JP2953920B2 - プリンタ - Google Patents

プリンタ

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JP2953920B2
JP2953920B2 JP5236254A JP23625493A JP2953920B2 JP 2953920 B2 JP2953920 B2 JP 2953920B2 JP 5236254 A JP5236254 A JP 5236254A JP 23625493 A JP23625493 A JP 23625493A JP 2953920 B2 JP2953920 B2 JP 2953920B2
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裕司 町田
均 冨山
靖 中曽根
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、幅広のインクリボンを
使用するプリンタにおいて、特にインクリボンを巻回す
るリボンスプールが脱着可能なインクリボン搬送機構に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、幅広のインクリボンを使用したプ
リンタにおけるインクリボン搬送機構にインクリボンを
装着する際、インクリボンを巻回したスプールの両端を
それぞれの取り付け位置に順次取り付けていた。
【0003】こうした、従来のインクリボン搬送機構に
ついて熱転写プリンタを例にし、図5、図6に基づいて
説明する。図5は、記録装置における従来のインクリボ
ン搬送機構を示す概略斜視図であり、図6は、このイン
クリボン搬送機構の概略構成図である。インクリボン搬
送機構のブラケット1、2は、記録装置13の底部に沿
って矢印A、B方向に移動可能に設けられており、記録
装置13の側壁に取り付けられたテンションスプリング
5、6により、リール3、4側(矢印B方向)へ付勢さ
れている。また、ブラケット1には、角孔1aが形成さ
れており、ブラケット2にも図示してはいないが同様に
角孔が形成されている。
【0004】上記ブラケット1、2と対向する位置に配
設されるリール3、4のシャフト3a、4aは、記録装
置13の側壁に回転自在に支持されており、一方のリー
ル4のシャフト4aにはアイドルギア7が固定されてい
る。このアイドルギア7は駆動モータ9のモータギア8
と噛み合っている。また、リール3には歯山3bが形成
され、同様にリール4にも図示してはいないが歯山が形
成されている。
【0005】未使用のインクリボン10は、3色の熱溶
融性インクが面順次に塗布され、スプール11に巻回さ
れている。このインクリボン10の側部には、インクリ
ボン10の色を示す図示せぬマークが設けられており、
図7に示す発光、受光センサ14により何色かを識別さ
れるようになっている。また、インクリボン10の巻き
終り端部10aは、テープ10bにより残りのインクリ
ボン10に貼り付けられている。スプール11の一方の
端部には溝11aが形成されており、前述のリール3の
歯山3aがこの溝11aと噛み合うようになっている。
また同様に、スプール12の一方の端部にもリール4の
歯山と噛み合う図示せぬ溝が形成されている。さらに、
スプール11、12の他端部にはインクリボンリール1
1b、12bが固着されており、これらインクリボンリ
ール11b、12bにはシャフト11c、12cが取り
付けられている。シャフト11c、12cは、ブラケッ
ト1の角孔1a、2aに回転自在に差し込まれるように
なっている。
【0006】次に、上記構造を有するインクリボン搬送
機構におけるインクリボン脱着動作と、インクリボン搬
送動作及び印刷動作を図5〜図7に基づいて説明する。
図7は、従来のインクリボン搬送機構の動作を説明する
概略構成図である。
【0007】最初にインクリボン10の装着動作を説明
する。先ず、ブラケット1を矢印A方向に移動させてブ
ラケット1とリール3との隙間を広げ、未使用のインク
リボン10を巻回したスプール11のシャフト11cを
ブラケット1の角孔1aに差し込むと共に、スプール1
1の溝11aにリール3の歯山3bを嵌め込む。次に、
このスプール11の取り付けと同様に、使用済みのイン
クリボン10から取り出したスプール12をブラケット
2とリール4との間に取り付ける。この後、インクリボ
ン10の端部10aをスプール12にテープ10bで貼
り付け、スプール12を矢印C方向に回転させてインク
リボン10をスプール12に数回巻き付ける。そして、
装置13の側壁に取り付けられた発光、受光センサ14
の発光部と受光部との間にインクリボン10の側部を通
し、以上により、インクリボン10の装着は完了する。
