JPH11240650A - 巻取装置及びこれを用いたプリンタ - Google Patents

巻取装置及びこれを用いたプリンタ

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JPH11240650A
JPH11240650A JP4316498A JP4316498A JPH11240650A JP H11240650 A JPH11240650 A JP H11240650A JP 4316498 A JP4316498 A JP 4316498A JP 4316498 A JP4316498 A JP 4316498A JP H11240650 A JPH11240650 A JP H11240650A
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JP
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pressing
recording paper
winding
shaft
winding device
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JP4316498A
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Osamu Morozumi
治 両角
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Abstract

(57)【要約】 【課題】高度な部品精度と組立精度を必要とすることな
く、簡単な構成で容易に記録紙の安定した巻き取りを行
い得る巻取装置及びこれを用いたプリンタを提供する。 【解決手段】本発明の巻取装置15は、巻取軸14と、
巻取軸14の一端に設けられた巻取フランジ16と、巻
取軸14の近傍に配設され、記録紙Sに対して巻取フラ
ンジ16の反対側の部分を押圧する押圧手段61とから
構成される。押圧手段61は、巻取軸の回転軸n1と平
行な直線を中心として回動自在な押圧部材20と、押圧
部材20を押圧方向に付勢するねじりコイルばね25と
からなる。押圧部材20は、金属製の棒状部材を折り曲
げて形成され、記録紙Sを押圧する棒状押圧部21と、
巻取軸14の回転軸n1と平行な直線に沿って延びる回
動軸部23と、棒状押圧部21と回動軸部23を連結す
る連結部22とから構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、ジャーナ
ル紙等の記録紙を巻き取るための巻取装置及びこれを用
いたプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、店舗等における売り上げや在
庫の管理を目的として、販売価格や品名等が印字された
ジャーナル紙を保存しておくことが広く行われており、
そのための手段として、印字されたジャーナル紙を巻取
軸に巻き取らせるように構成したプリンタが提案されて
いる。
【0003】このようなプリンタとしては、例えば、実
開昭57−22946において提案されているものが知
られており、このものにおいては、巻取軸がプリンタ本
体の後方に固定された支持板に回転自在の状態で片持ち
支持され、その支持板が設けられた側の部分に円板状の
巻取フランジが固定されている。そして、巻取軸の回転
軸を記録紙の巻取方向と直交する直線に対して微小角だ
け傾斜させ、記録紙の巻取フランジ側の端縁を他端縁よ
りも速く巻き取るように設定されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の巻取装置においては、傾けられた巻取軸の微
小角度とほぼ同一の角度だけ巻取フランジと記録紙との
間に隙間部分が生じるため、記録紙の端縁を整列させる
巻取フランジの機能を十分に発揮させることができず、
また、巻取軸の最適な微小角度の設定が難しいため、高
度な部品精度と組立精度が必要とされるという問題があ
った。
【0005】本発明は、上述の事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、高度な部品精度と
