JP2538878Y2 - インクリボン走行構造 - Google Patents

インクリボン走行構造

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JP2538878Y2
JP2538878Y2 JP1990067387U JP6738790U JP2538878Y2 JP 2538878 Y2 JP2538878 Y2 JP 2538878Y2 JP 1990067387 U JP1990067387 U JP 1990067387U JP 6738790 U JP6738790 U JP 6738790U JP 2538878 Y2 JP2538878 Y2 JP 2538878Y2
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義郎 金山
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富士化学紙工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、インクリボンが挾持されるローラに逆転防
止機構を設けて、前記ローラの逆転を防止することで前
記インクリボンの走行方向が一方向に規制されているイ
ンクリボン走行構造に関する。
〔従来の技術〕
冒記インクリボン走行構造は、インクリボンの印字直
後の使用済み部分が印字部に繰出されて印字不良が生じ
ないよう、インクリボンの走行方向が一方向に規制され
ているのであるが、従来、ローラの逆転防止機構が、静
止部材としてのカセットケースに一体形成されたつめ
と、該つめが選択的に係合する状態でローラに一体形成
されたつめ車とを備えたラチエット機構から構成されて
いる(例えば、特開昭55-87591号公報参照)。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記の従来のインクリボン走行構造では、ローラの回
転に連動して回転する回転部材に、カセットケースに一
体形成されたつめと係合するつめ車を設けて、前記つめ
と回転部材側のつめ車とをもってラチエット機構を構成
するものに比して、インクリボン走行構造の小型化、簡
素化を図ることができる。しかしながら、従来のインク
リボン走行構造では、ローラが逆転しようとすると、つ
めとつめ車とが直ちに係合してローラの逆転が阻止され
る為、例えば、印字部に位置するインクリボンに他物が
引掛かるなどして、インクリボンが誤って走行方向とは
逆方向に引張られると、該インクリボンに大きな張力が
急激に作用し、その結果、インクリボンが伸びてしまう
と円滑な走行に支障を招く原因になるとともに、インク
リボンが断たれてしまうと使用不可能となる欠点があ
る。
本考案は、上記実情に鑑みて為されたものであって、
ローラの逆転防止構造を工夫することにより、インクリ
ボン走行構造の小型化、簡素化を図りながら、インクリ
ボンが走行方向とは逆方向に引張られても、インクリボ
ンの変形や断たれが生じにくい状態でその走行方向を一
方向に規制できるインクリボン走行構造を提供すること
を目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成する為の本考案の特徴構成は、冒記イ
ンクリボン走行構造において、前記逆転防止機構が、 A 前記ローラの回転軸芯と同芯状に装着されるコイル バネ B 前記ローラの逆転にともなって前記コイルバネの両 端を前記ローラと静止部材とに亘って係合させる係合 機構 C 前記ローラの逆転に連れて前記係合機構で係合され たコイルバネがコイル径方向へ所定量弾性変形したと き、該コイルバネのそれ以上の弾性変形を接当規制す る規制面 上記A、B、Cを備えて構成されている点にあり、か かる構成から次の作用効果を奏する。
〔作用〕
a 前記A、Bの構成により、例えば、印字部とローラ との間に位置するインクリボンが走行方向とは逆方 向に引張られると、ローラはコイルバネを径方向に弾 性変形させながら逆転してインクリボンの引張り方向 への移動が許容され、当該インクリボンに作用する逆 走行方向への急激な引張力が緩和される。