【0008】この後、用紙17をプレッシャローラ18
とプラテン15との間、及びプラテン15とインクリボ
ン10との間に挿入し、記録装置13の図示せぬ蓋を閉
じると、蓋に回転可能に取り付けられたプラテン15が
インクリボン10を介して印刷ヘッド16と圧接し、以
上により印刷可能状態になる。
【0009】次に、インクリボン10の記録装置13か
らの取り出しについて説明する。インクリボン10が終
了すると、ブラケット1を矢印A方向に移動させてスプ
ール11をブラケット1とリール3との間から取り外す
と共に、ブラケット2を矢印A方向に移動させてスプー
ル12をブラケット2とリール4との間から取り外す。
以上により取り出しは完了する。
【0010】次に、インクリボン搬送動作及び印刷動作
を説明する。駆動モータ9を駆動すると、モータギア
8、アイドルギア7により回転力を伝達されてリール4
が矢印C方向へ回転し、スプール12が回転する。スプ
ール12の回転により、インクリボン10が巻き取られ
スプール11が回転する。以上により、インクリボン1
0は矢印F方向に搬送される。この時、テンションスプ
リング5、6は、スプール11、12の回転に対し回転
負荷トルクを加えることによりインクリボン10をたる
ませることなく適切に搬送させる。また、印刷ヘッド1
6は用紙17に印刷を行い、プラテン15は矢印D方向
に回転して用紙17を搬送する。
【0011】なお、センサ14はインクリボン10の色
を識別し、この識別結果に基づいて所望の色が選択され
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記構造のイン
クリボン搬送機構では、リボンスプール11、12が2
本あるのでインクリボン10の装着の際、上記従来技術
で示したようにそれぞれのリボンスプール11、12を
ブラケット1、2、及びリール3、4に別々に取り付け
なければならなかった。また、インクリボン10の巻き
取り動作を適切に行うため、スプール11、12のシャ
フト11c、12cをブラケット1、2の角孔1a、2
aに、リール3、4の歯山をスプール11、12の溝に
外れないよう正確に装着する必要があった。さらに、ス
プール11、12を取り付けた後、一方のスプール11
に巻回されたインクリボン10をもう一方のスプール1
2に巻き掛けなければならず、この結果、インクリボン
の装着に非常に手間が掛かっていた。
【0013】また、インクリボン10を一方のスプール
11から他方のスプール12に掛け渡す際、取付者がイ
ンクリボン10の側部をインクリボン10搬送方向と平
行に取り付けられないことがあった。
【0014】本発明は上記問題点に鑑み、簡単な操作で
リボンスプールの脱着を行うことができる優れたインク
リボン搬送機構を有するプリンタを提供することを目的
とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本体と、該本体に着脱自
在に収納されるとともにインクリボンを巻回してお互い
にインクリボンが掛け渡される第1のリボンスプール及
び第2のリボンスプールと、前記本体を覆う蓋とを有す
るプリンタにおいて、前記蓋が閉じられた際に、該蓋と
掛け渡された前記インクリボンとの間であって、掛け渡
された前記インクリボン上に接するように印字媒体を搬
送させる印字媒体搬送手段と、前記第1のリボンスプー
ルの同軸線上に配置され、その軸方向に移動可能である
と共に、該第1のリボンスプールと選択的に連結する回
転可能な第1の連結部材と、前記第2のリボンスプール
の同軸線上に配置され、その軸方向に移動可能であると
共に、該第2のリボンスプールと選択的に連結する回転
可能な第2の連結部材と、前記第1の連結部材を前記第
1のリボンスプール側へ付勢するとともに、該第1の連
結部材が該第1のリボンスプールに連結した際には該第
1のリボンスプールの回転を抑制する第1のスプリング
と、前記第2の連結部材を前記第2のリボンスプール側
へ付勢するとともに、該第2の連結部材が該第2のリボ
ンスプールに連結した際には該第2のリボンスプールの
回転を抑制する第2のスプリングと、前記第1の連結部
材に係合し、該第1の連結部材をその軸方向に移動させ
る第1のカム部と、前記第2の連結部材に係合し、該第
2の連結部材をその軸方向に移動させる第2のカム部
と、前記第1のカム部に係合し、回転させることにより
該第1のカム部を動作させる第1のリンクレバーと、前
記第2のカム部に係合し、回転させることにより該第2
のカム部を動作させる第2のリンクレバー、及び前記第
1のリンクレバーと前記第2のリンクレバーとを連結
し、該第1のリンクレバーと該第2のリンクレバーを連
動させて回転させる連結リンクにより構成されるリンク