組立精度を必要とすることなく、簡単な構成で容易に記
録紙の安定した巻き取りを行い得る巻取装置及びこれを
用いたプリンタを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
になされた請求項1記載の発明は、記録紙を巻き取るた
めの回転可能な巻取軸と、少なくとも該巻取軸の一端に
設けられ該記録紙の端縁を案内するフランジ部とからな
る巻取手段と、記録紙の搬送経路の巻取軸の上流側に設
けられ記録紙のフランジ部と反対側の部分を巻取軸側に
向けて押圧する押圧手段とを有することを特徴とする巻
取装置である。
【0007】請求項1記載の発明の場合、押圧手段によ
って記録紙のフランジ部と反対側の部分を巻取軸側に向
けて押圧することにより、記録紙に対してフランジ部に
向かう力が作用し、これにより記録紙がフランジ部に押
し付けられて整列させられる。その結果、本発明によれ
ば、記録紙を巻取軸のフランジ部に対して確実に整列さ
せることができるとともに、従来技術のように巻取軸を
微小角だけ傾斜させる必要がないため、高度な部品精度
と組立精度、又は、高品質の部品管理は必要とされず、
コストダウンを図ることが可能になる。
【0008】この場合、請求項2記載の発明のように、
請求項1記載の発明において、押圧手段が、巻取軸の回
転軸と略平行な直線を回動支軸として回動自在に設けら
れた押圧部材と、この押圧部材を押圧方向に付勢する弾
性部材とを有することもできる。
【0009】請求項2記載の発明によれば、巻取軸に巻
き取られた記録紙のロール紙径の変化に影響されず、ほ
ぼ一定の押圧力を記録紙に作用させることが可能にな
る。
【0010】また、請求項3記載の発明のように、請求
項1又は2のいずれか1項記載の発明において、前記押
圧部材が、記録紙搬送方向に対して略直交する平面内に
おいて、前記巻取軸の回転軸に対して該巻取軸側に所定
角度傾斜させた棒状押圧部を有することもできる。
【0011】請求項3記載の発明によれば、巻取軸の回
転軸に対して巻取軸側に所定角度傾斜させた棒状押圧部
によって記録紙のフランジ部と反対側の部分が巻取軸側
に向けて押圧され、これにより記録紙に対してフランジ
部に向かう力が作用し、記録紙がフランジ部に押し付け
られて整列させられる。
【0012】さらに、請求項4記載の発明のように、請
求項3記載の発明において、前記押圧部が、その長手方
向に延びる直線を回転軸として回転可能な円筒状の押圧
ローラを有することもできる。
【0013】請求項4記載の発明によれば、記録紙の巻
き取りの際に押圧ローラが回転することによって記録紙
と押圧部との間の摩擦による抵抗が低減されるため、よ
り円滑な記録紙の巻き取りを行うことが可能になる。
【0014】さらにまた、請求項5記載の発明のよう
に、請求項1又は2のいずれかに記載の発明において、
前記押圧部材が、前記巻取軸の回転軸と略平行な直線を
回転軸として回転可能で、前記フランジ部に向かって先
細形状に形成された円錐状の押圧部を有することもでき
る。
【0015】請求項5記載の発明によれば、巻取軸のフ
ランジ部に向かって先細形状に形成された円錐状の押圧
部によって記録紙のフランジ部と反対側の部分が巻取軸
側に向けて押圧され、これにより記録紙に対してフラン
ジ部に向かう力が作用し、記録紙がフランジ部に押し付
けられて整列させられる。
【0016】また、請求項5記載の発明の場合、押圧部
が回転可能となっているため、記録紙の巻き取りの際に
記録紙と押圧部との間の摩擦は小さく、円滑な記録紙の
巻き取りを行うことができる。
【0017】一方、請求項6記載の発明は、装填された
記録紙に印刷を施す印刷手段と、請求項1乃至5のいず
れか1項記載の巻取装置であって、前記印刷手段によっ
て印刷された記録紙を前記巻取装置によって巻き取るよ
うに配設された巻取装置とを有することを特徴とするプ
リンタである。
【0018】請求項6記載の発明によれば、巻取時の蛇
行や斜行が生ずることなく記録紙を巻き取ることがで
き、しかも、高度な部品精度と組立精度、又は、高品質
の部品管理は要求されないプリンタを提供することがで
きる。
【0019】この場合、請求項7記載の発明のように、
請求項6記載の発明において、プリンタ本体に対して開
