JPH1190510A - 線材の圧延装置 - Google Patents

線材の圧延装置

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JPH1190510A
JPH1190510A JP9273556A JP27355697A JPH1190510A JP H1190510 A JPH1190510 A JP H1190510A JP 9273556 A JP9273556 A JP 9273556A JP 27355697 A JP27355697 A JP 27355697A JP H1190510 A JPH1190510 A JP H1190510A
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JP
Japan
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roll
wire
rolls
backup
rolling
Prior art date
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JP9273556A
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English (en)
Inventor
Iwao Isozaki
巖 磯崎
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PLANT ENGINEERING YOSHIDA KINE
PLANT ENGINEERING YOSHIDA KINEN KK
Original Assignee
PLANT ENGINEERING YOSHIDA KINE
PLANT ENGINEERING YOSHIDA KINEN KK
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B13/00Metal-rolling stands, i.e. an assembly composed of a stand frame, rolls, and accessories
    • B21B13/08Metal-rolling stands, i.e. an assembly composed of a stand frame, rolls, and accessories with differently-directed roll axes, e.g. for the so-called "universal" rolling process
    • B21B13/10Metal-rolling stands, i.e. an assembly composed of a stand frame, rolls, and accessories with differently-directed roll axes, e.g. for the so-called "universal" rolling process all axes being arranged in one plane
    • B21B13/103Metal-rolling stands, i.e. an assembly composed of a stand frame, rolls, and accessories with differently-directed roll axes, e.g. for the so-called "universal" rolling process all axes being arranged in one plane for rolling bars, rods or wire
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B2203/00Auxiliary arrangements, devices or methods in combination with rolling mills or rolling methods
    • B21B2203/22Hinged chocks
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    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
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    • B21B31/00Rolling stand structures; Mounting, adjusting, or interchanging rolls, roll mountings, or stand frames