機構と、前記蓋に設けられ、該蓋の開閉に伴い前記リン
ク機構の所定部に対して離隔、当接する当接部とを有
し、前記リンク機構に結合される前記第1のカム部及び
前記第2のカム部は、前記第1のスプリング及び第2の
スプリングの付勢により前記第1の連結部材及び前記第
2の連結部材をそれぞれ前記第1のリボンスプール及び
第2のリボンスプールに連結させる連結位置と、前記第
1のスプリング及び第2のスプリングの付勢力に抗して
前記第1の連結部材及び前記第2の連結部材をそれぞれ
前記第1のリボンスプール及び第2のリボンスプールか
ら離隔させる解除位置とを選択的に切り替えるものであ
り、前記蓋を閉じる際に、前記第1のカム部及び前記第
2のカム部が前記解除位置にある場合には、該蓋に設け
られた前記当接部が前記リンク機構の所定部を押し動か
して該第1のカム部及び該第2のカム部を上記連結位置
に切り替えることとしたものである。
【0016】
【作用】リボンスプールを取り出す場合、リンクレバー
を一方向に回転させると、カム部によりこのリンクレバ
ーはリボンスプールから離隔する方向に移動し、連結部
材も同方向へ移動する。以上により、リボンスプールと
連結部材との連結は解除され、この結果、リボンスプー
ルは装置から取りだし可能となる。リボンスプールを装
着する場合は、蓋を閉じることにより、蓋に設けられた
当接部がリンク機構の所定部を押し動かし、前記とは逆
方向にリンクレバーを回転させる。リンクレバーはカム
部によりリボンスプールへ接近する方向に移動し、スプ
リングの付勢力により連結部材がリボンスプールと連結
する。この結果、リボンスプールは装置に装着される。
また、蓋を開けた際は、蓋に設けられた当接部はリンク
機構から離隔するだけなので、カム部はリボンスプール
の連結位置を維持し、リボンスプールはスプリングの付
勢力によってその回転が抑制された状態のままである。
【0017】
【実施例】以下に本発明の実施例について図面を参照し
ながら詳細に説明する。なお、各図面に共通する要素に
は同一の符号を付す。図1は、本発明に係る実施例のイ
ンクリボン搬送機構を示す斜視図であり、図2は、リボ
ンスプールの取り付けを示す説明図である。また、図3
はこの実施例のプリンタ装置を示す斜視図である。
【0018】図1において、本発明に係るプリンタのイ
ンクリボン搬送機構には、ブラケット26a、26b、
27a、27bが図3に示すプリンタ装置28にそれぞ
れ固定されており、これらのブラケット26a、26
b、27a、27bは、インクリボン10を巻回したリ
ボンスプール25a、25bの両端を回転可能に支持す
るようになっている。ブラケット27a、27bには、
図2に示すように略半円状に切り欠いた支持部27cが
形成されており、ブラケット26a、26bには図3に
示す斜めに切り欠いた支持部26cが形成されている。
ブラケット26a、26bのそれぞれの支持部26c
は、互いの支持部26cの解放側(上側)同士の距離よ
り底側(下側)同士の距離の方が小さくなっている。
【0019】インクリボン10はリボンスプール25
a、25bに巻回されている。つまり、一方のリボンス
プール25aにはインクリボン10の先端部が巻回さ
れ、他方のリボンスプール25bには残りのインクリボ
ンが巻回されている。このインクリボン10を巻回する
リボンスプール25a、25bの一端は、図2に示すよ
うに2箇所に溝25cが形成され、他端は図1に示すよ
うにシャフト25dが設けられている。そして、上記イ
ンクリボン10を巻回したリボンスプール25a、25
bをインクリボン搬送機構に装着すると、溝25c側は
ブラケット27a、27bに、シャフト25dはブラケ
ット26a、26bに支持される。
【0020】ブラケット27a、27b側には連結解除
機構29が設けられている。この連結解除機構29に
は、ブラケット26a、27aに載置されるリボンスプ
ール25aと同軸線上に位置するシャフト30aが設け
られており、シャフト30aのブラケット27a側先端
には、リボンスプール25を連結するための連結部材で
あるリール32aが取り付けられている。リール32a
は図2に示すように歯山32cが形成されており、リボ
ンスプール25の溝25cと噛み合うようになってい
る。また、シャフト30aには後述するカム部33aが
設けられ、カム部33aとリール32aとの間にはスプ
リング34aが設けられている。そして、スプリング3
4aはリール32aを矢印A方向に付勢している。さら
に、シャフト30aの後端にはアイドルギア35が固定
され、このアイドルギア35はモータ36のモータギア
36aと噛み合っている。モータギア36aの長さはア
イドルギア35の長さよりも長くなっており、それ故、
