JPH1079807A - ノーリンギング着信検出回路 - Google Patents
ノーリンギング着信検出回路Info
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- JPH1079807A JPH1079807A JP23380796A JP23380796A JPH1079807A JP H1079807 A JPH1079807 A JP H1079807A JP 23380796 A JP23380796 A JP 23380796A JP 23380796 A JP23380796 A JP 23380796A JP H1079807 A JPH1079807 A JP H1079807A
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Abstract
低減し、誤動作の防止を図る。 【解決手段】 回線L1,L2の電圧を整流する整流回
路DBと、整流電圧により1方向に充電されるコンデン
サC1と、その両端に設けられて回線電位が一定時間以
上低下したことを検出して動作するスイッチQ1と、こ
れを介して上記コンデンサC1が放電したことを検出す
る検出手段PC1と、回線電圧よりも高いレベルの信号
が入力された場合でもコンデンサの充電電位を一定の値
に保つリミッタ回路とを設け、消費電力を抑制しつつベ
ル信号の休止期間における信号の誤検出を防止可能とす
る。
Description
がる網制御装置(NCU)におけるノーリンギング着信
検出回路に関する。
6は図5におけるノーリンギング着信時の動作を説明す
るための波形図、図7は図5における電話着信時の動作
を説明するための波形図である。この種の検出回路は図
5に示すように、電話回線L1,L2間にコンデンサC
と抵抗RおよびフォトカプラPC2,PC3を設け、回
線電圧の変化すなわち極性を検出するものである。
ンサCを介して抵抗RおよびフォトカプラPC2,PC
3の発光ダイオードに電流が流れ、フォトカプラPC
2,PC3のフォトトランジスタのコレクタ電位がロー
(L)レベルとなる。ここで、ノーリンギング通信を利
用したノーリンギング(NR)着信は、電話のベルを鳴
らさないよう回線の極性を図6のように、緩やかに反転
(緩反転ともいう)させるのに対し、電話着信時には図
7のように、急激に反転(急反転ともいう)した後に1
6Hzのベル信号が送られて来るので、上記フォトカプ
ラPC2,PC3を介して得られるパルス信号REV
(−)(符号の上または横に「−」記号を付してローレ
ベルで意味ありの信号を示す)の幅を検出して、NR着
信と通常着信とを判断するようにしている。
御回路を電池駆動する場合、電池の消耗を抑えるために
は、NR着信以外では制御回路が動作しないことが望ま
しい。例えば、その制御回路としてマイクロコンピュー
タ(マイコンとも略称する)を用いるとすれば、マイコ
ンを常時はスタンバイ状態にしておき、NR着信時にの
み着信検出信号REV(−)で動作状態にすることが、
電池の寿命を延ばす上からも望ましい。
信時の急反転,ベル信号,NR着信とも検出し、着信検
出信号であるREV(−)信号のパルス幅をマイコンで
判断することになるため、電池の消耗が著しいという問
題がある。また、NR着信は周波数成分が低いため、こ
の信号を検出するためには図5に示すコンデンサCの容
量を大きくする必要がある。すなわち、回線間の常時の
電位差を48V,ベル信号の75Vrms(rms:実
効値)を考慮すると、耐圧の高いコンデンサにする必要
があり、外形の大きなコンデンサが必要になるという難
点がある。したがって、この発明の課題は、電池の消耗
を抑制しつつ誤動作の防止を図ること、耐圧の高い部品
を不要として小形化を図ることにある。
ダイオードブリッジを設け、通常の回線の電位差を抵抗
R1およびダイオードD1によりコンデンサC1に充電
しておく。そして、回線電圧が低下したことを検出して
働くスイッチを設け、このスイッチにより上記コンデン
サC1の電荷を放電する経路を形成し、その放電経路に
は電流が流れたことを検出する検出手段としてのフォト
カプラを設け、上記ダイオードブリッジとスイッチとの
間にはリミッタ回路を付加する。こうすることにより、
急反転時やベル信号受信時にはスイッチが応動しないよ
うにし、NR着信にのみスイッチやフォトカプラを動作
させることで消費電力を低減させるとともに、上記リミ
ッタ回路によりコンデンサC1の充電電圧を一定値以上
にならないように制限し、誤動作の防止を図る。加え
て、上記リミッタ回路の前段にさらに他のリミッタ回路
を設けることで、リミッタ回路以降の素子の耐圧を下げ
られるようにする。
態を示す回路図である。すなわち、この発明による検出
回路は整流回路としてのダイオードブリッジ回路DB、
トランジスタQ2,抵抗R5,ダイオードD2およびツ
ェナーダイオードZD1などからなるリミッタ回路、抵
抗R1〜R4、ダイオードD1、コンデンサC1,C
2、トランジスタQ1およびフォトカプラPC1等より
構成されている。
つき、説明する。電話回線L1,L2からの着信がない
常時は、コンデンサC1は回線電圧からダイオードブリ
ッジ回路DBと、ダイオードD1の順方向電圧を差し引
いた電圧(V1’)に充電されている。NR着信により
回線間の電位が極性反転すると、図1に示すV1電位が
低下する。これにより、コンデンサC1からトランジス
タQ1のベース電流を流し、トランジスタQ1をオンす
ることで極性反転を検出する。
時間T1は10ms程度なので、この場合にはトランジ
スタQ1がオンしないようにコンデンサC2を設け、C
2とR2の時定数でV1電位を低下させないようにして
いる(図2(ロ)参照)。このように時定数C2・R2
を設定しておくことで、急反転のときはトランジスタQ
1のベース電位が、コンデンサC1の充電電位V1’か
ら、トランジスタQ1のベース・エミッタ間電圧Vbe
を差し引いた値(V1’−Vbe)まで低下することが
ないため、トランジスタQ1はオンしない。
1s程度であり、極性反転開始後の200ms程度でト
ランジスタQ1をオンするよう、時定数C2・R2を選
んでいる。つまり、緩反転のときは、トランジスタQ1
のベース電位がV1’−Vbeまで低下するためトラン
ジスタQ1がオンし、フォトカプラPC1の発光ダイオ