    • B21B31/02Rolling stand frames or housings; Roll mountings ; Roll chocks
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B39/00Arrangements for moving, supporting, or positioning work, or controlling its movement, combined with or arranged in, or specially adapted for use in connection with, metal-rolling mills
    • B21B39/14Guiding, positioning or aligning work
    • B21B39/16Guiding, positioning or aligning work immediately before entering or after leaving the pass
    • B21B39/165Guides or guide rollers for rods, bars, rounds, tubes ; Aligning guides

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Metal Rolling (AREA)
  • Reduction Rolling/Reduction Stand/Operation Of Reduction Machine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワークロールに対するバックアップロールの
所望の圧着力を安定的に得て、線材を高精度に圧延す
る。 【解決手段】 ロールハウジング25の一対の第1の壁
部45がバックアップロール7の回転軸17を軸支して
おり、第2の壁部41が一対の第1の壁部45同士を連
結している。このため、線材3の移送方向に垂直な方向
のみならず移送方向とは反対の方向にもバックアップロ
ール7の回転軸17に大きな力が加えられても、一対の
第1の壁部45に歪みが生じにくくて、ワークロール5
の外周面に対するバックアップロール7の当たり具合が
変化しにくい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
【0002】本発明は、複数の圧延用のロールを用いて
金属、プラスチック、セラミック等から成る線材を所望
の断面形状に加工する圧延装置に関する。
【0003】
【従来の技術】本願出願人は、特公平6−73687号
公報に開示されている線材の圧延装置を発明した。この
装置は、外周面上に溝を有する複数の溝ロ一ルを具備
し、前記複数の溝ロールの外周面を突合わせて前記複数
の溝ロールの溝を互いに整合させて成る空間に線材を挿
通させ、前記複数の溝ロールを駆動することにより線材
を圧延するようにした装置において、前記複数の溝ロー
ルを従動ロールとし、前記溝ロールに対して前記線材挿
通空間とはほぼ反対側に配したバックアップロールを前
記溝ロールに圧着して駆動力を伝達するようにするとと
もに、前記バックアップロールの中心に対して前記溝ロ
ールの中心を前記線材を送り出す方向にオフセットさせ
るようにしたものである。
【0004】図10は上述の公報における圧延装置の一
例を示す斜視図である。図示の圧延装置100の正面の
上部側には、「コ」の字の開放端側を3方向から向き合
わせて逆Y字状としたフレーム102が取り付けられて
いる。このフレーム102の正面の中央部には、溝ロー
ルを保持するための手段が組み付けられており、この手
段は溝ロールのオフセットを調整するためのハンドル1
03を含んでいる。バックアップロール101は、可動
ブロック105を介してフレーム102の開口104に
収容されている。また、溝ロールは、この図において溝
ロールを保持するための手段により隠れた位置にあるた
めに図示されていないが、開口104内でバックアップ
ロール101に当接している。また、開口104の一側
面104aと可動ブロック105の一端面105aとの
間には、可動ブロック105を移動させてバックアップ
ロール101を溝ロールに圧着させるためのくさび10
6が配されている。くさび106の端部にはボルト10
6aが取り付けられており、このボルト106aを締め
込むと、くさび106が開口104内に進入して可動ブ
ロック105の一端面105aが押圧され、可動ブロッ
ク105が移動する。
【0005】この圧延装置100により線材を圧延する
際には、まずハンドル103を操作して溝ロールのオフ
セットを調整し、次に、くさび106の位置を調節して
可動ブロック105を移動させる。これにより溝ロール
に対するバックアップロール101の圧着力の大きさが
決められる。溝ロールに対するバックアップロール10
1の圧着力の大きさは、複数のバックアップロール10
