JPS5912890A - インクリボンカセツト - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はインクリボンカセットに係り、更に詳しくはイ
ンクリボンの巻取機構を改良したインクリボンカセット
に関するものである。

一般に、タイプライタやプリンタ等に使用されるインク
リボンカセットは供給リールと巻取リールの２つを備え
ている。この２つのリールをなるべく小さなカセットに
収めることが望ましいが、この目的を達成しようとする
とインクリボンの走行路を屈曲しなければならない。こ
の結果インクリボンをカセット内部の数箇所で方向変更
を行なわなければならず、インクリボンが添接するガイ
ドローラ等が必要となる。

ところが、ガイドローラ等の別部品を使用すると、イン
クリボンカセットを構成する部品点数が増大するため、
カセットと一体に突設したガイド部材が用いられるもの
が多い。

一方、１個のカセット内に収容されているインクリボン
の長さは数１００ｍに及び、滑り摩擦だけに頼っている
カセットと一体のガイド部材に摺接して走行するカセッ
トにおいてはインクリボンのカーボン等によりガイド部
材が汚れ、カーボンが付着することにより摩擦抵抗が増
大する。この結果、インクリボンの巻き終りに近づくに
つれ、巻取負荷トルクが増大してしまう。

従ってこのようなカセットを用いるプリンタ等において
は増大する負荷トルクに十分耐えるだけの出力を有する
モータ及びこれを中心とした巻取機構を設けなければな
らず必然的にコスト高となるという欠点があった。

本発明は以上のような従来の欠点を除去するだめになさ
れたもので、巻取負荷トルクの増大が少なく大出力の巻
を機構を必要としないインクリボンカセットを提供する
ことを目的としている。

本発明においては」二記の目的を達成するためにインク
リボンカセットの巻取負荷トルクが増大する巻取後半か
ら巻取終了時にかけて、インクリボン摺動面に潤滑油を
供給する構成を採用した。

以下、図面に示す実施例に基づいて本発明の詳細な説明
する。

第１図は本発明の一実施例を説明するもので、図におい
て全体を符号ｌで示すインクリボンカセットはケース２
を有し、このケース２はその上面が一方が低く他方が高
く構成され、内部空間に大小の差をつけている。

そして、大きな空間側には」二側に供給ＩＪ　　７し３
が回転自在に軸承されており、インクリボン４が巻き付
けられている。

供給リール３の下端にはデテントギア５が一体的に固定
されており、その側方にはほぼ１．字状に形成されたテ
テントレバー６が軸７を介して、回転自在に軸承されて
いる。デテントレバー６の一方の腕にはビン６ａが突設
されており、他方の腕にはデテントギア５と噛合するビ
ン６１）が突設されている。

又、テテントレバ６の側面に突設された突起６Ｃとカセ
ットのケース２の底板上に突設されたビン８との間には
スプリング９が張架されており、デテントレバ−６に対
し第１図中時計方向への回動習性をカオーでいる。

ケース２の小なる空間側の先端部には開Ｉ］部２ａが形
成されており、この開口部２ａの両側にはほぼ北回形状
の断面を有するガイド部４ＪＩ０．１１が突設されてい
る。

又、ケース２の底板」二には供給リール３の前記フーテ
ントレハー６と反対側の近傍においてガイドビン１２が
突設されている。

一ブバ供給リール３の近傍で、かつデテントギア５の下
側に回動レバー１３が配置されている。

この回動レバー１３はその一端がビン１４を介して回動
自在に軸承されておシ、このビン１４が嵌合するボス１
３ａにはねじシコイルばね１５が巻き伺けられている。

このボス１３ａの近傍において回動レバー１３の端部に
は潤滑油を含浸させたフェルトｏ−ラ１６が回転自在に
軸承されている。

そして、前記ねじりコイルばね１５の一端１５ａ′はケ
ースの固定部１１に係止され他端は回動レバー１３のフ
ェルトローラ１６側の端部に突設された突起１３１〕に
係合されており、回動レバー１３に対しビン１４を中上
・とじて図中時計方向の回動習性を力えている。

又、回動レバー１３の自由端側には巻取リール１８が回
転自在に取シ付けられている。この巻取り−ル１８はデ
テントギア５の下側に位置する。

供給リール３から巻きほどかれたインクリボン４は前記
テテントレバ−６のビン６ａに接して方向を反転されガ
イド部利１０．１１に接して走行路を曲げられビン１２
に接して巻取リール１８に巻き取られる構成とされてい
る。