閉自在に設けられた蓋体に前記巻取装置が配設され、こ
の蓋体を閉じた状態において前記巻取装置の押圧手段を
記録紙に押圧する一方、この蓋体を開いた状態において
前記巻取装置の押圧手段を押圧位置から退避させるよう
に構成されていることも効果的である。
【0020】請求項7記載の発明によれば、蓋体を開い
た状態において巻取装置の押圧手段が押圧位置から退避
されるため、記録紙を装填する際に押圧手段が障害とな
ることはなく、しかも蓋体を閉じるだけで記録紙が押圧
されることから、操作性の高いプリンタを提供すること
が可能になる。
【0021】また、本発明によれば、オペレータが誤っ
て押圧手段に触れる危険性も小さいので、安全性の高い
プリンタを提供することが可能になる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る巻取装置及び
これを用いたプリンタの実施の形態を図面を参照して詳
細に説明する。図1は、本実施の形態のプリンタを正面
方向より見た斜視図である。
【0023】図1に示すように、本実施の形態のプリン
タ1は、ドットインパクトプリンタであって、リボンカ
セット9が着脱可能なプリンタ本体12と、プリンタ本
体12の後部に設けられた巻取装置15と、プリンタ本
体12と巻取装置15の外装を覆う本体カバー10と、
本体カバー10の後部に軸支され、本体カバー10に対
して開閉可能とされる上カバー(蓋体)11とから構成
されている。
【0024】図2は、本発明に係る巻取装置及びこれを
用いたプリンタの第1の実施の形態の要部を示す斜視図
であり、図3は、図2の巻取装置及びプリンタの要部を
示す部分断面左側面図であり、図4は、図2の巻取装置
を示す部分断面右側面図であり、図5は、図2の巻取装
置の要部構成を示す平面図であり、図6は、図2の巻取
装置の要部構成を示す正面図である。
【0025】図3に示すように、プリンタ本体12の後
方上部に巻取装置15が設けられ、また、プリンタ本体
12の下部には記録紙収容部40が設けられている。そ
して、プリンタ本体12の前方中央には記録紙Sに所定
の印刷を行う印刷手段50が設けられ、この印刷手段5
0の近傍には、記録紙Sを印刷位置に搬送させるための
搬送ローラ51が配設されている。
【0026】記録紙収容部40に装填された記録紙ロー
ルRは、プリンタ本体12に回転可能に支持された一対
の支持ローラ41、42上に支持されている。記録紙ロ
ールRから引き出された記録紙Sは、ガイドローラ58
を経由して搬送ローラ51によって搬送され、さらに搬
送案内面12cを経由して後述する巻取手段13の巻取
軸14の外周面上に巻き付けられるようになっている。
【0027】図2に示すように、プリンタ本体12の一
方の側板12aに、駆動モータMと歯車群120とが設
けられ、駆動モータMの駆動力を歯車群120により伝
達させて搬送ローラ51を回動するように構成されてい
る。
【0028】一方、図3に示すように、プリンタ本体1
2の他方の側板12bには、搬送ローラ51に固定され
た歯車51bと噛み合う歯車55が設けられている。そ
して、巻取軸14の近傍には、巻取軸14の巻取フラン
ジ(フランジ部)16の外側に設けられた歯車17と噛
み合う歯車56が設けられ、これら歯車55と歯車56
との間に、駆動伝達用の無端ベルト57が掛けられてい
る。そして、このような構成により、駆動モータMの駆
動力が巻取軸14に伝達され、巻取軸14を回転させる
ようになっている。
【0029】印刷手段50は、記録紙Sに印字を施す印
字ヘッドHと、印字ヘッドHを駆動させる印字機構部
(図示せず)とから構成され、この印字機構部により、
印字ヘッドは、記録紙Sの幅方向に往復動できるように
なっている。
【0030】そして、このような構成により、印刷手段
50によって印刷された記録紙Sが、巻取手段13の巻
取軸14に巻き取られる。
【0031】本発明の巻取装置の第1の実施の形態であ
る巻取装置15を、図2〜図6を参照して詳細に説明す
る。
【0032】図3に示すように、巻取装置15は、記録
紙Sを巻き取る巻取手段13と、記録紙Sを押圧する押
圧手段61とから構成されている。巻取手段13は、巻
取軸14と、巻取軸14の一端に設けられた円板状の巻