1毎に所定の大きさに調節する必要があり、図示のよう
にバックアップロール101と溝ロールとを均等な間隔
で放射状に配置している場合には、それぞれの圧着力を
等しくする。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述の公報における圧
延装置100では、溝ロールに対するバックアップロー
ル101の圧着力に応じた力が開口104の一側面10
4aに作用するので、圧着力を大きくすると、一側面1
04a及び開口104の周辺の壁部に歪みが生じ易かっ
た。このために、可動ブロック105の位置がずれ、溝
ロールの外周面に対するバックアップロール101の当
たり具合が変化して所望の圧着力を安定的に得ることが
困難で、線材を高精度で圧延することが困難であった。
【0007】また、各溝ロールに対する各バックアップ
ロール101の圧着力をそれぞれの可動ブロック105
の位置を調節して所定の大きさに設定するので、各溝ロ
ールに対する各バックアップロール101の圧着力の設
定に手間がかかって、線材を高いスループットで圧延す
ることが困難であった。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る線材の圧
延装置では、ロールハウジングの一対の第1の壁部がバ
ックアップロールの回転軸を軸支しているが、線材の移
送方向及びその反対方向の少なくとも一方に配置されて
いる第2の壁部が一対の第1の壁部同士を連結してい
る。このため、バックアップロールの回転中心に対して
ワークロールの回転中心が線材の移送方向にオフセット
しており且つワークロールに対するバックアップロール
の圧着力が大きくて、移送方向に垂直な方向のみならず
移送方向やその反対の方向にもバックアップロールの回
転軸に大きな力が加えられても、バックアップロールの
回転軸を軸支している一対の第1の壁部に歪みが生じに
くい。従って、ワークロールの外周面に対するバックア
ップロールの当たり具合が変化しにくくて、所望の圧着
力を安定的に得ることができる。
【0009】請求項2に係る線材の圧延装置では、複数
のワークロールを保持しているロールホルダが線材の移
送方向及びその反対方向へ移動可能であるので、このロ
ールホルダを移動させるだけで、線材の移送方向におけ
るバックアップロールの回転中心とワークロールの回転
中心とのオフセットを調整することができて、複数のワ
ークロールに対する複数のバックアップロールの圧着力
を同時に調整することができる。
【0010】請求項3に係る線材の圧延装置では、回転
軸方向におけるバックアップロールの位置を調整するこ
とができるので、ワークロールの外周面に対してバック
アップロールを正確に位置決めすることができ、しか
も、バックアップロールの回転軸に予圧を与えることに
よってワークロールの外周面に対するバックアップロー
ルの位置の変動を抑制することができる。このため、ワ
ークロールの外周面にバックアップロールを正確に圧着
することができて、バックアップロールからワークロー
ルヘ駆動力を確実に伝達することができる。
【0011】請求項4に係る線材の圧延装置では、線材
の移送方向に並べられている一対の枠体によってロール
ハウジングが構成されているが、複数のバックアップロ
ールは線材の移送方向とは垂直な面内に配置されている
ので、ロールハウジングを構成している一対の枠体のう
ちの一方の枠体を他方の枠体から取り外すだけで総ての
バックアップロールを露出させることが可能である。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は第1の実施例による圧延装
置1の外観及び使用状態の一例を示す斜視図である。こ
の圧延装置1の正面の上部側に、バックアップロール7
やワークロール5(図2)を収容すると共にバックアッ
プロール7の駆動用のモータ15が取り付けられている
ほぼ箱状のロールハウジング25がボルト止めされてい
る。また、このロールハウジング25の正面43のほぼ
中央に、ワークロール5を保持しているロールホルダ2
7がフランジ部57を介してボルト止めされている。
【0013】なお、ロールハウジング25は、圧延装置
1の正面の上部側に取り付けられるリアハウジング31
と、このリアハウジング31に組み合わせられるフロン
トハウジング35とから構成されており、これらはフロ
ントハウジング35側から挿通されるボルトで互いに結
合されている。なお、この図では各部を結合する各種の
ボルトの図示が省略されている。
【0014】この圧延装置1は、その背面側からロール
ホルダ27の中心孔29を通して正面側に向かって線材
(図示せず)を移送しながら圧延する。なお、図1は、
3台の圧延装置1を直列に並べて奥側の圧延装置1から
順に手前側の圧延装置1に向かって線材を移送しながら
圧延する構成を示している。この場合に用いる圧延装置
