JP2902342B2 - ノーリンギング通信端末装置 - Google Patents
ノーリンギング通信端末装置Info
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- JP2902342B2 JP2902342B2 JP8032024A JP3202496A JP2902342B2 JP 2902342 B2 JP2902342 B2 JP 2902342B2 JP 8032024 A JP8032024 A JP 8032024A JP 3202496 A JP3202496 A JP 3202496A JP 2902342 B2 JP2902342 B2 JP 2902342B2
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- current
- voltage
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は電話回線を介してガ
スメータや水道メータ等の流量計の自動検針を行なうよ
うな場合に用いられるノーリンギング通信端末装置に関
するものである。
スメータや水道メータ等の流量計の自動検針を行なうよ
うな場合に用いられるノーリンギング通信端末装置に関
するものである。
【０００２】
【従来の技術】この種の端末装置の電源回路については
以下のことを考慮しなければならない。 ノーリンギング待機時、ノーリンギング通信時とも
に、直流抵抗は４ＫΩ以上であること。また、電話局
（交換機）の電源が４８Ｖの場合、ノーリンギング通信
時に回線から取り込む直流電流は１２ｍＡ以下であるこ
と（１２ｍＡを超えると交換機側は受話器を上げたと判
断してしまう）。
以下のことを考慮しなければならない。 ノーリンギング待機時、ノーリンギング通信時とも
に、直流抵抗は４ＫΩ以上であること。また、電話局
（交換機）の電源が４８Ｖの場合、ノーリンギング通信
時に回線から取り込む直流電流は１２ｍＡ以下であるこ
と（１２ｍＡを超えると交換機側は受話器を上げたと判
断してしまう）。
【０００３】ノーリンギング待機時の交流インピーダ
ンスは２ＫΩ以上であること。
ンスは２ＫΩ以上であること。
【０００４】端末装置から見た場合、電話回線は電源
となるが、電話回線には信号送受のための低周波信号が
重畳されるので、極力その信号に影響を与えないこと及
びその信号からの影響を受けないこと。
となるが、電話回線には信号送受のための低周波信号が
重畳されるので、極力その信号に影響を与えないこと及
びその信号からの影響を受けないこと。
【０００５】日本の場合、電話局電源は最高５３Ｖで
あり、電子回路にとっては、これはかなり高い電圧であ
る。
あり、電子回路にとっては、これはかなり高い電圧であ
る。
【０００６】一般的な電源回路としてのＣＲ（コンデン
サ、抵抗）によるデカップリング回路やシリーズレギュ
レータではコンデンサへの充電による突入電流が流れ、
上記を充足することが困難である。一方、端末装置に
電源回路を設けずに電話回線に直結すると、上記を
解決することが難しくなる。そこで、従来は電話回線か
ら電源を取らずにリチウム電池等のバッテリを用いて端
末装置の電源としていた。
サ、抵抗）によるデカップリング回路やシリーズレギュ
レータではコンデンサへの充電による突入電流が流れ、
上記を充足することが困難である。一方、端末装置に
電源回路を設けずに電話回線に直結すると、上記を
解決することが難しくなる。そこで、従来は電話回線か
ら電源を取らずにリチウム電池等のバッテリを用いて端
末装置の電源としていた。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、バッテ
リを搭載する方式の端末装置はバッテリの交換を必要と
し、面倒である。また、折角伝送されている電話回線の
電源を使用しないので、商品としての競争力に欠けると
いう問題がある。
リを搭載する方式の端末装置はバッテリの交換を必要と
し、面倒である。また、折角伝送されている電話回線の
電源を使用しないので、商品としての競争力に欠けると
いう問題がある。
【０００８】本発明は電話回線から電源を取る方式であ
って且つ容易に上記〜に適合するようにしたノーリ
ンギング通信端末装置を提供することを目的とする。
って且つ容易に上記〜に適合するようにしたノーリ
