JPH0789170A - インクリボン搬送機構 - Google Patents

インクリボン搬送機構

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JPH0789170A
JPH0789170A JP23625493A JP23625493A JPH0789170A JP H0789170 A JPH0789170 A JP H0789170A JP 23625493 A JP23625493 A JP 23625493A JP 23625493 A JP23625493 A JP 23625493A JP H0789170 A JPH0789170 A JP H0789170A
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ink ribbon
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shaft
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Yuji Machida
裕司 町田
Hitoshi Tomiyama
均 冨山
Yasushi Nakasone
靖 中曽根
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な動作で、インクリボンを巻回するリボ
ンスプールと、シャフトとを連結、解除させるインクリ
ボン搬送機構を提供する。 【構成】 リボンスプール25a、25bの両端を支持
するブラケット26a、27a、26b、27bを設
け、リボンスプール25a、25bと同軸線上にシャフ
ト30a、30bを設ける。シャフト30a、30bの
一端にリボンスプール25a、25bと連結するリール
32a、32bを取り付け、さらにシャフト30a、3
0bにスプリング34a、34b、カム部33a、33
bを設ける。カム部33a、33bの軸受38a、38
bはリンクレバー40a、40bと共に回転し、シャフ
ト30a、30bを矢印A、B方向に移動可能である。
そして、移動することによりリール32a、32bとリ
ボンスプール25a、25bとを連結、解除させる。リ
ンクレバー40a、40bは、リンク41により回転可
能に連結されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、幅広のインクリボンを
使用するプリンタにおいて、特にインクリボンを巻回す
るリボンスプールが脱着可能なインクリボン搬送機構に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、幅広のインクリボンを使用したプ
リンタにおけるインクリボン搬送機構にインクリボンを
装着する際、インクリボンを巻回したスプールの両端を
それぞれの取り付け位置に順次取り付けていた。
【0003】こうした、従来のインクリボン搬送機構に
ついて熱転写プリンタを例にし、図5、図6に基づいて
説明する。図5は、記録装置における従来のインクリボ
ン搬送機構を示す概略斜視図であり、図6は、このイン
クリボン搬送機構の概略構成図である。インクリボン搬
送機構のブラケット1、2は、記録装置13の底部に沿
って矢印A、B方向に移動可能に設けられており、記録
装置13の側壁に取り付けられたテンションスプリング
5、6により、リール3、4側(矢印B方向)へ付勢さ
れている。また、ブラケット1には、角孔1aが形成さ
れており、ブラケット2にも図示してはいないが同様に
角孔が形成されている。
【0004】上記ブラケット1、2と対向する位置に配
設されるリール3、4のシャフト3a、4aは、記録装
置13の側壁に回転自在に支持されており、一方のリー
ル4のシャフト4aにはアイドルギア7が固定されてい
る。このアイドルギア7は駆動モータ9のモータギア8
と噛み合っている。また、リール3には歯山3bが形成
され、同様にリール4にも図示してはいないが歯山が形
成されている。
【0005】未使用のインクリボン10は、3色の熱溶
融性インクが面順次に塗布され、スプール11に巻回さ
れている。このインクリボン10の側部には、インクリ
