JPH0852505A - クラスタ・ミルのハウジング組立体 - Google Patents

クラスタ・ミルのハウジング組立体

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JPH0852505A
JPH0852505A JP7006112A JP611295A JPH0852505A JP H0852505 A JPH0852505 A JP H0852505A JP 7006112 A JP7006112 A JP 7006112A JP 611295 A JP611295 A JP 611295A JP H0852505 A JPH0852505 A JP H0852505A
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cluster
mill
mill housing
housing assembly
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ジー.センジミア マイクル
John W Turley
ダブリュ.ターリィ ジョン
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 クラスタ・ミルのハウジングに、剛性が大き
いという、モノブロック・ハウジングの利点と、絡まっ
たストリップの除去の容易さ等の、2部分ハウジングの
利点とを兼ね備えさせる。 【構成】 本発明のハウジング組立体は、その水平方向
中心線上又はその近くの水平方向平面に沿って、それぞ
れロール・キャビティとその中のロール・クラスタとを
備える上側及び下側のミル・ハウジングに分割される。
その組立体の各コーナーにはスクリュが備えられ、これ
らスクリュで両ミル・ハウジングを対称的に同等に且つ
相反方向へ動かすことによってロール・クラスタの加工
ロール間の間隙が調節される。両ミル・ハウジングに、
それらの間にスクリュにより決められる間隔をもたせ
て、それらを一体にするような予応力をかけるための油
圧シリンダ及びタイロッドが設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属ストリップの冷間
圧延に使用されるクラスタ・ミルのハウジングに関し、
特に、2部分構造の利点とモノブロック構造の利点とを
兼ね備えるクラスタ・ミル・ハウジングに関する。
【0002】
【従来の技術】金属ストリップを冷間圧延するクラスタ
・ミルの多くは、米国特許第2,169,711号、第
2,187,250号、及び第2,776,586号に
示されている型式の、あるいは米国特許第3,815,
401号に教示されている改良された型式の、そして又
ここに添付する図1の(a)と(b)に図示されている
モノブロック型のハウジングを備えている。
【0003】モノブロック・ハウジングの他の型式のハ
ウジングより優れた利点は、非常に均等な厚さのストリ
ップを圧延するのに必要な大きな剛性をもっていること
である。当該技術者に理解されるように、時代の進歩と
共にゲージの精度(即ち厚さの均等性)の要求は増々高
くなっている。
【0004】しかしモノブロック・ハウジングにも幾つ
かの欠点があり、これらの欠点は用途によっては重大な
困難をもたらす。それらの欠点を要約すると以下の如く
である。
【0005】第1に、ミルに支障が生じた場合、即ちス
トリップが破断し、そのスクラップのストリップの絡ま
ったマスがハウジング内に集積した場合、その絡ったス
トリップを取除いて圧延を再開するのに時には数時間も
かかり、従って生産の著しい損失が出る。このような場
合、スクラップ・ストリップを除去するためのスペース
をより大きくするようにハウジングを上側半部と下側半
部とに分離できるようになっていればより有利であろ
う。このことは高速ミルの場合には特に重要である。
【0006】第2に、用途によっては、モノブロック・
ハウジングで達せられるよりもより大きな範囲の加工ロ
ール直径を以って圧延できるようにするのが有利であろ
う。
【0007】第3に、ハウジングを上側半部と下側半部
とに分離できるようにすればストリップの通しがより容
易になろう。
【0008】第4に、ハウジングを上側半部と下側半部
とに分離してこれらの間に力測定装置を取付けられるよ
うにすれば、ロール分離力のより正確な測定が可能にな
ろう。これはデータの記録に有用であり、又自動ゲージ
制御システムの精度を向上させる。
【0009】モノブロック以外の従来技術のハウジング
のデザインのあるものは上記欠点の幾つかを克服し、他
のものは上記欠点の全てを克服している。しかしミル剛
性の著しい低下という欠点を伴なっている。そのような
従来技術の実例が図2及び図3の(a)と(b)に示さ
れる。
【0010】図2において、ハウジングは2つの半部、
即ち上側半部112と下側半部113とで構成され、こ
れら両半部は、4つの油圧シリンダ115(各コーナー