b その後、前記Cの構成により、コイルバネの径方向 への弾性変形が規制面にて接当規制されるとローラの 逆転が停止する。
c そして、前記A、Bの構成により、インクリボンの 走行方向とは逆方向への引張力が解除されるとローラ はコイルバネの弾性復元力で正転し、インクリボンは 引張られる前の元の位置又はその近くの位置に復帰移 動する。
〔考案の効果〕
従って、前記ローラの回転軸芯と同芯状でコイルバネ
を装着して、インクリボン走行構造の小型化、簡素化を
図りながら、インクリボンに作用する走行方向とは逆方
向の引張力をコイルバネで緩和することができるから、
インクリボンの変形や断たれが生じにくい状態でその走
行方向を一方向に規制できる。
〔第1実施例〕 第3図は液状インクを塗布してあるエンドレスインク
リボン(R)のカートリッジを示し、これは、左右一対
のリボンガイド用腕部(1A),(1B)を一体形成してあ
る合成樹脂製の本体ケース(1)と、この本体ケース
(1)の上方開口部を閉止する合成樹脂製の蓋板(2)
とを主要構成として備え、前記一対の腕部(1A),(1
B)間に掛け渡されたインクリボン(R)を印字部のイ
ンパクトドッドヘッドにより印打可能に構成してある。
前記本体ケース(1)には、前記エンドレスインクリ
ボン(R)の主要部をジグザグ状に折畳み収納可能な左
右に細長い矩形状のリボン収納部(3)を形成してあ
る。
前記リボン収納部(3)の入口側には、プリンタ側の
駆動軸に嵌合連結されて駆動される駆動ローラ(4)
と、駆動ローラ(4)側に押圧付勢される従動ローラ
(5)とが備えられ、駆動ローラ(4)と従動ローラ
(5)との間にインクリボン(R)を挾持して、駆動ロ
ーラ(4)の駆動でリボン収納部(3)の出口から繰り
出されたインクリボン(R)をリボン走行経路に沿って
走行させるとともに、このインクリボン(R)を折畳み
ながらリボン収納部(3)内に収納すべく構成してあ
る。
前記リボン収納部(3)の出口側には、インクリボン
(R)を通過させるリボン通路(6)を備えた固定壁
(7)を設けるとともに、この固定壁(7)よりもリボ
ン走行経路の下流側には、インクリボン(R)にバック
テンションを付与する板バネ(8)を設けてある。
前記駆動ローラ(4)は、第1図に示すように、本体
ケース(1)と蓋板(2)とに亘って回転可能に嵌合保
持されているとともに、駆動ローラ(4)と蓋板(2)
とに亘って逆転防止機構(9)が設けられ、駆動ローラ
(4)の逆転(第3図において、反時計回りの回転)を
防止することでインクリボン(R)の走行方向がリボン
通路(6)から腕部(1A),(1B)を経て駆動ローラ
(4)に至る一方向に規制されている。
前記逆転防止機構(9)は、駆動ローラ(4)に形成
した環状凹入溝(9a)に当該駆動ローラ(4)の回転軸
芯(X)と同芯状に装着される右巻のコイルバネ(9b)
と、駆動ローラ(4)の逆転にともなってコイルバネ
(9b)の両端を駆動ローラ(4)の環状凹入溝(9a)底
面と蓋板(2)内面とに亘って係合させる係合機構(9
c)と、係合機構(9c)で係合されたコイルバネ(9b)
の駆動ローラ(4)の逆転にともなう拡径方向への弾性
変形を接当規制する規制面としての環状凹入溝(9a)の
内向内周面(9d)とを備えて構成されている。
前記コイルバネ(9b)は圧縮変形状態で装着され、コ
イルバネ(9b)と環状凹入溝(9a)の内向内周面(9d)
との間に隙間を形成して、コイルバネ(9b)の拡径方向
への弾性変形が許容されている。
前記係合機構(9c)は、環状凹入溝(9a)底面と蓋板
(2)内面との各々に、駆動ローラ(4)の逆転時にの
みコイルバネ(9b)の素線端部が係合する係合段部(9
e)を環状に並設して構成されている。
そしてインクリボン(R)が走行方向とは逆方向に引
張られて駆動ローラ(4)が逆転しようとするとコイル
バネ(9b)の両端が駆動ローラ側と蓋板側とに亘って係
合し、インクリボン(R)が更に引張られて駆動ローラ
(4)が逆転すると、該駆動ローラ(4)の逆転に連れ
てコイルバネ(9b)が拡径方向に弾性変形し、その拡径
方向への弾性変形量が前記隙間に相当する所定量に達す
ると、コイルバネ(9b)の外周面が環状凹入溝(9a)の
内向内周面(9d)に圧接されてそれ以上の弾性変形が規
