JP2509565Y2 - リング精紡機等のフレ―ム構造 - Google Patents

リング精紡機等のフレ―ム構造

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JP2509565Y2
JP2509565Y2 JP1990042958U JP4295890U JP2509565Y2 JP 2509565 Y2 JP2509565 Y2 JP 2509565Y2 JP 1990042958 U JP1990042958 U JP 1990042958U JP 4295890 U JP4295890 U JP 4295890U JP 2509565 Y2 JP2509565 Y2 JP 2509565Y2
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豊 田中
博史 榎本
修 吉田
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Howa Machinery Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、リング精紡機、撚糸機等のフレーム構造
に係り、詳しくは機台フレームが複数の同一フレームユ
ニットの連結構造を有するフレーム構造に関する。
従来の技術 紡績工場における精紡機の組立作業の容易化のため
に、第7図に示すフレーム構造が提案されている。この
機台フレームでは、スプリングピース31を16錘間隔と8
錘間隔の交互に設け、24錘分の長さのスピンドルレール
要素32とローラビーム要素33を夫々3個のスプリングピ
ース31に取付け、精紡機1台分のスピンドルレール要素
32とローラビーム要素33の長手方向と左右方向の水平芯
出しを行ない、それらの取付部分をノックピンで位置決
めする。そして、引き続き精紡機製造会社の組立工場で
精紡機の全部品を組付ける。全部品組付完了後に第6図
に示すようなフレームユニット30に24錘分の全部品が組
付けられた状態に分解する。この状態で出荷されると、
紡績工場ではスプリングピース31の連結部分のノックピ
ンを嵌合させて組付け、アジャストボルトを調整して長
手方向と左右方向の芯出しを行ない、精紡機組立を行な
うようにしてある。
考案が解決しようとする課題 スプリングピース31上でローラビーム要素33等を接続
する前記技術では、紡績工場で組立時に床面上へ設置し
てユニット30が倒れないように各フレームユニット30の
スプリングピース31間隔が16錘としてある。スプリング
ピース31間隔は、このようなユニット単位で結合する組
立方法の開発以前では12錘間隔が一般的で、これより広
い間隔ではスプリングピース31に回動自在に支持される
チンプーリシャフトの支持間隔が広がり、スピンドル回
転を高速化したとき振動が生じ易い問題があった。
課題を解決するための手段 この考案は、フレームユニットのスプリングピース間
隔を長くすることなく、しかも、紡績工場での組付け作
業時にフレームユニットが安定した姿勢を保つことので
きるフレーム構造を提供するもので、機台長手に沿って
所定間隔で配置されるスプリングピースの隣あう2つの
スプリングピースを組とし、この2つのスプリングピー
ス間の間隔より長い長さとしたローラビーム要素とスピ
ンドルレール要素とを、それらの両端面より長手方向中
央寄り位置で夫々前記組となった2つのスプリングピー
スの対応するスプリングピースと連結してフレームユニ
ットを構成し、このフレームユニットにおけるローラビ
ームの両端面を突合せ端面に形成し、隣あうフレームユ
ニットのローラビーム要素の突合せ端面を、機台長手方
向の締付ボルトにより互いに突合せ接合して成ることを
特徴とする。
作用 ローラビーム要素とスピンドルレール要素を両端面よ
り長手方向中央寄り位置で夫々スプリングピースに連結
してあるため、スプリングピース間隔を広げることなく
フレームユニットを床面上に安定した姿勢で設置してフ
レームユニットの接続が行なわれる。また、ローラビー
ムの突合せ端面を、機台長手方向の締付ボルトで締め付
けるので、両端面が互いに引き付けられて確実に突合せ
接合され、隣あうフレームユニットのローラビーム要素
間において、ローラビーム要素上に取付けられるドラフ
ト部で生じる風綿が詰まるような端面間の隙間がなく、
ローラビーム要素上の風綿除去が容易である。
実施例 第1図に示すリング精紡機SFは、ギヤエンドボックス
1とアウトエンドボックス2の間に同一フレームユニッ
ト10の連結構造を有する機台フレーム3が構成してあ
る。各フレームユニット10は、第2,3図に示すように24
錘のスピンドル11を支持する長さのスピンドルレール要
素12が、その端面12a,12bから夫々4錘分と8錘分長手
方向中央寄り位置で一対のスプリングピース13a,13bの
側面にリーマボルト14及び通常のボルト15で締付してあ
る。第3図に示すようにリーマボルト14のリーマ軸14a
はスピンドルレール要素12とスプリングピース13a,13b
にまたがって穿設したリーマ孔16と精度良く嵌合されて
いる。各スプリングピース13a,13bの上端には、24錘分
の長さ(スピンドルピッチ×24)を有するローラビーム
要素17がその両端面より長手方向中央寄り位置で前記同
様のリーマボルト18により夫々連結してある。ローラビ
ーム要素17の両端面は精度良く加工されて突合せ端面17
a,17bに形成してある。ローラビーム要素17の長さに比
べ、スピンドルレール要素12の長さは僅かに短く設定し
てある。
このように組立されたフレームユニット10に24錘分の
スピンドル11その他の全部品が組付けられ、芯出し等が
行なわれてフレームユニット単位で紡績工場へ送られ
る。紡績工場でフレームユニット10を床面に設置して左
右水平芯出しを行ない、隣合うフレームユニット10のロ
ーラビーム要素17の突合せ端面17a,17bを突合せ(第4
図)、機台長手方向に張った水糸に沿わせて一直線とな
る位置で機台長手方向の締付ボルト21で締付ける。スピ
ンドルレール要素12の長さがローラビーム要素17より短
いので、スピンドルレール要素12の端面12a,12b間には
隙間がある状態で第5図に示すようにスピンドルレール
要素12の端部は背面に接続板22を当ててボルト23で連結
される。こうして4つのフレームユニット10が連結さ
れ、ギヤエンドボックス1とアウトエンドボックス2の
間に長さ調整用の短かなローラビーム片24とスピンドル
レール片25を介在して連結してある。
こうして第1図に示すリング精紡機SFが紡績工場で組
上がり、そのスプリングピース13a,13b間隔は全て12錘
間隔であるにもかかわらず、フレームユニット10の組付
け構造が第2図に示すものであるために、単体のフレー
ムユニット10を床面上に設置したとき極めて安定した姿
勢となりユニット接合作業が容易となる。この考案で
は、機台長手方向の締付ボルトにより、ローラビーム要
素の突合せ端面を互いに引き付けるようにして突合せ結
合するので、ローラビーム要素の突合せ端面が確実に隙
間無く結合され、ローラビーム要素上のドラフト部で生
じる風綿が詰まるようなローラビーム要素端面間の隙間
がなく、ローラビーム要素上面の風綿除去が容易であ
る。
考案の効果 以上のようにこの考案による機台フレームによれば、
機台長手に沿って所定間隔で配置されるスプリングピー
スの隣あう2つのスプリングピースを組とし、この2つ
のスプリングピース間の間隔より長い長さとしたローラ
ビーム要素とスピンドルレール要素とを、それらの両端
面より長手方向中央寄り位置で夫々前記組となった2つ
のスプリングピースの対応するスプリングピースと連結
してフレームユニットを構成し、このフレームユニット
におけるローラビーム要素の両端面を突合せ端面に形成
し、隣あうフレームユニットのローラビーム要素の突合
せ端面を、機台長手方向の締付ボルトにより互いに突合
せ接合したので、従来、スプリングピース上でローラビ
ーム要素又はスピンドルレール要素を接続していたもの
に比べ、フレームユニット単位の姿勢安定性が向上し、
このフレームユニットの接合の際に作業が容易となる。
しかも、本願のフレームユニット構造では、スプリング
ピース間隔を拡げなくてもその姿勢が安定しているの
で、チンプーリシャフトの支持間隔を従来同様の間隔に
でき、スピンドルを高速回転するときの振動が少なくな
る。しかも、本願構造によれば、ローラビーム要素の突
合せ端面が機台長手方向の締付ボルトにより締め付けら
れて、両端面が互いに引き付けられて確実に突合せ接合
されるので、隣あうフレームユニットのローラビーム要
素間において、ローラビーム要素上に取付けられるドラ
フト部で生じる風綿が詰まるような端面間の隙間がなく
なり、ローラビーム要素上の風綿除去が容易となる利点
がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はリング精紡機の正面図、第2図はフレームユニ
ットの拡大正面図、第3図は第2図のIII-III断面図、
第4図は第2図のIV視図、第5図は第2図のV視図、第
6,7図は従来の技術を示す。 3……機台フレーム、10……フレームユニット、12……
スピンドルレール要素、12a,12b……端面、13a,13b……
スプリングピース、17……ローラビーム要素、17a,17b
……突合せ端面、SF……リング精紡機