に1つのシリンダ)及び、上下両ハウジングを所定の間
隔で離間させる固定のスペーサ116を用いて一体に組
立てられている。このデザインはモノブロック・ハウジ
ングに近い剛性が得られ、そして油圧シリンダの操作に
より上下両ハウジングを適当な方向に離すことができ
る。このデザインによれば前記4つの欠点の全てを克服
できる。しかし2つの短所が残る。その1つは、加工ロ
ールの直径を変えるためにはスペーサ116を交換しな
ければならないことである。これは加工ロール直径の変
更が頻繁に行われる場合不便である。第2には、加工ロ
ール直径が変えられ、これに合わせてスペーサ116が
交換された場合、下側ハウジングが固定されているため
パス・ラインの高さが変化することである。これも不都
合なことである。というのは、加工ロールのスラスト・
ベアリング、ストリップ・ワイパ、厚さゲージ、ミル駆
動スピンドルのような他の装置は全て固定のパス・ライ
ン・レベルにおいて最良に作動するからである。
【0011】図3の(a)と(b)において、ミル・ハ
ウジングは2つの半部に分割され、そして幅が小さくさ
れている。それら2つの半部は2つの4段型若しくは4
−ハイ(four−high)型ミル・ハウジングの窓
の中に、それらミル・ハウジングに組込まれた標準的な
スクリュダウン(screwdown)及びパス・ライ
ン高さ調節機構を使って嵌込まれる。図3の(a)と
(b)は、各ハウジング窓の底部に置かれた油圧スクリ
ュダウン・シリンダ109と、各ハウジング窓の頂部に
設けられたパス・ライン高さ調節用のスクリュ108及
びナットを示している。このデザインは前記4つの欠点
の全てを克服するものであるが、モノブロック・ハウジ
ングよりもずっと小さい剛性(そしてずっと高い価格)
の構造になる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、通常のモノ
ブロック・ミル・ハウジングと実質的に同じ寸法、形
状、及び構造を有するクラスタ・ミルのミル・ハウジン
グ組立体を提供しようとするものである。本発明のミル
・ハウジング組立体は、これの水平方向中心線上又はこ
れの近くの水平方向平面に沿って上側ミル・ハウジング
と下側ミル・ハウジングとに分割される。ミル・ハウジ
ング組立体の4つのコーナーにジャッキ及びスクリュ組
立体を備え、そしてミル・ハウジング組立体の4つのコ
ーナーに調節可能なタイ・ロッド装備を備えることによ
って、剛性の点でモノブロック・ミル・ハウジングに匹
敵し、なお且つ、ミルの故障に際して上側及び下側ミル
・ハウジングを分離できること、広い範囲のロール間隙
の設定が行えること、そして固定のパス・ライン・レベ
ルで作動を行えることを含む2部分ミル・ハウジングの
全ての利点を有する構造を作ることができる。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、クラス
タ・ミルの2部分ハウジング組立体が提供される。この
ハウジング組立体はモノブロック・ハウジングと実質的
に同じ寸法、形状、及び構造を有する。ハウジング組立
体は、これの水平方向中心線上又はこれの近くの水平方
向平面に沿って上側ミル・ハウジングと下側ミル・ハウ
ジングとに分割される。各ミル・ハウジングはロール・
キャビティとこれの中に設置されるロール・クラスタを
備える。各ロール・クラスタは加工ロール、中間ロー
ル、及びバッキング(backing)組立体を含む。
【0014】両ロール・クラスタの加工ロール間の間隙
は、上側及び下側ミル・ハウジングを対称的に同等に且
つ相互に反対方向へ動かすことによって調節される。こ
のために、ミル・ハウジングの各コーナーに1つづつの
4つの同様なスクリュが備えられる。各スクリュは相互
に逆巻きの2つのねじ部分を有する。各スクリュの一方
のねじ部分は、上側ミル・ハウジングのコーナー凹部内
に回転しないように装架された適当なねじナットに係合
する。同様に、各スクリュの他方のねじ部分は、下側ミ
ル・ハウジングのコーナー凹部内に回転しないように装
架された適当なねじナットに係合する。従って、全ての
スクリュが1つの方向に回転されると上側及び下側ミル
・ハウジングは垂直方向に離間される。同様に、全ての
スクリュが反対方向に回転されると上側及び下側ミル・
ハウジングは垂直方向に相互に接近するように変位され
る。両方のミル・ハウジングが相反方向に同等に動かさ
れるのでパス・ラインは固定されている。
【0015】上側ミル・ハウジングと下側ミル・ハウジ
ングとは両方とも4つのスクリュによって支持される。
これら4つのスクリュは、ミルのベースに装架された4
つのジャッキによって支持され且つ回転される。各ジャ
ッキは、モータに結合される入力軸を有する。ミル・ハ
ウジング組立体の両前側コーナーに置かれた2つのジャ
ッキの入力軸どうしは一緒に結合される。同様に、ミル
・ハウジング組立体の両後側コーナーに置かれた2つの
ジャッキの入力軸どうしも一緒に結合される。