取フランジ16とから構成される。
【0033】ここで、図5に示すように、巻取軸14
は、軸部14a、14bと、記録紙Sを巻き取るための
ローラ部14eと、巻取フランジ16を有する側の軸部
14aに軸部14aの外径より大きい径をもつ環状部1
4cと、環状部14cの側面に設けられた歯車17とか
ら構成されている。
【0034】図4及び図5に示すように、各支持板1
8、19には、巻取軸14の軸部14a、14bとそれ
ぞれ係合する係合溝18b、19bが形成され、各支持
板18、19は、それぞれに形成された曲げ部18a、
19aによってプリンタ本体12の底部12dに取り付
けられるようになっている。
【0035】そして、巻取軸14は、その軸部14a、
14bと係合溝18b、19bとの係合により支持板1
8、19に回転可能に支持されている。
【0036】なお、記録紙収容部40から送り出される
記録紙Sの端縁を巻取フランジ16の側面に整列させる
ように、巻取手段13が、プリンタ本体12に対して所
定の位置に位置決めされている。
【0037】そして、駆動モータMの駆動に伴い、図2
に示すように、巻取軸14は回転軸n1を中心として矢
印r1方向に回転されるようになっている。
【0038】図5に示すように、本実施の形態において
は、プリンタ本体12の搬送案内面12cと巻取軸14
との間であって、記録紙Sに対して巻取軸14の巻取フ
ランジ16が設けられていない側に、記録紙Sを押圧す
るための押圧手段61が設けられている。
【0039】押圧手段61は、記録紙Sを巻取軸14側
に向けて押圧するための押圧部材20と、押圧部材20
を付勢するためのねじりコイルばね(弾性部材)25と
を有している。
【0040】図5及び図6に示すように、押圧部材20
は、例えば金属製の棒状の部材を折り曲げることによっ
て一体的に形成され、記録紙Sを押圧する棒状押圧部2
1と、巻取軸14の回転軸n1と平行な直線上に延びる
回動軸部23と、棒状押圧部21と回動軸部23とを連
結させる連結部22とから構成されている。ここで、棒
状押圧部21は、巻取軸14の近傍に設けられ記録紙S
の搬送方向n2と直交する平面(法線n3)において、
巻取軸14の回転軸n1に対して所定の角度だけ傾斜さ
せた直線n4に沿って延びるように形成されている。
【0041】また、押圧部材20は、その回動軸部23
が支持板24に回動自在に支持されている。この場合、
回動軸部23は、巻取軸14の回転軸n1と平行な直線
を回動支軸として回動するように設けられている。
【0042】本実施の形態においては、例えば、2個の
腕部を有するねじりコイルばね25が用いられる。この
場合、ねじりコイルばね25の一方の腕部25aが押圧
部材20の連結部22上に係止され、他方の腕部は支持
板24に設けられた孔(図示せず)に係止される。
【0043】図4に示すように、このねじりコイルばね
25により押圧部材20の連結部22を回動軸部23を
支軸として矢印r2方向に付勢させ、記録紙Sに対して
上方から棒状押圧部21を押圧させる。この場合、押圧
部材20の棒状押圧部21が記録紙Sに当接する領域
は、記録紙Sの幅方向において記録紙S幅長より短くな
っており、記録紙Sの巻取軸のフランジ部が設けられて
いない側の領域を棒状押圧部21によって押圧するよう
になっている。
【0044】なお、巻取軸14と支持板24との間に
は、押圧部材20を案内するためのガイド部26が押圧
部材20の連結部22を挟むように配設されている。
【0045】また、支持板24には、連結部22の回転
角度を規制する規制部24a、24bが設けられ、これ
により巻取軸14に巻き取られた記録紙Sの径が変化し
た場合であっても棒状押圧部21を記録紙Sに安定して
押圧させるようになっている。
【0046】以上述べたように本実施の形態によれば、
押圧手段61によって記録紙Sの巻取軸14の巻取フラ
ンジ16と反対側の部分を巻取軸14側に向けて押圧す
ることにより、記録紙Sに対して巻取フランジ16に向
かう力が作用し、これにより記録紙Sが巻取フランジ1
6に押し付けられて整列させられる。
【0047】その結果、本実施の形態によれば、記録紙
Sを巻取軸14の巻取フランジ16に対して確実に整列
