JP2537739B2 - ダイコ―タ - Google Patents

ダイコ―タ

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JP2537739B2
JP2537739B2 JP4224595A JP22459592A JP2537739B2 JP 2537739 B2 JP2537739 B2 JP 2537739B2 JP 4224595 A JP4224595 A JP 4224595A JP 22459592 A JP22459592 A JP 22459592A JP 2537739 B2 JP2537739 B2 JP 2537739B2
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    • B05C5/00—Apparatus in which liquid or other fluent material is projected, poured or allowed to flow on to the surface of the work
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    • B05C11/10—Storage, supply or control of liquid or other fluent material; Recovery of excess liquid or other fluent material
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    • B05B—SPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
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    • B05B12/14—Arrangements for controlling delivery; Arrangements for controlling the spray area for supplying a selected one of a plurality of liquids or other fluent materials or several in selected proportions to a spray apparatus, e.g. to a single spray outlet

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  • Coating Apparatus (AREA)
  • Details Or Accessories Of Spraying Plant Or Apparatus (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ダイコータに関するも
のであり、詳しくは、塗料の変更を効率良く且つ容易に
行い得るように改良されたダイコータに関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】ダイコータは、左右のサイドプレートの
間に配置された上下の金型によりマニホールドを形成
し、当該マニホールドから延長する先端部にスリットを
形成して成るダイを備えて構成される。そして、走行す
るシートの表面を塗工する際に使用される。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のダイ
コータにおいて、塗料を変更して色替えを行なう場合、
塗料の供給を停止し、溶剤によりマニホールドやスリッ
ト内部などを洗浄する必要があるが、斯かる洗浄操作に
は、通常、ダイを分解する必要があるために多大の時間
を必要とする。本発明は、上記実情に鑑みなされたもの
であり、その目的は、塗料の変更を効率良く且つ容易に
行い得るように改良されたダイコータを提供することに
ある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の要旨
は、左右のサイドプレートの間に配置された上下の金型
によりマニホールドを形成し、当該マニホールドから延
長する先端部にスリットを形成して成るダイを備えたダ