【0016】ミル・ハウジング組立体の各コーナーで上
側ミル・ハウジングの頂部に油圧シリンダが装架され
る。各シリンダはピストンを有する。各ピストンは1対
のタイ・ロッドに結合され、これらタイ・ロッドは、上
側ミル・ハウジングに設けられたボアを遊隙をもって貫
通し、そして下側ミル・ハウジングに設けられたねじボ
アにねじ係合する。その4つの油圧シリンダ/タイ・ロ
ッド組立体が、ねじによって決められる間隔を置いて上
側及び下側ミル・ハウジングに、これらを一緒若しくは
一体にするように、調節可能に予応力をかける。
【0017】
【実施例】以下、添付図面を参照しながら本発明の詳細
な説明を行う。
【0018】図面に示される全ての型式のクラスタ・ミ
ル・ハウジングにおいて、それらハウジング又はハウジ
ング要素は4つの上側部分ボア110と4つの下側部分
ボア111を備える。これら上側及び下側部分ボアはハ
ウジングのロール・キャビティの上側部分と下側部分と
の周縁を形成する。図1に示されるようなモノブロック
・ハウジングにおいてロール・キャビティは単一のキャ
ビティである。図2、図3の(a)と(b)、及び図4
と図5に示されるような2部分ミル・ハウジングの場
合、上側ハウジング部分にロール・キャビティの上側部
分が形成され、そして下側ハウジング部分にロール・キ
ャビティの下側部分が形成される。図1の(a)に最も
よく示されるように、2つの加工ロール104の間にロ
ール間隙が作られ、この間隙にストリップ105が通さ
れて圧延される。それら加工ロール104はそれぞれ2
つの第1中間ロール103によって支持される。これら
2つの第1中間ロール103は3つの第2中間ロール1
02によって支持され、そしてこれら第2中間ロール1
02は4セットのキャスタ・ベアリング101によって
支持される。当該技術で周知のように、各セットのキャ
スタ・ベアリング101は1つの共通な軸106上に装
架され、そしてこの軸は1セットのサドル107によっ
てミル・ハウジング部分ボア110又は111に対して
支持される。それらのサドル107は軸106の両端部
及び各キャスタ・ベアリング101の間に設けられる。
キャスタ・ベアリング101、軸106、及びサドル1
07の組立体はバッキング組立体として知られている。
図示の場合全部で8個のバッキング組立体が備えられて
いる。図1においてそれら8個のバッキング組立体は記
号AからHまでで指示される。1個の加工ロール10
4、2個の第1中間ロール103、3個の第2中間ロー
ル102、及び4個のバッキング組立体のセットはロー
ル・クラスタとして知られている。図示の場合2個のロ
ール・クラスタ、即ち1個の上側ロール・クラスタと1
個の下側ロール・クラスタがある。そのようなクラスタ
は当該技術において、1−2−3−4又は20ハイ(h
igh)・クラスタとして知られている。本発明はこの
型式のクラスタを有するミルに適用されるが、又、当該
技術で1−2−3又は12ハイ・クラスタとして知られ
ている型式のクラスタを有するミルにも適用される。
【0019】図1の(a)と(b)に示されるモノブロ
ック・ハウジングは、部分ボア110が形成されたルー
フ部分120、部分ボア111が形成されたフロア部分
121、及び、それらルーフ部分とフロア部分とを結合
する2つの側部フレーム部分122(左側)と123
(右側)で構成されているということができる。各側部
フレーム部分は、上側ビーム部分124と下側ビーム部
分125及びこれら上下ビーム部分の端部どうしを結合
するコラム部分126で構成される。圧延が行われてい
る間、ロール分離力の作用によってルーフ部分120は
上方へ押され、フロア部分121は下方へ押される。そ
の分離力は剪断力としてルーフ部分とフロア部分を介し
て側部フレーム部分122と123のビーム部分124
と125へ伝達され、そしてコラム部分126に引張力
として掛かる。
【0020】図1の(a)と(b)に示されるモノブロ
ック・ハウジング及び図2に示される予応力を掛けられ
るハウジングの場合、少なくとも幾つかのバッキング組
立体の個所で各サドルとその軸との間に偏心部品が装架
される。これら偏心部品は軸にキー止めされ、そこで軸
が回転すると軸の軸心(従って軸上に装架されたキャス
タ・ベアリングの軸心)が動く。そのように偏心部品を
備えた構成のバッキング組立体BとCはロール間隙を直
接調節するスクリュダウン装備として用いられる。同様
な構成のバッキング組立体FとGはパス・ライン調節に
用いられ、従ってロール間隙にも関係する。同様な構成
のバッキング組立体A、H、D、Eはロール摩耗に対す
る調節を行い、又ロール間隙にも多少関係する。勿論、
バッキング組立体に偏心部品を備えることによって得ら
れるロール間隙の調節の範囲は、8個の全てのバッキン
グ組立体A−Hに偏心部品を備えた場合でも、限定され
る。典型的には、50インチ(1270mm)幅のミル
の場合、スクリュダウン及びパス・ライン調節は約9.