させることができるとともに、従来技術のように巻取軸
を微小角だけ傾斜させる必要がないため、高度な部品精
度と組立精度、又は高品質の部品管理は必要とされず、
コストダウンを図ることが可能になる。
【0048】また、本実施の形態においては、押圧部材
20が巻取軸14の回転軸n1と略平行な直線を回動支
軸として回動自在に設けられ、ねじりコイルばね25に
よって押圧部材20を押圧方向に付勢するようにしたこ
とから、巻取軸14に巻き取られた記録紙Sの径が変化
した場合であっても、ほぼ一定の押圧力を記録紙Sに作
用させることができ、これにより安定した巻き取りを行
うことができる。
【0049】図7は、本発明に係る巻取装置の第2の実
施の形態の要部構成を示す平面図であり、図8は、図7
の巻取装置の要部構成を示す正面図である。以下、上記
実施の形態と対応する部分については同一の符号を付し
その詳細な説明を省略する。
【0050】図7及び図8に示すように、本実施の形態
の押圧手段62は、上述の実施の形態と同様の押圧部材
201とねじりコイルばね25とから構成されている
が、本実施の形態の場合は、棒状押圧部21に回転可能
な円筒状の押圧ローラ31が設けられている点で上記実
施の形態と異なっている。
【0051】押圧ローラ31は、記録紙Sに対して適当
な摩擦係数を有する材料(例えば、ゴム等)からなり、
例えば押圧ローラ31の両側面近傍に設けられた止め輪
31aによって棒状押圧部21から抜け落ちないように
なっている。
【0052】以上述べたように本実施の形態によれば、
記録紙Sを巻取軸14の巻取フランジ16に対して確実
に整列させることができることに加え、記録紙Sの巻き
取りの際に押圧ローラ31が回転することによって記録
紙Sと押圧部分との間の摩擦による抵抗が低減されるた
め、より円滑な記録紙Sの巻き取りを行うことが可能に
なる。その他の構成及び作用効果については、上記実施
の形態と同一であるのでその詳細な説明は省略する。
【0053】図9は、本発明に係る巻取装置の第3の実
施の形態の要部構成を示す平面図であり、図10は、図
9の巻取装置の要部構成を示す正面図である。以下、上
記実施の形態と対応する部分については同一の符号を付
しその詳細な説明を省略する。
【0054】図9及び図10に示すように、本実施の形
態の押圧手段63の押圧部材202においては、巻取軸
n1と平行な直線n5に沿って延びる棒状押圧部210
が設けられ、この棒状押圧部210に回転可能な円錐状
の押圧ローラ32が設けられている。
【0055】押圧ローラ32は、記録紙Sに対して適当
な摩擦係数を有する材料(例えば、ゴム等)からなり、
巻取軸14の巻取フランジ16に向かって先細形状とな
るように形成されている。また、この押圧ローラ32
は、例えばその両側面近傍に設けられた止め輪32aに
よって棒状押圧部210から抜け落ちないようになって
いる。
【0056】以上述べたように本実施の形態によって
も、記録紙Sを巻取軸14の巻取フランジ16に対して
確実に整列させることができることに加え、記録紙Sの
巻き取りの際に押圧ローラが回転することによって記録
紙Sと押圧部分との間の摩擦による抵抗が低減されるた
め、より円滑な記録紙Sの巻き取りを行うことができ
る。その他の構成及び作用効果については、上記実施の
形態と同一であるのでその詳細な説明は省略する。
【0057】図11は、本発明に係る巻取装置の第4の
実施の形態の要部構成を示す平面図であり、図12は、
図11の巻取装置の要部構成を示す正面図である。以
下、上記実施の形態と対応する部分については同一の符
号を付しその詳細な説明を省略する。
【0058】図11及び図12に示すように、本実施の
形態の押圧手段64の押圧部材203には、巻取軸n1
と平行な直線n5に沿って延びる短い棒状押圧部211
が設けられ、この棒状押圧部211に回転可能な円盤状
の押圧ローラ33が設けられている。
【0059】この押圧ローラ33は、上述の第2の実施
の形態の押圧ローラ31と同様の材料によって形成され
ているが、上記押圧ローラ31より巻取軸14巻取フラ
ンジ16の反対側端面の近傍に設けている。また、この
押圧ローラ33も、例えばその両側面近傍に設けられた
止め輪33aによって棒状押圧部211から抜け落ちな