ボン10の色を示す図示せぬマークが設けられており、
図7に示す発光、受光センサ14により何色かを識別さ
れるようになっている。また、インクリボン10の巻き
終り端部10aは、テープ10bにより残りのインクリ
ボン10に貼り付けられている。スプール11の一方の
端部には溝11aが形成されており、前述のリール3の
歯山3aがこの溝11aと噛み合うようになっている。
また同様に、スプール12の一方の端部にもリール4の
歯山と噛み合う図示せぬ溝が形成されている。さらに、
スプール11、12の他端部にはインクリボンリール1
1b、12bが固着されており、これらインクリボンリ
ール11b、12bにはシャフト11c、12cが取り
付けられている。シャフト11c、12cは、ブラケッ
ト1の角孔1a、2aに回転自在に差し込まれるように
なっている。
【0006】次に、上記構造を有するインクリボン搬送
機構におけるインクリボン脱着動作と、インクリボン搬
送動作及び印刷動作を図5〜図7に基づいて説明する。
図7は、従来のインクリボン搬送機構の動作を説明する
概略構成図である。
【0007】最初にインクリボン10の装着動作を説明
する。先ず、ブラケット1を矢印A方向に移動させてブ
ラケット1とリール3との隙間を広げ、未使用のインク
リボン10を巻回したスプール11のシャフト11cを
ブラケット1の角孔1aに差し込むと共に、スプール1
1の溝11aにリール3の歯山3bを嵌め込む。次に、
このスプール11の取り付けと同様に、使用済みのイン
クリボン10から取り出したスプール12をブラケット
2とリール4との間に取り付ける。この後、インクリボ
ン10の端部10aをスプール12にテープ10bで貼
り付け、スプール12を矢印C方向に回転させてインク
リボン10をスプール12に数回巻き付ける。そして、
装置13の側壁に取り付けられた発光、受光センサ14
の発光部と受光部との間にインクリボン10の側部を通
し、以上により、インクリボン10の装着は完了する。
【0008】この後、用紙17をプレッシャローラ18
とプラテン15との間、及びプラテン15とインクリボ
ン10との間に挿入し、記録装置13の図示せぬ蓋を閉
じると、蓋に回転可能に取り付けられたプラテン15が
インクリボン10を介して印刷ヘッド16と圧接し、以
上により印刷可能状態になる。
【0009】次に、インクリボン10の記録装置13か
らの取り出しについて説明する。インクリボン10が終
了すると、ブラケット1を矢印A方向に移動させてスプ
ール11をブラケット1とリール3との間から取り外す
と共に、ブラケット2を矢印A方向に移動させてスプー
ル12をブラケット2とリール4との間から取り外す。
以上により取り出しは完了する。
【0010】次に、インクリボン搬送動作及び印刷動作
を説明する。駆動モータ9を駆動すると、モータギア
8、アイドルギア7により回転力を伝達されてリール4
が矢印C方向へ回転し、スプール12が回転する。スプ
ール12の回転により、インクリボン10が巻き取られ
スプール11が回転する。以上により、インクリボン1
0は矢印F方向に搬送される。この時、テンションスプ
リング5、6は、スプール11、12の回転に対し回転
負荷トルクを加えることによりインクリボン10をたる
ませることなく適切に搬送させる。また、印刷ヘッド1
6は用紙17に印刷を行い、プラテン15は矢印D方向
に回転して用紙17を搬送する。
【0011】なお、センサ14はインクリボン10の色
を識別し、この識別結果に基づいて所望の色が選択され
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記構造のイン
クリボン搬送機構では、リボンスプール11、12が2
本あるのでインクリボン10の装着の際、上記従来技術
で示したようにそれぞれのリボンスプール11、12を
ブラケット1、2、及びリール3、4に別々に取り付け
なければならなかった。また、インクリボン10の巻き
取り動作を適切に行うため、スプール11、12のシャ
フト11c、12cをブラケット1、2の角孔1a、2
aに、リール3、4の歯山をスプール11、12の溝に
外れないよう正確に装着する必要があった。さらに、ス
プール11、12を取り付けた後、一方のスプール11