1の台数は、圧延する線材の材質と圧延装置1の圧延能
力とに関連しており、必要に応じて増減される。なお、
線材の圧延に要する時間は、圧延装置1の台数に比例し
て長くなる傾向がある。
【0015】図2は、図1に示したロールハウジング2
5からフロントハウジング35を取り外した状態のリア
ハウジング31の正面図である。このリアハウジング3
1内には、圧延される線材3からそれぞれ等しい距離を
隔てて、かつ線材3を中心にして放射状に120度間隔
で、3つのバックアップロール7がそれぞれ一対の壁部
45に挟まれて配置されている。一対の壁部45は、そ
れぞれリアハウジング31の支持部材41に設けられて
いる。この支持部材41は、この実施例において圧延装
置1の正面の上部側に取り付けられる側のリアハウジン
グ31の面を利用している。また、一対の壁部45は、
各バックアップロール7の軸17を軸支する軸受け機構
33を有している。各バックアップロール7、各軸17
及び各軸受け機構33は、線材3の圧延に要する力に耐
え得るだけの強度を有している。
【0016】また、フロントハウジング35がリアハウ
ジング31に組み付けられた状態では、仮想線で示すよ
うに、各バックアップロール7と線材3との間に3つの
ワークロール5が配置される。これらのワークロール5
のうちで各軸13を挟んで各外周面の一方側がそれぞれ
各バックアップロール7の外周面に接触され、かつ、他
方側が互いに突き合わされて線材3を圧延するための空
隙が形成される。なお、リアハウジング31には、フロ
ントハウジング35(図1)をボルトで結合するための
複数の雌ねじ部37と位置決め用の複数のノックピン3
9とが設けられている。
【0017】各ワークロール5の直径は、各バックアッ
プロール7の直径と比較してこの実施例においてほぼ半
分の大きさである。また、各ワークロール5の各軸13
や軸受けは、各バックアップロール7の内側領域に小径
のワークロール5を配置するために小型化されている。
【0018】ワークロール5を小径化すると、線材3に
対するワークロール5の接触面積が小さくなり、単位面
積あたりの圧延力が高められて、線材3の圧延効率が高
められる。また、ワークロール5の小径化は、ロールハ
ウジング25の小型化にも貢献する。なお、各ワークロ
ール5は、一方が互いに突き合わされ、他方がバックア
ップロール7に押圧されているので、各ワークロール5
の各軸13や軸受けに対してそれほど大きな力を負担さ
せることがない。
【0019】また、各軸17にはそれぞれバックアップ
ロール7を挟んで一対の歯車23がナットで結合されて
おり、各歯車23はそれぞれ隣接する歯車23と噛合し
ている。そして、1つの軸17がモータ15からの駆動
力の入力軸としてリアハウジング31の側部から外部に
突出している。従って、3つのバックアップロール7は
1つのモータ15で同期駆動される。
【0020】図3は、図2に示した軸受け機構33の構
成を示す部分断面図である。この軸受け機構33は、周
知の円錐ころ軸受け33a及びこの円錐ころ軸受け33
aと組み合わされるアウタレース33bを用いている。
円錐ころ軸受け33aは、軸17に外挿されると共に、
軸17にはめ込まれたストッパ17aに当接して位置決
めされている。また、アウタレース33bは、リアハウ
ジング31の壁部45に取り付けられているガイド筒3
3cの内部に軸方向の移動が可能に保持されている。
【0021】このガイド筒33cの内部にはリングナッ
ト33dがねじ込まれており、このリングナット33d
をねじ込むことで、アウタレース33bを軸方向に押圧
できる。従って、一対のリングナット33dを互いにね
じ込むことにより、一対の円錐ころ軸受け33aに予圧
を加えることができ、バックアップロール7のがたつき
を防止できる。また、一方のリングナット33dをゆる
め、他方のリングナット33dをねじ込めば、バックア
ップロール7を軸方向に移動できる。
【0022】図4は、ロールハウジング25の部分縦断
面図で、1つのバックアップロール7とロールホルダ2
7及びこのロールホルダ27に保持されているワークロ
ール5とを示している。
【0023】リアハウジング31には、線材の導入部5
5として、線材の太さに応じた貫通孔51が形成されて
いるセンターピース53がフランジ部49を介して取り
付けられている。
【0024】フロントハウジング35のうちでリアハウ
ジング31の導入部55と対向する位置には、ロールホ
ルダ27が取り付けられている。このロールホルダ27
は、フロントハウジング35にボルト(図示せず)で固
定されるフランジ部57を基台として、3つのワークロ
ール5を所定の位置に保持するための機構及び圧延され
た線材をロールハウジング25外に導くための構成が1
つのアッセンブリとして組み付けられたものである。
【0025】フランジ部57には、軸方向に大径部75
と小径部77とが連なる円筒状のセンタホルダ69の大
径部75を案内するガイド穴73と、センタホルダ69
