a)を係
    合するように前記係止ピン(4a)に対応し筐体(1) に固定
    したかぎ形のフック部(8) とからなる筐体扉のロック構
    造であって、 前記ロック棒を把手の取付け中心位置で2分割して結合
    用ねじ孔(4b)を穿設し、該結合用ねじ孔(4b)に対応し前
    記把手(5) に軸方向の結合用長孔(5a)を穿設したことを
    特徴とする筐体扉のロック構造。
JP8503391U 1991-10-18 1991-10-18 筐体扉のロック構造 Expired - Lifetime JP2539884Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0535985U JPH0535985U (ja) 1993-05-18
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