いようになっている。
【0060】以上述べたように本実施の形態によって
も、記録紙Sを巻取軸14の巻取フランジ16に対して
確実かつ円滑に整列させることができる。その他の構成
及び作用効果については上記実施の形態と同一であるの
でその詳細な説明は省略する。
【0061】図13は、本発明に係る巻取装置及びプリ
ンタの第5の実施の形態を示す部分断面左側面図で、上
カバー11を閉じた状態を示すもの、図14は、同実施
の形態の部分断面左側面図で、上カバー11を開いた状
態を示すものである。以下、上記実施の形態と対応する
部分については同一の符号を付しその詳細な説明を省略
する。
【0062】図13及び図14に示すように、本実施の
形態のプリンタ2は、図1に示すプリンタ1と同様の基
本構成を有しているが、本実施の形態の場合は、巻取装
置15の押圧手段65が上カバー11に設けられている
点で上述の実施の形態と異なっている。なお、押圧手段
65としては、上記実施の形態のいずれかのものを用い
ることができる。
【0063】図13に示すように、本実施の形態の巻取
装置15Aにおいては、上カバー11の所定の位置に支
持板240が取り付けられ、この支持板240に、巻取
軸14の回転軸n1と平行な直線に沿って延びる回動支
軸230を中心として回動自在に押圧部材220支持さ
れている。そして、ねじりコイルばね25によって押圧
部材220を支持板240に向けて付勢し、これにより
上カバー11を閉じた状態において押圧部材240によ
って記録紙Sを押圧するように構成されている。
【0064】一方、上カバー11を開いた状態において
は、図14に示すように、押圧手段65を押圧位置から
退避させるように構成されている。
【0065】以上述べたように本実施の形態によれば、
上カバー11を開いた状態において押圧手段65の押圧
部材220が押圧位置から退避されるため、記録紙Sを
装填する際に押圧手段65が障害となることはなく、し
かも上カバー11を閉じるだけで記録紙Sが押圧される
ことから、操作性の高いプリンタ2を提供することがで
きる。
【0066】また、本実施の形態によれば、オペレータ
が誤って押圧手段65に触れる危険性も小さいので、安
全性の高いプリンタ2を提供することができる。その他
の構成及び作用効果については、上記実施の形態と同一
であるのでその詳細な説明は省略する。
【0067】なお、本発明は上述の実施の形態に限られ
ることなく、種々の変更を行うことができる。
【0068】例えば、上述の実施の形態においては、ね
じりコイルばね等の弾性部材によって記録紙に対して押
圧部材の押圧部を押し付けるするようにしたが、本発明
はこれに限られず、押圧部材の自重によって押圧部を記
録紙に押圧させるように構成することもできる。
【0069】また、上述の実施の形態においては、一方
の端部にフランジ部が設けられた巻取軸を例にとって説
明したが、本発明はこれに限られず、両端部にフランジ
部が設けられた巻取軸に適用することもできる。
【0070】さらに、上述の実施の形態においては、印
刷手段としてリボンカセット方式のドットインパクトプ
リンタに適用したが、本発明はロール紙に対して印刷を
施す種々の印刷手段を備えたプリンタに適用し得るもの
である。
【0071】
【発明の効果】以上述べたように請求項1記載の発明に
よれば、記録紙を巻き取るための回転可能な巻取軸と、
少なくとも該巻取軸の一端に設けられ該記録紙の端縁を
案内するフランジ部とからなる巻取手段と、記録紙の搬
送経路の巻取軸の上流側に設けられ記録紙のフランジ部
と反対側の部分を巻取軸側に向けて押圧する押圧手段と
を有することにより、記録紙に対してフランジ部に向か
う力が作用し、これにより記録紙がフランジ部に押し付
けられて整列させられる。その結果、本発明によれば、
記録紙を巻取軸のフランジ部に対して確実に整列させる
ことができるとともに、高度な部品精度と組立精度を必
要とすることなく、簡単な構成で容易に記録紙の安定し
た巻き取りを行い得る巻取装置及びこれを用いたプリン
タを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプリンタの実施の形態を正面方向
より視た斜視図である。