イコータにおいて、各サイドプレートにはマニホールド
に導通する塗料供給管を設け、マニホールドには左右に
移動可能で且つ緊密状態に流路遮断治具を配置したこと
を特徴とするダイコータに存する。
【０００５】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。図１はサイドプレートを省略して示したダイ
の側面説明図、図２及び図３は本発明のダイコータの部
分説明図、図４〜図６は本発明のダイコータの使用状態
の説明図である。
【０００６】本発明のダイコータにおけるダイは、基本
的には従来のダイと同様であり、左右のサイドプレート
（１）、（２）の間に配置された上下の金型（３）、
（４）によりマニホールド（５）を形成し、当該マニホ
ールドから延長する先端部にスリット（６）を形成して
構成される。
【０００７】サイドプレート（１）、（２）には、マニ
ホールド（５）に導通する塗料供給管（７ａ）、（７
ｂ）を設け、各塗料供給管には、それぞれ、塗料供給ポ
ンプ（８ａ）、（８ｂ）を接続している。そして、好ま
しい態様として、塗料供給管（７ａ）、（７ｂ）の途中
には、ジョイント（９ａ）、（９ｂ）を配置し、ダイか
らの供給ポンプ（８ａ）、（８ｂ）の取外しを自在にし
ている。
【０００８】塗料タンク（１０ａ）、（１０ｂ）内の塗
料は、塗料吸い上げ管（２１ａ）、（２１ｂ）を通して
塗料供給ポンプ（８ａ）、（８ｂ）により吸い上げら
れ、塗料供給管（７ａ）、（７ｂ）を通してマニホール
ド（５）内に供給される。そして、塗料は、マニホール
ド（５）内で分配され、スリット（６）から薄膜状に押
し出される。
【０００９】サイドプレート（１）、（２）には、好ま
しい態様として、マニホールド（５）に導通するリサイ
クル管（１１ａ）、（１１ｂ）を設け、各リサイクル管
には、廃液タンク（１３ａ）、（１３ｂ）に至る分岐管
（１２ａ）、（１２ｂ）を設けている。各リサイクル管
および分岐管には、それぞれ、バルブ（１４ａ）、（１
４ｂ）及び（１５ａ）、（１５ｂ）を配置している。ま
た、各リサイクル管の帰還側にもバルブ（２２ａ）、
（２２ｂ）を配置している。
【００１０】そして、塗料タンク（１０ａ）、塗料吸い
上げ管（２１ａ）、塗料供給ポンプ（８ａ）、塗料供給
管（７ａ）及びリサイクル管（１１ａ）によって一方の
循環ラインを形成し、塗料タンク（１０ｂ）、塗料吸い
上げ管（２１ｂ）、塗料供給ポンプ（８ｂ）、塗料供給
管（７ｂ）及びリサイクル管（１１ｂ）によって他方の
循環ラインを形成している。また、サイドプレート
（１）、（２）の上方には、好ましい態様として、空気
抜き管（１６ａ）、（１６ｂ）を設け、各空気抜き管に
は、バルブ（１７ａ）、（１７ｂ）を配置している。
【００１１】マニホールド（５）には、左右に移動可能
で且つ緊密状態に流路遮断治具（１８）を配置してあ
る。図示した流路遮断治具（１８）は、マニホールド
（５）内に緊密嵌合でき、サイドプレート（１）、
（２）内に収容し得る大きさの楕円体である。そして、
流路遮断治具（１８）の左右には引き紐（１９ａ）、
（１９ｂ）が連結され、各引き紐は、サイドプレート
（１）、（２）の側壁から外部に取り出され、各引き紐
の取り出し口は、パッキング（２０ａ）、（２０ｂ）に
よってシールされている。
【００１２】流路遮断治具（１８）の材質は、塗料や洗
浄溶剤に対して耐腐食性を有する限り制限されないが、
テフロンが好適である。また、引き紐（１９ａ）、（１
９ｂ）としてはナイロン糸が好適である。なお、流路遮
断治具（１８）の形状は円柱体であってもよい。
【００１３】本発明のダイコータは例えば次のように使
用される。 （１）塗料（Ａ）の供給（図４） 引き紐（１９ｂ）の操作によって流路遮断治具（１８）
を右端に寄せた状態で塗料供給管（７ａ）から塗料
（Ａ）を供給する。塗料（Ａ）の供給は、塗料供給ポン
プ（８ａ）の駆動によって行なわれ、この場合、バルブ
（１４ａ）、（１４ｂ）及び（１７ａ）、（１７ｂ）は
閉状態となされている。
【００１４】（２）塗料（Ｂ）の供給準備（図５） ジュイント（９ｂ）によって塗料供給管（７ｂ）と塗料
供給ポンプ（８ｂ）とを接続し、バルブ（１４ｂ）を開
とし、塗料供給ポンプ（８ｂ）を駆動させて塗料（Ｂ）
の循環を開始する。塗料（Ｂ）は、リサイクル管（１１
ｂ）を通して塗料タンク（１０ｂ）に循環される。
