JP2538385Y2 - 成形ロール用スペーサー - Google Patents

成形ロール用スペーサー

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JP2538385Y2
JP2538385Y2 JP1990117558U JP11755890U JP2538385Y2 JP 2538385 Y2 JP2538385 Y2 JP 2538385Y2 JP 1990117558 U JP1990117558 U JP 1990117558U JP 11755890 U JP11755890 U JP 11755890U JP 2538385 Y2 JP2538385 Y2 JP 2538385Y2
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JP
Japan
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spacer
roll
forming roll
forming
elastic member
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JP1990117558U
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JPH0475614U (ja
Inventor
可十 鴇田
Original Assignee
日本鋼管ライトスチール株式会社
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  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、成形ロール用スペーサー、特に、形材の
噛込みによって、厚み寸法が所定範囲内で変化可能な成
形ロール用スペーサーに関するものである。
〔従来の技術〕
種々の形材を成形するための、上下一対の成形ロール
は、第8図に示すように、ロールスタンド1に水平に取
り付けられた、上下一対のロール軸2に、複数個のスペ
ーサー3と共に嵌め込まれ、そして、上成形ロール4Aお
よび下成形ロール4Bは、ロール軸2の片側からナット5
等によってロール軸2に固定される。
しかし、この際、上下のロール軸2の基準面の不一致
やスペーサー3および上下成形ロール4A、4Bの幅寸法の
累積誤差等によって、上下成形ロール4A、4B間に軸線方
向のずれ(l)が生じる。即ち、第8図に示すように、
上下成形ロール4A、4B間のサイドクリアランス(W1)お
よび(W2)に差が生じる。
このように、上下成形ロール4A、4B間のサイドクリア
ランスに差が生じると、上下成形ロール4A、4B間に形材
が食い込まない等、上下成形ロール4A、4Bによる形材の
成形に支障をきたす。
そこで、従来から、上下成形ロール4A、4Bをロール軸
2に嵌め込んだ後、上述したサイドクリアランス(W1
および(W2)を測定し、サイドクリアランス(W1)とサ
イドクリアランス(W2)とが等しくなるように、スペー
サー3間にシム(図示せず)を挿入して、サイドクリア
ランス(W1)とサイドクリアランス(W2)とを等しく
し、この後、成形していた。
サイドクリアランス(W1)とサイドクリアランス
(W2)とが等しくなった状態の正面図を第9図に示し、
第10図に第9図のA−A線断面図を示す。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、上述したシムによるサイドクリアラン
スの調整作業は、厳密に行う必要があるので極めて面倒
であり、長時間を要していた。
従って、この考案の目的は、成形ロールをロール軸に
嵌め込んだ後の、シム等によるサイドクリアランスの測
定調整作業を省略することができる成形ロール用スペー
サーを提供するものである。
〔課題を解決するための手段〕
この考案は、成形ロールの軸線方向の位置を調整する
ためのスペーサーであって、前記成形ロールのロール軸
に嵌め込まれる一対のリング状スペーサー部材と、前記
一対のスペーサー部材間に挟み込まれる弾性部材とから
なり、形材の噛込み時に、前記弾性部材の弾性力によっ
て、前記一対のスペーサー部材の間隔が変化することに
特徴を有するものである。
次に、この考案の成形ロール用スペーサーの一実施態
様を、図面を参照しながら説明する。
第1図(A)は、この考案の成形ロール用スペーサー
の一実施態様を示す側面図、第1図(B)は、同(A)
図のA−A線断面図、第2図は、この考案の成形ロール
用スペーサーの成形機への取付け状態を示す正面図、第
3図は、この考案の成形ロール用スペーサーを取り付け
た成形機による形材の成形状態を示す正面図、第4図
は、第3図のA−A線断面図である。
第1図(A)および(B)に示すように、この考案の
成形ロール用スペーサーAは、成形ロールのロール軸に
