JP2539262Y2 - バリ防止成形金型 - Google Patents
バリ防止成形金型Info
- Publication number
- JP2539262Y2 JP2539262Y2 JP1989121006U JP12100689U JP2539262Y2 JP 2539262 Y2 JP2539262 Y2 JP 2539262Y2 JP 1989121006 U JP1989121006 U JP 1989121006U JP 12100689 U JP12100689 U JP 12100689U JP 2539262 Y2 JP2539262 Y2 JP 2539262Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mold
- molding
- die
- rubber
- thermoplastic resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は、自動車用ウェザーストリップのコーナー部
や先端部等の形状が複雑な成形品を成形する場合に、使
用する成形金型の型割り面のパーティングラインに沿っ
て金型内面を合成樹脂型で被覆したバリ防止成形金型に
関するものである。
や先端部等の形状が複雑な成形品を成形する場合に、使
用する成形金型の型割り面のパーティングラインに沿っ
て金型内面を合成樹脂型で被覆したバリ防止成形金型に
関するものである。
<従来の技術> 従来の自動車用ウェザーストリップのコーナー部や先
端部等の形状が複雑な成形品を成形する場合に、使用す
る成形金型は、成形品の形状が複雑になればなる程、そ
の型割り面のパーティングラインに沿って多くのバリが
発生する。そのバリの切断は、成形後に成形品を離型し
て、鋏或はナイフ等の切断具や炭酸ガスや窒素ガスとメ
ディア等を併用する冷凍バリ取り装置を使用して行なっ
ているが、いずれも多大の工数を必要とし、しかも、バ
リの取り過ぎ或は取り残し等の不良品を生じがちであ
り、そのため熟練者によって行なう必要があると言う問
題点がある。
端部等の形状が複雑な成形品を成形する場合に、使用す
る成形金型は、成形品の形状が複雑になればなる程、そ
の型割り面のパーティングラインに沿って多くのバリが
発生する。そのバリの切断は、成形後に成形品を離型し
て、鋏或はナイフ等の切断具や炭酸ガスや窒素ガスとメ
ディア等を併用する冷凍バリ取り装置を使用して行なっ
ているが、いずれも多大の工数を必要とし、しかも、バ
リの取り過ぎ或は取り残し等の不良品を生じがちであ
り、そのため熟練者によって行なう必要があると言う問
題点がある。
<考案が解決しようとする課題> 従来の成形金型にあっては、以上に記載した問題点が
あることから、バリの発生が少なく、外観に優れた成形
品を成形可能な成形金型が求められている。
あることから、バリの発生が少なく、外観に優れた成形
品を成形可能な成形金型が求められている。
本考案は、上記課題を解決したバリ防止成形金型を提
供することを目的としている。
供することを目的としている。
<課題を解決するための手段> 図面を参考に説明する。上記目的を達成するために、
本考案に係るバリ防止成形金型は、自動車のウェザース
トリップのコーナー部や先端部等の成形品を成形する成
形金型であって、少なくとも上型・下型よりなり、その
内面はゴム若しくはゴム様弾性物質の成形品と同形の厚
さ0.1〜0.2mmの剥取り可能な熱可塑性樹脂型によって成
形上型金型及び下型金型の内面をそれぞれ被覆し、成形
金型の一端に押出成形品を挿入し、押出成形品の端部を
越えて押出成形部分まで前記熱可塑性樹脂型で被覆して
なるものである。
本考案に係るバリ防止成形金型は、自動車のウェザース
トリップのコーナー部や先端部等の成形品を成形する成
形金型であって、少なくとも上型・下型よりなり、その
内面はゴム若しくはゴム様弾性物質の成形品と同形の厚
さ0.1〜0.2mmの剥取り可能な熱可塑性樹脂型によって成
形上型金型及び下型金型の内面をそれぞれ被覆し、成形
金型の一端に押出成形品を挿入し、押出成形品の端部を
越えて押出成形部分まで前記熱可塑性樹脂型で被覆して
なるものである。
<作用> 上記のように構成されたバリ防止成形金型は、ゴムも
しくはゴム様弾性物質をパーティングラインが少ない熱
可塑性樹脂型3内に導入して成形するため、バリの発生
が少なく、外観に優れた成形品2を成形することができ
る。
しくはゴム様弾性物質をパーティングラインが少ない熱
可塑性樹脂型3内に導入して成形するため、バリの発生
が少なく、外観に優れた成形品2を成形することができ
る。
<実施例> 実施例について図面を参考に説明すると、1は例えば
自動車のウェザーストリップのコーナー部や先端部等の
成形品2を成形する成形金型であって、上型1a、下型1b
よりなり、その内面はゴムもしくはゴム様弾性物質の成
形品2と同形の厚さ0.1〜0.2mmの剥取り可能な熱可塑性
樹脂型3で被覆してある。なお、1cは成形金型1に形成
したゲート部,3aはゲート部1cを被覆する如く熱可塑性
樹脂型3に設けたゲート部、4は成形金型1の一端に挿
入し、コーナー部や先端部等の成形品2と結合する押出
成形品である。熱可塑性樹脂型3は、ゴム加硫成形温度
160〜200℃に耐えるものであって、例えば三井石油化学
製TRX等を第2図に示す如くブロー成形、もしくは第3
図に示す如く真空成形したものがよい。
自動車のウェザーストリップのコーナー部や先端部等の
成形品2を成形する成形金型であって、上型1a、下型1b
よりなり、その内面はゴムもしくはゴム様弾性物質の成
形品2と同形の厚さ0.1〜0.2mmの剥取り可能な熱可塑性
樹脂型3で被覆してある。なお、1cは成形金型1に形成
したゲート部,3aはゲート部1cを被覆する如く熱可塑性
樹脂型3に設けたゲート部、4は成形金型1の一端に挿
入し、コーナー部や先端部等の成形品2と結合する押出
成形品である。熱可塑性樹脂型3は、ゴム加硫成形温度
160〜200℃に耐えるものであって、例えば三井石油化学
製TRX等を第2図に示す如くブロー成形、もしくは第3
図に示す如く真空成形したものがよい。
次に作用について説明する。先ず、成形金型1の内面
を熱可塑性樹脂型3で被覆し、その一端に押出成形品4
を挿入したうえ、ゲート部3aよりゴムもしくはゴム様弾
性物質を押し込み、射出成形もしくはトランスファー成
形し、成形完了後は成形品2の表面より熱可塑性樹脂型
3を剥取ると、バリの発生が少なく、外観に優れた成形
品2が得られる。
を熱可塑性樹脂型3で被覆し、その一端に押出成形品4
を挿入したうえ、ゲート部3aよりゴムもしくはゴム様弾
性物質を押し込み、射出成形もしくはトランスファー成
形し、成形完了後は成形品2の表面より熱可塑性樹脂型
3を剥取ると、バリの発生が少なく、外観に優れた成形
品2が得られる。
なお、コーナー部等ガス・エア溜りとなる点には、ガ
ス抜き用の小孔を予め設けておく。また、ゲート部1c,3
aの位置は上記に限定されるものでなく、上型1aに設け
てもよい。
ス抜き用の小孔を予め設けておく。また、ゲート部1c,3
aの位置は上記に限定されるものでなく、上型1aに設け
てもよい。
<考案の効果> 本考案は、以上説明したように構成されているため、
自動車用ウェザーストリップのコーナー部や先端部等の
形状が複雑な成形品を成形する場合にも、バリの発生が
少なく、外観に優れた成形品2が低コストで得られる。
自動車用ウェザーストリップのコーナー部や先端部等の
形状が複雑な成形品を成形する場合にも、バリの発生が
少なく、外観に優れた成形品2が低コストで得られる。
第1図は本考案の実施例を示す断面図、第2図及び第3
図はそれぞれ本考案に適用する熱可塑性樹脂型の断面図
である。 1……成形金型 1a……上型 1b……下型 1c……ゲート部 2……成形品 3……熱可塑性樹脂型 3a……ゲート部 4……押出成形品
図はそれぞれ本考案に適用する熱可塑性樹脂型の断面図
である。 1……成形金型 1a……上型 1b……下型 1c……ゲート部 2……成形品 3……熱可塑性樹脂型 3a……ゲート部 4……押出成形品
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 三次 凱彦 広島県広島市西区三篠町2丁目2番8号 西川ゴム工業株式会社内 (56)参考文献 特公 昭46−23906(JP,B2)
Claims (1)
- 【請求項1】自動車のウェザーストリップのコーナー部
や先端部等の成形品を成形する成形金型であって、少な
くとも上型・下型よりなり、その内面はゴム若しくはゴ
ム様弾性物質の成形品と同形の厚さ0.1〜0.2mmの剥取り
可能な熱可塑性樹脂型によって成形上型金型及び下型金
型の内面をそれぞれ被覆し、成形金型の一端に押出成形
品を挿入し、押出成形品の端部を越えて押出成形部分ま
で前記熱可塑性樹脂型で被覆してなるバリ防止成形金
型。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989121006U JP2539262Y2 (ja) | 1989-10-16 | 1989-10-16 | バリ防止成形金型 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989121006U JP2539262Y2 (ja) | 1989-10-16 | 1989-10-16 | バリ防止成形金型 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0359812U JPH0359812U (ja) | 1991-06-12 |
JP2539262Y2 true JP2539262Y2 (ja) | 1997-06-25 |
Family
ID=31669052
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989121006U Expired - Lifetime JP2539262Y2 (ja) | 1989-10-16 | 1989-10-16 | バリ防止成形金型 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2539262Y2 (ja) |
-
1989
- 1989-10-16 JP JP1989121006U patent/JP2539262Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0359812U (ja) | 1991-06-12 |
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