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】機台フレームが複数の同一フレームユニッ
    トの連結構造を有するリング精紡機等において、機台長
    手に沿って所定間隔で配置されるスプリングピースの隣
    あう2つのスプリングピースを組とし、この2つのスプ
    リングピース間の間隔より長い長さとしたローラビーム
    要素とスピンドルレール要素とを、それらの両端面より
    長手方向中央寄り位置で夫々前記組となった2つのスプ
    リングピースの対応するスプリングピースと連結してフ
    レームユニットを構成し、このフレームユニットにおけ
    るローラビーム要素の両端面を突合せ端面に形成し、隣
    あうフレームユニットのローラビーム要素の突合せ端面
    を、機台長手方向の締付ボルトにより互いに突合せ接合
    して成ることを特徴とするリング精紡機等のフレーム構
    造。
JP1990042958U 1990-04-20 1990-04-20 リング精紡機等のフレ―ム構造 Expired - Lifetime JP2509565Y2 (ja)

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JPH044069U JPH044069U (ja) 1992-01-14
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2220228B2 (de) * 1972-04-25 1976-05-13 Schubert & Salzer Maschinenfabrik Ag, 8070 Ingolstadt Spinn- oder zwirnmaschine
JPH0726257B2 (ja) * 1987-03-13 1995-03-22 豊和工業株式会社 リング精紡機等のフレ−ム構造
JP2727676B2 (ja) * 1989-08-28 1998-03-11 株式会社豊田自動織機製作所 紡 機

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JPH044069U (ja) 1992-01-14

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