従って、カセット１内の大なる空間側は上下２段に分れ
ており、インクリボン４の引出し７側は高く巻取側は低
くなっている。

一ノへ符号１９で示すものは歯車で、軸２０に固定され
ており、常時巻取リール１８と接触し得る位置にある。

輔２０の下端は図示していない巻取機構に連結されてお
り、上端はケース２の外側においてノブ２１が固定され
ている。

次に以上のように構成された本発明になるインクリボン
カセットの動作につき説明する。

プリンタ等に装着するにはカセットのケース２の開口部
２ａ側を図示していないプラテン側に向けてセットされ
る。

この状態で巻取機構が始動しない時にはインクリボン４
の走行は停止されており、インクリボン４には大きなテ
／／ヨンが加わっていない。従って、テテントレノ・−
６はスプリング９の引張力によシ第１図中時計方向への
回転力が与えられ、ビン６））がデテントギア５と噛合
し供給リール３はロックされた状態にある。

、　　又、初期においては巻取リール１８に巻き取られ
ているインクリボン４の量は少なく、巻取リール１８は
歯車１９と直に近い状態に接触している。

従って第２図に示すように回動レバー１３はねじ′　シ
コイルばね１５の力により図中時計方向回動限にありフ
ェルトローラ１６はインクリボン４には接触していない
。　、 この状態で印字が開始され軸２０が巻取機構により所定
ピッチずつ回転されると、歯車１９も回転し巻取リール
１８が巻取方向に回転される。この結果インクリボン４
が巻き取られインクリボン４にテンンヨンが加する。

すると、ピ／６ａを介してデテントレバ−６がスプリン
グ９の引張力に抗して第１図中反時計方向に回転され始
める。従ってピｙ６ｂがデテントギア５からはずれ供給
リール３はフリーとなりインクリボン４は供給リール３
を回しながら引出され巻き取られていく。

このようにして次第にインクリボンが巻き取られ、巻取
リール１８に巻き取られるインクリボンの巻取径が次第
に大きくなると回動レバー１３はねじりコイルばね１５
のねじシカに抗して次第に反時計方向へと回動され始め
る。やがて、インクリボンの巻取後半にかかると第３図
に示すようにフェルトロール１６がインクリボン４に接
触し始める。

即ち、第２図及び第３図を比較して明らかなように、イ
ンクリボンの巻取径が大きくなるに従い、換右すれば巻
取後半になるに従い、インクリボン４はピン１２に対し
大きな角度範囲で接触することにな・り接触面積が増大
すると共にカーボンによる汚れも増大し摩擦力が大きく
々す、巻取負荷トルクが増大するが、この時を選んでフ
ェルトローラ１６がインクリボン４　に接触し始める。

フェルトローラ１６はインクリボン４のピン１２と接触
する側の側面に接触するため、この面に潤滑油が塗布さ
れることになる。

このようにして案内部利との摩擦力が増大し始める巻取
後半において潤滑油の供給が開始し始めるためインクリ
ボンの巻取負荷トルクの増大を抑えることができる。

又、潤滑油は常時供給されている訳ではないため、少量
でよくフェルトローラ１６も小さくて済み経済的である
。

以」二の説明から明らかなように本発明によれば、巻取
負荷トルクが増大し始める巻取後半においてインクリボ
ンと案内部材との間に潤滑油の供給を開始し始める構造
を採用しているため、巻取°負荷ｉ・ルクの増大を抑え
巻取機構を小型、簡略化することのできるインクリボン
カセットを提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第３図は本発明の一実施例を説明するもので、
第１図は全体斜視図、第２図及び第３図は回動レバー及
びフェルトローラの動作を説明する乎面図である。 １・・・インクリボンカセット　２・・・ケース３・・
・供給リール　　　　　４・・・インクリボン５・・・
デテントギア　　　　６・・・デテントレノ（−１０、
１１・・・案内部ＪｆＡ１２・・・ピン１３・・・回動
レバー　　　　１５・・・ねじりコイルばね１６・・・
フェルトローラ　　　　１８・・・巻取リール１９・・
・歯車　　　　　　　　２０・・・軸第１図 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. インクリボンカセットのケース内に一端に巻取リールを
   他端に潤滑油を含浸させたローラを設け、インクリボン
   の巻き取り後半において前記ローラをインクリボンに接
   触させインクリボンと案内部材との間に潤滑油を供給す
   ることができるように構成したことを特徴とするインク
   リボンカセット。