ンギング通信端末装置を提供することを目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め本発明のノーリンギング通信端末装置は、電話回線か
らの直流電流を受けるように接続されるカレントミラー
回路と；前記カレントミラー回路の入力側トランジスタ
に接続され該入力側トランジスタをドライブする定電流
源と；前記カレントミラー回路の出力側トランジスタに
接続され該出力側トランジスタの出力電流を充電するコ
ンデンサと；基準電圧として所定電圧が与えられるとと
もに比較電圧として前記コンデンサの電圧が与えられ比
較出力によって前記定電流源の出力電流を制御する電圧
比較器と；前記コンデンサの電圧を電源電圧として動作
するとともに情報発生手段からの情報を交流電流の形で
前記電話回線の直流電流に重畳するべく出力する出力回
路とを備えた構成となっている。
め本発明のノーリンギング通信端末装置は、電話回線か
らの直流電流を受けるように接続されるカレントミラー
回路と；前記カレントミラー回路の入力側トランジスタ
に接続され該入力側トランジスタをドライブする定電流
源と；前記カレントミラー回路の出力側トランジスタに
接続され該出力側トランジスタの出力電流を充電するコ
ンデンサと；基準電圧として所定電圧が与えられるとと
もに比較電圧として前記コンデンサの電圧が与えられ比
較出力によって前記定電流源の出力電流を制御する電圧
比較器と；前記コンデンサの電圧を電源電圧として動作
するとともに情報発生手段からの情報を交流電流の形で
前記電話回線の直流電流に重畳するべく出力する出力回
路とを備えた構成となっている。
【００１０】
【発明の実施の形態】図１において、１はセンター、２
は交換機（電話局）、Ｌ1、Ｌ2は電話回線、３はノーリ
ンギング通信端末装置、４は流量計である。前記端末装
置３はダイオードブリッジ回路５を有している。このダ
イオードブリッジ回路５は電話回線Ｌ1、Ｌ2の極性がモ
ードによって反転しても線路６に電流が出力されるよう
にする。
は交換機（電話局）、Ｌ1、Ｌ2は電話回線、３はノーリ
ンギング通信端末装置、４は流量計である。前記端末装
置３はダイオードブリッジ回路５を有している。このダ
イオードブリッジ回路５は電話回線Ｌ1、Ｌ2の極性がモ
ードによって反転しても線路６に電流が出力されるよう
にする。
【００１１】端末装置３は更に電源回路７と、流量計４
からの検針データをアナログ交流電圧に変換する回路９
と、アナログに変換された電圧を交流電流に変換して出
力する出力回路８とを具備している。回路８と回路９は
モデムを構成する。
からの検針データをアナログ交流電圧に変換する回路９
と、アナログに変換された電圧を交流電流に変換して出
力する出力回路８とを具備している。回路８と回路９は
モデムを構成する。
【００１２】電源回路７はカレントミラー回路１０と、
そのカレントミラー回路１０の入力側トランジスタＱ１
をドライブする定電流源１１と、出力側トランジスタＱ
２の出力電流を充電するコンデンサＣと、電圧比較器１
２とから構成されている。
そのカレントミラー回路１０の入力側トランジスタＱ１
をドライブする定電流源１１と、出力側トランジスタＱ
２の出力電流を充電するコンデンサＣと、電圧比較器１
２とから構成されている。
【００１３】電圧比較器１２は基準電圧Ｖ１とコンデン
サＣの電圧を比較し、その差が零になるように定電流源
１１を制御する。トランジスタＱ１とＱ２は電流比が
１：７となるように形成されており、一方、定電流源１
１は１ｍＡに設計されているので、トランジスタＱ２か
らは７ｍＡの電流が出力されコンデンサＣを充電する。
このように、ノーリンギング通信時に線路６から電源回
路７にはトランジスタＱ１を流れる１ｍＡとトランジス
タＱ２を流れる７ｍＡの計８ｍＡの直流電流が取り込ま
れる。これは上述したの要件を充足する。
サＣの電圧を比較し、その差が零になるように定電流源
１１を制御する。トランジスタＱ１とＱ２は電流比が
１：７となるように形成されており、一方、定電流源１
１は１ｍＡに設計されているので、トランジスタＱ２か
らは７ｍＡの電流が出力されコンデンサＣを充電する。
このように、ノーリンギング通信時に線路６から電源回
路７にはトランジスタＱ１を流れる１ｍＡとトランジス
タＱ２を流れる７ｍＡの計８ｍＡの直流電流が取り込ま
れる。これは上述したの要件を充足する。
【００１４】電源回路７に接続された出力回路８はこの