に巻回されたインクリボン10をもう一方のスプール1
2に巻き掛けなければならず、この結果、インクリボン
の装着に非常に手間が掛かっていた。
【0013】また、インクリボン10を一方のスプール
11から他方のスプール12に掛け渡す際、取付者がイ
ンクリボン10の側部をインクリボン10搬送方向と平
行に取り付けられないことがあった。さらに、ブラケッ
ト1、2の角孔1a、2aの深さhは、シャフト11
c、12cの直径よりも長くなっているので、インクリ
ボン10の搬送中、スプール11、12が回転すること
によりそれぞれのシャフト11c、12cが矢印A、B
方向と直交する方向(つまり角孔1a、2aから抜ける
方向)へ浮き上がってしまうことがあった。この結果、
インクリボン10が適切に巻き取れず、インクリボンジ
ャムが発生してしまうことがあった。
【0014】本発明は上記問題点に鑑み、簡単な操作で
リボンスプールの脱着を行うことができる優れたインク
リボン搬送機構を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明は、インクリボンを巻回するリボンスプール
と同軸線上に配置され、このリボンスプールの軸方向に
移動可能であると共に、リボンスプールと連結する回転
可能なシャフトと、シャフトをリボンスプール側へ付勢
するスプリングと、前記シャフトに係合し、シャフトを
その軸方向に移動させるリンクレバーと、リンクレバー
の回転に伴ってリンクレバーを前記軸方向に移動するカ
ム部とを設けたものである。
【0016】
【作用】リボンスプールを取り出す場合、リンクレバー
を一方向に回転させると、カム部によりこのリンクレバ
ーはリボンスプールから離隔する方向に移動し、シャフ
トも同方向へ移動する。以上により、リボンスプールと
シャフトとの連結は解除され、この結果、リボンスプー
ルは装置から取りだし可能となる。また、リボンスプー
ルを装着する場合は、前記とは逆方向にリンクレバーを
回転させると、リンクレバーはカム部によりリボンスプ
ールへ接近する方向に移動し、スプリングの付勢力によ
りシャフトがリボンスプールと連結する。この結果、リ
ボンスプールは装置に装着される。本解決手段によれ
ば、リンクレバーの回転動作によりリボンスプールとシ
ャフトとの連結、解除を行うことができる。
【0017】
【実施例】以下に本発明の実施例について図面を参照し
ながら詳細に説明する。なお、各図面に共通する要素に
は同一の符号を付す。図1は、本発明に係る実施例のイ
ンクリボン搬送機構を示す斜視図であり、図2は、リボ
ンスプールの取り付けを示す説明図である。また、図3
はこの実施例のプリンタ装置を示す斜視図である。
【0018】図1において、インクリボン搬送機構に
は、ブラケット26a、26b、27a、27bが図3
に示すプリンタ装置28にそれぞれ固定されており、こ
れらのブラケット26a、26b、27a、27bは、
インクリボン10を巻回したリボンスプール25a、2
5bの両端を回転可能に支持するようになっている。ブ
ラケット27a、27bには、図2に示すように略半円
状に切り欠いた支持部27cが形成されており、ブラケ
ット26a、26bには図3に示す斜めに切り欠いた支
持部26cが形成されている。ブラケット26a、26
bのそれぞれの支持部26cは、互いの支持部26cの
解放側(上側)同士の距離より底側(下側)同士の距離
の方が小さくなっている。
【0019】インクリボン10はリボンスプール25
a、25bに巻回されている。つまり、一方のリボンス
プール25aにはインクリボン10の先端部が巻回さ
れ、他方のリボンスプール25bには残りのインクリボ
ンが巻回されている。このインクリボン10を巻回する
リボンスプール25a、25bの一端は、図2に示すよ
うに2箇所に溝25cが形成され、他端は図1に示すよ
うにシャフト25dが設けられている。そして、上記イ
ンクリボン10を巻回したリボンスプール25a、25
bをインクリボン搬送機構に装着すると、溝25c側は
ブラケット27a、27bに、シャフト25dはブラケ
ット26a、26bに支持される。
【0020】ブラケット27a、27b側には連結解除
機構29が設けられている。この連結解除機構29に
