JP2976503B2 - ノーリンギング着信検出回路 - Google Patents

ノーリンギング着信検出回路

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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、NCU(網制御装置)におけるノーリンギ
ング着信検出回路に関する。
〔従来の技術〕
回線に対する通常の着信では極性が急激に反転した
後、16Hzの呼出信号が局より送られ来るのに対し、ノー
リンギング通信による着信では回線の極性が緩やかに反
転する。そこで、従来はノーリンギング着信を次のよう
にして検出している。
第4図はかかる従来例を示す回路図である。
すなわち、回線1,2をCR(C10,R10)時定数回路に接続
し、抵抗R10を流れる電流によってトランジスタTr10を
オンとし、負荷抵抗R13およびフォトカプラPC10を介し
て応答信号(▲/▼)を得る。したがっ
て、この応答信号のパルス幅を処理装置等で計測して検
出するようにしている。
第4図の回路動作につき詳述する。
(1)反転信号入力時 E=Vc+Vr+Vbe …(1) Vr=I・R10 …(2) C10・dVc/dt=I …(3) なお、Eは回線1,2間の電圧、VcはコンデンサC10の端
子電圧、Vrは抵抗R10の端子電圧、VbeはTr10のベース・
エミッタ間電圧をそれぞれ示している。ここで、Vbe=
0とし、(1)式を時間tで微分すると、 dE/dt=dVc/dt+dVr/dt …(4) となるので、これを(2),(3)式に代入すると、 dE/dt=Vr/(C10・R10)+dVr/dt …(5) が得られる。dE/dtは回線の反転信号の時間に対する変
化率を示すが、これをαとおいて(5)式を解くと、 Vr=α・C10・R10(1−exp(−t/(C10・R10)) …(6) となる。一方、(3)式のIはTr10のベース電流を示
し、これは(2),(6)式より、 I=α・C10(1−exp(−t/(C10・R10))…(7) となる。(7)式でC10・R10<<1とすると、Iはα・
C10で飽和する。時定数はC10・R10である。
第4図の回線反転時のタイムチャートを第5図に示
す。
第5図において、通常着信の反転入力時間をt1、ノー
リンギング着信の反転時間をt2とすると、t1<<t2であ
るため、dE/dtはノーリンギング着信時には小さくな
り、(7)式で示されるTr10のベース電流Iは通常着信
時に比べて小さくなる。Tr10オンのためのしきい値を第
5図(ロ)の如くxとすると、Iがこのしきい値を越え
る時間はノーリンギング検出信号がオンとなり、その時
間幅はt7である。同様に、通常検出時のそれはt5とな
る。
(2)16Hz着信信号入力時 このときのTr10のベース電流は第6図の符号を用いる
と、 I=Vosc・sinωt/{R102+(1/ωC10) …(8) で表わされ、これがしきい値xを越えると、着信検出信
号▲/▼がオンとなる。第6図ではこの時
間はt8で示され、着信信号の1/2周期の31msに近い値と
なっている。
このように、従来はTr10のオン時間t5,t7,t8を後段の
処理装置(CPU)等で計数してノーリンギングの着信を
示す信号t7を検出するようにしている。
〔発明が解決しようとする課題〕
ノーリンギング用NCUを電池駆動にする場合、電池の
消耗を防ぐためノーリンギング着信以外は回路動作をし
ないことが望ましい。つまり、低消費電力のノーリンギ
ング用NCUはノーリンギング着信を検出することで動作
を開始し、通常は低消費電力化のために回路はスリープ
状態にあれば良い。しかるに、従来の着信検出回路では
通常の着信時にも検出信号を出してCPUを起動すること
になるため、結果として消費電力が増加してしまう。
検出信号にフィルタを付加してノーリンギング着信以
外はCPUに入力しないようにすることも可能であるが、
フィルタをかける前のもとの信号がオンする時間は電池
電源を消費するので、フィルタを付加しても大した効果
は得られない。
したがって、この発明の課題はノーリンギング着信の
検出を安定かつ低消費電力にて検出し得る回路を提供す
ることにある。
〔課題を解決するための手段〕
このような課題を解決するため、通信回線に接続され
たCR時定数回路の抵抗の両端電圧をそれぞれ固有の基準
電圧で比較する比較回路を2つ設けるとともに、CR時定
数回路の抵抗の両端電圧が前記基準電圧の間にあるとき
検出信号を出力する論理回路を設け、上記検出信号の信
号幅に基づきノーリンギングの着信検出を行なう。
〔作用〕
通信回線に接続されたCR時定数回路の抵抗の両端電圧
は、回線からの信号を受けてCR時定数をもって上昇し、
上記(6)式で示す電圧に飽和する。この飽和電圧は回
線の入力信号の変化率に比例することから、比較回路の
基準電圧を1つは通常時,ノーリンギング時の両着信信
号を検知するもの、他の1つは通常の着信信号のみを検
知するものにそれぞれ設定することができる。論理回路
はこれらの比較回路から信号を受け、通常の着信時には
第1の比較回路からの出力によって検出信号を発生する
が、抵抗の両端電圧の上昇で第2の比較回路からの出力
によって検出信号の発生を停止する。これにより、通常
の着信時には検出信号の発生時間を短くでき、低消費電