電源回路７からの電力の供給を受ける。出力回路８から
出力される流量計の検針情報は交流電流の形で出力され
線路６の直流電流に重畳されることになり、この交流電
流はダイオードブリッジ回路５、電話回線Ｌ1、Ｌ2を通
して交換機２へ伝送され、更に交換機２からセンター１
へ伝送される。尚、上記流量計４の検針動作はセンター
１からの指示に基づき行なわれる。
電源回路７からの電力の供給を受ける。出力回路８から
出力される流量計の検針情報は交流電流の形で出力され
線路６の直流電流に重畳されることになり、この交流電
流はダイオードブリッジ回路５、電話回線Ｌ1、Ｌ2を通
して交換機２へ伝送され、更に交換機２からセンター１
へ伝送される。尚、上記流量計４の検針動作はセンター
１からの指示に基づき行なわれる。
【００１５】上記定電流源１１は図２に示すようなカレ
ントミラー回路で形成されており、電圧比較器１２の出
力がトランジスタＱ４のベースとコレクタ及びＱ３のベ
ースに与えられる。トランジスタＱ３のコレクタ電流が
上記トランジスタＱ１のドライブ電流となる。
ントミラー回路で形成されており、電圧比較器１２の出
力がトランジスタＱ４のベースとコレクタ及びＱ３のベ
ースに与えられる。トランジスタＱ３のコレクタ電流が
上記トランジスタＱ１のドライブ電流となる。
【００１６】本実施形態では、電圧比較器１２の出力電
流に制限を加えておくことによりトランジスタＱ１のド
ライブ電流が制限され、その制限されたドライブ電流に
よって決まる電流以上の電流は線路６から電源回路７へ
流れないので、電源回路７への突入電流を防止すること
ができる。尚、電圧比較器１２の出力電流の制限値は例
えば基準電圧Ｖ１によって決めることができる。
流に制限を加えておくことによりトランジスタＱ１のド
ライブ電流が制限され、その制限されたドライブ電流に
よって決まる電流以上の電流は線路６から電源回路７へ
流れないので、電源回路７への突入電流を防止すること
ができる。尚、電圧比較器１２の出力電流の制限値は例
えば基準電圧Ｖ１によって決めることができる。
【００１７】また、本実施形態では、カレントミラー回
路１２のトランジスタＱ２に着目すると、このトランジ
スタＱ２のエミッタ・コレクタ間電圧ＶCEが変化しても
コレクタ電流ＩCは一定であるので、トランジスタのエ
ミッタ・コレクタ間インピーダンスが非常に大きいとい
える。これは線路６から見た電源回路７の変換インピー
ダンスが大きいことを意味する。これによって上記の
要件を容易に充足できる。
路１２のトランジスタＱ２に着目すると、このトランジ
スタＱ２のエミッタ・コレクタ間電圧ＶCEが変化しても
コレクタ電流ＩCは一定であるので、トランジスタのエ
ミッタ・コレクタ間インピーダンスが非常に大きいとい
える。これは線路６から見た電源回路７の変換インピー
ダンスが大きいことを意味する。これによって上記の
要件を容易に充足できる。
【００１８】また、線路６の電圧が変動してもコンデン
サＣはカレントミラー回路１０によって定電流で充電さ
れるので、線路６の低周波信号によって電源回路が影響
を受けない。また、電話回線のインピーダンス（６００
Ω）に対し、電源回路７のインピーダンスが上述の如く
充分大きいので、線路６に対し影響を与えない（即ち、
線路６の信号に影響を与えない）。このようなことから
上記も容易に充足できる。
サＣはカレントミラー回路１０によって定電流で充電さ
れるので、線路６の低周波信号によって電源回路が影響
を受けない。また、電話回線のインピーダンス（６００
Ω）に対し、電源回路７のインピーダンスが上述の如く
充分大きいので、線路６に対し影響を与えない（即ち、
線路６の信号に影響を与えない）。このようなことから
上記も容易に充足できる。
【００１９】また、電源回路７で低い電源電圧とするこ
とができるので、のように電話局の電源電圧が高くて
も端末側の回路は低い電源電圧で動作しているので、そ
の分、構成部品の耐圧について考慮を払う必要性がなく
なる。
とができるので、のように電話局の電源電圧が高くて
も端末側の回路は低い電源電圧で動作しているので、そ
の分、構成部品の耐圧について考慮を払う必要性がなく
なる。
【００２０】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ノ
ーリンギング通信端末装置の電源回路としての要件、即
ち、 ノーリンギング待機時、ノーリンギング通信時とも