5mm(3/8インチ)までに限定され、そしてロール
摩耗に対する調節は約12.7mm(1/2インチ)ま
でに限定される。
【0021】図3の(a)と(b)に示されるデザイン
のハウジングの場合、ロール間隙の調節は、油圧スクリ
ュダウン・シリンダ109及び/又はパス・ライン高さ
調節スクリュ108の回転によって行われ、従ってバッ
キング組立体に偏心部品を備える必要はない。この場
合、127mm(5インチ)又は152.4mm(6イ
ンチ)のロール間隙の調節が容易に可能である。
【0022】本発明の好適な実施例が図4と図5に示さ
れる。本発明の目的は、図1に示される従来技術のモノ
ブロック・ハウジングの剛性と、図3に示される従来技
術の2部分ハウジングの調節可能性及び広い範囲のロー
ル間隙設定の可能性とを併せ備えたクラスタ・ミル・ハ
ウジング組立体を提供することである。
【0023】本発明のミル・ハウジングは図1のそれと
同様な形状、構造、及び寸法を有するが、このミル・ハ
ウジングは、これの水平方向中心線上又はこれに近い水
平方向平面に沿って上側ハウジング11と下側ハウジン
グ12とに分割される。そのコラム126がそれぞれに
上側部分126A(上側ハウジングの部分)と下側部分
126B(下側ハウジングの部分)とに分割される。上
側ハウジング11と下側ハウジング12は4つのスクリ
ュ13により相互に離間されて、それらスクリュに装架
される。それら4つのスクリュ13は各コーナーに1つ
づつ、コラム部分126Aと126Bの実質的に中心個
所に設置される。スクリュ13はそれぞれ、上側ナット
17と係合する右ねじ15、及び下側ナット16と係合
する左ねじ14を有する(図4参照)。各上側ナット1
7はそれぞれのハウジング・コーナーに設けられた凹部
46内に設置され、そしてその上面に同心的に装架され
る市販のリング形ロード・セル(load cell)
18を備える。ロード・セル18は例えばABB社(ウ
ィスコンシン州、ミルウォーキ)で製造されている「プ
レスダクタ(Pressductor)」のようなもの
にされよう。上側ハウジング11はそれら4つのロード
・セル18上に載せられ、そしてそのハウジングの重量
はそれらロード・セルとナット17を介してスクリュ1
3へ伝達される。
【0024】各下側ナット16はそれぞれのハウジング
・コーナーに設けられた凹部47内に設置され、そして
1対の球面スラスト・ワッシャ19,20上に載せられ
る。このスラスト・ワッシャ対19,20は凹部47の
底部上に着座する。
【0025】各下側ナット16は、下側ハウジング12
にボルト止めされるキー21によって下側ハウジングに
キー止めされる。ミルに荷重が掛からないとき下側ハウ
ジング12はキー21によって4つのナット16に懸架
される。従って下側ハウジングの重量は4つのスクリュ
13へ伝達され、これらスクリュによって支持される。
キー21は又ナット16の回転を阻止する。
【0026】各上側ナット17はキー22によって上側
ハウジング11にキー止めされる。それらキー22はナ
ット17の回転を阻止するだけで、荷重支持は行わな
い。
【0027】各スクリュ13はジャッキ31によって支
持される。ジャッキ31は、回転するが軸方向に動くこ
とのない出力軸51をもった市販のユニット(例えば、
ダフ−ノートン社(ノースカロライナ州、シャーロッ
ト)で製造されている回転スクリュ型ジャッキ)であ
る。このジャッキは、出力軸51に掛かる大きな軸方向
荷重を支持できる強力なスラスト・ベアリングを備えて
いる。各ジャッキ31の出力軸51はそれぞれのスクリ
ュ13にボルト及びキー止めされる。
【0028】以上のようにしてジャッキ31は下側ハウ
ジング12の各コーナーに1つづつの都合4個が備えら
れる。即ち、図4に見られ、そして図5の左側に示され
る前側の2個と、図5の右側に示される後側の2個であ
る。
【0029】図4に明らかなように、各前側ジャッキ3
1の入力軸39は複端部型であり、その1つの端部が継
手32とクロス軸35を介して他方の前側ジャッキの入
力軸に連結される。入力軸39の他方の端部は継手32
を介して油圧又は電気モータ33により駆動される。モ
ータ33の1つに、入力軸39の角位置を検知するエン
コーダ34が結合される。2つの後側ジャッキも同様な
構成にされる。
【0030】前側のモータ対と後側のモータ対を一緒に
操作して4つのスクリュ13を回転させれば、それらモ
ータ33の回転方向によって、上側ハウジング11の上
昇と下側ハウジング12の下降、あるいは上側ハウジン
グの下降と下側ハウジングの上昇が行われる。
【0031】スクリュ13の左ねじ14と右ねじ15の
ピッチは等しいから上側ハウジング11と下側ハウジン
グ12の変移量は相反方向であるが常に同等である。従
ってそれら2つのハウジングの対称平面は常に固定され
ている。ピニオン・スタンド(図示せず)の対称平面は
ハウジングの対称平面と同じにされる。この平面のレベ
ルはパス・ライン・レベルとして知られている。上記の
ような特徴は、上側及び下側対の駆動スピンドル(図示
せず)の不整合角度を常に実質的に等しくしておくのに
大きく寄与する。その結果、駆動スピンドルの強度が損
われることがなくなる。
【0032】前側のモータ対33だけを操作する、又は
後側のモータ対33だけを操作する、あるいは前側と後
側のモータ対を相互に反対方向に操作することにより、
上側ハウジング11と下側ハウジング12を相互に反対
方向に傾斜させて、テーパの付いた形状のロール間隙
(ミルの前側と後側とで間隙幅の異なるロール間隙)を
作ることができ、あるいは又、ロール間隙に最初からテ
ーパが付いている場合、そのテーパ付きロール間隙を平
行な形状へ修正することができる。このことは当該技術
では、ミルを「水平にする(to level)」とい
われる。上記のような調節は、「くさび形」ストリップ
のような不均等な厚さのストリップを圧延する場合に有
用である。
【0033】圧延されるストリップの厚さを薄くしてい
く圧延プロセスが行われているとき、ロール離間力(r
oll separating force(RS
F))が生じ、この力は、上側ロール・クラスタに対し
て実質的に垂直上方向へ、そして下側ロール・クラスタ
に対して実質的に垂直下方向へ作用する。
【0034】その力のマグニチュードは通常、上側ロー
ル・クラスタ及び上側ハウジング11の重量よりも相当
に大きいから、圧延中に生じる最大RSFよりも大きい
予応力で上側ハウジング11と下側ハウジング12とを
一体にするように予負荷をかけることが必要である。
【0035】そのような予応力は、ロード・セル18、
ナット17、スクリュ13のねじ部分15と14、ナッ
ト16、及び球面ワッシャ19と20によって形成され
るスペーシング構造(spacing structu
re)に対し、上側及び下側ハウジング11と12を一
緒に把持するタイ・ロッド23を介して作用する4つの
シリンダによって加えられる。
【0036】ナット17はそれぞれ、上側及び下側ハウ
ジングの内側面、即ちパス・ラインに最も近接した面に
装架されるので、各スクリュ13の負荷が掛かる部分、
即ちねじ部分14と15の間の部分は可及的に短かく、
従って可及的に剛性なものになっている。そこでスペー
シング構造の剛性は非常に高く、そして上側及び下側ハ
ウジングとスペーシング構造とで構成される全構造の剛
性はモノブロック・ハウジングの剛性よりも僅かに小さ
いに過ぎないものになる。
【0037】そのような剛性は、スクリュ13の負荷部
分が圧縮力を掛けられるという条件でのみ保持されるこ
とを留意しなければならない。従ってその高い剛性を得
るためには、予応力は圧延中に生じる最大ロール分離力
よりも大きくしなければならない。
【0038】ここで用いられるデザイン原理は「短応力
径路(short stresspath)」原理とし
て知られている。即ち、最大の剛性を得るためには、最
高の応力が掛かる部品(ここではスクリュ13のねじ部
分14と15の間の部分)は可及的に短かくされるので
ある。
【0039】各油圧シリンダは、ボルト44によって上
側ミル・ハウジング11に取付けられるシリンダ体部2
4、このシリンダ体部内を摺動するピストン25、ピス
トン・ロッド23(これらピストン・ロッドは又タイ・
ロッドの役目をもつ)、及び、ピストン・ロッド23に
ピストン25を固定するナット29を備える。シール2
6,27,28が備えられてシリンダ24から油圧流体
の漏れるのを防ぐ。ピストン25にボルト止めされるキ
ー30がナット29を回転させないように錠止し、又そ
れらナット29をピストン25に固定する。こうしてピ
ストンの重量はロッド23に支持される。ピストン25
は、下側ハウジング12に設けられたねじボア内に螺着
される2つのピストン・ロッド(タイ・ロッド)23に
よって下側ハウジング12に結合される。
【0040】油圧シリンダ24のそのようなデザイン
は、各シリンダ24が1つではなく2つの平行な非同軸
心のピストン・ロッド23を備えるという点で独特なも
のである。このようなデザインにすることの目的は、各
シリンダ24をそれぞれのスクリュ13と同軸心に装架
できるようにし、これによって、シリンダ24に油圧流
体を供給して予応力を掛けるとき、各スクリュ13に均
等な応力を与えられるようにすることである。そのため
に2つのタイ・ロッド23はスクリュダウン・ナット1
6,17の両側に置かれるように設けられ、そしてそれ
ら2つのロッド23の軸心及びナット16,17の軸心
が全て1つの垂直方向平面内に置かれるようにされる。
【0041】本発明では、そのハウジングの構造が潤滑
以外の保守を行わずに長い年月の使用に耐えられるもの
にされるが、又全ての部品の交換を容易に行うことがで
きる。油圧シリンダ24は、4つのボルト44、1つの
油圧ホース(図示せず)、2つのキー30、及び2つの
ナット29を取外し、そしてシリンダ24を持上げるこ
とで取外しできる。この後ロッド23がねじ孔から外さ
れて持上げて引抜かれる。
【0042】ロード・セル18を取外すためにはモータ
33を操作して上側ハウジング11と下側ハウジング1
2とをできるだけ大きく引離す。この後そのロード・セ
ル18のある個所の近傍で上側ハウジング11と下側ハ
ウジング12との間にジャッキを設置して上側ハウジン
グ11の重量がロード・セルに掛からなくなるようにす
る。こうしておいて、先ず、ロード・セル18と上側ナ
ット17を覆い且つ保持するカバー/保持板43(図4
参照)を取外せば、ロード・セル18と上側ナット17
のために上側ハウジング11に備えられているスロット
又は凹部46を通してロード・セル18を水平方向に、
前側のロード・セルであればハウジングの前側へ、後側
のロード・セルであればハウジングの後側へ滑らせて外
へ取出すことができるようになる。カバー/保持板43
の取外しは、これを上側ハウジング11に留めているね
じを外すことによって行われる。
【0043】同様なカバー42が下側ハウジング12の
凹部47に備えられ、そして細長いカバー41が凹部4
8に備えられる(図4参照)。カバー43と同じように
してカバー42,41を取外せば、凹部46,47,4
8から、スクリュ13、ナット16と17、ロード・セ
ル18、及びワッシャ19と20の全組立体を滑らせて
取出すことができる。こうして検査、交換、あるいは修
理を行うことができる。そのスクリュ組立体13,1
6,17,18,19,20が取出される前に、この取
出しが行われる所の下側ハウジングのコーナーが固定さ
れ、又スクリュ13を支持するジャッキ31の出力軸5
1にスクリュ13を留めているボルトとキーが外されよ
う。各スクリュ組立体13,16,17,18,19,
20のそれぞれの凹部46,47,48に1セットのカ
バー41,42,43が備えられることは理解されよ
う。
【0044】本発明によるミルにおいて、偏心部品によ
ってBとCのバッキング組立体を操作する標準的なスク
リュダウン・システムは保持されよう。更に、上側クラ
スタのロール寸法と下側クラスタのロール寸法との差違
に対処するため、偏心部品によってFとGのバッキング
組立体を操作するパス・ライン高さ調節システムも保持
されよう。しかし、ロールの摩耗については、スクリュ
13の回転で行われる対称的なハウジング分離調節によ
り対処できるので、A、D、E、Hのバッキング組立体
に偏心部品を備える必要はない。
【0045】本発明の精神から外れずに様々な変化形が
可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)はクラスタ・ミルの従来技術のモノブロ
ック・ハウジングの前立面図、そして(b)は側立面図
である。
【図2】クラスタ・ミルの従来技術の分割ハウジングの
部分断面前立面図である。
【図3】(a)は、4ハイ型ミル・ハウジング内に装架
されるクラスタ・ミル・ハウジング構造要素を備える、
従来技術のクラスタ・ミル・ハウジング構造の前立面
図、そして(b)は側立面図である。
【図4】本発明によるクラスタ・ミル・ハウジングの部
分断面前立面図である。
【図5】図4のクラスタ・ミル・ハウジングの部分断面
側立面図である。
【符号の説明】
11 上側ハウジング 12 下側ハウジング 13 スクリュ 14 左ねじ 15 右ねじ 16 下側ナット 17 上側ナット 18 ロード・セル 19 スラスト・ワッシャ 20 スラスト・ワッシャ 23 タイ・ロッド 24 油圧シリンダ 25 ピストン 31 ジャッキ 33 モータ 34 エンコーダ 35 クロス軸 39 入力軸 41 カバー 42 カバー 43 カバー 46 凹部 47 凹部 48 凹部 51 出力軸

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クラスタ・ミルのハウジング組立体にお
    いて、モノブロック・ミル・ハウジングと実質的に同じ
    寸法、形状、及び構造を有し、かつ、該ミル・ハウジン
    グ組立体の水平方向中心線上又はこれの近くの水平方向
    平面に沿って上側ミル・ハウジングと下側ミル・ハウジ
    ングとに分割されるとともに、2つの前側コーナーと2
    つの後側コーナーとを有しており、該ミル・ハウジング
    のそれぞれはロール・キャビティとこのキャビティ内に
    配置されるロール・クラスタを有し、これらロール・ク
    ラスタはそれぞれ加工ロールと中間ロールとバッキング
    組立体とを有していて、両加工ロールの間に間隙が形成
    されるようになっており、また、該クラスタ・ミル・ハ
    ウジング組立体は、これの該4つのコーナーのそれぞれ
    に装架されたスクリュ及びナット組立体装備を有し、こ
    のスクリュ及びナット組立体装備は、これのスクリュの
    回転方向に応じて該上側及び下側ミル・ハウジングを相
    互に接近又は離間させるように変位させることにより該
    加工ロール間隙を調節するようになっており、また、該
    スクリュを支持し且つこれを回転させる装備が設けられ
    るとともに、該スクリュは該上側及び下側ミル・ハウジ
    ングの重量を支持しており、さらに、該上側及び下側ミ
    ル・ハウジングに、それらの間に該スクリュによって決
    められる間隔をもたせて、それらミル・ハウジングを一
    体にするような予応力をかける装備が備えられているク
    ラスタ・ミル・ハウジング組立体。
  2. 【請求項2】 該4つのスクリュ及びナット組立体がそ
    れぞれに、等しいピッチで相互に逆巻きの第1及び第2
    ねじ部分を有するスクリュ、該上側ミル・ハウジングの
    各コーナーの凹部内に非回転装架される上側ナット、該
    下側ミル・ハウジングの各コーナーの凹部内に非回転装
    架される下側ナットを備え、各該スクリュの該第1ねじ
    部分がこれの該上側ナットにねじ係合し、該第2ねじ部
    分がこれの該下側ナットにねじ係合し、そこで該スクリ
    ュ回転装備により全ての該スクリュを第1方向に回転さ
    せると該上側及び下側ミル・ハウジングが垂直方向に離
    間するように変位され、該スクリュ回転装備により全て
    の該スクリュを第2方向に回転させると該上側及び下側
    ミル・ハウジングが垂直方向に接近するように変位さ
    れ、そして全ての該スクリュの同等な回転は該上側及び
    下側ミル・ハウジングを垂直方向且つ相反方向へ同等な
    距離だけ変位させる、請求項1のクラスタ・ミル・ハウ
    ジング組立体。
  3. 【請求項3】 該ロール・クラスタが12ハイ・クラス
    タである、請求項1のクラスタ・ミル・ハウジング組立
    体。
  4. 【請求項4】 該ロール・クラスタが20ハイ・クラス
    タである、請求項1のクラスタ・ミル・ハウジング組立
    体。
  5. 【請求項5】 固定のパス・ライン・レベルを備える請
    求項1のクラスタ・ミル・ハウジング組立体。
  6. 【請求項6】 各該上側ナットがそれぞれの該上側ハウ
    ジング・コーナーの凹部内に設置され、リング形のロー
    ド・セルが各該上側ナットの頂部上に同心的に装架さ
    れ、該上側ミル・ハウジングが該ロード・セルの上に載
    って該上側ミル・ハウジングの重量が該ロード・セルと
    上側ナットを介して該スクリュに伝達され、1対の球面
    スラスト・ワッシャが各該下側ナットの凹部の中でその
    下側ナットの下に設けられて該凹部の底部上に着座し、
    キーが該下側ナットを該下側ハウジングにキー止めし、
    該クラスタ・ミルに負荷の掛からないとき該下側ハウジ
    ングが該キーにより該4つの下側ナットに懸架されて該
    下側ハウジングの重量が該4つのスクリュに伝達されて
    支持される、請求項2のクラスタ・ミル・ハウジング組
    立体。
  7. 【請求項7】 該スクリュのそれぞれに設けられてその
    スクリュを支持するジャッキが備えられ、これらジャッ
    キはそれぞれに、軸方向の動きが固定され且つそれぞれ
    の1つの該スクリュに固定された回転可能な出力軸、第
    1端部と第2端部とをもった入力軸、原動機を有し、こ
    れら原動機がそれぞれにその各該ジャッキの該入力軸の
    第1端部に駆動結合されている、請求項2のクラスタ・
    ミル・ハウジング組立体。
  8. 【請求項8】 該予応力掛け装備が、該ミル・ハウジン
    グ組立体の各コーナーで該上側ミル・ハウジングの頂部
    に装架される油圧シリンダを備え、これらシリンダはそ
    れぞれに、シリンダ内のピストン、この各ピストンに結
    合された1対のタイ・ロッドを有し、この各対のタイ・
    ロッドは、該上側ミル・ハウジングに設けられたボアを
    遊隙をもって貫通し、そして該下側ミル・ハウジングに
    設けられたねじボアにねじ係合し、各該シリンダの該タ
    イ・ロッドは各該スクリュ及びナット組立体装備の両側
    に設置され、そして該対のタイ・ロッドの軸心及び該上
    側と下側のナットとスクリュの軸心が同じ垂直方向平面
    内に置かれる、請求項2のクラスタ・ミル・ハウジング
    組立体。
  9. 【請求項9】 該前側コーナーの2つの該ジャッキの該
    入力軸の第2端部どうしを一緒に連結するクロス軸、該
    後側コーナーの2つの該ジャッキの該入力軸の第2端部
    どうしを一緒に連結するクロス軸が備えられ、これによ
    り、4つの全ての該スクリュを同時に操作して該上側及
    び下側ハウジングを相互に接近又は離間させるように垂
    直方向に変位させることができ、又、該前側コーナーの
    スクリュと該後側コーナーのスクリュとを別々に回転さ
    せることにより、該上側及び下側ハウジングを傾斜させ
    てテーパ付きのロール間隙を作り、あるいは又、該クラ
    スタ・ミルを水平にすることができる、請求項7のクラ
    スタ・ミル・ハウジング組立体。
  10. 【請求項10】 該スクリュのリーチのために設けられ
    てそのスクリュを支持するジャッキが備えられ、これら
    ジャッキはそれぞれに、軸方向の動きが固定され且つそ
    れぞれの1つの該スクリュに固定された回転可能な出力
    軸、第1端部と第2端部とをもった入力軸、原動機を有
    し、これら原動機がそれぞれにその各該ジャッキの該入
    力軸の第1端部に駆動結合されている、請求項6のクラ
    スタ・ミル・ハウジング組立体。
  11. 【請求項11】 該前側コーナーの2つの該ジャッキの
    該入力軸の第2端部どうしを一緒に連結するクロス軸、
    該後側コーナーの2つの該ジャッキの該入力軸の第2端
    部どうしを一緒に連結するクロス軸が備えられ、これに
    より、4つの全ての該スクリュを同時に操作して該上側
    及び下側ハウジングを相互に接近又は離間させるように
    垂直方向に変位させることができ、又、該前側コーナー
    のスクリュと該後側コーナーのスクリュとを別々に回転
    させることにより、該上側及び下側ハウジングを傾斜さ
    せてテーパ付きのロール間隙を作り、あるいは又、該ク
    ラスタ・ミルのレベルを調整することができる、請求項
    10のクラスタ・ミル・ハウジング組立体。
  12. 【請求項12】 該予応力掛け装備が、該ミル・ハウジ
    ング組立体の各コーナで該上側ミル・ハウジングの頂部
    に装架される油圧シリンダを備え、これらシリンダはそ
    れぞれに、シリンダ内のピストン、この各ピストンに結
    合された1対のタイ・ロッドを有し、この各対のタイ・
    ロッドは、該上側ミル・ハウジングに設けられたボアを
    遊隙をもって貫通し、そして該下側ミル・ハウジングに
    設けられたねじボアにねじ係合し、各該シリンダの該タ
    イ・ロッドは各該スクリュ及びナット組立体装備の両側
    に設置され、そして該対のタイ・ロッドの軸心及び該上
    側と下側のナットとスクリュの軸心が同じ垂直方向平面
    内に置かれる、請求項11のクラスタ・ミル・ハウジン
    グ組立体。
  13. 【請求項13】 固定のハス・ライン・レベルを備える
    請求項12のクラスタ・ミル・ハウジング組立体。
  14. 【請求項14】 該ロール・クラスタが12ハイ・クラ
    スタである、請求項13のクラスタ・ミル・ハウジング
    組立体。
  15. 【請求項15】 該ロール・クラスタが20ハイ・クラ
    スタである、請求項14のクラスタ・ミル・ハウジング
    組立体。
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