の軸方向の位置を調節するための調整ハンドル65の雄
ねじ63と噛合する雌ねじ61を有する筒状部59とが
同心に設けられている。
【0026】センタホルダ69の大径部75の端部側に
は、120度間隔で3つのブラケット69aが設けられ
ており、各ワークロール5の各外周面が互いに突き合わ
されるようにそれぞれのワークロール5を軸支する各リ
ンク部材71がそれぞれブラケット69aに揺動可能に
保持されている。
【0027】また、調整ハンドル65には、センタホル
ダ69の小径部77が挿通される貫通孔67が設けられ
ている。この貫通孔67には、センタホルダ69の大径
部75と小径部77との段部79に当接する突起部81
が設けられている。また、センタホルダ69の小径部7
7と貫通孔67との間には、筒状のスペーサ87が挿入
されている。このスペーサ87の一端は、段部79と対
向して突起部81を挟み、他端は、センタホルダ69の
中心に挿通されるセンターピース83のフランジ部85
に当接する。
【0028】従って、調整ハンドル65を締めこめば、
突起部81が段部79を押圧して、バックアップロール
7の中心11とワークロール5の中心との線材の移送方
向におけるオフセットを小さくすることができる。ま
た、調整ハンドル65を緩めれば、突起部81がスペー
サ87の一端を押圧して、バックアップロール7の中心
11とワークロール5の中心との線材の移送方向におけ
るオフセットを大きくすることができる。
【0029】なお、バックアップロール7の中心11と
ワークロール5の中心との線材の移送方向におけるオフ
セットを小さくするほど線材の圧延力が高くなる。ま
た、各ワークロール5は、各バックアップロール7から
の回転を受けるとそれぞれバックアップロール7の回転
方向に付勢される。従って、最初にオフセットを0にす
ると、付勢によって圧延力が弱まるので、オフセットが
0にされることはない。
【0030】また、オフセットを調整した後に調整ハン
ドル65が回転しないように、調整ハンドル65の雄ね
じ63には、ストッパリング89がねじ合わされてい
る。このストッパリング89は、突起部81の端部に当
接することで調整ハンドル65の回転を防止する。
【0031】また、フロントハウジング35及びリアハ
ウジング31のうちでバックアップロール7と対面する
部分には開口93が設けられており、ロールハウジング
25の軽量化が図られると共にバックアップロール7の
点検が可能になっている。
【0032】図5は、4方向から線材の圧延を行う第2
の実施例による圧延装置1の各ロールの配置を概略的に
示す正面図である。ワークロール5及びバックアップロ
ール7がそれぞれ90度間隔で配置され、これに伴って
バックアップロール7のV字状の溝19、ワークロール
5のテーパ面21及び歯車23の歯面の角度が第1の実
施例とは異なっている。
【0033】図6は、6方向から線材の圧延を行う第3
の実施例による圧延装置1の各ロールの配置を概略的に
示す正面図である。第3の実施例では、隣接するバック
アップロール7の各々の軸17の成す角度が90度を越
え、軸17の端部に歯車23を設ける空間を確保できな
いので、歯車23をバックアップロール7の両側面近傍
に配置し、軸受け機構33を軸17の両端に設けてい
る。また、バックアップロール7の軸17の1つを延長
して入力軸とすることができないので、アイドル歯車9
5と入力軸97とを軸17とは別に設けている。
【0034】図7は、第1の実施例の圧延装置により圧
延される線材3の断面形状の3つの例を示す部分断面図
である。図7(A)は、断面形状が正三角形の線材3
を、図7(B)は、断面形状がほぼY字状の線材3を、
図7(C)は、断面形状が円形の外周面の3方向に溝を
有する線材3を圧延加工する構成を示している。
【0035】図8は、第2の実施例の圧延装置により圧
延される線材3の断面形状の3つの例を示す部分断面図
である。図8(A)は、断面形状が正方形の線材3を、
図8(B)は、断面形状がほぼX字状の線材3を、図8
(C)は、断面形状が円形の外周面の4方向に溝を有す
る線材3を圧延する構成を示している。
【0036】図9は、第3の実施例の圧延装置により圧
延される線材3の断面形状の3つの例を示す部分断面図
である。図9(A)は、断面形状が正六角形の線材3
を、図9(B)は、断面形状が正六角形の各辺を凹ませ
た星のような断面形状の線材3を、図9(C)は、断面
形状が円形の外周面の6方向に溝を有する線材3をそれ
ぞれ圧延する構成を示している。
【0037】
【発明の効果】請求項1に係る線材の圧延装置では、バ
ックアップロールの回転中心に対してワークロールの回
転中心が線材の移送方向にオフセットしており且つワー
クロールに対するバックアップロールの圧着力が大きく
ても、ワークロールの外周面に対するバックアップロー
ルの当たり具合が変化しにくくて、所望の圧着力を安定
的に得ることができるので、線材を高精度に圧延するこ