は、ブラケット26a、27aに載置されるリボンスプ
ール25aと同軸線上に位置するシャフト30aが設け
られており、シャフト30aのブラケット27a側先端
には、リール32aが取り付けられている。リール32
aは図2に示すように歯山32cが形成されており、リ
ボンスプール25の溝25cと噛み合うようになってい
る。また、シャフト30aには後述するカム部33aが
設けられ、カム部33aとリール32aとの間にはスプ
リング34aが設けられている。そして、スプリング3
4aはリール32aを矢印A方向に付勢している。さら
に、シャフト30aの後端にはアイドルギア35が固定
され、このアイドルギア35はモータ36のモータギア
36aと噛み合っている。モータギア36aの長さはア
イドルギア35の長さよりも長くなっており、それ故、
アイドルギア35が矢印B方向に移動しても両ギア3
5、36aの噛合せは外れない。
【0021】カム部33aは、カムブラケット37aと
軸受38aとから成っている。カムブラケット37aは
装置28に固定され、シャフト30aを移動自在に貫通
させている。また、軸受38aはシャフト30aに回転
可能に設けられている。この軸受38aには突起39a
が形成されている。さらに、軸受38aにはリンクレバ
ー40aが固着され、シャフト30aに対し回転可能に
なっている。
【0022】また連結解除機構29には、ブラケット2
6b、27bに載置されるリボンスプール25bと同軸
線上にシャフト30bが設けられ、シャフト30bにも
シャフト30aと同様、リール32b、スプリング34
b、カム部33bが設けられている。カム部33bは、
カムブラケット37bと軸受38bとから成り、カムブ
ラケット37bは装置28に固定され、シャフト30b
を移動自在に貫通させている。そして軸受38bはシャ
フト30bに回転可能に設けられている。また、この軸
受38bには突起39bが形成されている。さらに、軸
受38bにはリンクレバー40bが固着され、シャフト
30bに対し回転可能になっている。
【0023】リンクレバー40a、40bはリンク41
により回転可能に連結されている。また、シャフト30
aにはEリング43aが取り付けられ、シャフト30b
にはEリング43bが取り付けられている。それ故、リ
ンクレバー40a、40bは矢印B方向へはシャフト3
0a、30bと共に移動する。スプリング34a、34
bの付勢力によりリンクレバー40a、40bは常に矢
印A方向に付勢され、それ故、上記軸受38a、38b
の突起39a、39bはカムブラケット37a、37b
の斜面37cと圧接する。さらに、リンクレバー40b
の先端には折曲げ部42が形成されている。リンク41
には固定部44が形成され、支点45aを回転中点とす
るレバー45の下部に形成した長溝45cにこの固定部
44が入り込んでいる。また、このレバー45の上部に
は取手45bが取り付けられ、装置28に固定された支
点45aを中心として回転可能になっている。
【0024】図3の装置28には、蓋46が矢印I、J
方向に回転可能に取り付けられている。プラテン15は
この蓋46に回転可能に取り付けられており、蓋46を
矢印J方向に閉じた時、印刷ヘッド16と圧接するよう
になっている。さらにプラテン15を挟んでプレッシャ
ローラ18が蓋46に回転可能に取り付けられている。
プレッシャローラ18はプラテン15と共に用紙17を
挟持搬送する。また、この蓋46の側部には解除プレー
ト47が固定されており、蓋46を閉じると解除プレー
ト47がリンクレバー40bの折曲げ部42と接触して
これを押し動かし、レバー45を矢印G方向に回転させ
るようになっている。また、蓋46の内壁には図4に示
す反射センサ48が取り付けられている。その他の構造
は従来と同様である。
【0025】次に、上記構造のインクリボン搬送機構の
インクリボン脱着動作とインクリボン搬送動作及び印刷
動作を図1〜図4に基づいて説明する。図4は、実施例
のインクリボン搬送動作を説明する概略構成図である。
【0026】先ず、リボンスプール25a、25bの取
り出し動作を説明する。図1に示す状態において、連結
解除機構29のレバー45の取手45bを矢印H方向に
回転する。これにより、レバー45がリンク41を移動