制され、駆動ローラ(4)の逆転並びにインクリボン
(R)の移動が阻止される。
インクリボン(R)の引張りが解除されると駆動ロー
ラ(4)がコイルバネ(9b)の弾性復元力で正転し、イ
ンクリボン(R)は引張られる前の元の位置又はその近
くの位置に復帰移動する。
尚、(10)は駆動ローラ(4)を手動で回転させるつ
まみ軸である。
〔第2実施例〕 第1実施例における右巻きのコイルバネに代え、素線
端部が係合機構(9c)に係合するように折返されている
左巻のコイルバネ(9b)を用いて、第4図に示すよう
に、駆動ローラ(4)の逆転に連れてコイルバネ(9b)
を縮径方向に弾性変形させ、その縮径方向への弾性変形
量が、コイルバネ(9b)と規制面としてのつまみ軸(1
0)の外周面(10a)との間に形成されている隙間に相当
する所定量に達すると、つまみ軸(10)の外周面(10
a)にコイルバネ(9b)の内周面を圧接させて、それ以
上の弾性変形を接当規制するよう構成しても良い。
その他の構成は第1実施例と同様である。
〔その他の実施例〕
イ コイルバネの素線端部の一方は、回転部材或は、静 止部材の一方に予め連結されていても良い。
ロ 第1実施例におけるつまみ軸(10)を省略して、コ イルバネ(9b)が筒状の孔内に遊嵌されていても良 い。
ハ 本考案によるインクリボン走行構造は、インクリボ ンのカートリッジに装備されているものに限定されず 、インクリボンのみを交換して使用するプリンタにお いては、当該プリンタに装備されるものであっても 良い。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便
利にするために番号を記すが、該記入により本考案は添
付図面の構造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係るインクリボン走行構造の実施例を示
し、第1図は要部断面図、第2図は第1図のII-II線断
面図、第3図はカートリッジの中を示す平面図である。
第4図は別実施例を示す要部断面図である。 (2)……静止部材、(4)……ローラ、(9)……逆
転防止機構、(9b)……コイルバネ、(9c)……係合機
構、(9d),(10a)……規制面、(R)……インクリ
ボン、(X)……回転軸芯。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】インクリボン(R)が挾持されるローラ
    (4)に逆転防止機構(9)を設けて、前記ローラ
    (4)の逆転を防止することで前記インクリボン(R)
    の走行方向が一方向に規制されているインクリボン走行
    構造において、前記逆転防止機構(9)が、前記ローラ
    (4)の回転軸芯(X)と同芯状に装着されるコイルバ
    ネ(9b)と、前記ローラ(4)の逆転にともなって前記
    コイルバネ(9b)の両端を前記ローラ(4)と静止部材
    (2)とに亘って係合させる係合機構(9c)と、前記ロ
    ーラ(4)の逆転に連れて前記係合機構(9c)で係合さ
    れたコイルバネ(9b)がコイル径方向へ所定量弾性変形
    したとき、該コイルバネ(9b)のそれ以上の弾性変形を
    接当規制する規制面(9d),(10a)とを備えて構成さ
    れていることを特徴とするインクリボン走行構造。
JP1990067387U 1990-06-26 1990-06-26 インクリボン走行構造 Expired - Lifetime JP2538878Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6190556U (ja) * 1984-11-20 1986-06-12
JPS61171756U (ja) * 1985-04-11 1986-10-24
JPH01127863U (ja) * 1988-02-25 1989-08-31

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JPH0426748U (ja) 1992-03-03

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