ードにコンデンサC1の電荷を流すことで、REV
(−)信号が出力されることになる(図2(ロ),
(ハ)参照)。このREV(−)信号でスタンバイ状態
にあるマイコン等を起動することで、NR着信時のみマ
イコン等を起動し省電力化を図るようにしている。な
お、図2(ロ)のE1は待機時の回線電位を示す。
Hz,75Vrmsのベル信号が、図1の回路に図3
(イ)に示すように入力される。リミッタ回路は、この
ベル信号によるコンデンサC1の電圧上昇を抑えるため
に設けられる。すなわち、ベル信号は回線間の直流電位
差48Vに重畳しているため、ダイオードブリッジ回路
DBで全波整流したときのV2電位は最大で150Vを
越えることになる(48+75×√2≒48+106:
図3(ロ)参照)。そこで、リミッタ回路のツェナーダ
イオードZD1のツェナー電圧(VZ:図3(ハ)参
照)を、回線電位差である48V以下にすることで、コ
ンデンサC1に充電される電圧を制限する。これによ
り、ベル信号の休止期間2sの間、トランジスタQ1の
エミッタ電位,ベース電位ともほぼ回線の電位差となる
ためトランジスタQ1はオンせず、REV(−)信号も
出力されないので、電池の消耗を防ぐことができる(図
3(ハ),(ニ)参照)。
回路図である。これは、図1と比較すれば明らかなよう
に、ツェナーダイオードZD2,ZD3からなる他のリ
ミッタ回路を設けて構成される。すなわち、図1に示す
リミッタ回路(以下、これを主リミッタ回路という)で
は、トランジスタQ2では150Vを越える電圧を制限
しなければならないため、高耐圧のトランジスタを必要
とし外形の大きなトランジスタが要求される。そこで、
図4の回路ではツェナーダイオードZD2,ZD3を設
け、抵抗R1とともに主リミッタ回路にかかる電圧をさ
らに制限するようにしている。
は、電話端末の規定からZD2+ZD3を、常時の回線
電位差48Vよりも大きく選定する必要がある。電話端
末の待機時の直流抵抗値は、1MΩ以上にすることが必
要である。ここで、ツェナーダイオードZD2はコンデ
ンサC1に充電される電圧を下げる役割を果たし、コン
デンサC1,C2およびトランジスタQ1の耐圧を下げ
るものであり、ツェナーダイオードZD3はベル信号入
力時のトランジスタQ2の耐圧を下げる役割を果たして
いる。また、抵抗R1はベル信号入力時のインピーダン
スを2KΩ以上にする必要があり、主リミッタ回路の制
限電圧を決めるツェナーダイオードZD1のツェナー電
圧は20V程度とする。
るマイコン等の制御回路に与えられる着信信号はNR信
号のみとなり、通常着信やベル信号では制御回路をスタ
ンバイ状態のままにできるので、電池の消耗を抑えるこ
とができるだけでなく、リミッタ回路によりコンデンサ
の充電電位を一定の値に保ことで、ベル信号の休止期間
中の誤検出を防止し得るという利点が得られる。さら
に、上記リミッタ回路とは別のリミッタ回路を付加する
ことで、リミッタ回路以降の素子の耐圧を下げることが
でき、小形化を図ることが可能になるという利点もあ
る。
である。
図である。
の波形図である。
である。
の波形図である。
の波形図である。
オード、R,R1,R2,R3,R4,R5…抵抗、
C,C1,C2…コンデンサ、Q1,Q2…トランジス
タ、PC1,PC2,PC3…フォトカプラ、ZD1,
ZD2…ツェナーダイオード。
Claims (2)
- 【請求項1】 電話回線とつながる網制御装置のノーリ
ンギング着信検出回路において、 回線電圧を全波整流する整流回路と、その整流電圧によ
り一方向に充電されるコンデンサと、このコンデンサの
両端に設けられて回線電位差が一定時間以上低下したこ
とを検出して動作するスイッチ手段と、このスイッチ手
段を介して前記コンデンサの電荷が放電したことを検出
する検出手段と、コンデンサに回線電圧よりも高いレベ
ルの信号が入力した場合でも、コンデンサの充電電位を
一定の値に保つためのリミッタ回路とを設け、ベル信号
の休止期間における信号の誤検出を防止しつつ、ノーリ
ンギングの着信信号を検出可能にしたことを特徴とする
ノーリンギング着信検出回路。 - 【請求項2】 前記コンデンサとリミッタ回路との間に
他のリミッタ回路を設けることにより、前記コンデンサ
およびスイッチ手段の耐圧を低減し、小型化を図ること
を特徴とする請求項1に記載のノーリンギング着信検出
回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23380796A JPH1079807A (ja) | 1996-09-04 | 1996-09-04 | ノーリンギング着信検出回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23380796A JPH1079807A (ja) | 1996-09-04 | 1996-09-04 | ノーリンギング着信検出回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1079807A true JPH1079807A (ja) | 1998-03-24 |
Family
ID=16960897
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23380796A Pending JPH1079807A (ja) | 1996-09-04 | 1996-09-04 | ノーリンギング着信検出回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1079807A (ja) |
-
1996
- 1996-09-04 JP JP23380796A patent/JPH1079807A/ja active Pending
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Legal Events
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RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20040122 |
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