アイドルギア35が矢印B方向に移動しても両ギア3
5、36aの噛合せは外れない。
【0021】カム部33aは、カムブラケット37aと
軸受38aとから成っている。カムブラケット37aは
装置28に固定され、シャフト30aを移動自在に貫通
させている。また、軸受38aはシャフト30aに回転
可能に設けられている。この軸受38aには突起39a
が形成されている。さらに、軸受38aにはリンクレバ
ー40aが固着され、シャフト30aに対し回転可能に
なっている。
【0022】また連結解除機構29には、ブラケット2
6b、27bに載置されるリボンスプール25bと同軸
線上にシャフト30bが設けられ、シャフト30bにも
シャフト30aと同様、リール32b、スプリング34
b、カム部33bが設けられている。カム部33bは、
カムブラケット37bと軸受38bとから成り、カムブ
ラケット37bは装置28に固定され、シャフト30b
を移動自在に貫通させている。そして軸受38bはシャ
フト30bに回転可能に設けられている。また、この軸
受38bには突起39bが形成されている。さらに、軸
受38bにはリンクレバー40bが固着され、シャフト
30bに対し回転可能になっている。
【0023】リンクレバー40a、40bはリンク41
により回転可能に連結されている。また、シャフト30
aにはEリング43aが取り付けられ、シャフト30b
にはEリング43bが取り付けられている。それ故、リ
ンクレバー40a、40bは矢印B方向へはシャフト3
0a、30bと共に移動する。スプリング34a、34
bの付勢力によりリンクレバー40a、40bは常に矢
印A方向に付勢され、それ故、上記軸受38a、38b
の突起39a、39bはカムブラケット37a、37b
の斜面37cと圧接する。さらに、リンクレバー40b
の先端には折曲げ部42が形成されている。リンク41
には固定部44が形成され、支点45aを回転中点とす
るレバー45の下部に形成した長溝45cにこの固定部
44が入り込んでいる。また、このレバー45の上部に
は取手45bが取り付けられ、装置28に固定された支
点45aを中心として回転可能になっている。
【0024】図3の装置28には、蓋46が矢印I、J
方向に回転可能に取り付けられている。プラテン15は
この蓋46に回転可能に取り付けられており、蓋46を
矢印J方向に閉じた時、印刷ヘッド16と圧接するよう
になっている。さらにプラテン15を挟んでプレッシャ
ローラ18が蓋46に回転可能に取り付けられている。
プレッシャローラ18はプラテン15と共に用紙17を
挟持搬送する。また、この蓋46の側部には解除プレー
ト47が固定されており、蓋46を閉じると解除プレー
ト47がリンクレバー40bの折曲げ部42と接触して
これを押し動かし、レバー45を矢印G方向に回転させ
るようになっている。また、蓋46の内壁には図4に示
す反射センサ48が取り付けられている。その他の構造
は従来と同様である。
【0025】次に、上記構造のインクリボン搬送機構の
インクリボン脱着動作とインクリボン搬送動作及び印刷
動作を図1〜図4に基づいて説明する。図4は、実施例
のインクリボン搬送動作を説明する概略構成図である。
【0026】先ず、リボンスプール25a、25bの取
り出し動作を説明する。図1に示す状態において、連結
解除機構29のレバー45の取手45bを矢印H方向に
回転する。これにより、レバー45がリンク41を移動
させ、リンクレバー40a、40bがリンク41の移動
に連動して回転する。つまり、リンクレバー40a、4
0bは、シャフト30a、30bを回転支点として矢印
M方向に回転する。以上により、リンクレバー40a、
40bに固定されたそれぞれの軸受38a、38bがリ
ンクレバー40a、40bと同方向へ回転する。同時に
スプリング34a、34bにより付勢されているので、
突起39a、39bがカムブラケット37a、37bの
斜面37cに沿って矢印K方向へ移動する。突起39
a、39bの移動により、軸受38a、38bがリンク
レバー40a、40と共にシャフト30a、30bを矢
印B方向へ移動する。さらに、シャフト30a、30b
の移動により、それぞれのシャフト30a、30bに取
り付けられたリール32a、32bが共に移動し、リー
ル32a、32bの歯山32cがリボンスプール25
a、25bの溝25cから離隔する。以上により、リボ
ンスプール25a、25bはブラケット26a、26
b、27a、27b上に載置されるのみとなり、リボン
スプール25a、25bは取り出し可能となる。
【0027】次に、リボンスプール25の装着動作を説
明する。装置28の蓋46を矢印I方向に開き、リール
32a、32bをブラケット27a、27bから離隔さ
せた状態において、先ず、リボンスプール25aの一端
をブラケット27aの支持部27cに載せ、シャフト2
5bをブラケット26aの支持部26cに挿入する。ま
た、リボンスプール25bも上記リボンスプール25a
の取り付けと同様にブラケット26b、27bに装着す
る。以上により、リボンスプール25a、25bは装置
28上で位置決めされる。
【0028】次に蓋46を閉じると、蓋46の解除プレ
ート47がリンクレバー40bの折曲げ部42をレバー
45側へ押し動かす。即ち、折曲げ部42の移動により
シャフト30bを回転支点としてリンクレバー40bが
矢印C方向に回転する。そして、リンクレバー40bの
回転によりリンク41を介してリンクレバー40aが同
方向に回転し、以上により軸受38a、38bは矢印N
方向へ回転する。また、スプリング34aの付勢力によ
り軸受38aの突起39aは、カムブラケット37aの
斜面37cに沿って矢印L方向へ移動する。また同様に
軸受け38bの突起39bも矢印L方向へ移動する。突
起39a、39bの移動により、リンクレバー40a、
40bがシャフト30a、30bを矢印A方向に移動さ
せ、リール32a、32bがリボンスプール25a、2
5b側へ接近し歯山32cと溝25cとがそれぞれ噛み
合う。以上により、リボンスプール25a、25bは装
置28に装着される。このとき、装置28の底部からリ
ボンスプール25a、25bまでの高さは、ブラケット
26a、26bの支持部26cとリール32a、32b
の歯山32cとにより保持され、リボンスプール25
a、25bの溝25c側は支持部27cと非接触状態と
なる。また、インクリボン10に塗布された色区別を表
す図示せぬマークは、蓋46側の反射センサ48と対向
する。それ故、従来のようにインクリボン10の側部を
センサの発光側と受光側の間に通す必要はない。
【0029】次に、インクリボン搬送動作、及び印刷動
作を説明する。リボンスプール25a、25bを装置2
8に装着した状態で、用紙17を装着した後駆動モータ
36を回転させると、モータギア36a、アイドルギア
35により回転力を伝達されてシャフト30aのリール
32aが矢印C方向へ回転し、リボンスプール25aが
同方向に回転する。そして、リボンスプール25aの回
転により、インクリボン10が巻き取られスプール25
bが回転する。以上により、インクリボン10は矢印F
方向に搬送される。この時、スプリング34a、34b
は、両リボンスプール25a、25bの回転に対し回転
負荷トルクを加えている。それ故、インクリボン10は
たるむことなく適切に搬送される。また、リボンスプー
ル25aに加えられる回転負荷トルクによりリボンスプ
ール25bは、矢印F方向へ引っ張られ、リボンスプー
ル25bに加えられる回転負荷トルクによりリボンスプ
ール25aは矢印F方向とは反対方向へ引っ張られる
が、ブラケット26a、26bの斜めに切り欠かれた支
持部26cの奥にシャフト25dが突き当たっているの
で両リボンスプール25a、25bは浮き上がることは
なく、インクリボン10は適切に搬送される。また、印
刷ヘッド16は用紙17に印刷を行い、プラテン15は
矢印D方向に回転して用紙17を搬送する。反射センサ
48はインクリボン10の色を識別する。
【0030】上記実施例では、蓋46を閉めることによ
りリボンスプール25a、25bの装着を完了させてい
るが、先にレバー45を矢印G方向に回転させてリボン
スプール25a、25bを装置28に装着した後、蓋4
6を閉めるようにしてもよい。
【0031】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、リンクレバーを回転することにより、リボンスプ
ールと同軸上に配設した連結部材をリボンスプールへ接
近、離隔させ、リボンスプールと連結部材とを連結、解
除できるようにした。この結果、一つの動作で連結、解
除が行われるので、従来のようにインクリボンの脱着に
手間が掛からない。リボンスプールが解除状態にあると
きは、蓋を閉じることにより、蓋に設けられた当接部が
リンク機構の所定部を押し動かし、リンクレバーを回転
させる。リンクレバーはカム部によりリボンスプールへ
接近する方向に移動し、スプリングの付勢力により連結
部材がリボンスプールと連結する。したがって、リボン
スプールと連結部材の連結を確実に行うことができる。
また、蓋を開けた際は、蓋に設けられた当接部はリンク
機構から離隔するだけなので、カム部はリボンスプール
の連結位置を維持し、リボンスプールはスプリングの付
勢力によってその回転が抑制された状態のままである。
したがって、インクリボンを不用意にたるませることが
ないので、巻き位置がずれることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施例のインクリボン搬送機構を
示す斜視図である。
【図2】実施例のリボンスプールの取り付けを示す説明
図である。
【図3】実施例のプリンタ装置を示す斜視図である。
【図4】実施例のインクリボン搬送動作を説明する概略
構成図である。
【図5】従来のインクリボン搬送機構を示す概略斜視図
である。
【図6】従来のインクリボン搬送機構を示す概略構成図
である。
【図7】従来のインクリボン搬送動作を説明する概略構
成図である。
【符号の説明】
10 インクリボン 25a、25b リボンスプール 26a、26b、27a、27b ブラケット 29 連結解除機構 30a、30b シャフト 33a、33b カム部 34a、34b スプリング 40a、40b リンクレバー 41 リンク 45 レバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−70469(JP,A) 特開 平2−17354(JP,A) 特開 平2−179776(JP,A) 特開 昭63−84357(JP,A) 実開 平5−95753(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41J 17/24 B41J 17/02 B41J 33/16 B65H 19/30

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体と、該本体に着脱自在に収納される
    とともにインクリボンを巻回してお互いにインクリボン
    が掛け渡される第1のリボンスプール及び第2のリボン
    スプールと、前記本体を覆う蓋とを有するプリンタにお
    いて、 前記蓋が閉じられた際に、該蓋と掛け渡された前記イン
    クリボンとの間であって、掛け渡された前記インクリボ
    ン上に接するように印字媒体を搬送させる印字媒体搬送
    手段と、 前記第1のリボンスプールの同軸線上に配置され、その
    軸方向に移動可能であると共に、該第1のリボンスプー
    ルと選択的に連結する回転可能な第1の連結部材と、 前記第2のリボンスプールの同軸線上に配置され、その
    軸方向に移動可能であると共に、該第2のリボンスプー
    ルと選択的に連結する回転可能な第2の連結部材と、 前記第1の連結部材を前記第1のリボンスプール側へ付
    勢するとともに、該第1の連結部材が該第1のリボンス
    プールに連結した際には該第1のリボンスプールの回転
    を抑制する第1のスプリングと、 前記第2の連結部材を前記第2のリボンスプール側へ付
    勢するとともに、該第2の連結部材が該第2のリボンス
    プールに連結した際には該第2のリボンスプールの回転
    を抑制する第2のスプリングと、 前記第1の連結部材に係合し、該第1の連結部材をその
    軸方向に移動させる第1のカム部と、 前記第2の連結部材に係合し、該第2の連結部材をその
    軸方向に移動させる第2のカム部と、 前記第1のカム部に係合し、回転させることにより該第
    1のカム部を動作させる第1のリンクレバーと、前記第
    2のカム部に係合し、回転させることにより該第2のカ
    ム部を動作させる第2のリンクレバーと、前記第1のリ
    ンクレバーと前記第2のリンクレバーとを連結し、該第
    1のリンクレバーと該第2のリンクレバーを連動させて
    回転させる連結リンクとから構成されるリンク機構と、 前記蓋に設けられ、該蓋の開閉に伴い前記リンク機構の
    所定部に対して離隔、当接する当接部とを有し、 前記リンク機構に結合される前記第1のカム部及び前記
    第2のカム部は、前記第1のスプリング及び第2のスプ
    リングの付勢により前記第1の連結部材及び前記第2の
    連結部材をそれぞれ前記第1のリボンスプール及び第2
    のリボンスプールに連結させる連結位置と、前記第1の
    スプリング及び第2のスプリングの付勢力に抗して前記
    第1の連結部材及び前記第2の連結部材をそれぞれ前記
    第1のリボンスプール及び第2のリボンスプールから離
    隔させる解除位置とを選択的に切り替えるものであり、 前記蓋を閉じる際に、前記第1のカム部及び前記第2の
    カム部が前記解除位置にある場合には、該蓋に設けられ
    た前記当接部が前記リンク機構の所定部を押し動かして
    該第1のカム部及び該第2のカム部を上記連結位置に切
    り替えることを特徴とするプリンタ。
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