【００１５】（３）塗料（Ｂ）への切替え操作（図６） バルブ（１４ａ）を開とし、そして、バルブ（１４ｂ）
を徐々に閉にすると共に引き紐（１９ａ）を徐々に引い
て流路遮断治具（１８）を左側に移動させる。また、バ
ルブ（１７ａ）、（１７ｂ）を徐々に開とした後に閉に
戻す。上記の操作により、塗料（Ｂ）の循環量は減少し
てマニホールド（５）内の供給量は増加する。また、マ
ニホールド（５）内に供給される塗料（Ｂ）内の空気抜
きが行なわれる。
【００１６】上記の切替え操作において、流路遮断治具
（１８）の移動を徐々に行なうことにより、マニホール
ド（５）内が負圧になることが防止され、その結果、ス
リット（６）に滞留している塗料（Ａ）が吸引されて塗
料（Ｂ）に混入することが実質的に防止される。また、
マニホールド（５）内に滞留していた塗料（Ａ）は、リ
サイクル管（１１ａ）から塗料タンク（１０ａ）へ容易
に回収される。そして、リサイクル管（１１ａ）を設け
ていない場合は、塗料供給管（７ａ）及びポンプ（８
ａ）を経て塗料タンク（１０ａ）へ戻される。なお、ス
リット（６）に滞留していた塗料（Ａ）は、切替えられ
た塗料（Ｂ）によって押し出される。そして、押し出さ
れた塗料（Ｂ）は、例えば、スリット（６）の前方に配
置されたトレー（図示せず）によって回収することが出
来る。
【００１７】 （４）塗料（Ｂ）への切替え終了後の操作（図２） バルブ（１５ａ）を開、バルブ（２２ａ）を閉とし、塗
料タンク（１０ａ）を溶剤タンク（図示せず）に切替え
て洗浄を行なう。洗浄廃液は、分岐管（１２ａ）を通し
て廃液タンク（１３ａ）に回収される。
【００１８】
【発明の効果】以上説明した本発明によれば、ダイを分
解することなく、効率良く且つ容易に塗料の変更を行い
得るように改良されたダイコータが提供される。よっ
て、本発明の工業的価値は顕著である。
【図面の簡単な説明】
【図１】サイドプレートを省略して示したダイの側面説
明図である。
【図２】本発明のダイコータの部分説明図である。
【図３】本発明のダイコータの部分説明図である。
【図４】本発明のダイコータの使用状態の説明図であ
る。
【図５】本発明のダイコータの使用状態の説明図であ
る。
【図６】本発明のダイコータの使用状態の説明図であ
る。
【符号の説明】
（１）、（２） ：サイドプレート （３）、（４） ：金型 （５） ：マニホールド （６） ：スリット （７ａ）、（７ｂ） ：塗料供給管 （８ａ）、（８ｂ） ：塗料供給ポンプ （９ａ）、（９ｂ） ：ジョイント （１０ａ）、（１０ｂ）：塗料タンク （１１ａ）、（１１ｂ）：リサイクル管 （１２ａ）、（１２ｂ）：分岐管 （１３ａ）、（１３ｂ）：廃液タンク （１４ａ）、（１４ｂ）：バルブ （１５ａ）、（１５ｂ）：バルブ （１６ａ）、（１６ｂ）：空気抜き管 （１７ａ）、（１７ｂ）：バルブ （１８） ：流路遮断治具 （１９ａ）、（１９ｂ）：引き紐 （２０ａ）、（２０ｂ）：パッキング （２１ａ）、（２１ｂ）：塗料吸い上げ管 （２２ａ）、（２２ｂ）：バルブ

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 左右のサイドプレートの間に配置された
    上下の金型によりマニホールドを形成し、当該マニホー
    ルドから延長する先端部にスリットを形成して成るダイ
    を備えたダイコータにおいて、各サイドプレートにはマ
    ニホールドに導通する塗料供給管を設け、マニホールド
    には左右に移動可能にして且つ緊密状態に流路遮断治具
    を配置したことを特徴とするダイコータ。
  2. 【請求項２】 各サイドプレートにはマニホールドに導
    通するリサイクル管を設け、当該リサイクル管にバルブ
    を配置し、そして、塗料供給ポンプ、塗料供給管、リサ
    イクル管、塗料タンク及び塗料吸い上げ管によって循環
    ラインを形成した請求項１に記載のダイコータ。
  3. 【請求項３】 各リサイクル管には廃液タンクに至る分
    岐管を設け、当該分岐管にバルブを配置した請求項２に
    記載のダイコータ。
  4. 【請求項４】 各サイドプレートの上方には空気抜き管
    を設け、当該空気抜管にバルブを配置した請求項１ない
    し３のいずれかに記載のダイコータ。
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