させ、リンクレバー40a、40bがリンク41の移動
に連動して回転する。つまり、リンクレバー40a、4
0bは、シャフト30a、30bを回転支点として矢印
M方向に回転する。以上により、リンクレバー40a、
40bに固定されたそれぞれの軸受38a、38bがリ
ンクレバー40a、40bと同方向へ回転する。同時に
スプリング34a、34bにより付勢されているので、
突起39a、39bがカムブラケット37a、37bの
斜面37cに沿って矢印K方向へ移動する。突起39
a、39bの移動により、軸受38a、38bがリンク
レバー40a、40と共にシャフト30a、30bを矢
印B方向へ移動する。さらに、シャフト30a、30b
の移動により、それぞれのシャフト30a、30bに取
り付けられたリール32a、32bが共に移動し、リー
ル32a、32bの歯山32cがリボンスプール25
a、25bの溝25cから離隔する。以上により、リボ
ンスプール25a、25bはブラケット26a、26
b、27a、27b上に載置されるのみとなり、リボン
スプール25a、25bは取り出し可能となる。
【0027】次に、リボンスプール25の装着動作を説
明する。装置28の蓋46を矢印I方向に開き、リール
32a、32bをブラケット27a、27bから離隔さ
せた状態において、先ず、リボンスプール25aの一端
をブラケット27aの支持部27cに載せ、シャフト2
5bをブラケット26aの支持部26cに挿入する。ま
た、リボンスプール25bも上記リボンスプール25a
の取り付けと同様にブラケット26b、27bに装着す
る。以上により、リボンスプール25a、25bは装置
28上で位置決めされる。
【0028】次に蓋46を閉じると、蓋46の解除プレ
ート47がリンクレバー40bの折曲げ部42をレバー
45側へ押し動かす。即ち、折曲げ部42の移動により
シャフト30bを回転支点としてリンクレバー40bが
矢印C方向に回転する。そして、リンクレバー40bの
回転によりリンク41を介してリンクレバー40aが同
方向に回転し、以上により軸受38a、38bは矢印N
方向へ回転する。また、スプリング34aの付勢力によ
り軸受38aの突起39aは、カムブラケット37aの
斜面37cに沿って矢印L方向へ移動する。また同様に
軸受け38bの突起39bも矢印L方向へ移動する。突
起39a、39bの移動により、リンクレバー40a、
40bがシャフト30a、30bを矢印A方向に移動さ
せ、リール32a、32bがリボンスプール25a、2
5b側へ接近し歯山32cと溝25cとがそれぞれ噛み
合う。以上により、リボンスプール25a、25bは装
置28に装着される。このとき、装置28の底部からリ
ボンスプール25a、25bまでの高さは、ブラケット
26a、26bの支持部26cとリール32a、32b
の歯山32cとにより保持され、リボンスプール25
a、25bの溝25c側は支持部27cと非接触状態と
なる。また、インクリボン10に塗布された色区別を表
す図示せぬマークは、蓋46側の反射センサ48と対向
する。それ故、従来のようにインクリボン10の側部を
センサの発光側と受光側の間に通す必要はない。
【0029】次に、インクリボン搬送動作、及び印刷動
作を説明する。リボンスプール25a、25bを装置2
8に装着した状態で、用紙17を装着した後駆動モータ
36を回転させると、モータギア36a、アイドルギア
35により回転力を伝達されてシャフト30aのリール
32aが矢印C方向へ回転し、リボンスプール25aが
同方向に回転する。そして、リボンスプール25aの回
転により、インクリボン10が巻き取られスプール25
bが回転する。以上により、インクリボン10は矢印F
方向に搬送される。この時、スプリング34a、34b
は、両リボンスプール25a、25bの回転に対し回転
負荷トルクを加えている。それ故、インクリボン10は
たるむことなく適切に搬送される。また、リボンスプー
ル25aに加えられる回転負荷トルクによりリボンスプ
ール25bは、矢印F方向へ引っ張られ、リボンスプー
ル25bに加えられる回転負荷トルクによりリボンスプ
ール25aは矢印F方向とは反対方向へ引っ張られる
が、ブラケット26a、26bの斜めに切り欠かれた支