とができる。
【0038】請求項2に係る線材の圧延装置では、複数
のワークロールに対する複数のバックアップロールの圧
着力を同時に調整することができるので、圧着力を短時
間で調整することができて、線材を高いスループットで
圧延することができる。
【0039】請求項3に係る線材の圧延装置では、バッ
クアップロールからワークロールヘ駆動力を確実に伝達
することができるので、駆動力のロスが少なくて、線材
を低コストで圧延することができる。
【0040】請求項4に係る線材の圧延装置では、ロー
ルハウジングを構成している一対の枠体のうちの一方の
枠体を他方の枠体から取り外すだけで総てのバックアッ
プロールを露出させることが可能であるので、バックア
ップロールの点検保守や交換等を短時間で行うことがで
きて、線材を高いスループットで圧延することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例による圧延装置の使用状態の一例
を示す斜視図である。
【図2】図1に示したロールハウジングのリアハウジン
グにバックアップロールを組み付けた状態を示す正面図
である。
【図3】バックアップロールの回転軸の軸受け機構の部
分断面図である。
【図4】ロールハウジングの部分縦断面図である。
【図5】4方向から線材の圧延を行うようにした第2の
実施例による圧延装置の要部の概略を示す正面図であ
る。
【図6】6方向から線材の圧延を行うようにした第3の
実施例による圧延装置の要部の概略を示す正面図であ
る。
【図7】(A)第1の実施例の圧延装置により断面形状
が正三角形の線材を圧延加工する要部の構成を示す部分
断面図である。 (B)第1の実施例の圧延装置により断面形状がほぼY
字状の線材を圧延加工する要部の構成を示す部分断面図
である。 (C)第1の実施例の圧延装置により断面形状が円形の
外周面の3方向に溝を有する線材を圧延加工する要部の
構成を示す部分断面図である。
【図8】(A)第2の実施例の圧延装置により断面形状
が正方形の線材を圧延加工する要部の構成を示す部分断
面図である。 (B)第2の実施例の圧延装置により断面形状がほぼX
字状の線材を圧延加工する要部の構成を示す部分断面図
である。 (C)第2の実施例の圧延装置により断面形状が円形の
外周面の4方向に溝を有する線材を圧延加工する要部の
構成を示す部分断面図である。
【図9】(A)第3の実施例の圧延装置により断面形状
が正方形の線材を圧延加工する要部の構成を示す部分断
面図である。 (B)第3の実施例の圧延装置により断面形状がほぼX
字状の線材を圧延加工する要部の構成を示す部分断面図
である。 (C)第3の実施例の圧延装置により断面形状が円形の
外周面の4方向に溝を有する線材を圧延加工する要部の
構成を示す部分断面図である。
【図10】従来の圧延装置の斜視図である。
【符号の説明】
1 圧延装置 3 線材 5 ワークロール 7 バックアップロール 23 歯車 25 ロールハウジング 33 軸受け機構(軸受け) 27 ロールホルダ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いの外周面が突き合わされている部分に
    線材を圧延する空隙が形成されており、それぞれの回転
    によって前記線材を移送しつつ圧延する複数のワークロ
    ールと、 これらのワークロールに対して前記空隙とは反対側にそ
    れぞれ配置されており、前記外周面にそれぞれ圧着され
    て前記ワークロールに駆動力を伝達する複数のバックア
    ップロールとを備え、 前記バックアップロールの回転中心に対して前記ワーク
    ロールの回転中心が前記移送方向にオフセットしている
    線材の圧延装置において、 前記バックアップロールをその回転軸方向から挟むよう
    に配置されており、前記バックアップロールの回転軸を
    軸支している一対の第1の壁部と、前記バックアップロ
    ールに対して前記移送方向及びその反対方向の少なくと
    も一方に配置されており、前記一対の第1の壁部同士を
    連結している第2の壁部とを有するロールハウジングを
    備えている線材の圧延装置。
  2. 【請求項2】前記複数のワークロールを保持しており前
    記移送方向及び前記反対方向への移動が可能なロールホ
    ルダを備えている請求項1記載の線材の圧延装置。
  3. 【請求項3】前記回転軸方向における前記バックアップ
    ロールの位置を調整することができる軸受け機構を前記
    第1の壁部が備えている請求項1記載の線材の圧延装
    置。
  4. 【請求項4】前記移送方向に並べられている一対の枠体
    によって前記ロールハウジングが構成されている請求項
    1記載の線材の圧延装置。
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