力の着信検出回路を提供することが可能となる。
〔実施例〕
第1図はこの発明の実施例を示すブロック図で、第1
の比較回路5,第2の比較回路6および論理回路7を設け
た点が特徴である。その詳細を第1A図に示す。
すなわち、第1の比較回路5はツェナーダイオードZD
21,R21,R22から構成され、第2の比較回路6はツェナー
ダイオードZD20,R20から構成され、論理回路7はトラン
ジスタTr20,Tr21,R23,フォトカプラPC20,R24から構成さ
れる。また、CR時定数回路はここではC20と、第1の比
較回路5と共用される抵抗R21,R22とから構成する。
(i)回線の反転信号入力時 この場合は、図示の如き各諸量について次式のような
関係が成立する。
E=VC+VZ21+VR21+VR22+VBE21 …(9) VR21+VR22=I(R21+R22) …(10) 先の(6)式と同じく、抵抗R21とR22の両端電圧Vr
は、 Vr=αC20(R21+R22)(1−
−t/C20(R21+R22)) …(12) である。ただし、α=dE/dtである。したがって、第2
の比較回路6がブレークオーバーするには、電圧Vrの上
昇により次式を満たす必要がある。
VZ20−VZ21<Vr …(13) 第2図に第1A図における反転信号入力時の動作波形を
示し、以下この第2図も参照して動作を説明する。な
お、第2図(イ)は回線信号、同(ロ)は第2の比較回
路の入力電圧Vr、同(ハ)は検出信号をそれぞれ示す。
通常着信時の反転入力に対しては、入力信号が第1の
比較回路の基準レベルLV0を越えるとZD21,R21,R22を介
してTr21のベースに電流が流れ、Tr21がオンする。一
方、第2の比較回路の入力レベルはC20と第1の比較回
路5の抵抗R21,R22との時定数で上昇し、第2の比較回
路の基準レベルLV1を越える。これにより、トランジス
タTr20へZD20,R20を介してベース電流が流れ、Tr20がオ
ンする。Tr20がオンするとTr21のベース電流がバイパス
され、Tr21はオフする。これにより、着信検出信号Sが
オフする。これに対し、ノーリンギング着信時はその回
線よりの入力電圧の変化が小さく、第2の比較回路6の
入力電圧Vrはその基準レベルLV1を越えることができな
いため、Tr20はオンせず、従ってTr21がオンのままなの
で、着信検出時間はほぼtbに保持される。
このように、通常着信時には第2の比較回路によりTr
20がオンしTr21がオフすることで、着信検出信号のオン
時間が短縮され、第1A図に示す電源電圧Vccの電流消費
時間を短くすることができる。
(ii)16Hz着信時 この場合のタイムチャートを第3図に示す。
すなわち、16Hz着信信号が第1の比較回路の基準レベ
ルLV0を越えるとツェナーZD21がオンし、抵抗R21,R22を
介してTr21へベース電流が流れてTr21がオンとなり、着
信検出信号Sがオンとなる。その後、第2の比較回路の
入力電圧Vrが上昇しその基準電圧LV1をオーバーする
と、ZD20,R20を介してTr20がオンしTr21がオフとなる。
これにより、着信検出信号Sのオン時間が第3図(ハ)
の如く短縮される。
なお、ノーリンギングの着信検出は従来と同じく、検
出信号の信号幅を計測するか、または所定時間以上の信
号幅の信号のみを通過させるフィルタを設ける等して行
なう。
〔発明の効果〕
この発明によれば、ノーリンギング着信が1回/日、
通常着信が100回/日の頻度で発生するとし、論理回路
動作時のバッテリ消費を5mAとすると、この発明と従来
例とでは論理回路動作時間の差が30秒/月となり、消費
電力量を10年間で約150mAH節約できることになり、電池
を小型化することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例を示すブロック図、第1A図は
その詳細を示す回路図、第2図は第1A図における反転信
号入力時の動作を説明するためのタイムチャート、第3
図は同じく16Hz着信信号受信時の動作を説明するための
タイムチャート、第4図は従来例を示す回路図、第5図
はその反転信号入力時の動作を説明するためのタイムチ
ャート、第6図は同じく16Hz着信信号受信時の動作を説
明するためのタイムチャートである。 1,2……回線信号端、3……コンデンサ、4……抵抗、
5……第1の比較回路、6……第2の比較回路、7……
論理回路。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】網制御装置のノーリンギング通信に用いら
    れるノーリンギング着信検出回路において、 通信回線の両端にコンデンサと抵抗を接続し、この抵抗
    の両端の電圧を入力し互いに異なる基準の信号レベルと
    それぞれ比較する2つの比較回路を設け、かつ2つの比
    較回路をその比較結果出力を入力する論理回路に接続
    し、この論理回路を前記抵抗の両端信号レベルが2つの
    比較回路の基準レベルの間のレベルにあるとき検出信号
    を出力する如く構成し、この検出信号の信号幅に基づき
    ノーリンギング着信を検出することを特徴とするノーリ
    ンギング着信検出回路。
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