JPH086622Y2 - 自動車用モール - Google Patents

自動車用モール

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JPH086622Y2
JPH086622Y2 JP794490U JP794490U JPH086622Y2 JP H086622 Y2 JPH086622 Y2 JP H086622Y2 JP 794490 U JP794490 U JP 794490U JP 794490 U JP794490 U JP 794490U JP H086622 Y2 JPH086622 Y2 JP H086622Y2
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JP
Japan
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molding
terminal piece
automobile
polyester
molded
Prior art date
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JP794490U
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English (en)
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JPH0398164U (ja
Inventor
博久 生川
浩一 小木曽
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Toyoda Gosei Co Ltd
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Toyoda Gosei Co Ltd
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  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は装飾及び緩衝用として車体に取付けられる自
動車用モールに関し、特に、モール本体の端面に端末ピ
ースを接続してなる自動車用モールに関するものであ
る。
[従来の技術] 従来のこの種の自動車用モールとして、第3図に示す
技術が知られている。
第3図は従来の自動車用モールの端部の断面図であ
る。
従来の自動車用モールにおいては、長尺状のモール本
体1の端面に接着剤3を介して端末ピース2が接続成形
されている。モール本体1及び端末ピース2の成形材料
としては、共に、安価で成形性がよいポリ塩化ビニルが
多用されている。
この自動車用モールの製作に際しては、ポリ塩化ビニ
ルを押出してモール本体1を成形し、そのモール本体1
の端面に接着剤3を塗布したのち、モール本体1の端部
を射出成形金型4内にセットし、この状態で、射出成形
金型4のキャビティ5にポリ塩化ビニルの溶融材料を射
出して、端末ピース2を成形する。この場合、ポリ塩化
ビニルの溶融材料は固化状態のポリ塩化ビニル製のモー
ル本体1に対し融着しにくいため、従来は、端末ピース
2の射出成形に先立ち、予めモール本体1の端面に接着
剤3を塗布しておく必要があった。
なお、この種の端末ピースを備えた自動車用モールと
して、特開昭63−151423号公報に開示された技術も知ら
れている。
[考案が解決しようとする課題] ところが、従来の自動車用モールによると、上記した
ように、端末ピース2の射出成形に際し、ポリ塩化ビニ
ルの溶融材料をモール本体1に融着によって後付けでき
ないため、予めモール本体1の端面に接着剤3を塗布す
る必要があり、工数が増えて工程が複雑化するという不
都合があった。また、端末ピース2をポリ塩化ビニルで
成形すると、その裏面に貼着される両面接着テープ(第
2図参照)の接着性をよくするために、モール本体1の
みならず端末ピース2もプライマー処理しなければなら
ないという面倒な作業が付随していた。
そこで、本考案の課題は、接着剤及びその塗布工程、
並びに、端末ピースのプライマー処理をそれぞれ省略で
き、しかも、モール本体に端末ピースを強固に接続成形
できる自動車用モールを提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上記の課題を解決するために、本考案の自動車用モー
ルは、合成樹脂製のモール本体と、そのモール本体の端
面に射出成形により接続されたポリエステル系エラスト
マーからなる端末ピースとから構成される。なお、前記
ポリエステル系エラストマーとしては、脂肪族ポリエス
テル樹脂 [−(CH2)m−COO−]n を主体とした材料であり、ポリマー中にベンゼン核を共
重合したものも含まれる。市販品としてはアニテル(ア
グゾ(株))、ペルプレン(東洋紡(株))、ハイトレ
ル(東レ・デュポン(株))がある。
[作用] 本考案の自動車用モールにおいては、端末ピースの成
形材料としてポリエステル系エラストマーが使用される
ので、端末ピースの射出成形に際し、ポリエステル系エ
ラストマーの溶融材料が自身の接着力によってモール本
体1の端面に対し強固に接着される。また、ポリエステ
ル系エラストマーの場合、その成形面に直接両面接着テ
ープを強力に貼着できるため、端末ピースに特別のプラ
イマー処理を施す必要もなくなる。更に、ポリエステル
系エラストマーは高温で容易に可塑化されるため、優れ
た成形性を具備し、しかも、常温では加硫ゴムのような
弾性を発揮するので形状保持性能もよい。
[実施例] 以下、本考案を具体化した実施例を図面に基づいて説
明する。
第1図は本考案の一実施例を示す自動車用モールの端
部の断面図、第2図は第1図の自動車用モールの裏面図
である。
本実施例の自動車用モールは、ポリ塩化ビニルにより
押出成形された長尺状のモール本体1と、そのモール本
体1の端面に射出成形により接続された端末ピース2と
を具備している。本実施例の端末ピース2は、ポリ塩化
ビニル等の合成樹脂材料からなる芯材11と、それを被包
するポリエステル系エラストマーからなる表皮材12とか
ら内外二層に構成されている。本実施例の前記ポリエス
テル系エラストマーとしては、東洋(株)製の商品名
「ペルプレン」を使用した。
上記のように構成された本実施例の自動車用モールを
製作する場合には、押出成形機を使用してモール本体1
を長尺状に成形し、射出成形金型(第3図参照)内にモ
ール本体1の端部及び芯材11をセットし、この状態で、
射出成形金型のキャビティにポリエステル系エラストマ
ーの溶融材料を射出して、芯材11と外皮材12とからなる
端末ピース2を成形する。また、芯材11と外皮材12とを
それぞれ別個の射出成形金型を使用して二段階で成形し
てもよい。何れの場合も、ポリエステル系エラストマー
の溶融材料は自身の接着力により、芯材11の周囲におい
て、固化状態のモール本体1の端面に強固に接着され
る。
そして、第2図に示すように、成形後のモール本体1
の上下両側縁部、並びに、端末部2の端縁部には、それ
ぞれ両面接着テープ13が貼着され、これらの両面接着テ
ープ13を介して自動車用モールが車体(図示略)に取付
けられる。
このように、本実施例の自動車用モールは、ポリ塩化
ビニルにより押出成形されたモール本体1と、そのモー
ル本体1の端面に接続された端末ピース2とを具備し、
その端末ピース2を、合成樹脂製の芯材11と、その芯材
11を被包するように射出成形されたポリエステル系エラ
ストマーからなる外皮材12とで構成したものである。
したがって、上記実施例の自動車用モールによれば、
端末ピース2における外皮材12の成形材料としてポリエ
ステル系エラストマーが使用されるので、外皮材12の射
出成形に際し、ポリエステル系エラストマーの溶融材料
が自身の接着力によってモール本体1の端面に対し強固
に接着される。また、ポリエステル系エラストマーの場
合は、その成形面に直接両面接着テープ13を強力に貼着
できるため、従来とは異なり、端末ピース2に特別のプ
ライマー処理を施す必要もなくなる。
更に、ポリエステル系エラストマーは高温で容易に可
塑化されるため、その優れた成形性により、端末ピース
2の外面、特に表側の意匠面を見栄えよく成形でき、し
かも、常温では加硫ゴムのような弾性を発揮するので、
形状保持性能がよく、衝撃に対し容易に原形復帰でき
る。そのうえ、本実施例によれば、端末ピース2の内部
に芯材11がインサートされているので、外皮材12の肉厚
が薄くなり、前記「ペルプレン」のような比較的高価な
材料を使用した場合でも、端末ピース2を安価に成形で
きる。
なお、上記実施例では端末ピース2が芯材11と外皮材
12とから内外二層に構成されているが、本考案はこれに
限定されるものではなく、端末ピース2の全体をポリエ
ステル系エラストマーにより射出成形することも可能で
ある。
また、上記実施例では、モール本体1が押出成形され
ているが、比較的短尺の自動車用モールであれば、モー
ル本体1を射出成形してもよい。この場合は、端末ピー
ス2の芯材11をモール本体1と同時に成形できる。
更に、モール本体1の成形材料はポリ塩化ビニルに限
定されるものではなく、ポリエステル系エラストマーか
らなる端末ピース2に対し良好な接着性を有する各種の
合成樹脂材料を使用可能である。
[考案の効果] 以上のように、本考案の自動車用モールは、合成樹脂
製のモール本体と、そのモール本体の端面に射出成形に
より接続されたポリエステル系エラストマーからなる端
末ピースとから構成したものであるから、溶融状態のポ
リエステル系エラストマー自身の接着力により、端末ピ
ースをモール本体に強固に接続成形できて、接着剤及び
その塗布工程を省略できるとともに、端末ピースに両面
接着テープを貼着する場合には、そのためのプライマー
処理が不要になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す自動車用モールの端部
の断面図、第2図は第1図の自動車用モールの裏面図、
第3図は従来の自動車用モールの端部の断面図である。 図において、 1:モール本体、2:端末ピース 11:芯材、12:外皮材 である。 なお、図中、同一符号及び同一記号は同一または相当部
分を示すものである。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−48245(JP,A) 特開 昭61−132316(JP,A) 特開 平1−127432(JP,A) 特開 昭63−8044(JP,A) 特公 平4−48083(JP,B2)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】合成樹脂製のモール本体と、 前記モール本体の端面に射出成形により接続されたポリ
    エステル系エラストマーからなる端末ピースと を具備することを特徴とする自動車用モール。
JP794490U 1990-01-29 1990-01-29 自動車用モール Expired - Lifetime JPH086622Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP794490U JPH086622Y2 (ja) 1990-01-29 1990-01-29 自動車用モール

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP794490U JPH086622Y2 (ja) 1990-01-29 1990-01-29 自動車用モール

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0398164U JPH0398164U (ja) 1991-10-11
JPH086622Y2 true JPH086622Y2 (ja) 1996-02-28

Family

ID=31511597

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JP794490U Expired - Lifetime JPH086622Y2 (ja) 1990-01-29 1990-01-29 自動車用モール

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