持部26cの奥にシャフト25dが突き当たっているの
で両リボンスプール25a、25bは浮き上がることは
なく、インクリボン10は適切に搬送される。また、印
刷ヘッド16は用紙17に印刷を行い、プラテン15は
矢印D方向に回転して用紙17を搬送する。反射センサ
48はインクリボン10の色を識別する。
【0030】上記実施例では、蓋46を閉めることによ
りリボンスプール25a、25bの装着を完了させてい
るが、先にレバー45を矢印G方向に回転させてリボン
スプール25a、25bを装置28に装着した後、蓋4
6を閉めるようにしてもよい。
【0031】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、リンクレバーを回転することにより、リボンスプ
ールと同軸上に配設したシャフトをリボンスプールへ接
近、離隔させ、リボンスプールとシャフトとを連結、解
除できるようにした。この結果、一つの動作で連結、解
除が行われるので、従来のようにインクリボンの脱着に
手間が掛からない。また、リボンスプールの両端を回転
可能に支持する支持部を有するブラケットを設けること
により、連結動作時及びインクリボン搬送動作時にリボ
ンスプールが浮き上がるということがない。この結果、
インクリボン繰出し及び巻取ミスによるインクリボンジ
ャムは発生しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施例のインクリボン搬送機構を
示す斜視図である。
【図2】実施例のリボンスプールの取り付けを示す説明
図である。
【図3】実施例のプリンタ装置を示す斜視図である。
【図4】実施例のインクリボン搬送動作を説明する概略
構成図である。
【図5】従来のインクリボン搬送機構を示す概略斜視図
である。
【図6】従来のインクリボン搬送機構を示す概略構成図
である。
【図7】従来のインクリボン搬送動作を説明する概略構
成図である。
【符号の説明】
10 インクリボン 25a、25b リボンスプール 26a、26b、27a、27b ブラケット 29 連結解除機構 30a、30b シャフト 33a、33b カム部 34a、34b スプリング 40a、40b リンクレバー 41 リンク 45 レバー

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクリボンを巻回するリボンスプール
    と同軸線上に配置され、このリボンスプールの軸方向に
    移動可能であると共に、リボンスプールと連結する回転
    可能なシャフトと、 シャフトをリボンスプール側へ付勢するスプリングと、 前記シャフトに係合し、シャフトをその軸方向に移動さ
    せるリンクレバーと、 リンクレバーの回転に伴ってリンクレバーを前記軸方向
    に移動するカム部とを有するインクリボン搬送機構。
  2. 【請求項2】 前記インクリボンは2本のリボンスプー
    ルに巻回され、それぞれのリボンスプールに対して、前
    記シャフト、前記リンクレバー、前記カム部、前記スプ
    リングが設けられ、一方のシャフトは、駆動モータの回
    転力を伝達される請求項1記載のインクリボン搬送機
    構。
  3. 【請求項3】 前記2本のシャフトに設けられたそれぞ
    れのリンクレバーをリンクにより回転自在に連結した請
    求項2記載のインクリボン搬送機構。
  4. 【請求項4】 リボンスプールの端部を回転可能に支持
    すると共にリボンスプールの浮き上がりを規制する支持
    部を有するブラケットを設けた請求項2記載のインクリ
    ボン搬送機構。
  5. 【請求項5】 前記支持部はそれぞれのブラケットに形
    成された切り欠きであり、切り欠きの解放側間は底側間
    より大である請求項4記載のインクリボン搬送機構。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN112978449A (zh) * 2021-02-24 2021-06-18 杭州邦球纺织有限公司 一种大圆机的辅助出料装置

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