【図2】本発明に係る巻取装置及びプリンタの第1の実
施の形態の要部を示す斜視図である。
【図3】図2の巻取装置及びプリンタを示す部分断面左
側面図である。
【図4】図2の巻取装置の要部を示す部分断面右側面図
である。
【図5】図2の巻取装置の要部構成を示す平面図であ
る。
【図6】図2の巻取装置の要部構成を示す正面図であ
る。
【図7】本発明に係る巻取装置の第2の実施の形態の要
部構成を示す平面図である。
【図8】図7の巻取装置の要部構成を示す正面図であ
る。
【図9】本発明に係る巻取装置の第3の実施の形態の要
部構成を示す平面図である。
【図10】図7の巻取装置の要部構成を示す正面図であ
る。
【図11】本発明に係る巻取装置の第4の実施の形態の
要部構成を示す平面図である。
【図12】図11の巻取装置の要部構成を示す正面図で
ある。
【図13】本発明に係る巻取装置及びプリンタの第5の
実施の形態を示す部分断面左側面図で、上カバーを閉じ
た状態を示すものである。
【図14】同実施の形態を示す部分断面左側面図、上カ
バーを開いた状態を示すものである。
【符号の説明】
1 プリンタ 12c 搬送案内面 13 巻取手段 14 巻取軸 15 巻取装置 16 巻取フランジ(フランジ部) 20 押圧部材 21 棒状押圧部 22 連結部 23 回動軸部 24 支持板 25 ねじりコイルばね(弾性部材) 61 押圧手段 n1 回転軸 n2 記録紙の搬送方向 n3 記録紙平面の法線 n4 所定角度傾斜させた直線 r1 巻取方向 r2 付勢方向 R ロール紙 S 記録紙

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録紙を巻き取るための回転可能な巻取軸
    と、少なくとも該巻取軸の一端に設けられ該記録紙の端
    縁を案内するフランジ部とからなる巻取手段と、 前記記録紙の搬送経路の前記巻取軸の上流側に設けられ
    前記記録紙の前記フランジ部と反対側の部分を前記巻取
    軸側に向けて押圧する押圧手段とを有することを特徴と
    する巻取装置。
  2. 【請求項2】前記押圧手段は、前記巻取軸の回転軸と略
    平行な直線を回動支軸として回動自在に設けられた押圧
    部材と、該押圧部材を押圧方向に付勢する弾性部材とを
    有することを特徴とする請求項1記載の巻取装置。
  3. 【請求項3】前記押圧部材は、記録紙搬送方向に対して
    略直交する平面内において、前記巻取軸の回転軸に対し
    て該巻取軸側に所定角度傾斜させた棒状押圧部を有する
    ことを特徴とする請求項1又は2のいずれか1項記載の
    巻取装置。
  4. 【請求項4】前記押圧部は、その長手方向に延びる直線
    を回転軸として回転可能な円筒状の押圧ローラを有する
    ことを特徴とする請求項3記載の巻取装置。
  5. 【請求項5】前記押圧部材は、前記巻取軸の回転軸と略
    平行な直線を回転軸として回転可能で、前記フランジ部
    に向かって先細形状に形成された円錐状の押圧部を有す
    ることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項記載
    の巻取装置。
  6. 【請求項6】装填された記録紙に印刷を施す印刷手段
    と、 請求項1乃至5のいずれか1項記載の巻取装置であっ
    て、前記印刷手段によって印刷された記録紙を前記巻取
    装置によって巻き取るように配設された巻取装置とを有
    することを特徴とするプリンタ。
  7. 【請求項7】プリンタ本体に対して開閉自在に設けられ
    た蓋体に前記巻取装置が配設され、該蓋体を閉じた状態
    において前記巻取装置の押圧手段を記録紙に押圧する一
    方、該蓋体を開いた状態において前記巻取装置の押圧手
    段を押圧位置から退避させるように構成されていること
    を特徴とする請求項6記載のプリンタ。
JP4316498A 1998-02-25 1998-02-25 巻取装置及びこれを用いたプリンタ Withdrawn JPH11240650A (ja)

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