嵌め込まれる一対の短管状スペーサー部材6A、6Bと、一
対のスペーサー部材6A,6B間に挟み込まれる、複数個の
ゴム等からなる弾性部材7とからなっている。
スペーサー部材6Aと6Bとの間には、(l)の隙間があ
いており、スペーサー部材6Aと6Bとは、弾性部材7を貫
通するボルト8によって互いに連結されている。
弾性部材7の作用によって、スペーサー部材6Aと6Bと
の間に形成された隙間(l)分だけ、スペーサーの軸線
方向の厚さ(L)が変化する。
このように構成されている、この考案の成形ロール用
スペーサーAは、第2図に示すように、従来スペーサー
3とともに成形機のロール軸2に嵌め込まれる。
この状態で、上成形ロール4Aと下成形ロール4Bとの間
のサイドクリアランス(W1)と(W2)とに差が生じてい
ても、上下成形ロール4A、4Bに形材9が噛み込むと、上
成形ロール4Aは、第3図に示すように、サイドクリアラ
ンス(W1)と(W2)とが等しくなる位置まで軸方向に、
同図右から左に強制的に移動する。
この移動は、スペーサーAの弾性部材7の作用によっ
て容易に行われる。即ち、第3図において、上成形ロー
ル4Aの左側のスペーサーAの弾性部材7は縮み、右側の
弾性部材7は伸びる。
このように、この考案の成形ロール用スペーサーA
は、形材の噛込みによって厚み寸法が所定範囲内で変化
するので、上成形ロール4Aの軸線方向の位置は、シム等
によって調整することなく自動的に最適位置に修正され
る。さらに、上成形ロール4Aが、軸線方向に複数個に分
割されていても、弾性部材7の弾性力によって分割され
た個々のロールは、密着した状態を保つことができるの
で、ロールの分割面に塵等の異物が入り込むことはな
い。
この考案の成形ロール用スペーサーAとしては、第1
図に示したもの以外に、第5図(A)、(B)に示すよ
うに、リング板状スペーサー部材6A、6Bをゴム等の弾性
部材7によって連結したもの、第6図(A)、(B)に
示すように、リング状スペーサー部材6A、6B間に弾性部
材7としてスプリングを挟み込んだもの、第7図
(A)、(B)に示すように、リング状スペーサー部材
6A、6B間に弾性部材7として皿バネを挟み込んだもの等
が使用できる。
〔考案の効果〕
以上説明したように、この考案によれば、形材の成形
機によって成形するに際して、成形ロールのサイドクリ
アランスの測定調整作業を省略することができるので、
成形ロールの組替え作業を大幅に短縮できるといった有
用な効果がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
第1図(A)は、この考案の成形ロール用スペーサーの
一実施態様を示す側面図、第1図(B)は、同(A)図
のA−A線断面図、第2図は、この考案の成形ロール用
スペーサーの成形機への取付け状態を示す正面図、第3
図は、この考案の成形ロール用スペーサーを取り付けた
成形機による形材の成形状態を示す正面図、第4図は、
第3図のA−A線断面図、第5図から第7図は、この考
案の成形ロール用スペーサーの他の実施態様を示す図で
あり、(A)図は、側面図、(B)図は、同(A)図の
A−A線断面図、第8図および第9図は、従来の成形機
を示す正面図、第10図は、第9図のA−A線断面図であ
る。図面において、 1……ロールスタンド、2……ロール軸、3……スペー
サー、4……成形ロール、5……ナット、6A、6B……ス
ペーサー部材、7……弾性部材、8……ボルト、9……
形材。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】成形ロールの軸線方向の位置を調整するた
    めのスペーサーであって、前記成形ロールのロール軸に
    嵌め込まれる一対のリング状スペーサー部材と、前記一
    対のスペーサー部材間に挟み込まれる弾性部材とからな
    り、形材の噛込み時に、前記弾性部材の弾性力によっ
    て、前記一対のスペーサー部材の間隔が変化することを
    特徴とする成形ロール用スペーサー。
JP1990117558U 1990-11-08 1990-11-08 成形ロール用スペーサー Expired - Lifetime JP2538385Y2 (ja)

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JPH0475614U JPH0475614U (ja) 1992-07-02
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JPS57136520U (ja) * 1981-02-18 1982-08-26
JPS5923861U (ja) * 1982-07-31 1984-02-14 アマノ株式会社 カ−ドリ−ダ装置

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