に、直流抵抗は４ＫΩ以上であること；また、電話局
（交換機）の電源が４８Ｖの場合、ノーリンギング通信
時に回線から取り込む直流電流は１２ｍＡ以下であるこ
と； ノーリンギング待機時の交流インピーダンスは２ＫΩ
以上であること； 端末装置から見た場合、電話回線は電源となるが、電
話回線には信号送受のための低周波信号が重畳されるの
で、極力その信号に影響を与えないこと及びその信号か
らの影響を受けないこと；という要件を容易に充足でき
る。
ーリンギング通信端末装置の電源回路としての要件、即
ち、 ノーリンギング待機時、ノーリンギング通信時とも
に、直流抵抗は４ＫΩ以上であること；また、電話局
（交換機）の電源が４８Ｖの場合、ノーリンギング通信
時に回線から取り込む直流電流は１２ｍＡ以下であるこ
と； ノーリンギング待機時の交流インピーダンスは２ＫΩ
以上であること； 端末装置から見た場合、電話回線は電源となるが、電
話回線には信号送受のための低周波信号が重畳されるの
で、極力その信号に影響を与えないこと及びその信号か
らの影響を受けないこと；という要件を容易に充足でき
る。
【図１】本発明のノーリンギング通信端末装置の回路構
成図。
成図。
【図２】その一部の回路図。
１ センター ２ 交換機（電話局） ３ ノーリンギング通信端末装置 ４ 流量計 ６ 線路 ７ 電源回路 ８ 出力回路 １０ カレントミラー回路 １１ 定電流源 １２ 電圧比較器
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) H04M 11/00 - 11/10 H04M 19/00 - 19/08
Claims (1)
- 【請求項１】電話回線からの直流電流を受けるように接
続されるカレントミラー回路と、 前記カレントミラー回路の入力側トランジスタに接続さ
れ該入力側トランジスタをドライブする定電流源と、 前記カレントミラー回路の出力側トランジスタに接続さ
れ該出力側トランジスタの出力電流を充電するコンデン
サと、 基準電圧として所定電圧が与えられるとともに比較電圧
として前記コンデンサの電圧が与えられ比較出力によっ
て前記定電流源の出力電流を制御する電圧比較器と、 前記コンデンサの電圧を電源電圧として動作するととも
に情報発生手段からの情報を交流電流の形で前記電話回
線の直流電流に重畳するべく出力する出力回路と、 を備えたノーリンギング通信端末装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8032024A JP2902342B2 (ja) | 1996-02-20 | 1996-02-20 | ノーリンギング通信端末装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8032024A JP2902342B2 (ja) | 1996-02-20 | 1996-02-20 | ノーリンギング通信端末装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09233206A JPH09233206A (ja) | 1997-09-05 |
| JP2902342B2 true JP2902342B2 (ja) | 1999-06-07 |
Family
ID=12347304
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8032024A Expired - Fee Related JP2902342B2 (ja) | 1996-02-20 | 1996-02-20 | ノーリンギング通信端末装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2902342B2 (ja) |
-
1996
- 1996-02-20 JP JP8032024A patent/JP2902342B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH09233206A (ja) | 1997-09-05 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090319 Year of fee payment: 10 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |