JP2538227Y2 - 電話着信報知用電源供給回路 - Google Patents

電話着信報知用電源供給回路

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JP2538227Y2
JP2538227Y2 JP1992061996U JP6199692U JP2538227Y2 JP 2538227 Y2 JP2538227 Y2 JP 2538227Y2 JP 1992061996 U JP1992061996 U JP 1992061996U JP 6199692 U JP6199692 U JP 6199692U JP 2538227 Y2 JP2538227 Y2 JP 2538227Y2
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真児 中嶋
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ナカ電子株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、電話回線に接続され、
着信ベル信号休止時及び電話待機時に電話回線より直流
電流の供給を受けてコンデンサ充電を行い、蓄電した大
きな電力で着信ベル信号発生時に電話着信を光や音で報
知する電話着信報知装置に電力を供給する電話着信報知
用電源供給回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、トーンリンガー音発生用ICに
は、図4に示すように、電話回線の直流に重畳される着
信ベル信号の交流分をコンデンサC3で分離し、抵抗R
7を介してダイオードブリッジDB2にて整流し、コン
デンサC4及びツェナーダイオードZD4で平滑するこ
とにより電力を供給していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記従来例において
は、着信ベル信号の交流分より電力を得ていたので、よ
り多くの電力を得ようとすると限界があった。
【0004】従って、より多くの電力を得るには、外部
電源を設けてそこから電力を得なければならず、使用上
の取扱いが煩雑になるという課題があった。また、主に
外部電源は電灯線より得ることになり、常時電力の供給
が必要なこの種の回路においては、停電時の対処等を考
慮する必要もあった。
【0005】本考案は、上記課題に鑑みなされたもの
で、その目的は外部電源からの供給を受けることなく、
電話回線の局電源から充分な電力を得て、着信ベル信号
発生期間に光、音等を発生する電話着信報知装置に電源
を供給する電話着信報知用電源供給回路を提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案の電話着信報知用
電源供給回路は、電話回線端末に接続され、出力端から
一定の極性の電圧信号を出力するダイオードブリッジ
と、該ダイオードブリッジの出力端に接続されたスイッ
チ回路と、該スイッチ回路を介して前記ダイオードブリ
ッジに接続されて充電されるコンデンサと、前記ダイオ
ードブリッジの出力端に接続され、着信ベル信号の発生
により前記スイッチ回路をオフ状態にするスイッチ制御
回路と、からなり、前記コンデンサの電力を電話着信報
知用電源として供給するものである。
【0007】
【作用】本考案の電話着信報知用電源供給回路において
は、ダイオードブリッジからスイッチ回路を介してコン
デンサに電圧が供給されることによりコンデンサが充電
される。このスイッチ回路は、スイッチ制御回路の動作
によりオフ状態になるものであり、このスイッチ制御回
路は着信ベル信号の発生に応答してスイッチ回路をオフ
状態にする。このため、コンデンサは、着信ベル信号が
発生している間は充電が停止され、着信ベル信号の休止
期間及び電話待機時に充電されることになる。そして、
このコンデンサに蓄えられた電力を電話着信報知装置に
供給する。
【0008】
【実施例】図1は本考案の一実施例に係る電話着信報知
用電源供給回路の回路構成を示す回路図である。
【0009】L1、L2は電話局線端末の電話回線であ
り、通常電話待機時には約48ボルトの直流電圧が供給
されている。着信ベル信号とは、この待機時の電圧に重
畳される75ボルトの交流電圧信号のことである。
【0010】ダイオードブリッジDB1は、電話回線端
末L1、L2に接続され、その出力端から一定の極性の
電圧信号を出力する。
【0011】電流制限用抵抗R1は、その一端がダイオ
ードブリッジDB1の出力端に接続され、他端が後述す
る電子スイッチのコレクタに接続されている。この電流
制限用抵抗R1の抵抗値は、後述するコンデンサの充電
電流が電話局の交換機を作動させないように、その電流
値の最大電流を考慮した上で設定されている。
【0012】電子スイッチQ1はトランジスタからな
り、そのコレクタが電流制限用抵抗R1に接続されてお
り、エミッタには逆流防止用ダイオードDが接続され、
ベースは抵抗R2を介してダイオードブリッジDB1の
出力端に接続されている。尚、本実施例においては、電
流制限用抵抗R1、抵抗R2、電子スイッチQ1及び逆
流防止用ダイオードDでスイッチ回路を構成している。
【0013】コンデンサC2は、一端が逆流防止用ダイ
オードDを介して電子スイッチQ1のエミッタに接続さ
れ、他端がダイオードブリッジDB1に接続されてお
り、電子スイッチQ1がオン状態になると電話回線の直
流電圧まで充電されるものである。
【0014】電子スイッチQ2はトランジスタからな
り、そのコレクタは電子スイッチQ1のベースに接続さ
れ、エミッタはダイオードブリッジDB1に接続(即ち
接地)されており、電子スイッチQ1をオン・オフ制御
するものである。この電子スイッチQ2のベースは、抵
抗R3を介して、ダイオードブリッジDB1の出力端間
に互いに直列に接続されたツェナーダイオードZD1と
コンデンサC1との接続部分に接続されている。このツ
ェナーダイオードZD1の敷居値は、着信ベル信号の発
生によりダイオードブリッジDB1の出力電圧に生じる
電話待機時の回線電圧より高い波高値で通電するように
設定されており、コンデンサC1はツェナーダイオード
ZD1を通過した脈流を着信ベル信号発生期間だけ平滑
して電子スイッチQ2をオン状態にするためのベースバ
イアスとするものである。尚、本実施例においては、こ
の電子スイッチQ2、抵抗R3、ツェナーダイオードZ
D1及びコンデンサC1で前述したスイッチ回路をオン
・オフ制御するスイッチ制御回路を構成している。
【0015】電話着信報知装置INFOは、本実施例に
おいては光と音で着信ベル信号の発生を報知する。即ち
その構成は、着信ベル信号の波高値が敷居値として設定
されダイオードブリッジDB1の出力端に接続されたツ
ェナーダイオードZD2と、抵抗R5を介してツェナー
ダイオードZD2にベースが接続されその抵抗R5、R
6の抵抗比により効率の良いデューティ比でオン・オフ
するトランジスタからなる電子スイッチQ3と、一端が
抵抗R4を介してコンデンサC2に接続され他端が電子
スイッチQ3のコレクタに接続された単数又は複数の高
輝度のLEDと、トーンリンガー音発生用ICと、この
トーンリンガー音発生用ICにエミッタが接続されコレ
クタがコンデンサC2に接続されてトーンリンガー音発
生用ICにコンデンサC2の電力を供給するトランジス
タからなる電子スイッチQ4と、そのベースとツェナー
ダイオードZD1間に接続された抵抗R7と、電子スイ
ッチQ4のベースに接続されトーンリンガー音発生用I
C耐圧近くに敷居値が設定されたツェナーダイオードZ
D3と、から構成されている。尚、電話着信報知装置I
NFOは、光と音の一方のみを発生するように構成して
も良いし、また音と光を切り換えるように構成しても良
い。
【0016】次に上記構成からなる電話着信報知用電源
供給回路の動作を図2に示すツェナーダイオードZD1
の出力波形及び図3に示す電子スイッチQ1のベース電
圧の波形に基づいて説明する。電話待機時において、電
子スイッチQ1はオン状態であり、コンデンサC2は電
子スイッチQ1を介して電話回線の直流電圧まで充電さ
れる。
【0017】ここで着信ベル信号が発生すると、ツェナ
ーダイオードZD1が着信ベル信号の発生に応じて導通
し、これにより電子スイッチQ2もオン状態になる。こ
の電子スイッチQ2がオン状態になると、電子スイッチ
Q1のベースは接地されてオフ状態になる。このため、
着信ベル信号が発生して回線電圧値が変動すると電子ス
イッチQ1がオフ状態になってコンデンサC2への充電
は一時的に停止される。
【0018】一方、着信ベル信号が発生すると、電話着
信報知装置INFOが作動し、既に充電されているコン
デンサC2から供給される電力により光や音で着信ベル
信号の発生を報知する。このときに発生される光や音
は、コンデンサC2から充分な電力が供給されるため、
高輝度又は大音響になる。
【0019】蓄電するコンデンサC2は大容量とするこ
とが好ましいが、法規で定められている電話待機時の絶
縁抵抗値を考慮してその容量を設定することが必要であ
る。
【0020】また、着信ベル信号発生時の電話回線への
直流抵抗値は、通信事業者との申し合わせにより10K
Ωに設定することが必要であるため、10KΩ近くにな
るよう各部の抵抗値を設定する。
【0021】
【考案の効果】本考案によれば、電話待機時に充電終了
されているコンデンサC2の電力を使用して、外部電源
を設けることなく、高輝度LEDのフラッシュ光やトー
ンリンガー音発生ICによる大音響を発生させることが
できる。
【0022】また、本考案において、コンデンサC2の
充電電流を大きく取ることにより急速な充電を行なうこ
とができるが、これを大きくすると電話局交換機が作動
してしまうことがある。このため、着信ベル信号が発生
している間にもコンデンサC2への充電を行なうと、着
信ベル信号発生時における充電電流の増加を考慮して電
話待機時及び着信ベル信号休止期間における充電電流の
値を低く抑えることが必要となり、電話待機時等におけ
る充電に長時間を要することになる。本考案において
は、着信ベル信号発生時にはコンデンサC2への充電を
行なわないので、電話待機時及び着信ベル信号休止期間
における充電電流の値を電話局交換機が作動しない限界
値まで高めることができ、これにより急速充電を可能に
し、消費した分も即座に補充することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る電話着信報知用電源供
給回路の回路構成を示す回路図である。
【図2】図1に示すツェナーダイオードZD1の出力波
形図である。
【図3】図1に示す電子スイッチQ1のベース電圧の波
形図である。
【図4】従来の電話着信報知用のトーンリンガー音発生
回路を示す回路図である。
【符号の説明】
DB1 ダイオードブリッジ Q1、Q2 電子スイッチ C1、C2 コンデンサ ZD1 ツェナーダイオード R1、R2、R3 抵抗

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電話回線端末に接続され、出力端から一
    定の極性の電圧信号を出力するダイオードブリッジと、 該ダイオードブリッジの出力端に接続されたスイッチ回
    路と、 該スイッチ回路を介して前記ダイオードブリッジに接続
    されて充電されるコンデンサと、 前記ダイオードブリッジの出力端に接続され、着信ベル
    信号の発生により前記スイッチ回路をオフ状態にするス
    イッチ制御回路と、 からなり、前記コンデンサの電力を電話着信報知用電源
    として供給することを特徴とする 電話着信報知用電源供
    給回路。
JP1992061996U 1992-08-11 1992-08-11 電話着信報知用電源供給回路 Expired - Lifetime JP2538227Y2 (ja)

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JPS5342504A (en) * 1976-09-29 1978-04-18 Anritsu Electric Co Ltd Power circuit for telephone set or the like
JPS58107766A (ja) * 1981-12-22 1983-06-27 Tamura Electric Works Ltd 電話機の電源回路
JPS59188269A (ja) * 1984-03-22 1984-10-25 Anritsu Corp 公衆電話機の制御回路用電源回路

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